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70歳になると家が借りられない! 30代から考えてほしい、老後の住居のこと

画像素材:PIXTA

70歳になると家が借りられない! 30代から考えてほしい、老後の住居のこと

“人生100年時代”という言葉が盛んに叫ばれる今、老後の不安を抱える人は少なくないだろう。年金に代表される老後資金や精神的な孤独、医療体制などさまざまだが、意外と知られていないのが住居の問題。早いうちから自分のライフプランに合った終の棲家を得るための活動“住活(じゅうかつ)”を行う重要性について、『老後に住める家がない!』(ポプラ社)の著者であり、司法書士の太田垣章子さんが解説する。

【2月25日(火)『JAM THE WORLD』(ナビゲーター:グローバー)のワンコーナー「CASE FILE」】


■持家でも賃貸でも老後に「家をなくす」リスクがある

太田垣さんは、章(あや)司法書士事務所の代表として高齢者の住まい問題に関する活動を18年間続けてきた。2020年1月に出版した『老後に住める家がない!』は、その活動をまとめている。

そんな太田垣さんは高齢者の住まい問題について警鐘を鳴らす。

太田垣:自分の寿命と建物の寿命を比較すると、たいがいは建物のほうが先に寿命が来てしまいます。どこかの段階で住み替えをしなくてはいけませんが、そのときに70歳を超えていると、どんなに資産があっても、ほとんど部屋を借りられません。もし、建物の取り壊しのときに自分が80歳で出ていかなければいけなくなると、本当にもう部屋が借りられない、自分の行き場がないという最悪な状況になってしまうのです。

「自分は持ち家だから大丈夫」と思っている人も、安心できない。

太田垣:持家はそもそも家族で住んでいた大きなお家。子どもが独立して高齢の夫婦二人だけになって「この家は広すぎる」「階段の上り下りが大変だよね」となっても、物件は売れる一方で、賃貸に住むことはできないという問題が生じてしまいます。


■30代から“住活”を始める必要性

高齢者の住まいに関するトラブルには、家賃が払えなくなったり認知症になって徘徊してしまったり、はたまた亡くなってしまったりといったケースがあるという。ここ3年は圧倒的に高齢者の住まいトラブルが多いと語る太田垣さんは、若いうちからの“住活”の必要性を訴える。

太田垣:「最期まで住める家を確保してください」という“住活”。30代や40代、50代も、自分のライフスタイルに合わせて将来の住まいをどうするかを考えていただきたいです。もらえる年金額、キャッシュ(現金)、副収入などを全部見ていただき、自分が平均寿命+αくらいまで生きたとして毎月使えるお金をしっかりと試算する。その上でこの家に住み続けるのか、今のうちに移ったほうがいいのかを確認して、60代のうちに次の小ぶりな家を準備するのがいいでしょう。買うのか借りるのかも重要ですが、もし借りるのなら自分が生きている間にその建物が取り壊されないであろう築浅の物件を選ぶ。そういうことをしっかり考えなくてほしいです。

高齢化が加速する日本では、高齢になったときに突然ホームレスになってしまう危機は珍しくないようだ。早いうちから、老後の住まいについて考えておこう。

『JAM THE WORLD』のワンコーナー「CASE FILE」では、時代を映すニュースなキーワードを、リスナーの記憶にファイリングする。放送は月曜~木曜の19時30分頃から。お楽しみに!

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年3月4日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『JAM THE WORLD』
放送日時:月・火・水・木曜 19時-21時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/

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