昨今、「歴史修正主義」という言葉が飛び交っている。事実や歴史的研究・知見の積み上げに基づいて証明されてきた歴史を、嘘や歪曲によって塗り替えるのが歴史修正主義だ。11月26日(火)放送の『JAM THE WORLD』のワンコーナー「UP CLOSE」では、ジャーナリストの青木 理と、『TRICK-トリック 「朝鮮人虐殺」をなかったことにしたい人たち』(ころから株式会社)の著者であるフリーライター/編集者の加藤直樹を迎え、この問題について考えた。
【11月26日(火)『JAM THE WORLD』の「UP CLOSE」(ナビゲーター:グローバー/火曜担当ニュースアドバイザー:青木理)】
■歴史修正主義は「負の歴史を無にしたい欲望」
『TRICK-トリック 「朝鮮人虐殺」をなかったことにしたい人たち』は、歴史修正主義の手口や危険性をまとめた一冊だ。加藤によると、歴史修正主義については、「研究を重ね、新しい知見が出てきたことで歴史観が変わるのは、悪いことではないのでは?」という意見もある。しかしこれは誤解だ。
加藤:「歴史修正主義」は、まともな研究の発展ではなく、歴史学の積み重ねや吟味されてきた事実を無視して、最悪の場合は事実を捏造したり、無理な論の立て方をしたりして、強引に自分の求める結論に持っていくことです。たいていは、自分の国の負の歴史をなかったことにしたいという欲望でやっているものがほとんどです。
■朝鮮人虐殺における歴史修正主義は、どんなものか
加藤の著書は、関東大震災における朝鮮人虐殺を題材としている。青木は朝鮮人虐殺が起きた背景を訊いた。
青木:歴史的な知見と事実に基づいて言えば、関東大震災のときに朝鮮人虐殺はあったわけですね? これは、どういうところから歴史的な知見や事実が積み上げられているのでしょうか。
加藤:これは残っている資料や記録があまりにも多いので、否定しようがないことなんです。東京や横浜で起きたことなので、大量の公文書や証言が残っています。具体的に言うと、当時の司法大臣が日記の中で「各地で朝鮮人が故なく虐殺されている」と書いている。また、事件が収まったあとには、警視庁や司法省が記録をまとめている。そして実際、朝鮮人を殺した罪で起訴された日本人というのも、三百何十人、朝鮮人と間違えて日本人を殺した人まで含めれば、566人の日本人が起訴されているんです。
青木:当時は今のようにネットとかがあるわけではないし、ラジオもないんですよね。そんな状態で首都機能が壊滅したわけだから、基本的にはどういう状況になっているのか、まったくわからない。その中で、いろんな噂や誹謗中傷が拡散していったわけですよね。
加藤:はい。流言飛語(※世の中で言いふらされる確証のない噂話)の状況がひどかったのです。朝鮮人のことだけではなく、「首相が暗殺された」「伊豆大島が沈没した」「富士山が爆発している」などの流言も広がりました。その中でも朝鮮人への流言は、地震の中で起きている不安を全部、説明していくわけです。井戸が変色すれば「(誰かが)毒を入れた」「朝鮮人に違いない」という形で、流言とともに朝鮮人への迫害や殺害が広がっていく。特に当初は警察も(流言を)信じてしまい、その結果、警察が流言を拡散してしまうことが事態を悪化させました。
行政機関が、「朝鮮人が暴動を起こしている、というのは事実ではない」と気づいたのは9月3日。「事実無根である」と関東戒厳司令部がビラを撒くなどして否定するのが6日頃。その頃には虐殺も収まり、世の中が落ち着いていく。翌月には、さまざまな知識人が「ひどい事件だった」と振り返るようになる。
しかし、朝鮮人虐殺における歴史修正主義として、流言飛語として語られていた「朝鮮人が放火をした、暴動を起こした」などが事実である、と主張する人たちがいると、加藤は解説した。
歴史修正主義では、「犠牲者の数」が問題になることが多い。「朝鮮人虐殺も、被害者の数がひとつの焦点になっているわけですよね」と青木が問うと、加藤は「学問の世界では、朝鮮人虐殺の歴史修正主義が横行しているわけではない」と前置きした上で、こう話した。
加藤:一部の右翼的なライターが書いていたり、ネットの世界でそう言う人たちがいるだけですが、たしかに人数のことを彼らは強調して言いますね。
青木:学術的知見でいうと、関東大震災における朝鮮人の虐殺された人の数は、どれくらい?
加藤:これがわからないんですよ。内閣府に、中央防災会議の関東大震災に関する報告がありまして。中央防災会議が学識者に依頼して報告をまとめているものです。その中で書いているのが、朝鮮人と、朝鮮人に間違えられて殺された人々の数が、被災者全体の1%から数%とみられるということを言っているんですね。これは人数に換算すると、1000人から数千人。大抵の歴史の本では、数千人というような幅のある表現をしています。それ以上は正確な数字はもはやわからないだろうといわれていますね。
日本政府が社会からの批判や朝鮮半島の反発を恐れ、事件の規模や起訴件数を矮小化した。犠牲者の数についても、朝鮮総督府や朝鮮人留学生、上海の朝鮮独立運動の機関誌などが発表しているものの、不確かな情報で正確な数字はやはりわからないそうだ。
青木:そこで出てくるのが虐殺否定論。著書では、虐殺否定論を発明した人がいる、と述べていますね。二冊の本が取り上げられています。『関東大震災「朝鮮人虐殺」はなかった!』(加藤康男 著/ワック)と、『関東大震災「朝鮮人虐殺」の真実』(工藤美代子 著/産経新聞出版)。この二冊が虐殺否定論の起点になったと捉えていいのでしょうか。
加藤:そうですね。
青木:犠牲者数が不確かであるとは言え、朝鮮人が流言飛語によって虐殺されたのは事実。これらの本は、どのように(事実を)ひっくり返そうと試みるのでしょうか。
加藤:工藤さんと加藤さんは夫婦なんですが、夫妻は、朝鮮人が一人も殺されなかったと言っているのではなく、朝鮮人が井戸に毒を入れたり暴動を起こしたりしたのは事実なのだと主張しています。自警団は、それに対する正当防衛として反撃したのだから、それを虐殺と呼ぶのはおかしい、だから朝鮮人虐殺はなかったんだ、という理論ですね。
青木:議論が歪んでいる気がしますね。2、3ほど思うことがありますが、流言飛語に基づいて暴動があったからといって、「虐殺はなかったのだ」という論理になるのは飛躍ではないでしょうか。
加藤:朝鮮人が本当に井戸水に毒を入れていたとしても、それを殺したら虐殺だろう、ということですよね。まずそれは言えます。それ以上に、事実無根の流言飛語であったということがはっきりしているので、そこが問題だと思います。
■虐殺否定論で使われる、悪質な「トリック」とは
流言飛語が飛び交ったとき、政府や警察も拡散させてしまい、新聞も取材ができないまま報じてしまった。虐殺否定論者は、この混乱期のメディアの報道を意図的にピックアップすることで、“朝鮮人が暴動を起こしたのは事実であり、虐殺があったとしても正当防衛なのだ”という理屈に持っていっているのだ。
加藤:自分の本のタイトルを「トリック」としたのは、工藤夫妻がそういうトリックを使っているからだと言いたかったからなんです。流言を書き散らしていたときの新聞を持ち出して証拠にしてしまう。工藤夫妻は、虐殺研究の有名な資料集を読んでいます。流言が事実ではなかったことが判明したあとの記事、自警団の人々が起訴されていく記事などもあるのに、あえて震災著後の混乱期の流言記事だけをピックアップして、読者に証拠として見せているのです。
青木:勘違いしてしまったりとか、日本の名誉を守りたい気持ちが強いあまり――そんなことが名誉を守ることにはならないと思いますが――そこしか見えなくなったりしたのではなく、意図的に切り取っているということですね。そう考えると非常に悪質ですね。彼らがこんなことをする意図は、加藤さんはなんだと思いますか?
加藤:事実よりも、自分たちの望む歴史像を作りたいという欲望があるのでしょう。「朝鮮人は本当に暴動を起こした」と教科書に載ったり、新しい学説になったりするとは、彼らも思っていないと思う。そうではなくて、虐殺はなかったという事実を主張していれば、「諸説ある」という話に持っていくことができますよね。すると、朝鮮人虐殺について学校で教えたり、研究を市民に教習したりといった試みが公の場で伝えることがしづらくなる。だんだん、本当に虐殺があったのかと、歴史的な記憶を社会が失っていく。それが狙いだと思います。
歴史学者のまともな世界には相手にされていない“トンデモ本”は、かつては本を購入した読者が触れるだけだった。しかし今は、SNSなどネットで広まり、歴史の事実が相対化され、論争の的になってしまう。
青木:論争の的になってしまう、ということそもそもが問題ですよね。
加藤:そうですね。嘘と事実の区別に関心がない傾向が広まっているような気がします。信じていない人でも、望ましい像のほうを選びたい、という気分があるのか……。
歴史修正主義的な主張は、あらゆる分野で見られる。その理由は何だろうか。
青木:僕が考えるのは、みんなが自信を失ったり、焦燥感があったりして、もっと心地よい物語に包まれたいムードが拡散しているのかな、と。
加藤:そういう機運はあると思います。90年代以降、日本は経済的にも厳しい状況が続いて、かつてと違い周辺諸国が発展している。そういう時代の変化、状況を否認したいという欲望が背景にあるんじゃないかという気がします。
歴史修正主義は、人間の歴史、知識、知見への冒涜であると同時に、排他主義や「自分がよければそれでいい」というふうに、社会や政治を危険な方向に向かわせかねない。負の歴史も含めて共有していくことが大切だ。
J-WAVE『JAM THE WORLD』のコーナー「UP CLOSE」では、社会の問題に切り込む。放送時間は月曜~木曜の20時20分頃から。お聴き逃しなく。
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【11月26日(火)『JAM THE WORLD』の「UP CLOSE」(ナビゲーター:グローバー/火曜担当ニュースアドバイザー:青木理)】
■歴史修正主義は「負の歴史を無にしたい欲望」
『TRICK-トリック 「朝鮮人虐殺」をなかったことにしたい人たち』は、歴史修正主義の手口や危険性をまとめた一冊だ。加藤によると、歴史修正主義については、「研究を重ね、新しい知見が出てきたことで歴史観が変わるのは、悪いことではないのでは?」という意見もある。しかしこれは誤解だ。
加藤:「歴史修正主義」は、まともな研究の発展ではなく、歴史学の積み重ねや吟味されてきた事実を無視して、最悪の場合は事実を捏造したり、無理な論の立て方をしたりして、強引に自分の求める結論に持っていくことです。たいていは、自分の国の負の歴史をなかったことにしたいという欲望でやっているものがほとんどです。
■朝鮮人虐殺における歴史修正主義は、どんなものか
加藤の著書は、関東大震災における朝鮮人虐殺を題材としている。青木は朝鮮人虐殺が起きた背景を訊いた。
青木:歴史的な知見と事実に基づいて言えば、関東大震災のときに朝鮮人虐殺はあったわけですね? これは、どういうところから歴史的な知見や事実が積み上げられているのでしょうか。
加藤:これは残っている資料や記録があまりにも多いので、否定しようがないことなんです。東京や横浜で起きたことなので、大量の公文書や証言が残っています。具体的に言うと、当時の司法大臣が日記の中で「各地で朝鮮人が故なく虐殺されている」と書いている。また、事件が収まったあとには、警視庁や司法省が記録をまとめている。そして実際、朝鮮人を殺した罪で起訴された日本人というのも、三百何十人、朝鮮人と間違えて日本人を殺した人まで含めれば、566人の日本人が起訴されているんです。
青木:当時は今のようにネットとかがあるわけではないし、ラジオもないんですよね。そんな状態で首都機能が壊滅したわけだから、基本的にはどういう状況になっているのか、まったくわからない。その中で、いろんな噂や誹謗中傷が拡散していったわけですよね。
加藤:はい。流言飛語(※世の中で言いふらされる確証のない噂話)の状況がひどかったのです。朝鮮人のことだけではなく、「首相が暗殺された」「伊豆大島が沈没した」「富士山が爆発している」などの流言も広がりました。その中でも朝鮮人への流言は、地震の中で起きている不安を全部、説明していくわけです。井戸が変色すれば「(誰かが)毒を入れた」「朝鮮人に違いない」という形で、流言とともに朝鮮人への迫害や殺害が広がっていく。特に当初は警察も(流言を)信じてしまい、その結果、警察が流言を拡散してしまうことが事態を悪化させました。
行政機関が、「朝鮮人が暴動を起こしている、というのは事実ではない」と気づいたのは9月3日。「事実無根である」と関東戒厳司令部がビラを撒くなどして否定するのが6日頃。その頃には虐殺も収まり、世の中が落ち着いていく。翌月には、さまざまな知識人が「ひどい事件だった」と振り返るようになる。
しかし、朝鮮人虐殺における歴史修正主義として、流言飛語として語られていた「朝鮮人が放火をした、暴動を起こした」などが事実である、と主張する人たちがいると、加藤は解説した。
歴史修正主義では、「犠牲者の数」が問題になることが多い。「朝鮮人虐殺も、被害者の数がひとつの焦点になっているわけですよね」と青木が問うと、加藤は「学問の世界では、朝鮮人虐殺の歴史修正主義が横行しているわけではない」と前置きした上で、こう話した。
加藤:一部の右翼的なライターが書いていたり、ネットの世界でそう言う人たちがいるだけですが、たしかに人数のことを彼らは強調して言いますね。
青木:学術的知見でいうと、関東大震災における朝鮮人の虐殺された人の数は、どれくらい?
加藤:これがわからないんですよ。内閣府に、中央防災会議の関東大震災に関する報告がありまして。中央防災会議が学識者に依頼して報告をまとめているものです。その中で書いているのが、朝鮮人と、朝鮮人に間違えられて殺された人々の数が、被災者全体の1%から数%とみられるということを言っているんですね。これは人数に換算すると、1000人から数千人。大抵の歴史の本では、数千人というような幅のある表現をしています。それ以上は正確な数字はもはやわからないだろうといわれていますね。
日本政府が社会からの批判や朝鮮半島の反発を恐れ、事件の規模や起訴件数を矮小化した。犠牲者の数についても、朝鮮総督府や朝鮮人留学生、上海の朝鮮独立運動の機関誌などが発表しているものの、不確かな情報で正確な数字はやはりわからないそうだ。
青木:そこで出てくるのが虐殺否定論。著書では、虐殺否定論を発明した人がいる、と述べていますね。二冊の本が取り上げられています。『関東大震災「朝鮮人虐殺」はなかった!』(加藤康男 著/ワック)と、『関東大震災「朝鮮人虐殺」の真実』(工藤美代子 著/産経新聞出版)。この二冊が虐殺否定論の起点になったと捉えていいのでしょうか。
加藤:そうですね。
青木:犠牲者数が不確かであるとは言え、朝鮮人が流言飛語によって虐殺されたのは事実。これらの本は、どのように(事実を)ひっくり返そうと試みるのでしょうか。
加藤:工藤さんと加藤さんは夫婦なんですが、夫妻は、朝鮮人が一人も殺されなかったと言っているのではなく、朝鮮人が井戸に毒を入れたり暴動を起こしたりしたのは事実なのだと主張しています。自警団は、それに対する正当防衛として反撃したのだから、それを虐殺と呼ぶのはおかしい、だから朝鮮人虐殺はなかったんだ、という理論ですね。
青木:議論が歪んでいる気がしますね。2、3ほど思うことがありますが、流言飛語に基づいて暴動があったからといって、「虐殺はなかったのだ」という論理になるのは飛躍ではないでしょうか。
加藤:朝鮮人が本当に井戸水に毒を入れていたとしても、それを殺したら虐殺だろう、ということですよね。まずそれは言えます。それ以上に、事実無根の流言飛語であったということがはっきりしているので、そこが問題だと思います。
■虐殺否定論で使われる、悪質な「トリック」とは
流言飛語が飛び交ったとき、政府や警察も拡散させてしまい、新聞も取材ができないまま報じてしまった。虐殺否定論者は、この混乱期のメディアの報道を意図的にピックアップすることで、“朝鮮人が暴動を起こしたのは事実であり、虐殺があったとしても正当防衛なのだ”という理屈に持っていっているのだ。
加藤:自分の本のタイトルを「トリック」としたのは、工藤夫妻がそういうトリックを使っているからだと言いたかったからなんです。流言を書き散らしていたときの新聞を持ち出して証拠にしてしまう。工藤夫妻は、虐殺研究の有名な資料集を読んでいます。流言が事実ではなかったことが判明したあとの記事、自警団の人々が起訴されていく記事などもあるのに、あえて震災著後の混乱期の流言記事だけをピックアップして、読者に証拠として見せているのです。
青木:勘違いしてしまったりとか、日本の名誉を守りたい気持ちが強いあまり――そんなことが名誉を守ることにはならないと思いますが――そこしか見えなくなったりしたのではなく、意図的に切り取っているということですね。そう考えると非常に悪質ですね。彼らがこんなことをする意図は、加藤さんはなんだと思いますか?
加藤:事実よりも、自分たちの望む歴史像を作りたいという欲望があるのでしょう。「朝鮮人は本当に暴動を起こした」と教科書に載ったり、新しい学説になったりするとは、彼らも思っていないと思う。そうではなくて、虐殺はなかったという事実を主張していれば、「諸説ある」という話に持っていくことができますよね。すると、朝鮮人虐殺について学校で教えたり、研究を市民に教習したりといった試みが公の場で伝えることがしづらくなる。だんだん、本当に虐殺があったのかと、歴史的な記憶を社会が失っていく。それが狙いだと思います。
歴史学者のまともな世界には相手にされていない“トンデモ本”は、かつては本を購入した読者が触れるだけだった。しかし今は、SNSなどネットで広まり、歴史の事実が相対化され、論争の的になってしまう。
青木:論争の的になってしまう、ということそもそもが問題ですよね。
加藤:そうですね。嘘と事実の区別に関心がない傾向が広まっているような気がします。信じていない人でも、望ましい像のほうを選びたい、という気分があるのか……。
歴史修正主義的な主張は、あらゆる分野で見られる。その理由は何だろうか。
青木:僕が考えるのは、みんなが自信を失ったり、焦燥感があったりして、もっと心地よい物語に包まれたいムードが拡散しているのかな、と。
加藤:そういう機運はあると思います。90年代以降、日本は経済的にも厳しい状況が続いて、かつてと違い周辺諸国が発展している。そういう時代の変化、状況を否認したいという欲望が背景にあるんじゃないかという気がします。
歴史修正主義は、人間の歴史、知識、知見への冒涜であると同時に、排他主義や「自分がよければそれでいい」というふうに、社会や政治を危険な方向に向かわせかねない。負の歴史も含めて共有していくことが大切だ。
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