
東京スカパラダイスオーケストラの茂木欣一(Dr)が、デビュー35周年を記念したベストアルバムへの想いや、収録曲に関するエピソードを語った。
茂木が登場したのは、3月17日(月)放送のJ-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)のコーナー「atré MUSIC+1」。
現在、『STEP ONE』は、対象のアトレ館内で流れている特別ラジオ番組『atré MINI RADIO』の第1弾(3月30日(日)まで)をプロデュースしており、ゲストにはこの春のアトレのプロモーションテーマ「私にやさしい、春にしよう。」にちなんだ選曲をしてもらった。
サッシャ:欣ちゃんは何年?
茂木:僕が合流してから25年になります。
サッシャ:そんなになるんだ。
茂木:最新メンバーなんだけど、もう25年一緒です。
サッシャ:四半世紀ですね。「スカパラ甲子園」も行きたかった!
茂木:やりましたよ。いまだに夢のような、ちょっと地に足がついていないような感じです。映像に残っているので、いろいろ冷静には振り返られるんだけど。4万人のお客さんがスカパラのためにチケットを買ってくれて、集まってくれたというのは大きな絆を感じました。
サッシャ:今回のベスト盤のBlu-rayに入っているんですって?
茂木:ノーカットで入っています。
ノイハウス:ノーカットなんだ!?
茂木:9組のゲストの場面も漏らさず。
ノイハウス:行ったかのように体験できると。
サッシャ:欣ちゃんがMCで噛んだところもそのまま?
茂木:俺じゃなくて谷中(敦)さんが噛んだかな(笑)。谷中さんが35周年のところを25周年って言ったから、これは貴重だよ。
ノイハウス:茂木さんが25周年なのにね。
茂木:そうか、僕のことかな(笑)。
サッシャ:それをそのまま残したの?
茂木:もちろん。それがスカだね。
サッシャ:たしかに、スカですね。豪華なメンバーも参加したわけですが、その模様も観ることができるBlu-rayが付いているバージョンもあります。
ノイハウス:デビュー35周年記念のベストアルバム『NO BORDER HITS 2025→2001 ~ベスト・オブ・東京スカパラダイスオーケストラ~』が3月19日(水)にリリースです。
茂木:もうすぐです。
ノイハウス:これ、すごいですよね。最新リマスターとなっています。
茂木:全曲ですね。
ノイハウス:51曲?
茂木:これはメンバー同士でツッコミ入れているんですけど「ベスト盤なのに51曲入っているよ」と(笑)。
サッシャ:どれもベストですよね。
茂木:51曲ですが25年分なので。これは時代を新しいところからさかのぼる曲順で作りました。
ノイハウス:タイトルも「2025→2001」という形で、面白いなと思いました。
サッシャ:選曲は欣ちゃんが?
茂木:そう、僕がやらせてもらいました。いちばん新しい録音から、段々とさかのぼっていって『カナリヤ鳴く空 feat.チバユウスケ』『めくれたオレンジ feat.田島貴男』『美しく燃える森 feat.奥田民生』と、最初の“歌モノ3部作”で最後を締めくくっています。
サッシャ:昔の曲をリマスターすると、全然違いますか?
茂木:けっこう、発見がいろいろあって。音がクリアになると、そのころの記憶もより鮮明に蘇ってくるんです。新しい順にさかのぼっているじゃないですか。何年ごろ、こういう気持ちで活動していたとか。これは聴いてくれている方も「この曲を聴いていたころ、こんなことしていたな」とか。
サッシャ:わかる! 音楽ってタイムマシンですよね。
茂木:いい言葉もらった、まさにタイムマシンです。
サッシャ:1曲目の『Paradise Has No Border feat.NO BORDER ALL STARS』は新録です。
茂木:これ、大変なことになってます。
サッシャ:メンバー、すごすぎではないですか? 全員の名前を挙げたらきりがないです。僕が知らなかったのが、奥田民生さんはアルトサックスを吹けるんですか?
茂木:とりあえず持っているというか(笑)、吹いてます。
サッシャ:長屋晴子さんはトロンボーンを吹けるんですよね。浜野謙太さんとかね。あとはさかなクンはもちろんサックスで参加して、田島貴男さんも?
茂木:田島さんもテナーサックス吹きます。
サッシャ:そして渡辺 謙さんですよ。
茂木:すごいですよね。渡辺さんは声も少し参加してもらいました。渡辺さんが10代のころは本気でトランペットを頑張っていて、トランペッターになりたかったという動画をメンバーが発見して。それなら「ダメもとでも訊いてみるしかない!」となりました。
サッシャ:オファーしたんですか?
茂木:そうです。
サッシャ:僕は以前、渡辺さんのトークショーの司会をやらせてもらいました。トーク&ライブで、そのときにトランペットを吹いていたんですけど、すごくいいんです。色気がある。
茂木:だって、あのシルエットでね。
サッシャ:吹いているだけ、1音出ただけでかっこいいんです。音楽を鳴らさなかったとしてもかっこいいの(笑)。
茂木:ずるいですね(笑)。たまらなかったですよ。本当にそんなにテイク数を吹かずに、ばっちりたどり着いていただいて。感動しましたね。
ノイハウス:声も同じ日に?
茂木:声は「僕のなかにアイデアがある」みたいなことを話されて。もともと谷中さんが「声も入れていただけたら」と言ったら「いいよ」と。
番組では『Paradise Has No Border feat.NO BORDER ALL STARS』をオンエアした。
ノイハウス:茂木さんはなにを選んでいただいたんでしょうか。
茂木:先週リリースされた、佐野元春さんとTHE COYOTE BANDが演奏している『約束の橋』です。
(編注:3月12日にリリースされた佐野元春 & THE COYOTE BANDのアルバム『HAYABUSA JET Ι』に収録)
サッシャ:オリジナルバージョンはドラマ『二十歳の約束』ですね。
茂木:そっちバージョン懐かしいね。
サッシャ:新しくリリースされたと言っていましたが、これは違うのでしょうか。
茂木:いままでの佐野元春さんの楽曲を新たにブラッシュアップして、歌詞の内容もちょっと変わっていたりしています。佐野さんはどんどんアップデートしていくというか、1カ所にとどまっていないというか、その姿勢が好きなんです。
サッシャ:佐野さん、格好いいですよね。それこそスカパラもやりましたが、佐野さんのライブのボイスをやったことがあるんです。それを録るときに佐野さんがいました。
茂木:どんなアドバイスを?
サッシャ:「いいね、もっとこういう感じで。すごくいいね、ありがとう」みたいな感じの、多くを語らず。
茂木:絶対に肯定してくれるよね。
サッシャ:僕は自信を持てました。それで自分も妥協がないというかアップデートしていくと。この曲がやさしい気持ちになれると。
茂木:絶対にやさしい気持ちになれます。この歌詞がすごく好きなんです。うまくいってもいかなくても、間違いではないというか、失敗は別に間違いではないと。そこは大事かなと思って。
今回、茂木が選曲した曲はSpotifyにてプレイリスト「J-WAVE STEP ONE atré」としても公開中。
東京スカパラダイスオーケストラの最新情報は、公式サイトまで。
J-WAVE『STEP ONE』のコーナー「atré MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。
茂木が登場したのは、3月17日(月)放送のJ-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)のコーナー「atré MUSIC+1」。
現在、『STEP ONE』は、対象のアトレ館内で流れている特別ラジオ番組『atré MINI RADIO』の第1弾(3月30日(日)まで)をプロデュースしており、ゲストにはこの春のアトレのプロモーションテーマ「私にやさしい、春にしよう。」にちなんだ選曲をしてもらった。
リマスターで音がクリアになると「記憶もより鮮明に蘇ってくる」
東京スカパラダイスオーケストラ、通称スカパラは2024年にデビュー35周年を迎えた。コーナー冒頭ではデビュー35周年を記念したスタジアムライブ「スカパラ甲子園」や、ベストアルバム『NO BORDER HITS 2025→2001 ~ベスト・オブ・東京スカパラダイスオーケストラ~』の話題に。サッシャ:欣ちゃんは何年?
茂木:僕が合流してから25年になります。
サッシャ:そんなになるんだ。
茂木:最新メンバーなんだけど、もう25年一緒です。
サッシャ:四半世紀ですね。「スカパラ甲子園」も行きたかった!
茂木:やりましたよ。いまだに夢のような、ちょっと地に足がついていないような感じです。映像に残っているので、いろいろ冷静には振り返られるんだけど。4万人のお客さんがスカパラのためにチケットを買ってくれて、集まってくれたというのは大きな絆を感じました。
サッシャ:今回のベスト盤のBlu-rayに入っているんですって?
茂木:ノーカットで入っています。
ノイハウス:ノーカットなんだ!?
茂木:9組のゲストの場面も漏らさず。
ノイハウス:行ったかのように体験できると。
サッシャ:欣ちゃんがMCで噛んだところもそのまま?
茂木:俺じゃなくて谷中(敦)さんが噛んだかな(笑)。谷中さんが35周年のところを25周年って言ったから、これは貴重だよ。
ノイハウス:茂木さんが25周年なのにね。
茂木:そうか、僕のことかな(笑)。
サッシャ:それをそのまま残したの?
茂木:もちろん。それがスカだね。
サッシャ:たしかに、スカですね。豪華なメンバーも参加したわけですが、その模様も観ることができるBlu-rayが付いているバージョンもあります。
ノイハウス:デビュー35周年記念のベストアルバム『NO BORDER HITS 2025→2001 ~ベスト・オブ・東京スカパラダイスオーケストラ~』が3月19日(水)にリリースです。
茂木:もうすぐです。
ノイハウス:これ、すごいですよね。最新リマスターとなっています。
茂木:全曲ですね。
ノイハウス:51曲?
茂木:これはメンバー同士でツッコミ入れているんですけど「ベスト盤なのに51曲入っているよ」と(笑)。
サッシャ:どれもベストですよね。
茂木:51曲ですが25年分なので。これは時代を新しいところからさかのぼる曲順で作りました。
ノイハウス:タイトルも「2025→2001」という形で、面白いなと思いました。
サッシャ:選曲は欣ちゃんが?
茂木:そう、僕がやらせてもらいました。いちばん新しい録音から、段々とさかのぼっていって『カナリヤ鳴く空 feat.チバユウスケ』『めくれたオレンジ feat.田島貴男』『美しく燃える森 feat.奥田民生』と、最初の“歌モノ3部作”で最後を締めくくっています。
サッシャ:昔の曲をリマスターすると、全然違いますか?
茂木:けっこう、発見がいろいろあって。音がクリアになると、そのころの記憶もより鮮明に蘇ってくるんです。新しい順にさかのぼっているじゃないですか。何年ごろ、こういう気持ちで活動していたとか。これは聴いてくれている方も「この曲を聴いていたころ、こんなことしていたな」とか。
サッシャ:わかる! 音楽ってタイムマシンですよね。
茂木:いい言葉もらった、まさにタイムマシンです。
ベストアルバムの1曲目は豪華メンバーが大集結
続いて、ベストアルバムの1曲目に収録された『Paradise Has No Border feat.NO BORDER ALL STARS』の話題に。その“豪華すぎる出演者たち”について触れた。サッシャ:1曲目の『Paradise Has No Border feat.NO BORDER ALL STARS』は新録です。
茂木:これ、大変なことになってます。
サッシャ:メンバー、すごすぎではないですか? 全員の名前を挙げたらきりがないです。僕が知らなかったのが、奥田民生さんはアルトサックスを吹けるんですか?
茂木:とりあえず持っているというか(笑)、吹いてます。
サッシャ:長屋晴子さんはトロンボーンを吹けるんですよね。浜野謙太さんとかね。あとはさかなクンはもちろんサックスで参加して、田島貴男さんも?
茂木:田島さんもテナーサックス吹きます。
サッシャ:そして渡辺 謙さんですよ。
茂木:すごいですよね。渡辺さんは声も少し参加してもらいました。渡辺さんが10代のころは本気でトランペットを頑張っていて、トランペッターになりたかったという動画をメンバーが発見して。それなら「ダメもとでも訊いてみるしかない!」となりました。
サッシャ:オファーしたんですか?
茂木:そうです。
サッシャ:僕は以前、渡辺さんのトークショーの司会をやらせてもらいました。トーク&ライブで、そのときにトランペットを吹いていたんですけど、すごくいいんです。色気がある。
茂木:だって、あのシルエットでね。
サッシャ:吹いているだけ、1音出ただけでかっこいいんです。音楽を鳴らさなかったとしてもかっこいいの(笑)。
茂木:ずるいですね(笑)。たまらなかったですよ。本当にそんなにテイク数を吹かずに、ばっちりたどり着いていただいて。感動しましたね。
ノイハウス:声も同じ日に?
茂木:声は「僕のなかにアイデアがある」みたいなことを話されて。もともと谷中さんが「声も入れていただけたら」と言ったら「いいよ」と。
番組では『Paradise Has No Border feat.NO BORDER ALL STARS』をオンエアした。
Paradise Has No Border feat.NO BORDER ALL STARS / TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA
茂木欣一がやさしい気持ちになれる曲
3月17日(月)から4月25日(木)まで『STEP ONE』はアトレとコラボレーションを実施。アトレのこの春のプロモーションテーマは「私にやさしい、春にしよう。」。春は暖かくなって気分も明るくなる半面、新しい環境でソワソワし、疲れやすい時期。そんな春に「自分にやさしくすごしてほしい」という想いが込められている。それを音楽でも体現するため、ゲストに選曲をお願いした。ノイハウス:茂木さんはなにを選んでいただいたんでしょうか。
茂木:先週リリースされた、佐野元春さんとTHE COYOTE BANDが演奏している『約束の橋』です。
(編注:3月12日にリリースされた佐野元春 & THE COYOTE BANDのアルバム『HAYABUSA JET Ι』に収録)
サッシャ:オリジナルバージョンはドラマ『二十歳の約束』ですね。
茂木:そっちバージョン懐かしいね。
サッシャ:新しくリリースされたと言っていましたが、これは違うのでしょうか。
茂木:いままでの佐野元春さんの楽曲を新たにブラッシュアップして、歌詞の内容もちょっと変わっていたりしています。佐野さんはどんどんアップデートしていくというか、1カ所にとどまっていないというか、その姿勢が好きなんです。
サッシャ:佐野さん、格好いいですよね。それこそスカパラもやりましたが、佐野さんのライブのボイスをやったことがあるんです。それを録るときに佐野さんがいました。
茂木:どんなアドバイスを?
サッシャ:「いいね、もっとこういう感じで。すごくいいね、ありがとう」みたいな感じの、多くを語らず。
茂木:絶対に肯定してくれるよね。
サッシャ:僕は自信を持てました。それで自分も妥協がないというかアップデートしていくと。この曲がやさしい気持ちになれると。
茂木:絶対にやさしい気持ちになれます。この歌詞がすごく好きなんです。うまくいってもいかなくても、間違いではないというか、失敗は別に間違いではないと。そこは大事かなと思って。
今回、茂木が選曲した曲はSpotifyにてプレイリスト「J-WAVE STEP ONE atré」としても公開中。
東京スカパラダイスオーケストラの最新情報は、公式サイトまで。
J-WAVE『STEP ONE』のコーナー「atré MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。
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番組情報
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