J-WAVEで放送中の番組『VOLVO CROSSING LOUNGE』(ナビゲーター:アン ミカ)。9月11日(金)のオンエアでは、経済評論家の勝間和代がリモート出演。ロジカルに効率よく暮らす勝間のライフスタイルに迫った。
勝間は自身を「怠け者」だと思っているそうだ。そんな人ほど、効率化を心がけるとラクになる。
勝間:同じことを努力して継続することが大嫌い。途中でイライラするので、野菜も丁寧に長時間かけて切り刻むなんてことができないんですよ。
アン:本にも「洗わない」とか書いていましたよね。
勝間:そうなんです。野菜は洗わなくていい。
アン:私は今までフライパンと鍋を使ってでしか料理ができないタイプだったんですが、勝間さんの本を読むと、「フライパンと鍋はそこからしか加熱しない、直火だから素人には難しい」と。
勝間:めちゃめちゃ難しいんですよ。フライパン料理を作るとつきっきりにならないといけないし、火加減も全部自分で調整しないといけない。中華の料理人さんみたいに強火で一生懸命かき回すことができたらいいんですけど、あんなの素人には無理ですよ。
アン:よかった~(笑)。そう言ってもらえてラクになった。だから、「フライパンと鍋を手放す勇気を持て」って書いていましたよね。
勝間:フライパンと鍋で料理をすると、どんなに手間暇かけてもうまくもまずくもないものができるんですよ。
アン:それ、夫に言われたら嫌ですね(笑)。
フライパンと鍋を手放す代わりに、SHARPの家電「ヘルシオ ホットクック」やホームベーカリーといった便利な調理家電を活用することを推奨している。勝間からすると、それらは「業務用のものを小型化したもの」なのだとか。
勝間:レストランのごはんがなぜおいしいかというと、「スチームコンベクションオーブン」という業務用の調理家電を使っているからなんですよ。
アン:でも調理家電って高くないですか?
勝間:昔は高かったんですが、ここ10年くらいですごい勢いで下がってきています。安いものだと、私はオムレツメーカーを3000円で買いました。
アン:え~!
勝間:食材は空気に触れる時間が長かったり、私たちの三十数度の手の温度と触れ合ったりしていると、どんどん劣化するんですよ。肉でも野菜でも。
アン:たしかにそうですね。プロの方はチャチャっとおいしいものを作れますもんね。
勝間:プロでこねくり回している人、いないんですよ。
アン:あはは(笑)。もう私、料理本を見ながらちんたらちんたらこねくり回しています。
勝間:そうすると、だんだん鮮度が落ちてくるんですよ。
アン:あと、調味料もこねくり回すところがあったんですけど、勝間さんによると後乗せなんですよね。
勝間:そうです。とにかくあとで計量して、0.6パーセントの塩とか3.5パーセントの醤油をかけるだけで全部ピタっと決まるんです。
アン:塩も少量で済むんですね。
勝間:煮汁とかに塩を入れていないので、すごく高い塩を使えるんですよ。
アン:なるほど! 体にもいい。私、料理の途中で調味料を入れると味見しているうちに熱とかでわからなくなってくるんですよ。
勝間:特に醤油は加熱に弱いので、加熱した醤油はまずくなるんですよね。
アンは勝間の本に載っている、りんご、ルッコラ、ナッツ、モッツァレラチーズ、オリーブオイル、塩だけを使用したサラダを作ってみたという。「まるでレストランの前菜として出てくるような高級な一皿になった」と絶賛した。
アン:簡単だしヘルシーだしおいしい。これは料理に自信がつくな、と思いました。
勝間:18くらいのレシピを載せたんですが、私が作ったらその18レシピが2時間くらいで終わるんですよ(笑)。
アン:18レシピを2時間で作れるってすごくないですか!?
勝間:当日は撮影のほうが追いつかない状態になっていました(笑)。
勝間:将来を予測したときに現状何が起きているかを考えるのに、材料がロジックしかないんですよ。それで実際に自分が家事を始めたところ、家事にはまったくロジックが適用されていないことに驚愕しました。
アン:なるほど(笑)。
勝間:これはロジックを適用したら、もっともっとあらゆることがラクになるんじゃないかなと思ったんですね。
アン:その視点で家事を語った人が私の辞書の中にはいなかった気がします。家庭に何年入っていて、「こんなに大変そうな奥様方を見てきたから、こんなふうに発明しました」という方はいても、勝間さんのようにロジカルな方は初めてですね。
勝間:私、コンサルタント時代に「世の中の業務は1/3くらいになる」というイメージを持っていたんですね。家事も同じです。だいたい同じ結果を出すために必要な分量は1/3から1/4くらいかな。
勝間からすると、会社の無駄と家庭の無駄は似ている部分があるそうだ。「これまでもやっていたからやる」という手順が重視されてしまい、結果が重視されていないことが多いのだとか。
勝間:「なんのためにするのか」ではなく、「それをするからそうなんだ」みたいな話が多いんです。
アン:たとえば、洗濯や掃除でいうとどんな点ですか? 私、特に整理整頓が苦手です。本棚に並べる本は高さ別なのか色別なのかとか。
勝間:そもそも、その概念が間違っています。本をなるべく買わないようにしないといけないんですよ。
アン:本を買わない!?
勝間:電子書籍で売っているものは極力、電子書籍で買う。紙でしか売っていないものは紙で買うんですが、このあと確実に3回読み返すというものは家に残します。読んでおそらく二度と読み返さない本は人に差し上げたり売ったりします。
アン:そっか。
勝間:本があればあるほどホコリが溜まってダニが発生するんですよ。私も本当に大切な本は20、30冊残していますが、それ以外は原則なくしています。
アン:「部屋の片付けは借金と一緒。溜まるほど利子がかさむから、今すぐ片付ければ1日で片付く」とYouTubeでもおっしゃっていましたよね。
勝間:1日分の片付けって本当にたいしたことないんですよ。それが2日分になると1日分の倍になるんですよね。
アン:気付けばめちゃくちゃ溜まってるんですよね。
勝間:私はよく「家の中に段ボールを持ち込んだら負け」と言っています。
アン:そう。大きい袋があると全部入れていっちゃうんですよ。
勝間:そうなんです。だから玄関より先にゴミを持ち込まない習慣ですね。
アン:私、勝間さんと一緒に住んだら毎日怒られそう(笑)。
勝間は歯磨きと同じように「やらない日があると気持ち悪くなる」といった具合に片付けを習慣にすることや、3カ月以上使わないものは躊躇せず捨てること、サブスクで洋服を借りることなど、努力ではなく仕組み作りをするよう助言した。
『VOLVO CROSSING LOUNGE』では、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをゲストに迎えて、大人の良質なクロストークを繰り広げる。オンエアは毎週金曜23時30分から。
効率のいい料理を作るためにはフライパンと鍋を手放す!?
勝間は、少子化問題、若者の雇用問題、ワークライフバランスなど幅広い分野に精通。3月には、レシピ本『ラクして おいしく、太らない! 勝間式超ロジカル料理』(アチーブメント出版)を上梓。2019年に開設したYouTubeチャンネル「勝間和代が徹底的にマニアックな話をするYouTube」でも、効率のいい家事の方法について積極的に発信している。勝間:同じことを努力して継続することが大嫌い。途中でイライラするので、野菜も丁寧に長時間かけて切り刻むなんてことができないんですよ。
アン:本にも「洗わない」とか書いていましたよね。
勝間:そうなんです。野菜は洗わなくていい。
アン:私は今までフライパンと鍋を使ってでしか料理ができないタイプだったんですが、勝間さんの本を読むと、「フライパンと鍋はそこからしか加熱しない、直火だから素人には難しい」と。
勝間:めちゃめちゃ難しいんですよ。フライパン料理を作るとつきっきりにならないといけないし、火加減も全部自分で調整しないといけない。中華の料理人さんみたいに強火で一生懸命かき回すことができたらいいんですけど、あんなの素人には無理ですよ。
アン:よかった~(笑)。そう言ってもらえてラクになった。だから、「フライパンと鍋を手放す勇気を持て」って書いていましたよね。
勝間:フライパンと鍋で料理をすると、どんなに手間暇かけてもうまくもまずくもないものができるんですよ。
アン:それ、夫に言われたら嫌ですね(笑)。
フライパンと鍋を手放す代わりに、SHARPの家電「ヘルシオ ホットクック」やホームベーカリーといった便利な調理家電を活用することを推奨している。勝間からすると、それらは「業務用のものを小型化したもの」なのだとか。
勝間:レストランのごはんがなぜおいしいかというと、「スチームコンベクションオーブン」という業務用の調理家電を使っているからなんですよ。
アン:でも調理家電って高くないですか?
勝間:昔は高かったんですが、ここ10年くらいですごい勢いで下がってきています。安いものだと、私はオムレツメーカーを3000円で買いました。
アン:え~!
食材も調味料も…「こねくり回す」とまずくなる
勝間の本を読んだアンは「料理は手間をかけるほどまずくなる」という記述に衝撃を受けた。勝間:食材は空気に触れる時間が長かったり、私たちの三十数度の手の温度と触れ合ったりしていると、どんどん劣化するんですよ。肉でも野菜でも。
アン:たしかにそうですね。プロの方はチャチャっとおいしいものを作れますもんね。
勝間:プロでこねくり回している人、いないんですよ。
アン:あはは(笑)。もう私、料理本を見ながらちんたらちんたらこねくり回しています。
勝間:そうすると、だんだん鮮度が落ちてくるんですよ。
アン:あと、調味料もこねくり回すところがあったんですけど、勝間さんによると後乗せなんですよね。
勝間:そうです。とにかくあとで計量して、0.6パーセントの塩とか3.5パーセントの醤油をかけるだけで全部ピタっと決まるんです。
アン:塩も少量で済むんですね。
勝間:煮汁とかに塩を入れていないので、すごく高い塩を使えるんですよ。
アン:なるほど! 体にもいい。私、料理の途中で調味料を入れると味見しているうちに熱とかでわからなくなってくるんですよ。
勝間:特に醤油は加熱に弱いので、加熱した醤油はまずくなるんですよね。
アンは勝間の本に載っている、りんご、ルッコラ、ナッツ、モッツァレラチーズ、オリーブオイル、塩だけを使用したサラダを作ってみたという。「まるでレストランの前菜として出てくるような高級な一皿になった」と絶賛した。
アン:簡単だしヘルシーだしおいしい。これは料理に自信がつくな、と思いました。
勝間:18くらいのレシピを載せたんですが、私が作ったらその18レシピが2時間くらいで終わるんですよ(笑)。
アン:18レシピを2時間で作れるってすごくないですか!?
勝間:当日は撮影のほうが追いつかない状態になっていました(笑)。
会社の無駄と家庭の無駄は似ている
勝間の家事をロジカルな視点で捉えるやり方は、経営コンサルティングや財務分析といった本職が大きく関わっている。勝間:将来を予測したときに現状何が起きているかを考えるのに、材料がロジックしかないんですよ。それで実際に自分が家事を始めたところ、家事にはまったくロジックが適用されていないことに驚愕しました。
アン:なるほど(笑)。
勝間:これはロジックを適用したら、もっともっとあらゆることがラクになるんじゃないかなと思ったんですね。
アン:その視点で家事を語った人が私の辞書の中にはいなかった気がします。家庭に何年入っていて、「こんなに大変そうな奥様方を見てきたから、こんなふうに発明しました」という方はいても、勝間さんのようにロジカルな方は初めてですね。
勝間:私、コンサルタント時代に「世の中の業務は1/3くらいになる」というイメージを持っていたんですね。家事も同じです。だいたい同じ結果を出すために必要な分量は1/3から1/4くらいかな。
勝間からすると、会社の無駄と家庭の無駄は似ている部分があるそうだ。「これまでもやっていたからやる」という手順が重視されてしまい、結果が重視されていないことが多いのだとか。
勝間:「なんのためにするのか」ではなく、「それをするからそうなんだ」みたいな話が多いんです。
アン:たとえば、洗濯や掃除でいうとどんな点ですか? 私、特に整理整頓が苦手です。本棚に並べる本は高さ別なのか色別なのかとか。
勝間:そもそも、その概念が間違っています。本をなるべく買わないようにしないといけないんですよ。
アン:本を買わない!?
勝間:電子書籍で売っているものは極力、電子書籍で買う。紙でしか売っていないものは紙で買うんですが、このあと確実に3回読み返すというものは家に残します。読んでおそらく二度と読み返さない本は人に差し上げたり売ったりします。
アン:そっか。
勝間:本があればあるほどホコリが溜まってダニが発生するんですよ。私も本当に大切な本は20、30冊残していますが、それ以外は原則なくしています。
片付けは努力ではなく仕組み作りが大切
「家を片付けると運動量が増える」と持論を展開する勝間。片付いている状態だとよりきれいにしようと動くが、片付いていない状態だと憂鬱になり、動く気力がなくなるそうだ。アン:「部屋の片付けは借金と一緒。溜まるほど利子がかさむから、今すぐ片付ければ1日で片付く」とYouTubeでもおっしゃっていましたよね。
勝間:1日分の片付けって本当にたいしたことないんですよ。それが2日分になると1日分の倍になるんですよね。
アン:気付けばめちゃくちゃ溜まってるんですよね。
勝間:私はよく「家の中に段ボールを持ち込んだら負け」と言っています。
アン:そう。大きい袋があると全部入れていっちゃうんですよ。
勝間:そうなんです。だから玄関より先にゴミを持ち込まない習慣ですね。
アン:私、勝間さんと一緒に住んだら毎日怒られそう(笑)。
勝間は歯磨きと同じように「やらない日があると気持ち悪くなる」といった具合に片付けを習慣にすることや、3カ月以上使わないものは躊躇せず捨てること、サブスクで洋服を借りることなど、努力ではなく仕組み作りをするよう助言した。
『VOLVO CROSSING LOUNGE』では、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをゲストに迎えて、大人の良質なクロストークを繰り広げる。オンエアは毎週金曜23時30分から。
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2020年9月18日28時59分まで
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番組情報
- VOLVO CROSSING LOUNGE
-
毎週金曜23:30-24:00
-
アン ミカ