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JO1・川尻 蓮&與那城奨が語る、“自分たちの強み”とは? 突飛なアイデアが出る理由

JO1・川尻 蓮&與那城奨が語る、“自分たちの強み”とは? 突飛なアイデアが出る理由

JO1の川尻 蓮、與那城 奨が、オーディションに参加したきっかけや、グループの今後について語った。

JO1のふたりが登場したのは、10月24日(金)放送のJ-WAVE『START LINE』(ナビゲーター:長谷川ミラ)の「AWESOME COLORS」。自分らしく輝くゲストのストーリーを掘り下げるコーナーだ。

大規模なオーディション番組に挑戦したきっかけ

ボーイズグループ・JO1は、日本最大級のオーディション「PRODUCE 101 JAPAN」で選ばれた11名によるグループだ。2020年3月にLAPONEエンタテインメントからデビューし、世界最大級のK-POP音楽授賞式「2022 Mnet Asian Music Awards」で「Favorite Asian Artist」に選ばれるなど、デビュー以来、数々の賞を受賞。2025年にはデビュー5周年を迎え、初のワールドツアー「JO1 WORLD TOUR JO1DER SHOW 2025 ‘WHEREVER WE ARE’」を完走するなどグローバルに活躍を続けている。

まず、ナビゲーターの長谷川は「なぜ、『PRODUCE 101 JAPAN』のオーディション企画に参加しようと思ったのか」をふたりに訊いた。

長谷川:2020年デビューということは、オーディション自体は2019年くらいからですか?

與那城:実際は、もうちょっと前からかもしれないですね。オーディション自体が101人から始まるものでしたが、まず101人を決めるという段階があって、それがけっこう長かった感じですね。そこから101人で韓国に行って、みんなで踊って、みたいなところが(番組の)始まりなので。

長谷川:いまは日本でもたくさんオーディション番組がありますが、まさにJO1さんがスタートくらいですよね?

與那城:そうですね。(当時は)あまりなかったし、大規模でやるのは僕らが初めてでしたね。

長谷川:いまは(オーディションの様子などの)想像がつくと思いますが、あまりイメージがないなかでの挑戦はどうでしたか?

與那城:僕は、もとのオーディションは韓国で行われていて、それが日本にやってきたというのをまず知りませんでした。そのなかで、なぜこのオーディションを受けたかというと、僕はもともと歌手になりたくて19歳くらいで沖縄から東京に出てきて。大学に通いながらいろいろなオーディションを受けていました。そうしたら、大学卒業くらいのときにバイト先の後輩から「韓国で大きいオーディションがあって、それが日本でやるので受けてみたらどうですか?」と説明されたんですよ。その要項を見たら、「ダンス未経験でも可」と書いてあって。僕はダンスが踊れなかったんですけど、「可なら行こう」と思って(応募した)。不可ならやってなかったかもしれないです(笑)。

長谷川:歌手になりたかったから歌の準備はしていたけど、ダンスというところでは……。

與那城:まったくですね。

長谷川:そのなかでよく101人のなかから選ばれましたよね!

與那城:本当にびっくりしました(笑)。

長谷川:川尻さんは、與那城さんのダンス未経験の様子を当時から見ているわけじゃないですか。どういう印象でしたか?

川尻:当時から筋肉がすごくモリモリだったので、「踊りにくそうだな」とは思っていました。すごく動きづらそうだし、重そうだったけど、当時からすごく真面目だったので、頑張っているぶんはちゃんと伸びていたし、それが見ている人に伝わったのかなというのはありました。

デビューイベント中止から始まったグループの活動

JO1ではダンスリーダーとして振り付けも担当することがある川尻。彼がオーディションを受けようと思ったきっかけは、なんだったのだろうか。

川尻:僕はオーディションを受ける前、バックダンサーやダンスの先生をしていたんですよ。自分のレッスンをしているときに、いつも来てくれる生徒の子が「こういうのがあります」とオーディションを教えてくれました。

長谷川:では、おふたりとも自らというよりは?

川尻:そうですね、紹介してもらって「いいな」と思って受けました。

長谷川:よく情報が入ったなと思いますが、紹介してくれたおふたりの方はK-POPが好きだったんですか?

川尻:好きでしたね。

與那城:好きだったと思います。

2019年のオーディションを経て、JO1がデビューした2020年3月はコロナ禍真っ只中。グループの活動への影響について、川尻が振り返る。

川尻:オーディション中はそういう気配はまったくありませんでしたが、実際にデビューメンバーが決まって、デビューシングルの準備をしているなかでコロナという話が出てきました。デビュー日のリリースイベントが「コロナウイルスの影響で急きょ中止になります」というところから、僕らの活動が始まりました。

長谷川:中止から始まったスタートラインだった……。

與那城:もともと、いろいろな地方でやる予定だったライブなどが全部できなくなって。そこからは何もできなくなりましたね。

長谷川:相当もどかしかったのではないですか?

川尻:はい。練習も全員マスクをつけないとダメとか、撮影なども家でしかできないという状況でした。

長谷川:デビューはしたけれど、イベントみたいなものを経験しないまま数年過ごされて、ということでしたか?

川尻與那城:そうですね。

長谷川:となると、先日の5周年イヤーの野外ライブはあらためて感慨深いものだったのではないですか?

與那城:本当にそうですね。今回、初めてソロで野外ライブをやらせていただきましたが、来てくれるファンのみなさんも(自分たちも)、昔を思うと「やっとこういうライブができるようになったんだな」と、あらためて実感させられましたね。

11人だからこそのグループの強み

JO1は10月22日(水)に10枚目のシングル『Handz In My Pocket』をリリースした。

JO1 | 'Handz In My Pocket' Official MV

長谷川:どんなJO1を見せたいと思って制作した1曲だったのか、教えていただけますか?

與那城:ビートがわかりやすくあるじゃないですか。JO1の曲はそういうものがなかなかなくて、どちらかというと爽やかなイメージでした。それをあえて、ギャップで変えてみようかなというのが、今回の10枚目のシングルですね。

長谷川:挑戦の1枚?

與那城:そうですね。自分たちで曲を選ばせていただいて、みんなで「これが新しいんじゃないか」ということでやらせていただきました。

長谷川:いまはたくさんのアイドルやアーティスト、グローバルグループがいて、どのグループもすばらしいですが、そのなかで「JO1はここが強いんだ」「ここがほかと違うんですよね」みたいな魅力を教えていただけますか?

川尻:僕らは、変なやつが多い。

長谷川:ユニーク、ね(笑)。

川尻:ライブで「どんなことをしようか?」と考えているときも、話していくなかですごく突飛なアイデアがいっぱい出てくるんですよ。人数が11人と多いのも僕らの特徴だと思いますし、脳みそがいっぱいあって、いろいろなアイデアが出るのは、いまの僕らの強みなのかなと思いますね。

長谷川:みなさん、仲よしなんですか? けんかをすることもありますか?

川尻:けんかはありますよ。

與那城:言いたいことはめっちゃ言うグループなので、けんかもたくさんしますよ。ただ、そのあとにちゃんと「あのときは俺が悪かった、すまん」って(笑)。そういうのがあったりするんですよ。だから、男子校みたいな感じですね。

長谷川:いいですね! 人数も多いし、いろいろなブレーンがいて、6年目に向けてさらに魅力が見えてくるのかなと思います。

空港で「JO1だ!」とバレた、まさかのトラブル

この日の『START LINE』のテーマは「トラベル トラブル ~私の旅行事件簿~」。ツアーの際には移動も多いふたりに旅行でのハプニングを訊くと、與那城は「俺はいなかったんですけど……」とエピソードを披露する。

與那城:僕らは住んでいる家が一緒なので、出発も一緒で。遅刻をしたら現地まで自分で行かないといけないんですよ。あるとき、空港に行くのにひとりだけ遅刻したメンバーがいまして、そのメンバーが来ないせいで、アナウンスで名前を呼ばれるということがあったらしくて(笑)。

川尻:僕ら、団体で予約をしていたので……。

長谷川:「JO1様~」みたいなことですか?

川尻:いや、全員の名前を……。

與那城:ひとりずつ個人名を言われて、空港中に「(JO1が)いるよ」というのがバレたらしくて。僕はそのとき別の仕事でさらに遅れて行ったのですが、先に行ったメンバーはそういうことがあって、「何それ!?」みたいな。

長谷川:現場にいて、どうでしたか?

川尻:本当に恥ずかしかったです。(アナウンスの前から)「あれ、JO1じゃね?」と気づいてくださる方やファンの方もちらほらいたんですけど、(アナウンスは)そこにいた全員が確信に変わった瞬間でしたね(笑)。

與那城:「一緒じゃなくてよかった」と思いました(笑)。

川尻:しかも、遅刻してきたやつが全然悪びれないんですよ(笑)。「もうちょい謝れよ!」と思いました。

ワールドツアーや5周年記念ライブなど、さまざまな挑戦を続けるJO1は、現地時間12月2日(火)開催されるアメリカ最大の年末音楽フェスティバル「2025 iHeartRadio Jingle Ball Tour」に日本人アーティストとして初出演する。

長谷川:どんなパフォーマンスになりそうでしょうか?

與那城:僕らはダラスに行ったことがなくて、初めての場所なので僕たちのことを知っている人は本当に少ないと思います。ただ、アウェーのときに「俺らのこと知らない? じゃあ、ここでちょっと盛り上げようぜ!」と逆境のなかですごく燃え上がれるのがJO1の強みです。なので、「2025 iHeartRadio Jingle Ball Tour」も僕たちのことを知らない方に向けて、「俺らがJO1だぜ」「はじめまして、名前だけでも覚えて帰ってください!」くらいの勢いでやろうかなと思っています。

長谷川:そして、これからデビュー6年目に入りますが、今後の展望も教えていただけますか?

川尻:2025年はワールドツアーや東京ドーム公演と、本当に大きな目標をグループとして叶えることができた年だったと思います。僕たちはすごく欲張りなグループで、ドーム公演やドームツアー、ほかの国でのライブを「どんどんしたい」と思っているので、そのハングリー精神を忘れず、いろいろなところの大きな会場でライブをしたいなと思います。

JO1の最新情報は公式サイトまで。

『START LINE』のコーナー「AWESOME COLORS」では、自分らしく輝くゲストをお迎えする。放送は毎週金曜の17時30分ごろから。

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