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ヒコロヒーが売れない時期に書いた「これが達成できたら芸人を辞めてもいいリスト」とは?

ヒコロヒーが売れない時期に書いた「これが達成できたら芸人を辞めてもいいリスト」とは?

「国民的地元のツレ」としてブレイク中の芸人・ヒコロヒーが、目標を達成するために作ったリストを紹介した。

ヒコロヒーが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『VOLVO CROSSING LOUNGE』(ナビゲーター:アン ミカ)。ここでは9月3日(金)のオンエア内容をテキストで紹介する。

苦難時代に作ったあるリスト

ヒコロヒーは、「note」に発表した文章を加筆・修正した初エッセイ集『きれはし』(Pヴァイン)を8月に発売。アンは同書に出てくる「これができたら辞めていいリスト」が気になったようだ。

ヒコロヒー:芸人を10年くらいやってまして、このリストを作ったのは芸歴8年目とか9年目のとき。うだつの上がらない日々が続くなかで、芸人を辞めるに辞められない、どうしたら辞められるのか、いっそ辞められたらラクになるけれども、ちょいちょいいろんな人が面白いって言ってくれる。そういう希望があって辞めきれないみたい時期が続いていたときに、「よし、これができたらお笑いをやめていい」っていうリストを作ろうと思って。

ヒコロヒーは「この番組に出たら辞めていい」「この人に飲みに連れて行ってもらったら辞めていい」など、思いのままに並べ、そのチェックリストが全て埋まったらお笑いを辞めていいことにしようと決めたそうだ。

アン:普通は「これができたら次も頑張ろう」って考え方になるけど、ヒコロヒーさんは「これができたら辞めていいんだ」って。いざ、それが叶ったら辞められます? このリストは全部埋まったんですか?
ヒコロヒー:ありがたいことに埋まったんです。
アン:すごいじゃないですか!
ヒコロヒー:この1、2年くらいの間にコツコツとチェックを入れて埋まりました。そうなると心がラクというか、「まあ別に辞められるし」みたいな。それって自分が本当にしんどかったときに書いた誓約書みたいなもので、今いちばんつらい、でもこれだけ達成したら辞めていいってときに書いたものなので、それが達成できたと思うと本当にラクですよね。いつでも辞めていいしって思うと怖いものがなくなるというか。
アン:何項目くらいあったんですか?
ヒコロヒー:数十個くらいだと思います。
アン:わお! それが数年で全部叶ったら、やっぱりこの仕事好きだな、続けたいなっていう気持ちになりますよね。
ヒコロヒー:そうですね。もちろん続けたいし、辞めていいリストが埋まったからといって辞めたいってわけではないんですけど、私たちの仕事っていつまで続けられるかわからないじゃないですか。だから、もし続けられなくなった日が来ても私は大満足だっていう、ひとつの誓約書みたいなもの。

ヒコロヒーは次のチェックリストを2枚作成しているそうで、その内容は内緒だという。

「本当に達成したいこと」がわかる

アンは「これができたら辞めていいリスト」を知り、辞めたいけど辞められない、辞めたいのかもわからないものがある人は、このリストが役に立つはずとコメントする。

ヒコロヒー:我ながら卑屈なリストだなって思いますけど、整理ができるかもしれないですね。今、自分が本当にどれを達成したいのかとか、本当に好きなのか、執着なのか意地なのか、みたいなことがひとつクリアになるってことだったら、タダだしやってもいいのかなって思いますね。
アン:ヒコロヒーさんのリストはありだなと思いました。私も辞めていいリストやってみよう。
ヒコロヒー:いやいや、(アン)ミカさんは似合わないですよ。
アン:やったことのないことをやってみたいから。

アンは「私の紹介だと自分の心の整理がつく本みたいになってる」と笑うと、ヒコロヒーも「自己啓発本みたい」と同意。アンは「そういうノリになっちゃってますけどエッセイ本です」と最後に念を押した。

学生時代の同調圧力に苦しんだ

アンはヒコロヒーのひとりコントを見て、「本当に人をよく見ている」と関心を寄せる。

アン:あのコントはどういうところから思いつくの?
ヒコロヒー:やっぱり人を見るのが好きとか、見て気づいてしまうって言う方が適してる感じですかね。「なんだろう、この人?」とか、人もそうですし、ちょっとした出来事とか状況に対して違和感を覚えたときに台本を書いてみようかなってところから始まりますね。
アン:個性がある女子は中学に入ったら、みんな一緒のグループみたいな感じになりますよね。そういうときに気付いてしまうとつらくなかったですか?
ヒコロヒー:めちゃくちゃしんどかったですね。でもあのときは子どもだったから、モヤモヤや違和感をなんだろうって思っても言語化できないんですよね。でも確かにそこに存在する同調圧力みたいな、みんな一緒でなければならないってものに屈するしかないというか、そういうときがめちゃくちゃしんどかったですね。意味がわからなかったですね。
アン:でも学生時代に同調を全力でやってみるから「これ無理」ってわかりますよね。
ヒコロヒー:ミカさんもありましたか?
アン:同調してるつもりができてなくて、浮いてたよねって同窓会あたりで言われたことはありますね。
ヒコロヒー:想像できますね(笑)。

図書館は思わぬアンテナに引っかかる場所

最近のヒコロヒーの趣味は読書。もっぱらスマートフォンで楽しんでいるという。

アン:芸人さんが楽屋で本を読むって珍しくないですか?
ヒコロヒー:そうなんですよ。今でこそひとり楽屋みたいなものを用意してもらって人目を気にせず本を読んだりできるんですけど、10年くらいの間は大楽屋みたいなところで芸人が一堂に会さなければいけないような楽屋だったので、そんなときに文庫本をさっと広げようものなら「うわ、世界観出してる」みたいな。
アン:あはは(笑)
ヒコロヒー:そういう恥ずかしい思いをしてしまうので、そういうときでもスマートフォンの電子書籍だとあまりそれがバレずにいけるので、そこからどんどんのめり込んでいって、今では8割くらいが電子書籍ですね。

一方で図書館にもよく行くというヒコロヒー。

アン:図書館って大人になって行くとすごくいいですよね。
ヒコロヒー:貧乏だったので本屋で本を買う習慣があんまりつけられなくて。今でも図書館で借りたほうがいいしなって思っちゃって行ってるだけですね。
アン:本好きの人にとって図書館って最高で、学ぼうとしたら日本ではいくらでも近くの図書館で読めるんですよね。
ヒコロヒー:そうなんですよね。図書館のおすすめポイントとしては、私は電子書籍を利用しているからなんですけど、買いたいなと思うものを検索して購入するから、あらかじめ目的があって見るじゃないですか。でも図書館は、今は本屋に置いてないような何の話題にもなってないようなものを受動的に知ることができるので、全然興味のなかったものでもちょっと手に取って眺めることもできて、思わぬアンテナに引っかかって、そこからちょっと広がったりするんですよね。

ヒコロヒーの最新情報は、Twitterまで。

『VOLVO CROSSING LOUNGE』では、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをゲストに迎えて、大人の良質なクロストークを繰り広げる。オンエアは毎週金曜23時30分から。

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