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ハロウィンの夜におすすめ、隠れた名作ホラー『永遠のこどもたち』

ハロウィンの夜におすすめ、隠れた名作ホラー『永遠のこどもたち』

J-WAVE 平日(月~木)朝の番組「I A.M.」(ナビゲーター:藤原恵子)の ワンコーナー「MY FIT MOVIES」。10月29日のオンエアでは、 ハロウィンの夜に
おすすめのゴーストムービー『永遠のこどもたち』を紹介しました。

10月31日はハロウィンです。仮装して街へ繰り出すのもいいですが、 おうちで怖い映画にどっぷりはまる、という過ごし方はいかがですか。 エンターテインメントライターの浮田久子さんが「本当に怖いです」という ゴーストムービー『永遠のこどもたち』を紹介しました。

この映画は2007年にスペインで制作されたもの。スペインのアカデミー賞にあたる ゴヤ賞で7部門に輝く高い評価を受けました。単なるホラーという枠を超えた、 ヒューマンドラマとしても優れた作品なのだそうです。

物語の主人公は海辺にある孤児院で育ったラウラという女性。 里親に引き取られた彼女は、30年後に夫と息子を連れて、 長い間、閉鎖されていた孤児院に戻ってきます。 その目的は障害を持つこどもたちのホームとして再建するため。 ところが、
7歳の息子シモンがこの古い孤児院で見えない友達と遊び始めます。 最初はただの空想だと思っていたものの、しだいに不安を覚えるラウラ。 そんな中、シモンが忽然と姿を消してしまいます。

シモンはどこへ行ったのかという謎に加えて、 ソーシャルワーカーと名乗る怪しげな老女の出現。 徐々に明らかになる孤児院の秘密。 どのシーンにも無駄のない伏線が張り巡らされていて、 物語はスリリングに展開していきます。

特に胸を打つのは、終盤です。 ラウラが息子を取り戻すために最後にとる行動とは? あの『シックス・センス』や、ニコール・キッドマン主演の 『アザーズ』にも匹敵するような衝撃的なものなのだとか。 怖さを超えたところにある母親の強さに胸を打たれます。

プロデュースしたのは、映画『パンズ・ラビリンス』 で知られる鬼才ギレルモ・
デル・トロ。 そのためファンタジーの要素を強く感じる作品になっています。
「ホラーと片付けてしまうには、あまりにももったいない」 と浮田さんがおすすめする映画『永遠のこどもたち』。 ハロウィンの夜に鑑賞してみてはいかがでしょうか。 恐怖と感動で満たされる、印象的なハロウィンになるのでは。

【関連サイト】
「I A.M.」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/iam/

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