音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」
コーヒーと緑茶は健康にいい! 〇杯飲めば病気のリスクを下げられる

コーヒーと緑茶は健康にいい! 〇杯飲めば病気のリスクを下げられる

J-WAVEの番組『JAM THE WORLD』のワンコーナー「LOHAS TALK」(ナビゲーター:小黒一三)。9月19日(水)のオンエアでは、健康医療ジャーナリストの西沢邦浩さんをお迎えし、コーヒーや緑茶と健康の関係について伺いました。


■コーヒーや緑茶って体に良いの?

最近、「コーヒーは体に良いのか悪いのか」という議論が多くされています。それについて、西沢さんは「圧倒的に健康に良い」と答えます。

西沢:アメリカで「ローストのプロセスができるものは発がん性物質だろ」という裁判がありましたけど、それを入れても1日、3~4杯くらいのコーヒーを飲むことで、さまざまな病気のリスクが下がります。それに関しては非常に研究の量が多い。おそらくコーヒーは飲まないよりも飲む方が良いと思います。
小黒:日本茶はどうですか?
西沢:良いですよ。コーヒーは世界中で飲まれているので、世界の研究がありますが、緑茶の研究は日本が主にはなるのですが。緑茶はコーヒーと同じように3~5杯とか1日に飲むような方は、さまざまな病気のリスクが下がります。緑茶を1日に7杯飲むと、糖尿病のリスクが下がるとも言われています。
小黒:7杯!? 大変だよね(笑)。
西沢:大変ですけどね(笑)。

また西沢さんは、戦国武将とお茶の意外な関係についても教えてくれました。

西沢:戦国武将もみんなお茶をたしなんだじゃないですか。特に抹茶はお茶をすりつぶしているので、お茶の良い成分だけでなく、食物繊維まで入っていてお腹にも良いわけです。私たち日本人は「腹持ちならない」とか「断腸の思い」など腹言葉がたくさんあり、お腹に心があるんです。つまり、彼らは「腹をしずめる」ことを知っていた。そこから考えてもお茶の文化は、いつ死ぬか分からない時代の方々が取り入れていたことも、非常に面白いことなのではないでしょうか。


■空腹感によって体はエコモードになる

続いて、空腹感についての話題になりました。西沢さんは、「私たちにとってお腹が減ることは非常に重要な信号」だとコメントします。

西沢:お腹が減ることで「前にどういうふうにご飯を食べたか思い出せよ」っていうホルモン信号が脳に伝わっていることが分かったんです。その時に、人間は体をエコモードにするスイッチがあるんです。たくさんエネルギーをとっている時はそれを使おうとする働きもありますが、空腹時になるべく燃費を良くして、エネルギーを最小限に抑えて動けるようにしようとします。少しでも長生きするスイッチを押しておこうとするんですね。

反対に空腹感を感じない食生活では、そのスイッチを止めている状況となります。

西沢:お腹が空いていないのにバクバク食べることは、かなりマズいです。お腹が鳴った時は、胃から出るグレリン(ホルモン)が脳の海馬にいきます。動物にグレリンが伝わる回路を遮断してしまうと、あっという間に海馬が小さくなってしまう。いつも垂れ流しのように食べていると脳もダメージを受けているのではないかと思います。

空腹感と体の関係が気になった人は、8月に発売された西沢さんの著書『日本人のための科学的に正しい食事術』をぜひご覧ください。

【番組情報】
番組名:『JAM THE WORLD』
放送日時:月・火・水・木曜 19時45分-19時55分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/

この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。

  • 新規登録簡単30
  • J-meアカウントでログイン
  • メールアドレスでログイン