J-WAVEで放送中の番組『START LINE』(ナビゲーター:長谷川ミラ)のワンコーナー「CITROËN AWESOME COLORS」。4月30日(金)のオンエアでは、マルチアーティスト・Vaundyがゲストに登場。ものづくりをする上で大切にしていることを語った。
Vaundyの代表曲『東京フラッシュ』は、ヒット曲を分析して制作されたそうだ。
長谷川:ヒット曲は常に意識されているんですか?
Vaundy:僕は楽曲をシングルという形でYouTubeに投稿することが多いんですね。全部の曲がヒット曲を意識することを前提としています。全員が聴いて「いいな」と思う曲を作ることが最終的な目標なんです。
長谷川:Vaundyさんの曲は1度聴いたらずっと頭のなかでループしちゃう魅力があります。答えられる範囲で、ヒット曲の共通点を知りたいです。
Vaundy:「メロディーの位置」と「最適な歌詞」ですかね。その2つが楽曲の第一印象を作るので。あと、印象的に残るメロディーはサビじゃなくてもいいと思っていて。適材適所にちゃんとメロディーと歌詞が置けている音楽は、必然的にヒットするなっていうイメージがありますね。
Vaundyはアルバム『strobo』をリリースした際、音楽制作に対する意識に変化が生じたという。
Vaundy:『strobo』を出したあたりから、ヒットさせることで音楽の芸術性を理解できるし理解する人が増えると思って。その時期ぐらいから「ヒットさせることは前提条件」と考えるようになりました。ちゃんと届けないと楽曲を作った意味がなくなってきちゃうというか、もったいないと思っています。
Vaundy:今は手を取り合えない時代になったので、取り合わなくても見える何かを自分なりに考えて作りました。
長谷川:なるほど。楽曲制作やMVのイメージなどは、どういったところから影響を受けるんですか?
Vaundy:実は、「こういう曲を作ろう」と最初から思って作る曲って少なくて。『しわあわせ』も制作していくなかで「こういう曲なのかもな」って自分で納得していきました。そこから児玉裕一監督が自身の視点で楽曲のMVを作ってくれて。すごく不思議な感じで、いいと思っています。
長谷川:曲を作ってみて、「これはこういうことだったんだ」って気付くことが多いんですか?
Vaundy:そうですね。僕は音楽を作っているときは脳みそをあんまり使っていないので(笑)。
長谷川:カッコいい。
Vaundyは「何も考えないで出てくるものは、今まで生きてきて自然と出せている状態のもの」とコメントする。
長谷川:たしかに、考え過ぎると「このご時世だし」みたいな、余計なものが入ってきそうですよね。
Vaundy:そうですね。考えすぎると楽曲のメッセージ性が強くなっちゃうので。そうすると、聴いている人も「これってこういう意味で作ったんだろうな」ってわかっちゃうんですよね。だけど、僕のなかでそれはなんか違うなって考えがあって。僕は、10人が曲を聴いたら10通りの考えが生まれる曲がいいなと思っています。僕の強い意思は入れ過ぎず、ただ、(伝えたいことは)ちゃんと伝えられるようにしたい。その曖昧な位置を探りながら毎回曲を作っています。
長谷川:まさにアートですね。絵画のように、見てもらった人それぞれにさまざまな思いを感じてもらう。
Vaundy:今は情報化社会なので、どこを見てもちゃんと答えや意味があるんですよね。僕の曲にも僕なりの意味があるんですけど、それを言っちゃうと答えが決まっちゃうのであまり言わないようにしていて。みんなに想像してほしいというか。想像する機会が減ったからこそ、自分の曲でたくさん想像してほしいですね。
Vaundy:映画は総合芸術だと思っているので、映像はやりたいなと考えています。そこに向けて活動を進めていってもいいかなと思っていますね。
長谷川:将来がとっても楽しみですね。いろんな挑戦ができると思います。若い世代のなかには、1つのものを突き詰めることで苦しむ人もいますよね。
Vaundy:むしろ、好きなことほど片手間でできるくらいにしたいですね。
長谷川:カッコいい! その言葉、私もどこかの雑誌のインタビューで使いたいです(笑)。
Vaundy:どうぞ(笑)。
Vaundyはワンマンライブ「one man live “KATARIBE”」を、5月15日(土)から東京と大阪の2カ所で開催する。開催会場や日程の詳細については公式サイト、またはTwitterをチェック。
『START LINE』のワンコーナー「CITROËN AWESOME COLORS」では、自分らしく輝くあの人のストーリーをお届け。放送は毎週金曜日の18時10分から。
ヒット曲の共通点を考える
Vaundyは現役大学生でありながら、作詞・作曲・アレンジを自ら手掛け、アートワークのデザインや映像もセルフプロデュースするマルチアーティストだ。幼い頃から歌うのが好きで、小学生の頃から歌の仕事に就きたいと考えていたという。Vaundyの代表曲『東京フラッシュ』は、ヒット曲を分析して制作されたそうだ。
東京フラッシュ / Vaundy :MUSIC VIDEO
Vaundy:僕は楽曲をシングルという形でYouTubeに投稿することが多いんですね。全部の曲がヒット曲を意識することを前提としています。全員が聴いて「いいな」と思う曲を作ることが最終的な目標なんです。
長谷川:Vaundyさんの曲は1度聴いたらずっと頭のなかでループしちゃう魅力があります。答えられる範囲で、ヒット曲の共通点を知りたいです。
Vaundy:「メロディーの位置」と「最適な歌詞」ですかね。その2つが楽曲の第一印象を作るので。あと、印象的に残るメロディーはサビじゃなくてもいいと思っていて。適材適所にちゃんとメロディーと歌詞が置けている音楽は、必然的にヒットするなっていうイメージがありますね。
Vaundyはアルバム『strobo』をリリースした際、音楽制作に対する意識に変化が生じたという。
Vaundy 1st Album「strobo」/ TRAILER
あえて「メッセージ性を強くしすぎない」理由
Vaundyは4月11日、新曲『しわあわせ』を配信リリース。人と人との見えない繋がりを描いた楽曲だという。しわあわせ / Vaundy : MUSIC VIDEO
長谷川:なるほど。楽曲制作やMVのイメージなどは、どういったところから影響を受けるんですか?
Vaundy:実は、「こういう曲を作ろう」と最初から思って作る曲って少なくて。『しわあわせ』も制作していくなかで「こういう曲なのかもな」って自分で納得していきました。そこから児玉裕一監督が自身の視点で楽曲のMVを作ってくれて。すごく不思議な感じで、いいと思っています。
長谷川:曲を作ってみて、「これはこういうことだったんだ」って気付くことが多いんですか?
Vaundy:そうですね。僕は音楽を作っているときは脳みそをあんまり使っていないので(笑)。
長谷川:カッコいい。
Vaundyは「何も考えないで出てくるものは、今まで生きてきて自然と出せている状態のもの」とコメントする。
長谷川:たしかに、考え過ぎると「このご時世だし」みたいな、余計なものが入ってきそうですよね。
Vaundy:そうですね。考えすぎると楽曲のメッセージ性が強くなっちゃうので。そうすると、聴いている人も「これってこういう意味で作ったんだろうな」ってわかっちゃうんですよね。だけど、僕のなかでそれはなんか違うなって考えがあって。僕は、10人が曲を聴いたら10通りの考えが生まれる曲がいいなと思っています。僕の強い意思は入れ過ぎず、ただ、(伝えたいことは)ちゃんと伝えられるようにしたい。その曖昧な位置を探りながら毎回曲を作っています。
長谷川:まさにアートですね。絵画のように、見てもらった人それぞれにさまざまな思いを感じてもらう。
Vaundy:今は情報化社会なので、どこを見てもちゃんと答えや意味があるんですよね。僕の曲にも僕なりの意味があるんですけど、それを言っちゃうと答えが決まっちゃうのであまり言わないようにしていて。みんなに想像してほしいというか。想像する機会が減ったからこそ、自分の曲でたくさん想像してほしいですね。
ラフな気持ちでいないと、面白みがなくなる
マルチアーティストとして活動するVaundyは、ものづくりに対して常にラフな気持ちで挑みたいという思いをもっている。「ラフじゃないと面白味がなくなる」と考えているのだそう。そんな彼のものづくりは今後、音楽だけにとどまらない。Vaundy:映画は総合芸術だと思っているので、映像はやりたいなと考えています。そこに向けて活動を進めていってもいいかなと思っていますね。
長谷川:将来がとっても楽しみですね。いろんな挑戦ができると思います。若い世代のなかには、1つのものを突き詰めることで苦しむ人もいますよね。
Vaundy:むしろ、好きなことほど片手間でできるくらいにしたいですね。
長谷川:カッコいい! その言葉、私もどこかの雑誌のインタビューで使いたいです(笑)。
Vaundy:どうぞ(笑)。
Vaundyはワンマンライブ「one man live “KATARIBE”」を、5月15日(土)から東京と大阪の2カ所で開催する。開催会場や日程の詳細については公式サイト、またはTwitterをチェック。
『START LINE』のワンコーナー「CITROËN AWESOME COLORS」では、自分らしく輝くあの人のストーリーをお届け。放送は毎週金曜日の18時10分から。
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