J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。「SONAR'S ROOM」のコーナーでは、月曜から木曜まで日替わりのアーティストが、今の自分たちの音楽に影響を与えたカルチャーについて語る。9月16日(月・祝)のオンエアでは、月曜担当のNulbarich・JQが登場。「楽器に注目して音楽を聴いてみよう!~シンセサイザー編~」をテーマに語った。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年9月23日28時59分まで)
■シンセサイザーの音にグッとくる4曲
シンセサイザーのデジタル音が特徴的な曲や名器を使った曲など、計4曲をJQが紹介した。
・Donna Summer『I Feel Love』
JQ:これはリリースが1977年。ちょうどディスコなどが流行っていたときですかね。こちらは「Moog(モーグ)」というシンセサイザーで、シーケンスが組まれた楽曲になります。宇宙っぽいイメージを僕は受けました。これは名曲中の名曲です。昔のシーケンスって今と比べるとあまりいろいろなことができないので、わりとこういうループなどでちょっとした変化をつけて曲を作っていくものが多かったのかなというイメージです。
・Depeche Mode『Just Can't Get Enough』
JQ:イングランド出身のバンドです。シンセサイザー系の音でポップス業界を揺るがした、当時は革命的だったと言われているバンドです。シンセサイザーと言われて、パッと出てきたのが、このバンドでした。デジタルロックバンドというんですか。
・Chromeo『Outta Sight』
JQ:Chromeoは、僕がヒップホップを聴きながらトラックメーカーとして家で虎視眈々と曲を作っていたときに、ちょうどエレクトロやジャスティスなどが流行っていて、一応ちょっとチェックしてみようかなという中に、リミックスでChromeoが入っているものがありました。『Outta Sight』は2007年の曲なので、全然古い曲じゃないんです。TALKBOX(エフェクター)の人とギター弾きのボーカルがいて、昔の曲調がそのままビットレートが上がってクリアになって再現されているという。度肝を抜かれたグループです。
・HONNE『It Ain't Wrong Loving You』
JQ:僕たちのデビュー年にもなる、ちょうど2016年あたりで、HONNE、FKJ(French Kiwi Juice)、Tom Mischなど、昔のシンセサイザーとかを真新しく感じる若手が出てくるんです。この曲のシンセサイザーは、おそらくこのとき流行っていた「Prophet'08」という、「Prophet-5」の新しいもので、それをオシャレという子たちが出てきて、FKJやTom Mischも使ったりしているんです。「Prophet」といえば、この曲にもあるビョーンみたいな、うしろで壁になっている音や、フォンフォンという音も代表的です。これもまた自分が普段聴いている音楽ジャンルじゃないことから、「この音色を使いたい」と、好きになってしまったアーティストのひとりです。
ぜひシンセサイザーの音に注目して、紹介した4曲を聴いてみてほしい。
J-WAVE『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストがその日のテーマにまつわるトークを展開。時間は22時30分から。お楽しみに!
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年9月23日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
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■シンセサイザーの音にグッとくる4曲
シンセサイザーのデジタル音が特徴的な曲や名器を使った曲など、計4曲をJQが紹介した。
・Donna Summer『I Feel Love』
JQ:これはリリースが1977年。ちょうどディスコなどが流行っていたときですかね。こちらは「Moog(モーグ)」というシンセサイザーで、シーケンスが組まれた楽曲になります。宇宙っぽいイメージを僕は受けました。これは名曲中の名曲です。昔のシーケンスって今と比べるとあまりいろいろなことができないので、わりとこういうループなどでちょっとした変化をつけて曲を作っていくものが多かったのかなというイメージです。
・Depeche Mode『Just Can't Get Enough』
JQ:イングランド出身のバンドです。シンセサイザー系の音でポップス業界を揺るがした、当時は革命的だったと言われているバンドです。シンセサイザーと言われて、パッと出てきたのが、このバンドでした。デジタルロックバンドというんですか。
・Chromeo『Outta Sight』
JQ:Chromeoは、僕がヒップホップを聴きながらトラックメーカーとして家で虎視眈々と曲を作っていたときに、ちょうどエレクトロやジャスティスなどが流行っていて、一応ちょっとチェックしてみようかなという中に、リミックスでChromeoが入っているものがありました。『Outta Sight』は2007年の曲なので、全然古い曲じゃないんです。TALKBOX(エフェクター)の人とギター弾きのボーカルがいて、昔の曲調がそのままビットレートが上がってクリアになって再現されているという。度肝を抜かれたグループです。
・HONNE『It Ain't Wrong Loving You』
JQ:僕たちのデビュー年にもなる、ちょうど2016年あたりで、HONNE、FKJ(French Kiwi Juice)、Tom Mischなど、昔のシンセサイザーとかを真新しく感じる若手が出てくるんです。この曲のシンセサイザーは、おそらくこのとき流行っていた「Prophet'08」という、「Prophet-5」の新しいもので、それをオシャレという子たちが出てきて、FKJやTom Mischも使ったりしているんです。「Prophet」といえば、この曲にもあるビョーンみたいな、うしろで壁になっている音や、フォンフォンという音も代表的です。これもまた自分が普段聴いている音楽ジャンルじゃないことから、「この音色を使いたい」と、好きになってしまったアーティストのひとりです。
ぜひシンセサイザーの音に注目して、紹介した4曲を聴いてみてほしい。
J-WAVE『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストがその日のテーマにまつわるトークを展開。時間は22時30分から。お楽しみに!
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