音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」
「やりたいことは今日やろう」森三中・大島美幸の人生観、 音楽ユニット・MyMへの想いとは?

「やりたいことは今日やろう」森三中・大島美幸の人生観、 音楽ユニット・MyMへの想いとは?

MyM(マイムー)のMiyuki(大島美幸)が、活動のきっかけやライブへの意気込みなどを語った。

Miyukiが登場したのは、4月24日(金)放送のJ-WAVE『START LINE』(ナビゲーター:長谷川ミラ)の「AWESOME COLORS」。自分らしく輝くゲストのストーリーを掘り下げるコーナーだ。

この日の放送は5/1(水)28時ごろまで、radikoのタイムフリー機能で楽しめる。

母の死をきっかけに、さまざまなチャレンジをスタート

MyMは、森三中の大島美幸、ガンバレルーヤのよしこ・まひるによる音楽ユニット。2024年に1stデジタルシングル『ASOBOZE』でデビュー。グループ名は3人の名前の頭文字だけでなく、MEMENTO、YUMMY、MUSICで「心に残るおいしい音楽」という意味も持つ。メンバー全員が作詞を担当し、そのキャッチーな歌詞やメロディー、ライブでの本格的なパフォーマンスが注目を集めている。

MyM / ASOBOZE -Music Video-

ナビゲーターの長谷川が「MyM、存じ上げております!」と言うと、Miyukiは「本当ですか?」とうれしそうな声を上げる。

長谷川:ショート動画、TikTokで出てくる出てくる。

Miyuki:あははは(笑)! ありがとうございます。

長谷川:レコーディングのときの動画をけっこう前に拝見して、失礼かもしれないですけど、最初は「ネタのひとつかな?」とも思っていたんですよ。

Miyuki:そう思いますよね。

長谷川:ただ、そう思ったのは本当に開始3秒だけ。もちろん、お三方を存じ上げているので「ネタかな」と思って観たら、全然ネタじゃない。ダンスも歌もラップも本格的過ぎでした。Miyukiさんのアーティストとしてのスタートラインを遡ってみると、2022年に『大島本気チャンネル』というYouTubeチャンネルのなかで、BE:FIRSTのダンスにチャレンジしています。Miyukiさんご自身がBE:FIRSTから大きく影響を受けたと聞いたのですが、そこをお伺いしてもいいですか?

Miyuki:実は、コロナ禍のときに母が亡くなって、超ふさぎ込んでいたんです。「どうしよう」と思っていたときに、まわりのみんなに「元気出して」って言われるなかで、「元気を出すのにBE:FIRSTのオーディションを観てみな」って言われて。それで観させてもらったら、ダンス経験・歌唱経験ゼロの子たちがめちゃくちゃ頑張っていて。「ゼロからでも、頑張って自分の目標を立てるのはすごいことなんだ」「私もふさぎ込んでいる場合じゃない」「今までやりたかったけど、やっていないことがいっぱいあったな」と思ったんです。そこから「自分も楽しんで、みなさまにも楽しんでもらえることをやってみよう」と思って、『大島本気チャンネル』というYouTubeチャンネルを立ち上げました。

長谷川:死を目の前にして、人生についていろいろ考えましたか?

Miyuki:はい。お母さんって、もちろん順番的には先にいなくなるのはわかっていたんですけど、「あれ? 本当にいなくなるんだ」と思ったんです。いなくならない存在だと思っていたから、いなくなってからは仕事以外ではずっと泣いていて、息子にも「まだ泣いてる」と毎日言われてたんですよ。「これ、どうやって上がっていけばいいんだろう?」とすごくふさぎ込んでいた時期があって……。

長谷川:そうですよね、誰しもが通る道ではあるとわかっていても……。

Miyuki:はい、経験していらっしゃる方もいると思います。ただ、私は母の死から、「やっぱり私も死ぬんだ」「今までやりたかったけど明日でいいか」としていたことを、「いや、今日やろう!」と思うようになったんです。

デビューのきっかけはバズり動画!?

お笑い芸人として25年以上にわたるキャリアを持つMiyukiだが、新しいことに本気で挑戦することができた原動力とはなんだったのだろうか。

長谷川:あえて一歩踏み込ませていただくと、芸人さんというキャリアがあるなら、ある意味、新しい挑戦をしなくてもよいのではという印象もありますし、なおかつ年齢的にも、10代の子がやるようなアイドルのオーディション番組とかを観て、「やりたい!」と思ってもなかなかできないと思うんです。

Miyuki:そうですね。オーディション番組を観たのは42歳くらいでしたが、42歳で初めて「踊りたい」「仲間に入りたい」と思いました。

長谷川:本当は(挑戦しても)いいはずなのに、「社会が」と自分自身でバイアスをかけてしまうこともありますよね。

Miyuki:人の目を気にしたり、「どうせ無理だろう」と思ったりね。でも、そういうのを全部取っ払って「やってみよう」「一歩踏み込んでみよう」というところから始めました。芸人を20数年やらせてもらっていますが、楽しいことにはいろいろな角度があるなと思って。すごく体を張ることと、BE:FIRSTの真似をするというのはそんなに遠からずで、結局一緒なんですよね。

長谷川:実は、延長線上にあった?

Miyuki:やることはちょっと違いますが、それで笑顔になってもらえたらうれしいから、一緒なんじゃないかなって。

ガンバレルーヤのふたりとの音楽ユニット・MyMの音楽プロデューサーを務めるのは、アメリカ出身のマット・キャブ。ユニット結成の背景や、マット・キャブとの出会いを、Miyukiは次のように語る。

Miyuki:『大島本気チャンネル』で、「BE:FIRSTのオーディション番組がすごかった」って話をしたときに(オーディション番組を)観てくれたのが(ガンバレルーヤの)ふたりだったんです。それで「じゃあ、歌ってみよう」となってBE:FIRSTの歌を歌ってみたらそれがバズって。それを観てくださったマット・キャブさんが所属するレコード会社の方から、「3人でデビューしませんか?」と言われたんです。

長谷川:それは『大島本気チャンネル』を立ち上げたときには想像もついていなかったですよね?

Miyuki:全然していなかったです。ただ楽しいことを発信して、「自分も楽しいし、みなさんも楽しくなったらいいな」くらいしか考えていませんでした。

長谷川:芸能界に限らず、ある意味、若くないとチャレンジできない雰囲気があるなか、その壁をぶち破れるパワーはどこからきたのでしょうか?

Miyuki:「死ぬんだな」というところです。「もしかしたら明日死ぬかもしれない」となったら、「じゃあ、やっておこう」と思うようになりました。

挑戦を始めるのはいくつからでも遅くない

番組では、3月にリリースされたMyMの楽曲『LIL BIT』をオンエア。楽曲のコンセプトやこだわりを教えてもらった。

MyM/LIL BIT-Music Video-

Miyuki:これはチョコレートのお菓子のサク山チョコ次郎さんとコラボした曲で、かわいくてかっこいいんですよ。「ちょっと頑張って、ちょっとひと休み」みたいなコンセプトで「頑張りすぎじゃない? チョコレートを食べながらちょっとひと息つこう」という歌詞になっています。

長谷川:クリエイティブはどういうふうに話し合いながら作られているんですか?

Miyuki:衣装はコンセプトを考えてという感じですが、我々はやっぱり素人なので、みんなの意見を聞いて、森三中の衣装さんにお願いしています。

長谷川:森三中さんの衣装もおしゃれですが、アーティストもいけるんですね。

Miyuki:そうなんです。「MyMはみんなで作るものだ」と思っているので、意見をどんどんもらって吸収して、いいものは全部取り込んでいきます。

40代から大きな挑戦をスタートしたMiyuki。リスナーにも「遅くないんだよ」ということを、強く伝えたいと話す。

Miyuki:私は今も月謝を払ってダンスレッスンなどに行っているんですけど、レッスンにはいろいろな方が来るじゃないですか。「大島さんのダンス動画を観て私も始めました、56歳です!」みたいな方もたくさんいらっしゃって、めちゃくちゃうれしいです。そういう方たちを見ていると「遅くない」と思うので、私もパワーをもらいながら、「遅くない」と言い聞かせながらやっています。

長谷川:芸人さんとしてのお仕事のようにテレビをメインとしたものと、アーティストとしてのお仕事で、違いを感じる部分はありますか?

Miyuki:特にテレビはディレクターさんがいて、「こうやって」「ああやって」という方向性を決める。そこで自分たちがどうやって表現するか、どうやって楽しんでもらえるか、笑ってもらえるかっていうのをやっていたんですよ。だからディレクターに合わせたり、視聴者のみなさまに笑ってもらったりすることをすごく重要視していて、今思えば自分のことをすごくないがしろにしていたんですよ。でも、(森三中の)黒沢さんが「高田文夫先生が『テレビは30歳までのものだ』と言っていた」と言ったのを聞いて、すごく腑に落ちて。「今度は『自分ってこういう人だよ』とちゃんと提示する番なのかな」って思って、森三中のYouTubeも立ち上げて、MyMもやって、『大島本気チャンネル』もやってと、30代後半くらいから自分発信のものをすごく増やしました。

ハワイロケで感じたテレビ業界の“理不尽”

この日の番組メッセージテーマは「理不尽マイジェネレーション2026」。大島にも、ジェネレーションに関する理不尽な経験を訊いた。

Miyuki:お笑いでいうと、18年くらい前にハワイに2時間だけ滞在したことがあるんです。そのときに船に乗ったんですが、出川(哲朗)さんもいらっしゃって。船長さんが「絶対落ちるなよ」って言ったときに、出川さんから「大島いけるか?」って言われて。「はい、いけます」って。出川さんに言われたら、「落ちるなよ」は「いけ」という認識だから、ハワイの海に落としてもらったんです。そうしたら、偉いプロデューサーさんみたいな方が「上がってこい!」って言うので、「ずいぶんみんなを巻き込むコントになってるな」「みんな盛り上がってるな」となっていたら、前に出てきて「上がれって言ってるんだよ!」って。近くにサメがいたんです(笑)。

長谷川:危ない(笑)! ハワイの海に?

Miyuki:はい、だから「本当のときは本当の何か合図をしてくれ」「テレビって不思議だな」と思いました。

長谷川:スタッフさんと演者さんのあいだで「本気はこうだよ」という合図はないんですね。

Miyuki:あるときはあって、いつも一緒に行っているスタッフさんだったらわかるらしいんですけど、そのときは特番みたいなもので知らないスタッフさんだったから、合図を決めていなかったんです。それで、船の上で出川さんと一緒に本気で怒られました。

長谷川:大丈夫だったんですか?

Miyuki:危機一髪で大丈夫でした。

MyMは5月15日(金)に恵比寿LIQUIDROOMでMyMデビュー2周年を記念したライブ「MyM 2nd Debut Anniversary Live」を開催する。

長谷川:ライブに向けて、どんな準備をされているのでしょうか?

Miyuki:毎度毎度、打ち合わせをしています。先日はコンセプトを「目覚め」に決めました。

長谷川:これも3人とみなさんで相談しながら?

Miyuki:スタッフさんとみんなで。

長谷川:どんなライブになりそうですか?

Miyuki:1年目は「楽しければいい」と思って、面白半分でやっていたんです。でも2年目に入って、プロにも囲まれてふざけていたらダメだなと思って、ボイトレを始めたり、ダンスにもちゃんと向き合ったりしています。やっぱりお金を取って見せるアーティストのすごさを目の当たりにしちゃったから、自分たちに「ふざけるのもいい加減にしろ」って言いたいくらいです。

長谷川:では、もうおふざけはなし?

Miyuki:ふざけます、真剣に。歌とダンスなどの基本はしっかりやって、面白く笑って帰ってほしいですね。

MyMの最新情報はInstagram公式アカウント(@mym___official)まで。

『START LINE』のコーナー「AWESOME COLORS」では、自分らしく輝くゲストをお迎えする。放送は毎週金曜の17時30分ごろから。

この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。

  • 新規登録簡単30
  • J-meアカウントでログイン
  • メールアドレスでログイン
radikoで聴く
2026年5月1日28時59分まで

PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

番組情報
START LINE
毎週金曜
16:30-20:00