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夏の洗濯、水量は「冬の倍」を目安に。その理由をプロが語る

画像素材:PIXTA 

夏の洗濯、水量は「冬の倍」を目安に。その理由をプロが語る

汗をかくシーズン。洗濯で衣類の汚れを落とすために、重要なポイントとは? アン ミカが、ナチュラルクリーニング講師・本橋ひろえさんに訊いた。

本橋さんが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『VOLVO CROSSING LOUNGE』(ナビゲーター:アン ミカ)。ここでは5月21日(金)のオンエアの一部をテキストで紹介する。

夏の洗濯は「水量と水温」が大事

本橋さんは北里大学衛生学部化学科(現・理学部化学科)を卒業。化学薬品会社で合成洗剤の製造を担当したことで洗剤に詳しくなり、2006年より東京を中心にナチュラルクリーニング講座を開催。『ナチュラルおせんたく大全』、『ナチュラルおそうじ大全』(ともに主婦の友社)、『ナチュラル洗剤そうじ術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、家事にまつわるノウハウ本を執筆するほか、その専門知識を活かしてテレビや雑誌などでも幅広く活躍している。ナチュラルクリーニングとは、地球にも人の手肌にも優しい掃除・洗濯方法とのこと。

季節によって洗濯方法も変わってくるという。汗と皮脂汚れが増える夏に注意したいのは?

本橋:まずはどんな洗剤を使うかよりも、水量と水温が大事です。汗と皮脂の汚れが増える夏は、冬と同じように洗っていたのでは汚れが残ることが多くなってきます。水量の目安としては、冬の倍くらい。夏の衣類は布の面積が少なくなって薄くなり、軽くなるから洗濯機は「水量少なめでいい」って判断してしまうんですけれども、冬よりも汚れはたくさんついているんです。
アン:布の量で「水は少なめ」と機械は判断するけど、実際は汚れているから、たっぷりの水で洗って、たっぷりすすいでほしいわけですね。
本橋:そうです。汚れの量で水量を決めていただきたいです。

さらに本橋さんは「一度にたくさん洗おうとしないことも大事」とアドバイスする。

本橋:皮脂の汚れをきちんと落とそうと思ったら、体温ぐらいの温度があると汚れ落ちが格段に上がります。36度から40度、ちょうどお風呂のお湯くらいの温度がいいです。
アン:けっこう温かくないですか? 素材によっては縮みそうですが、大丈夫ですか?
本橋:洗濯機で洗える丈夫なものは、だいたいお湯洗いができます。ウールやシルク、デリケートなものはまた別なんですけれど。洗剤もいつもより少し多めにしてください。
アン:皮脂と汗をとらないといけませんからね。
本橋:汗の汚れはお水だけでも流れるんです。
アン:そうなんですか?
本橋:たっぷりのお水を使うことで落とせます。
アン:皮脂は?
本橋:食器の油汚れって水で流しても落ちませんよね。だから絶対に洗剤が必要です。脇や首周り、どうしても皮脂汚れがつきやすいところは、事前に固形石鹸で下洗いしておくといいです。塗っておくだけでも全然違います。
アン:固形石鹸でいいんですか? これはなぜですか?
本橋:液体と違って濃い状態で使えますので、汚れ落ちがいいのと、塗ってこすり洗いをするのにとても便利なので。なんでもいいので、固形石鹸を用意しておくといいと思います。お洗濯の洗剤に「酸素系の漂白剤」を混ぜていただくと、汚れ落ちもよくなり、除菌もできます。

カビ対策も万全に

続いて本橋さんが解説したのは掃除。湿気が気になる季節は、カビに悩まされる人もいるだろう。カビの原因は、「温度」と「湿度」に加えて、カビの栄養源「汚れ」の3つだという。

本橋:梅雨の時期になるとカビが増えていくのですが、カビの栄養源となる汚れがついていなければ、温度や湿度が上がっても、そんなに恐れることはないです。意外とすすぎ残した洗剤があると、それがカビの栄養源になります。洗剤は油からできているものが多いので、雑菌にとっては格好の栄養源です。特にお風呂のカビの原因になっているのは、飛び散ったシャンプーやボディソープで、それをすすぎ残すとカビになります。
アン:自分がシャワーを浴びたあとに水でお風呂場をすすぐといいって言いますよね。
本橋:大正解です。
アン:冷水がいいんでしょうか?
本橋:温度を下げたほうがいいという方と、熱いほうが除菌できるという方がいらっしゃるんですが、どちらでもいいです。やることが大事です。

風呂場は「汚れを残さないこと」と「早く乾かすこと」が簡単にできることだという。「換気だけでなく、壁や床に残る水分をスクイージーで水切りしておくと乾きが早い」と本橋さんが助言した。

アン:カビができちゃってからとるのは本当に大変ですから。
本橋:カビは予防するのが一番です。カビは胞子で増えるので、黒くなっているところにカビがいるわけではなく、お風呂の空間全体に胞子が舞っているので。
アン:やだ! じゃあ体にも悪いですね。
本橋:アレルギーのある方は、これを吸い込むことでアレルギーを起こします。

エアコンのホコリはマメに掃除!

本橋さんは、エアコンのカビ対策も伝授。エアコンが必要になる前の気温が落ち着いている時期に手入れすることを提案した。

本橋:エアコンは、自分でできるところが限定されますので、普段からエアコン周りのホコリをとっておく。ホコリが溜まると、そこに水分が溜まってカビの原因になります。ホコリ自体はいいんですけれど、そこに含むものが雑菌の住処になりがちなので。乾いたホコリならすぐ落とせます。あとは、なかのフィルターですね。取り外しのできるフィルター部分は水洗いができますので、取り外して、ホコリは掃除機で吸うだけでいいですし、キッチンに近いエアコンなら、油汚れは台所用洗剤を使ってそのまま洗います。
アン:大胆に洗っていいんですね。
本橋:メーカーさんに「フィルター掃除はどのくらいの間隔ですればいいか」と訊いたら「2週間に1回」とおっしゃっていました。
アン:え、けっこうガッツリやるんですね。
本橋:意外と。なかなかやっている方はいらっしゃらないと思いますけれども。
アン:うちは夫がすごくきれい好きで、週に1回やってくれるんですよ。
本橋:あ、いいですね。

『VOLVO CROSSING LOUNGE』では、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをゲストに迎えて、大人の良質なクロストークを繰り広げる。オンエアは毎週金曜23時30分から。

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