10月の増税まで1カ月を切った。気になるのは「増税前に何を買えばいいのか」ということ。中でも値段が張る家電の購入となると、なかなか手が出しにくい。しかし、今は去年の新製品が型落ちして値段が下がる時期だそうだ。そこで、「型落ち家電」購入の秘訣について、家電コーディネーターの戸井田園子さんに訊いた。
【9月3日(火)『STEP ONE』の「BEHIND THE SCENE」(ナビゲーター:サッシャ、増井なぎさ)】
■新製品の中級機より型落ちのハイモデル
戸井田さんによると、家電は秋に新製品が出ることが多く、量販店の決算の時期も重なって、この時期はお得な価格の製品が並ぶ。1年前のモデルということにはなるが、毎年フルモデルチェンジが行われるわけではないため、「マイナーチェンジのときであれば性能に大きな差はない」と話す。
戸井田:さらに、中古と違って新製品だったものが「型落ち」という名前になるだけなので、全然大丈夫です。性能が大きく変わるときは大きなニュースになります。
量販店では家電を置くスペースが限られているため、2019年の新製品が出ると型落ちした製品が店頭に置けなくなる。そのため「型落ち家電」はネット購入が中心になるとアドバイス。
戸井田:もともと買うものが決まっているのであれば「価格.com」や「Amazon」などで型番を入れて、値段が下がったときに買うのがいいと思います。製品を見たければ、アウトレット店であれば去年のモデルもそのまま展示されていますので、実物をチェックしてください。
新製品のときの価格を100パーセントとした場合、型落ちするとだいたい55パーセントくらいまで値段が下がる。「半額近い値段まで下がったら"買い"と思って大丈夫」と言う。
さらに、スペックが高い製品のほうが値段の下がり幅が大きいそうで、「新製品の中級機を買うくらいなら、型落ちのハイモデルのほうが性能は全然いいし、価格も同じくらいで買えたりします」と解説した。
■炊飯器とオーブンレンジがオススメ
戸井田さんが、今の時期にオススメの「型落ち家電」を紹介。まず「新米を最上級の炊き方でおいしく食べる」として紹介したのは炊飯器。8月に新製品が出たため、9月から型落ちした製品が残っているそうだ。
戸井田:2018年のモデルで言えば、ZOJIRUSHIの「炎舞炊き」とか、三菱電機の「本炭釜」とか、このあたりが安くなっていて、狙い目だと思います。
続いて、オーブンレンジも紹介した。SHARPの「ヘルシオ」やPanasonicの「ビストロ」は指名買いをする人が多く、ブランドとして確立されている。これらの2018年のモデルが6~7月にかけて新製品が出たことによって型落ちに入り、半額に近い値段になっているとアドバイスした。
■増税前に買うのがお得?
新製品が出て型落ちした状況であれば、それ以上の値下がりは見込めないため、増税前に型落ちした製品を購入するのがお得。一方で、戸井田さんは「そんなに焦って買わないほうがいい」とも。
戸井田:今回は8パーセントから10パーセントという、2パーセントの増税です。なので、10万円のものを買ってもお得になるのは2000円です。それに対して、家電は10年使えるものなので、焦って買うよりは吟味したほうがいいと思います。2019年のモデルも10月、11月、12月と値段が下がっていきますので、「買い換えようかな」と悩み出したくらいなら製品を比較して、今度のボーナスや春の決算の時期まで延期してもいいと思います。それまでに必ず2パーセント分の本体の値下げがありますので。
ただし、Appleやダイソンなど、ブランド力の強い製品は本体の値段が下がりにくいため、増税前に買っておいたほうがお得だと指摘した。家電の買い替えを考えている方は参考にしてみてほしい。
『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」では、気になるニュースの裏側から光を当てる。放送は月曜~木曜の10時10分頃から。お聴き逃しなく!
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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
【9月3日(火)『STEP ONE』の「BEHIND THE SCENE」(ナビゲーター:サッシャ、増井なぎさ)】
■新製品の中級機より型落ちのハイモデル
戸井田さんによると、家電は秋に新製品が出ることが多く、量販店の決算の時期も重なって、この時期はお得な価格の製品が並ぶ。1年前のモデルということにはなるが、毎年フルモデルチェンジが行われるわけではないため、「マイナーチェンジのときであれば性能に大きな差はない」と話す。
戸井田:さらに、中古と違って新製品だったものが「型落ち」という名前になるだけなので、全然大丈夫です。性能が大きく変わるときは大きなニュースになります。
量販店では家電を置くスペースが限られているため、2019年の新製品が出ると型落ちした製品が店頭に置けなくなる。そのため「型落ち家電」はネット購入が中心になるとアドバイス。
戸井田:もともと買うものが決まっているのであれば「価格.com」や「Amazon」などで型番を入れて、値段が下がったときに買うのがいいと思います。製品を見たければ、アウトレット店であれば去年のモデルもそのまま展示されていますので、実物をチェックしてください。
新製品のときの価格を100パーセントとした場合、型落ちするとだいたい55パーセントくらいまで値段が下がる。「半額近い値段まで下がったら"買い"と思って大丈夫」と言う。
さらに、スペックが高い製品のほうが値段の下がり幅が大きいそうで、「新製品の中級機を買うくらいなら、型落ちのハイモデルのほうが性能は全然いいし、価格も同じくらいで買えたりします」と解説した。
■炊飯器とオーブンレンジがオススメ
戸井田さんが、今の時期にオススメの「型落ち家電」を紹介。まず「新米を最上級の炊き方でおいしく食べる」として紹介したのは炊飯器。8月に新製品が出たため、9月から型落ちした製品が残っているそうだ。
戸井田:2018年のモデルで言えば、ZOJIRUSHIの「炎舞炊き」とか、三菱電機の「本炭釜」とか、このあたりが安くなっていて、狙い目だと思います。
続いて、オーブンレンジも紹介した。SHARPの「ヘルシオ」やPanasonicの「ビストロ」は指名買いをする人が多く、ブランドとして確立されている。これらの2018年のモデルが6~7月にかけて新製品が出たことによって型落ちに入り、半額に近い値段になっているとアドバイスした。
■増税前に買うのがお得?
新製品が出て型落ちした状況であれば、それ以上の値下がりは見込めないため、増税前に型落ちした製品を購入するのがお得。一方で、戸井田さんは「そんなに焦って買わないほうがいい」とも。
戸井田:今回は8パーセントから10パーセントという、2パーセントの増税です。なので、10万円のものを買ってもお得になるのは2000円です。それに対して、家電は10年使えるものなので、焦って買うよりは吟味したほうがいいと思います。2019年のモデルも10月、11月、12月と値段が下がっていきますので、「買い換えようかな」と悩み出したくらいなら製品を比較して、今度のボーナスや春の決算の時期まで延期してもいいと思います。それまでに必ず2パーセント分の本体の値下げがありますので。
ただし、Appleやダイソンなど、ブランド力の強い製品は本体の値段が下がりにくいため、増税前に買っておいたほうがお得だと指摘した。家電の買い替えを考えている方は参考にしてみてほしい。
『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」では、気になるニュースの裏側から光を当てる。放送は月曜~木曜の10時10分頃から。お聴き逃しなく!
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