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花には“季語”と“花言葉” 両方の意味が込められたフラワーソングたち

J-WAVE 昼の番組「BEHIND THE MELODY~FM KAMEDA」(ナビゲーター:亀田誠治)。8/7のオンエアでは、「花(ハナ)の日」にちなんで亀田さんが花にまつわる曲を紹介しました。

皆さんは花について歌った曲をいくつ挙げられますか? 亀田さんが調べたところ、洋楽、邦楽問わずたくさんのフラワーソングがあるそうです。そして花の種類によって、その曲の持つイメージとメッセージが変わるのだとか。亀田さんによると、フラワーソングの花は咲く季節を教えてくれる、俳句でいう「季語」と同じようなもの。さらに花には「花言葉」というメッセージがあり、花の名前とその花言葉で、ダブルミーニングになり、歌い手の気持ちを表現してくれるものだそう。

「そして、花は本当にシンプルで美しい存在。気持ちを伝えるために花を贈るのは大昔から行われていたことです。女性も男性も、花を無条件に受け入れてしまうところがありますよね。フラワーソングは、花を贈るのと同じように相手の心を無条件に開き癒してくれる、お薬のような効果も期待できるんですね」(亀田さん)。

そこで、“フローリスト・カメダ”が希望に合ったフラワーソングをお届けするとしたら……。恋人とケンカ中という人には、クイーンの『Lily of the Valley(すずらん)』を。すずらんの花言葉は「幸福の再来」だそう。告白しようか悩んでいる人には、ザ・ローリングストーンズの『Dandelion』がピッタリ。たんぽぽの花言葉は「真心の愛、神のお告げ」。 恋愛や仕事で落ち込んでいる人には、ベット・ミドラーの『The Rose(バラ)』を。ちなみに、「愛と美」を意味するバラは本数によって花言葉が変わるそう。1本なら「一目惚れ」、3本なら「告白」、108本なら「結婚してください」、そして999本なら「何度生まれ変わってもあなたを愛す」となるそうです。

邦楽をみてみると、松田聖子の『赤いスイートーピー』では、花言葉は「ほのかな喜び、門出」。そして、山口百恵の『秋桜(コスモス)』は「乙女の真心、愛情」。実はコスモスの花言葉は色によって違うのだそう。この曲の中では「薄紅のコスモス」と歌われているので、ピンクのコスモスだと分かり、その花言葉は「少女の純潔」。

「ははーん、お嫁に嫁ぐこの曲にピッタリじゃないですか。ちゃんと歌詞のストーリーの背景まで考えられて作られているんですね」と、亀田さん自身も勉強になった様子でした。こうやって花言葉を考えながら、フラワーソングを聴いてみてはいかがでしょうか。

【関連サイト】
「BEHIND THE MELODY~FM KAMEDA」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/blog/fmkameda/

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