J-WAVEで放送中の番組「JAM THE WORLD」(ナビゲーター:グローバー)のワンコーナー「KODANSHA CASE FILE」。この週は、茨城大学理学部教授の岡田誠さんに、「チバニアン」についてお話を伺っています。
21日(火)のオンエアでは「地質時代に日本名が付くことのすごさ」をテーマにお届けしました。
「地球の歴史で、およそ77万~12万6000年前の年代にある地質・地層のモデルとして、最もわかりやすい場所は千葉ではないか」との見解で、その地質時代を「チバニアン」と命名する見通しとなることが先日報じられました。
長い間、イタリアの2ヵ所と千葉が候補にあがり議論が続いていたそうですが、今年の6月上旬を申請締切として、正式な審査が始まったそうです。その審査で、めでたく千葉が候補に選ばれたわけですが、この後さらに、3回の審査が行われるとのこと。
正式に審査される候補地に選ばれることは、サッカーワールドカップに喩えると、予選突破。その後に本戦を3回勝ち抜かなくては、正式な年代として認められませんが、ここからはライバルはなく、「いろいろな指標で対比をしても、その時代を示すことができる地層として理想的か」という観点から議論が進むそうです。
ちなみにイタリアの2ヵ所はどちらも「イオニアン」という名前を提唱していたそうですが、その前から千葉の地層は注目されていたとのこと。ただ、イタリアは地層が多く分布しているので調査も頻繁に行われているそうで、地質学の歴史は日本よりヨーロッパの方が長いそうです。
その理由は、イタリアは地中海性気候という、雨が少なくあまり木が生えていない環境なので、山へ行くと地層が全部見えるのだそうです。反対に日本は、ジャングルのように木々が生い茂っているので地層の調査は大変なのだとか。
地質時代「チバニアン」は正式に命名されるのか? 今後も注目ですね。「チバニアン」の話は22日(水)も続きますので、どうぞお楽しみに。
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:「JAM THE WORLD」
放送日時:月・火・水・木曜 19時-21時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/
21日(火)のオンエアでは「地質時代に日本名が付くことのすごさ」をテーマにお届けしました。
「地球の歴史で、およそ77万~12万6000年前の年代にある地質・地層のモデルとして、最もわかりやすい場所は千葉ではないか」との見解で、その地質時代を「チバニアン」と命名する見通しとなることが先日報じられました。
長い間、イタリアの2ヵ所と千葉が候補にあがり議論が続いていたそうですが、今年の6月上旬を申請締切として、正式な審査が始まったそうです。その審査で、めでたく千葉が候補に選ばれたわけですが、この後さらに、3回の審査が行われるとのこと。
正式に審査される候補地に選ばれることは、サッカーワールドカップに喩えると、予選突破。その後に本戦を3回勝ち抜かなくては、正式な年代として認められませんが、ここからはライバルはなく、「いろいろな指標で対比をしても、その時代を示すことができる地層として理想的か」という観点から議論が進むそうです。
ちなみにイタリアの2ヵ所はどちらも「イオニアン」という名前を提唱していたそうですが、その前から千葉の地層は注目されていたとのこと。ただ、イタリアは地層が多く分布しているので調査も頻繁に行われているそうで、地質学の歴史は日本よりヨーロッパの方が長いそうです。
その理由は、イタリアは地中海性気候という、雨が少なくあまり木が生えていない環境なので、山へ行くと地層が全部見えるのだそうです。反対に日本は、ジャングルのように木々が生い茂っているので地層の調査は大変なのだとか。
地質時代「チバニアン」は正式に命名されるのか? 今後も注目ですね。「チバニアン」の話は22日(水)も続きますので、どうぞお楽しみに。
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【番組情報】
番組名:「JAM THE WORLD」
放送日時:月・火・水・木曜 19時-21時
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