J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。9月6日(木)のオンエアは、いきものがかりの水野良樹とお届けしました。
注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。今週は9月8日(土)に「ク(9)レ(0)バ(8)」の日を迎えるKREVAさんを特集。本人のコメントとともに、これまでの軌跡を追います。
【1回目】KREVAは高校生の頃から…同級生・藤田琢己が明かす、シビれるエピソード
【2回目】KREVA「草野マサムネさんが歌ったらヤバいって、勝手に思ってる曲があった」
【3回目】KREVAが「ラップの上達」を感じたとき…テクニックを明かす
■ポジティブなKREVAの考え方
7年間に渡るKICK THE CAN CREWの活動休止後、2004年6月からソロの道へ進んだKREVAさん。2017年2月に発表した『嘘と煩悩』まで、7枚のオリジナルアルバムをリリースしています。
そんななか、昨年はKICK THE CAN CREWとしても14年ぶりのニューアルバム『KICK!』をリリース。ソロとグループ、それぞれでツアーを開催するなど、フル稼働の1年となりました。さらに、2019年のソロデビュー15周年に向けて新たな動きをみせているKREVAさんに、「いつ休んでるんでしょうか(笑)」と藤田。
水野:ずっと明るい方ですよね。お会いしたときもすごいなと思いました。理路整然としゃべるし、すごくいろんなことを考えてるけど、全部ポジティブなパワーにするっていうのがすごく伝わってきて、周りで会話している人たちも楽しくなるような人。
藤田:確かに! 一回相談したときに「悩み事があるなら夜に言うな」って言われました。「悩み事は昼に考えたほうがいいよ」って。
水野:かっこいいなぁ。
悩みがちな人は、「考えるなら昼」を試してみてはいかがでしょうか。
■音楽制作が面白くなかった時期に…
今年8月22日(水)にリリースした1年半ぶりのニューシングル『存在感』。藤田は、この曲を最初に聴いたとき、「すごく“字余り感”のある不思議な曲だと思った」と振り返ります。しかし藤田は、思わず歌詞を口ずさんでいる自分に気づき、なぜか「負けた!」と思ったと言います。
藤田:「すげー曲を作ったな」なんて思っちゃいました。言葉もけっこう重めで、「存在感はある でもでも、代表作がないような気がした」とか、「存在感はある でもでも、決定打が出ていない気がした」とか、音楽を作る人間が発言する言葉としては、けっこうグサッと刺したり、自分を刺してたりするリリックです。
『存在感』について、KREVAさん本人は……。
KREVA:『嘘と煩悩』を出して、ツアーをやって、ツアーの最終日にKICK THE CAN CREWの復活を発表して、すぐアルバム出して、ツアーやってっていう1年を経たら、自分の音楽人生のなかで初めて音楽を作るのが全然面白くなくなっちゃって。ずっと面白かったんですけど。
トラックはたくさんあり、メロディも浮かぶけれど、言葉がまったく出なくなったそう。そのため、いつものつくり方とは逆に、思いついたフレーズを瞬間的に最後まで形にすることをテーマに、今回の『存在感』を作ったと語ります。
KREVA:面白かったですね。振り返るということがなかったのはよかったし、「言いたい!」「忘れないうちに!」という気持ちが、いろんなジャッジを早くさせたというか、早くせざるをえない状況だった。誰も「それまでに作れ」って言ってるわけじゃないんですけど(笑)。そのルールのもとでやったから、迷わずに出来たのかなと思います。
これを受けて、水野は「作れなくなるのはこのタイミングで初めてなんですね」と驚きます。KREVAさんは、音楽制作が面白くなかった時期に、「無になれば何か生まれるかも」と思い、スタジオの機材やレコードを全部売ってしまおうかとも考えたそうです。
藤田:製作方法や雰囲気やルールを変えると、出てきたりするもんなのかしら?
水野:制限を作ったり、「このコード進行で絶対やる」とか、新しい負荷をかけるというのは、あるかもしれないですね。
■怒涛のスケジュール! 進化は続く
8月29日(土)には、KICK THE CAN CREWの新作『住所 feat.岡村靖幸』をリリース。新作と共に新たな動きをスタートさせたKREVAさんは、8月31日(金)に、主催の音楽祭「908 FESTIVAL 2018」を開催し、出演者のコラボや寸劇など、演出にこだわりました。9月1日(土)にはKICK THE CAN CREW「現地集合~武道館ワンマンライブ~」、9月2日(日)にはスペースシャワーTV主催「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2018」にKICK THE CAN CREWが出演しました。
そして、9月8日(土)、「ク(9)レ(0)バ(8)」の日には、「クレバの日 スペシャルライブ ~ 大阪編 ~」、9月9日(日)にはKICK THE CAN CREWが「宗像フェス~Fukutsu Koinoura~」に出演するという怒涛のスケジュール。2019年のソロデビュー15周年に向けても精力的な活動を続けるKREVAさん。最後に、これまでのソロ活動を振り返るコメントをいただきました。
KREVA:やってることは常に変えたい天邪鬼タイプだと思います。レコード会社の人も困ると思います。同じような曲をいつも提出してくれるアーティストと違って、「今回はこれか」と(笑)。迷わせることもあると思いますけど、それを楽しんでもらえたらいいなと思ってます。
15周年には、どんな進化でリスナーを驚かせてくれるのか楽しみですね!
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。今週は9月8日(土)に「ク(9)レ(0)バ(8)」の日を迎えるKREVAさんを特集。本人のコメントとともに、これまでの軌跡を追います。
【1回目】KREVAは高校生の頃から…同級生・藤田琢己が明かす、シビれるエピソード
【2回目】KREVA「草野マサムネさんが歌ったらヤバいって、勝手に思ってる曲があった」
【3回目】KREVAが「ラップの上達」を感じたとき…テクニックを明かす
■ポジティブなKREVAの考え方
7年間に渡るKICK THE CAN CREWの活動休止後、2004年6月からソロの道へ進んだKREVAさん。2017年2月に発表した『嘘と煩悩』まで、7枚のオリジナルアルバムをリリースしています。
そんななか、昨年はKICK THE CAN CREWとしても14年ぶりのニューアルバム『KICK!』をリリース。ソロとグループ、それぞれでツアーを開催するなど、フル稼働の1年となりました。さらに、2019年のソロデビュー15周年に向けて新たな動きをみせているKREVAさんに、「いつ休んでるんでしょうか(笑)」と藤田。
水野:ずっと明るい方ですよね。お会いしたときもすごいなと思いました。理路整然としゃべるし、すごくいろんなことを考えてるけど、全部ポジティブなパワーにするっていうのがすごく伝わってきて、周りで会話している人たちも楽しくなるような人。
藤田:確かに! 一回相談したときに「悩み事があるなら夜に言うな」って言われました。「悩み事は昼に考えたほうがいいよ」って。
水野:かっこいいなぁ。
悩みがちな人は、「考えるなら昼」を試してみてはいかがでしょうか。
■音楽制作が面白くなかった時期に…
今年8月22日(水)にリリースした1年半ぶりのニューシングル『存在感』。藤田は、この曲を最初に聴いたとき、「すごく“字余り感”のある不思議な曲だと思った」と振り返ります。しかし藤田は、思わず歌詞を口ずさんでいる自分に気づき、なぜか「負けた!」と思ったと言います。
藤田:「すげー曲を作ったな」なんて思っちゃいました。言葉もけっこう重めで、「存在感はある でもでも、代表作がないような気がした」とか、「存在感はある でもでも、決定打が出ていない気がした」とか、音楽を作る人間が発言する言葉としては、けっこうグサッと刺したり、自分を刺してたりするリリックです。
『存在感』について、KREVAさん本人は……。
KREVA:『嘘と煩悩』を出して、ツアーをやって、ツアーの最終日にKICK THE CAN CREWの復活を発表して、すぐアルバム出して、ツアーやってっていう1年を経たら、自分の音楽人生のなかで初めて音楽を作るのが全然面白くなくなっちゃって。ずっと面白かったんですけど。
トラックはたくさんあり、メロディも浮かぶけれど、言葉がまったく出なくなったそう。そのため、いつものつくり方とは逆に、思いついたフレーズを瞬間的に最後まで形にすることをテーマに、今回の『存在感』を作ったと語ります。
KREVA:面白かったですね。振り返るということがなかったのはよかったし、「言いたい!」「忘れないうちに!」という気持ちが、いろんなジャッジを早くさせたというか、早くせざるをえない状況だった。誰も「それまでに作れ」って言ってるわけじゃないんですけど(笑)。そのルールのもとでやったから、迷わずに出来たのかなと思います。
これを受けて、水野は「作れなくなるのはこのタイミングで初めてなんですね」と驚きます。KREVAさんは、音楽制作が面白くなかった時期に、「無になれば何か生まれるかも」と思い、スタジオの機材やレコードを全部売ってしまおうかとも考えたそうです。
藤田:製作方法や雰囲気やルールを変えると、出てきたりするもんなのかしら?
水野:制限を作ったり、「このコード進行で絶対やる」とか、新しい負荷をかけるというのは、あるかもしれないですね。
■怒涛のスケジュール! 進化は続く
8月29日(土)には、KICK THE CAN CREWの新作『住所 feat.岡村靖幸』をリリース。新作と共に新たな動きをスタートさせたKREVAさんは、8月31日(金)に、主催の音楽祭「908 FESTIVAL 2018」を開催し、出演者のコラボや寸劇など、演出にこだわりました。9月1日(土)にはKICK THE CAN CREW「現地集合~武道館ワンマンライブ~」、9月2日(日)にはスペースシャワーTV主催「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2018」にKICK THE CAN CREWが出演しました。
そして、9月8日(土)、「ク(9)レ(0)バ(8)」の日には、「クレバの日 スペシャルライブ ~ 大阪編 ~」、9月9日(日)にはKICK THE CAN CREWが「宗像フェス~Fukutsu Koinoura~」に出演するという怒涛のスケジュール。2019年のソロデビュー15周年に向けても精力的な活動を続けるKREVAさん。最後に、これまでのソロ活動を振り返るコメントをいただきました。
KREVA:やってることは常に変えたい天邪鬼タイプだと思います。レコード会社の人も困ると思います。同じような曲をいつも提出してくれるアーティストと違って、「今回はこれか」と(笑)。迷わせることもあると思いますけど、それを楽しんでもらえたらいいなと思ってます。
15周年には、どんな進化でリスナーを驚かせてくれるのか楽しみですね!
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
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