
シンガーソングライターのbirdが、テーマをもとに曲をセレクトし、3月12日(水)にリリースした新作『Reconnect』に込めた想いなどを語った。
birdが登場したのは、3月26日(水)放送のJ-WAVE『STEP ONE』(サッシャ、ノイハウス萌菜)のコーナー「atré MUSIC+1」。
現在、『STEP ONE』は、対象のアトレ館内で流れている特別ラジオ番組『atré MINI RADIO』の第1弾(3月30日(日)まで)をプロデュースしており、ゲストにはこの春のアトレのプロモーションテーマ「私にやさしい、春にしよう。」にちなんだ選曲をしてもらった。
サッシャ:漬けていましたよね?
bird:5、6月ぐらい(に新たに漬ける時期)ですけど、2024年にふたつ作ったものは、もうひと瓶なくなっちゃいました(笑)。
ノイハウス:でも、逆にまだひと瓶はあるんですね。
bird:ちょっと寝かせたいなと思って。
サッシャ:すごい、ちゃんと続いてる。
ノイハウス:また次をちゃんと作らないとですね。
bird:すぐになくなっちゃうからね(笑)。
サッシャ:また5、6月に作るんですか?
bird:梅がお店に出てくるので。楽しみです。
ノイハウス:ほかのものは、なにか作らないんですか?
bird:果実酒の世界はけっこう奥深いというか。いろいろ試してみたいものはあります。
サッシャ:そんななか、実はいまツアー中ですよね。
bird:「そうだシリーズ」といって、ギターの樋口直彦さんといろいろなところを旅しているんです。このあいだは九州に行って、月曜日に帰ってきたところで。初めて行く場所もたくさんあって。延岡という町にも行きました。
サッシャ:宮崎県のね。
bird:そこはチキン南蛮発祥の地といわれていて。ボリュームもすごくて、めちゃくちゃおいしかったです。地元の方にお店を教えてもらいました。
サッシャ:チキン南蛮は本場で食べると、あの甘辛のソースですか?
bird:甘辛にボリューム満点の手作りタルタルソースでした。
サッシャ:甘辛プラスタルタルなんだ。濃厚!
bird:そこで食べたものはお野菜もすごくたくさんのっていて、それだけで万能(笑)。栄養満点でおいしかったです。
サッシャ:九州はご飯がおいしいからね。
bird:魚もおいしいですし、全部おいしいです。
サッシャ:今週末は東北と北海道へ。楽しみですね。
ノイハウス:『Reconnect』にはいろいろな意味が込められているのかなと。
bird:前作の『波形』というアルバムをリリースしたあとに、世界的にコロナの年月に入ってしまって。音楽活動もすべて止まったというところに「歌って、なに?」「音楽って、なんだろう?」と立ち止まらざるを得なくなりました。
その時期に、冨田ラボのプロジェクトで「『MAP for LOVE』という曲に参加しないか」と声をかけられたbird。制作は完全リモートで、自身も自宅で収録。参加するメンバーが、それぞれ声を録って冨田に送り、1曲ができ上がったのだという。
bird:その過程を聞いたときに「あ、音楽の力はすごくある」と心に刻まれて。いつか活動できるときがやってきたら、冨田さんと新しいアルバムを作って、またいろいろな人とつながれたらいいなと。というので『Reconnect』です。けっこうスタートが(以前に)さかのぼります。
サッシャ:すごく春らしい1枚ですね。爽やかで希望も感じつつ。今回、聴いていて思ったんですが、birdさんの歌い方がちょっと柔らかい? いつも素敵な歌声ですが、より声が高くて明るい感じがしました。あまりにも気になって前のものと聴き比べましたが、やっぱりちょっと明るかったです。
bird:25年歌っていると、声もどんどん変化していきます。どういう感じで歌うのかというのは、毎回「今日どんな声?」というので声を出してみて、声と向き合うということがずっと続いています。声が変わっていく感じも、人間、声や体が楽器というのでおもしろいなと感じています。続けているからこそ感じられる実感があります。
サッシャ:声からも春を感じました。
bird:ありがとうございます。
ノイハウス:「今日の声はどう?」というのは、どのような気づきなんでしょうか。
bird:日々の体調は毎日違うわけじゃないですか。声もどんなふうに出るのかなというのは、出してみないとわからなくて。「今日はこういう感じが出ているんだな」と感じながら、発声練習したりしています。おもしろいなと日々感じています。
サッシャ:『Interlude』は冨田さんが?
bird:冨田さんが、心地よく聴いてもらえるアルバムのトータルの流れを作ってくれました。
サッシャ:Outroも入れると3つ入っていて、いい感じのコネクションになっています(編注:同アルバムには『Interlude Reconnect 1』『Interlude Reconnect 2』『Outro Reconnect』が収録されている)。曲作りはどんな感じで?
bird:トータルは冨田さんと私のふたりで作りたい、というお話を最初にしました。いままでほとんど、2ndアルバム以降やってこなかった「ゲストをお迎えしての曲」を作りたいという話をして、進んでいきました。
サッシャ:2組参加されていますよね。
bird:ARIWAさんとスチャダラパーさんを迎えた曲がそれぞれ入っています。
サッシャ:なぜこの2組?
bird:せっかくひさしぶりなので、世代を超えて。なかなか同世代でない人たちと会う機会は少ないんです。ARIWAさんは数年前に「ASOUNDというバンドがかっこいいよ」と、音楽仲間に教えてもらって聴き始めて「めちゃかっこいいな。いつか一緒に歌えたらいいな」と思って、お声がけしました。
ノイハウス:ジャンルも違いますよね。
bird:声がめちゃめちゃかっこよくて。一緒に歌ったら楽しいだろうな、というのが最初です。スチャダラパーさんはもう、15年ぐらいの付き合いです。
サッシャ:過去にもご一緒していますよね。
bird:ゲストで呼んでもらったりしていました。今回は先輩、兄さんたちに来てもらいたいなと(笑)。来てくれて、本当にうれしいですね。
サッシャ:では、その曲を聴きましょう。聴きどころとかありますか?
bird:タイトルどおり、スチャダラパーさんの持っているセンスとユーモアに私も仲間入りさせてもらったみたいな。そして、トータルを冨田さんが見てくれる感じも楽しんでほしいです。
番組では『センスとユーモア feat. スチャダラパー』をオンエアした。
bird:Israel Kamakawiwo'oleさんの『Over the Rainbow』という曲です。
サッシャ:名曲ですよね。これはなぜ選んだんですか?
bird:春先はいろいろアップダウン、気持ちの変化もあったり出会いや別れもあります。そういうときに歌声に「包まれたいな」みたいな(笑)。
ノイハウス:安心感がありますね。
今回、茂木が選曲した曲はSpotifyにてプレイリスト「J-WAVE STEP ONE atré」としても公開中。
サッシャ:ちなみに、ほかにも「自分にやさしくしたくなるとき」にどんなことをしていますか?
bird:私は温泉や銭湯が大好きなので、入ったり。
サッシャ:九州でも行きました?
bird:いっぱい行きました。5回ライブをしましたが、5温泉(笑)。
サッシャ:ベストは?
bird:どれもいい! 九州は自然の恵みにあふれていますから、どこも「これはまずい」と言いながら入っていました(笑)。
サッシャ:「帰れない」と(笑)。高千穂のほうもいいって言いますよね。
bird:本当に、どこでもお湯が湧いているというか。泉質がいろいろあって種類が多いから。
ノイハウス:奥深いですよね。今週末もきっと入られますよね。
bird:東北もまたいい温泉があるのでそれを楽しみに(笑)。やさしくなれます。
サッシャ:いちばんのご褒美ですね。
birdの最新情報は、公式サイトまで。
J-WAVE『STEP ONE』のコーナー「atré MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。
birdが登場したのは、3月26日(水)放送のJ-WAVE『STEP ONE』(サッシャ、ノイハウス萌菜)のコーナー「atré MUSIC+1」。
現在、『STEP ONE』は、対象のアトレ館内で流れている特別ラジオ番組『atré MINI RADIO』の第1弾(3月30日(日)まで)をプロデュースしており、ゲストにはこの春のアトレのプロモーションテーマ「私にやさしい、春にしよう。」にちなんだ選曲をしてもらった。
最初はグルメトークから
birdは『STEP ONE』に2024年9月以来、およそ半年ぶりの登場。前回、出演した際には「梅酒」への愛を語っていた。サッシャ:漬けていましたよね?
bird:5、6月ぐらい(に新たに漬ける時期)ですけど、2024年にふたつ作ったものは、もうひと瓶なくなっちゃいました(笑)。
ノイハウス:でも、逆にまだひと瓶はあるんですね。
bird:ちょっと寝かせたいなと思って。
サッシャ:すごい、ちゃんと続いてる。
ノイハウス:また次をちゃんと作らないとですね。
bird:すぐになくなっちゃうからね(笑)。
サッシャ:また5、6月に作るんですか?
bird:梅がお店に出てくるので。楽しみです。
ノイハウス:ほかのものは、なにか作らないんですか?
bird:果実酒の世界はけっこう奥深いというか。いろいろ試してみたいものはあります。
サッシャ:そんななか、実はいまツアー中ですよね。
bird:「そうだシリーズ」といって、ギターの樋口直彦さんといろいろなところを旅しているんです。このあいだは九州に行って、月曜日に帰ってきたところで。初めて行く場所もたくさんあって。延岡という町にも行きました。
サッシャ:宮崎県のね。
bird:そこはチキン南蛮発祥の地といわれていて。ボリュームもすごくて、めちゃくちゃおいしかったです。地元の方にお店を教えてもらいました。
サッシャ:チキン南蛮は本場で食べると、あの甘辛のソースですか?
bird:甘辛にボリューム満点の手作りタルタルソースでした。
サッシャ:甘辛プラスタルタルなんだ。濃厚!
bird:そこで食べたものはお野菜もすごくたくさんのっていて、それだけで万能(笑)。栄養満点でおいしかったです。
サッシャ:九州はご飯がおいしいからね。
bird:魚もおいしいですし、全部おいしいです。
サッシャ:今週末は東北と北海道へ。楽しみですね。
またいろいろな人とつながれたら
birdは3月12日に、25周年第2弾となる通算12枚目のニューアルバム『Reconnect』をリリース。タイトルに込めた想いについて語った。ノイハウス:『Reconnect』にはいろいろな意味が込められているのかなと。
bird:前作の『波形』というアルバムをリリースしたあとに、世界的にコロナの年月に入ってしまって。音楽活動もすべて止まったというところに「歌って、なに?」「音楽って、なんだろう?」と立ち止まらざるを得なくなりました。
その時期に、冨田ラボのプロジェクトで「『MAP for LOVE』という曲に参加しないか」と声をかけられたbird。制作は完全リモートで、自身も自宅で収録。参加するメンバーが、それぞれ声を録って冨田に送り、1曲ができ上がったのだという。
bird:その過程を聞いたときに「あ、音楽の力はすごくある」と心に刻まれて。いつか活動できるときがやってきたら、冨田さんと新しいアルバムを作って、またいろいろな人とつながれたらいいなと。というので『Reconnect』です。けっこうスタートが(以前に)さかのぼります。
サッシャ:すごく春らしい1枚ですね。爽やかで希望も感じつつ。今回、聴いていて思ったんですが、birdさんの歌い方がちょっと柔らかい? いつも素敵な歌声ですが、より声が高くて明るい感じがしました。あまりにも気になって前のものと聴き比べましたが、やっぱりちょっと明るかったです。
bird:25年歌っていると、声もどんどん変化していきます。どういう感じで歌うのかというのは、毎回「今日どんな声?」というので声を出してみて、声と向き合うということがずっと続いています。声が変わっていく感じも、人間、声や体が楽器というのでおもしろいなと感じています。続けているからこそ感じられる実感があります。
サッシャ:声からも春を感じました。
bird:ありがとうございます。
ノイハウス:「今日の声はどう?」というのは、どのような気づきなんでしょうか。
bird:日々の体調は毎日違うわけじゃないですか。声もどんなふうに出るのかなというのは、出してみないとわからなくて。「今日はこういう感じが出ているんだな」と感じながら、発声練習したりしています。おもしろいなと日々感じています。
サッシャ:『Interlude』は冨田さんが?
bird:冨田さんが、心地よく聴いてもらえるアルバムのトータルの流れを作ってくれました。
サッシャ:Outroも入れると3つ入っていて、いい感じのコネクションになっています(編注:同アルバムには『Interlude Reconnect 1』『Interlude Reconnect 2』『Outro Reconnect』が収録されている)。曲作りはどんな感じで?
bird:トータルは冨田さんと私のふたりで作りたい、というお話を最初にしました。いままでほとんど、2ndアルバム以降やってこなかった「ゲストをお迎えしての曲」を作りたいという話をして、進んでいきました。
サッシャ:2組参加されていますよね。
bird:ARIWAさんとスチャダラパーさんを迎えた曲がそれぞれ入っています。
サッシャ:なぜこの2組?
bird:せっかくひさしぶりなので、世代を超えて。なかなか同世代でない人たちと会う機会は少ないんです。ARIWAさんは数年前に「ASOUNDというバンドがかっこいいよ」と、音楽仲間に教えてもらって聴き始めて「めちゃかっこいいな。いつか一緒に歌えたらいいな」と思って、お声がけしました。
ノイハウス:ジャンルも違いますよね。
bird:声がめちゃめちゃかっこよくて。一緒に歌ったら楽しいだろうな、というのが最初です。スチャダラパーさんはもう、15年ぐらいの付き合いです。
サッシャ:過去にもご一緒していますよね。
bird:ゲストで呼んでもらったりしていました。今回は先輩、兄さんたちに来てもらいたいなと(笑)。来てくれて、本当にうれしいですね。
サッシャ:では、その曲を聴きましょう。聴きどころとかありますか?
bird:タイトルどおり、スチャダラパーさんの持っているセンスとユーモアに私も仲間入りさせてもらったみたいな。そして、トータルを冨田さんが見てくれる感じも楽しんでほしいです。
番組では『センスとユーモア feat. スチャダラパー』をオンエアした。
bird - センスとユーモア feat. スチャダラパー (Official Music Video)
春は歌声に包まれたい
3月17日(月)から4月25日(木)まで『STEP ONE』はアトレとコラボレーションを実施。アトレのこの春のプロモーションテーマは「私にやさしい、春にしよう。」。春は暖かくなって気分も明るくなる半面、新しい環境でソワソワし、疲れやすい時期。そんな春に「自分にやさしくすごしてほしい」という想いが込められている。それを音楽でも体現するため、ゲストに選曲をお願いした。bird:Israel Kamakawiwo'oleさんの『Over the Rainbow』という曲です。
サッシャ:名曲ですよね。これはなぜ選んだんですか?
bird:春先はいろいろアップダウン、気持ちの変化もあったり出会いや別れもあります。そういうときに歌声に「包まれたいな」みたいな(笑)。
ノイハウス:安心感がありますね。
今回、茂木が選曲した曲はSpotifyにてプレイリスト「J-WAVE STEP ONE atré」としても公開中。
サッシャ:ちなみに、ほかにも「自分にやさしくしたくなるとき」にどんなことをしていますか?
bird:私は温泉や銭湯が大好きなので、入ったり。
サッシャ:九州でも行きました?
bird:いっぱい行きました。5回ライブをしましたが、5温泉(笑)。
サッシャ:ベストは?
bird:どれもいい! 九州は自然の恵みにあふれていますから、どこも「これはまずい」と言いながら入っていました(笑)。
サッシャ:「帰れない」と(笑)。高千穂のほうもいいって言いますよね。
bird:本当に、どこでもお湯が湧いているというか。泉質がいろいろあって種類が多いから。
ノイハウス:奥深いですよね。今週末もきっと入られますよね。
bird:東北もまたいい温泉があるのでそれを楽しみに(笑)。やさしくなれます。
サッシャ:いちばんのご褒美ですね。
birdの最新情報は、公式サイトまで。
J-WAVE『STEP ONE』のコーナー「atré MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。
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2025年4月2日28時59分まで
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番組情報
- STEP ONE
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月・火・水・木曜9:00-13:00
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サッシャ、ノイハウス萌菜