提供:株式会社パイロットコーポレーション
KREVAがJ-WAVEでナビゲートする番組『PILOT THE ORIGINAL』。独自の道を歩み続ける“時代の水先案内人”を迎え、その人が作り出すモノや生き方にフォーカスをあてている。オンエアのほか、ポッドキャストでも配信中だ。
ポッドキャストだけの特別ゲストとして、総合筆記具メーカーとして100年以上の歴史を持つ株式会社パイロットコーポレーションの代表取締役社長・藤﨑文男さんが登場。文房具を愛するKREVAとの対談が実現した。ここでは、その一部をテキストで紹介する。
まずは藤﨑さんに、社名のルーツを聞いた。
藤﨑:当社の創業者である並木良輔と和田正雄は船乗りでした。その2人が1918年に純国産万年筆を完成させて、この製品の第一号に業界の水先案内人になるようにという思いを込めて「パイロット」という名付けをしました。それが現在の社名となっております。
KREVA:この番組『PILOT THE ORIGINAL』では毎回「時代の水先案内人をお迎えして」と言っているのですが、パイロット創業者へのリスペクトの気持ちも込められていたんですね。
藤﨑:最初は大変プレッシャーが大きかったです。ゆっくり考える時間もなかったのですが、現在は少し落ち着いてきました。会社を俯瞰して、全体を見るような視座になった感じですね。今は上から大きく見る努力をしているところです。あとは、従業員は大切なので、注意深く見ております。
KREVA:100年以上の歴史を持つ会社(創業1918年)なんですよね。世界にも拠点がたくさんあり、自分の周りにも大勢の社員がいる。そういった会社の社長に就任されるということは、想像を絶するプレッシャーがあると思います。どういったスケジュールで動いているんですか?
藤﨑:忙しいときは次から次に来客があり、社員が相談に来たり、追われるような1日です。私のスタイルは上から言うよりも任せるタイプなので、質問を中心に話をして各所に任せていきます。そうすることで一度立ち止まることができますね。
日々の心掛けは、「先延ばしをしない」ことだという。
藤﨑:一つひとつ物事を決めていきます。「最終決定じゃないにしても、ここまでは決めましょう」とか「次はいつまでにやりましょう」といったことは決めますね。
KREVA:ご自身の考えをどんどん示されていく。たしかになぁ。僕は毎朝文章を書いているんですけども、そのときに「一つひとつ確実にやっていく」と繰り返し書いている気がします。最終的にはやはりそうなっていきますよね。1個ずつやっていかないと。
藤﨑:アメリカは人口が多いのもありますね。次に中国、ヨーロッパ全体。それが(国外売上の)三等分といった感じですね。
KREVA:販売の伸びを実感できる地域はありますか?
藤﨑:コロナ禍前までは中国がすごい勢いで伸びていたんですけども、コロナ禍で落ちましたね。これからはやはりインド、ASEANですね。人口が多くて若い人たちが多いところがターゲットになっていきます。
KREVA:なるほど。藤﨑さんご自身もフランスやアメリカといった国でお仕事をされてきたそうですね。ご自身の経験のなかで特に大きかった出来事はありますか?
藤﨑:(当時は)若かったものですから、アメリカでの経験はその後の私の会社生活を変えたのかなと思っていますね。海外子会社の立ち上げは日本人がトップとして行くんですけども、落ち着いてきたら現地の方がトップになるんです。私が行ったときは、まさにその状態で、トップがアメリカ人でした。マネージャークラスでパフォーマンスが悪いと簡単に解雇される、そういったことを目の当たりにしたんです。私もそれなりの立場で行っていたんですけど、日本本社から駐在に来ているから、たとえパフォーマンスが悪くても切られることはないんですけども、アメリカ人は切られている。その現状に「このままじゃいけないな」と思ったんですね。
アメリカでの経験から、藤﨑さんは新しいことに挑戦する気持ちを常に持つようになったという。
藤﨑:仕事の仕方も、立ち止まるよりも変えていく方向になったと思っています。
KREVA:日本から派遣されている人だから安心じゃなくて、ちゃんとやっていかないとダメだと感じたんですね。
藤﨑:まず、個人の夢は、海外は仕事の関係でいろいろなところに行っておりましたので、リタイア後は日本国内を旅行したいと思っております。特に酒蔵巡りをしたいですね。酒蔵を訪れ、試飲をさせていただいて、いろいろなお話を聞いて学んでいきたいです。
KREVA:いいですね!
藤﨑:会社の夢は、やはり社員が生き生きと、ワクワクして働いているような会社にしていきたいです。あとは、海外にも子会社がありますので、海外の方とも一緒になってグループ全体で大きなことを成し遂げられればなと思っておりますね。
KREVA:これだけグループがしっかりしていれば、創造力は無限大ですね。出てくるアイデアもいろいろでしょうし。大変かと思いますが、ぜひ頑張っていただきたいです。いい文具をこれからもよろしくお願いします!
藤﨑:どうもありがとうございました。
『PILOT THE ORIGINAL』では、常に新しいことに挑戦し続けるアーティスト、KREVAが「人間の手から生まれるもの」をテーマにお届けする。オンエアは毎週金曜23時から。Podcastでは放送できなかったパートも含めて配信中。
KREVAがJ-WAVEでナビゲートする番組『PILOT THE ORIGINAL』。独自の道を歩み続ける“時代の水先案内人”を迎え、その人が作り出すモノや生き方にフォーカスをあてている。オンエアのほか、ポッドキャストでも配信中だ。
ポッドキャストだけの特別ゲストとして、総合筆記具メーカーとして100年以上の歴史を持つ株式会社パイロットコーポレーションの代表取締役社長・藤﨑文男さんが登場。文房具を愛するKREVAとの対談が実現した。ここでは、その一部をテキストで紹介する。
「パイロット」名前の由来は?
今回は藤﨑さんに、社長としての心構えや、今後の展望を聞いていく。藤﨑さんは1984年にパイロット萬年筆(現・パイロットコーポレーション)に入社。経営企画室長、海外営業本部長、欧州会社社長、取締役などを歴任し、長らく経営面や海外事業を中心に担当。2024年3月より代表取締役社長に就任した。藤﨑:当社の創業者である並木良輔と和田正雄は船乗りでした。その2人が1918年に純国産万年筆を完成させて、この製品の第一号に業界の水先案内人になるようにという思いを込めて「パイロット」という名付けをしました。それが現在の社名となっております。
KREVA:この番組『PILOT THE ORIGINAL』では毎回「時代の水先案内人をお迎えして」と言っているのですが、パイロット創業者へのリスペクトの気持ちも込められていたんですね。
KREVAの手元とペン
社長として意識していること
KREVAは藤﨑さんに「社長就任後、考え方や見える景色はどのように変わりましたか?」と質問する。藤﨑:最初は大変プレッシャーが大きかったです。ゆっくり考える時間もなかったのですが、現在は少し落ち着いてきました。会社を俯瞰して、全体を見るような視座になった感じですね。今は上から大きく見る努力をしているところです。あとは、従業員は大切なので、注意深く見ております。
藤﨑:忙しいときは次から次に来客があり、社員が相談に来たり、追われるような1日です。私のスタイルは上から言うよりも任せるタイプなので、質問を中心に話をして各所に任せていきます。そうすることで一度立ち止まることができますね。
日々の心掛けは、「先延ばしをしない」ことだという。
藤﨑:一つひとつ物事を決めていきます。「最終決定じゃないにしても、ここまでは決めましょう」とか「次はいつまでにやりましょう」といったことは決めますね。
KREVA:ご自身の考えをどんどん示されていく。たしかになぁ。僕は毎朝文章を書いているんですけども、そのときに「一つひとつ確実にやっていく」と繰り返し書いている気がします。最終的にはやはりそうなっていきますよね。1個ずつやっていかないと。
仕事に対する姿勢が変わった転機
パイロットの商品の販売数が多い国は日本だが、次にアメリカが続く。藤﨑:アメリカは人口が多いのもありますね。次に中国、ヨーロッパ全体。それが(国外売上の)三等分といった感じですね。
KREVA:販売の伸びを実感できる地域はありますか?
藤﨑:コロナ禍前までは中国がすごい勢いで伸びていたんですけども、コロナ禍で落ちましたね。これからはやはりインド、ASEANですね。人口が多くて若い人たちが多いところがターゲットになっていきます。
KREVA:なるほど。藤﨑さんご自身もフランスやアメリカといった国でお仕事をされてきたそうですね。ご自身の経験のなかで特に大きかった出来事はありますか?
藤﨑:(当時は)若かったものですから、アメリカでの経験はその後の私の会社生活を変えたのかなと思っていますね。海外子会社の立ち上げは日本人がトップとして行くんですけども、落ち着いてきたら現地の方がトップになるんです。私が行ったときは、まさにその状態で、トップがアメリカ人でした。マネージャークラスでパフォーマンスが悪いと簡単に解雇される、そういったことを目の当たりにしたんです。私もそれなりの立場で行っていたんですけど、日本本社から駐在に来ているから、たとえパフォーマンスが悪くても切られることはないんですけども、アメリカ人は切られている。その現状に「このままじゃいけないな」と思ったんですね。
アメリカでの経験から、藤﨑さんは新しいことに挑戦する気持ちを常に持つようになったという。
藤﨑:仕事の仕方も、立ち止まるよりも変えていく方向になったと思っています。
KREVA:日本から派遣されている人だから安心じゃなくて、ちゃんとやっていかないとダメだと感じたんですね。
世界中の社員と一体となって活躍したい
藤﨑さんから、会社の社長としての夢と個人の夢を聞いた。藤﨑:まず、個人の夢は、海外は仕事の関係でいろいろなところに行っておりましたので、リタイア後は日本国内を旅行したいと思っております。特に酒蔵巡りをしたいですね。酒蔵を訪れ、試飲をさせていただいて、いろいろなお話を聞いて学んでいきたいです。
KREVA:いいですね!
KREVA:これだけグループがしっかりしていれば、創造力は無限大ですね。出てくるアイデアもいろいろでしょうし。大変かと思いますが、ぜひ頑張っていただきたいです。いい文具をこれからもよろしくお願いします!
藤﨑:どうもありがとうございました。
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