俳優の照英が、忘れられない海外での体験、グルメのエピソードを語った。
照英が登場したのは、ゲストにさまざまな国での旅の思い出を聞く、J-WAVEの番組『ANA WORLD AIR CURRENT』(ナビゲーター:葉加瀬太郎)。ここでは、2月14日(土)にオンエアした内容をテキストで紹介する。
番組は、Spotifyなどのポッドキャストでも聴くことができる。
・ポッドキャストページ
照英は、人生で忘れることのできない、最果ての地での海外旅エピソードを振り返った。
葉加瀬:特に印象深い場所として北極を挙げてくださいました。これはいったい、どのような旅だったのでしょうか?
照英:今までいろんな国に行かせてもらいましたけど、やはりいちばん「地球の果て」というか、なかなか行こうと思っても行けない場所の思い出が強いですね。
葉加瀬:それはいつごろの旅なんですか?
照英:10年以上前なんですけど、それを超える最果ての地がいまだにないんです。
葉加瀬:北極だもんね(笑)。何を求めて行く旅だったのでしょうか。
照英:ホッキョクグマの生態系を調査するドキュメンタリー番組でした。ノルウェーからスヴァールバル諸島へ行き、そこからヨットで北緯81.3度まで上がったんです。
葉加瀬:北緯81.3度……ちょっと想像がつかないよ(笑)。
照英:かなり北極点に近い場所です(笑)。氷に覆われてそれ以上は進めないという、ギリギリの場所まで行かせてもらいました。絶滅危惧種に指定されているホッキョクグマがアザラシを捕食するシーンを見たり、どういうふうに旅をしているのかを追うのが目的だったんですね。海を何十キロも泳ぐので、それをヨットで並走したりしました。
葉加瀬:へええ!
照英:たまたまクジラが座礁している場所があって、当時はそこがホッキョクグマの餌場になっていたんです。そこに上陸してリポートするのが仕事だったんですよ。でも、そこへ行くのにヨットで2週間ぐらいかかるんですね。
気温が氷点下まで下がる極寒の北極。当時は白夜の時期と重なっていたという。空は1日中、薄墨を流したようなグレーに覆われ、強い日差しが差し込むことはほとんどないため、海の色も同じく灰色に沈み、水平線の位置すら判別できなくなるほどだったそう。「水平線がわからず、ヨットに乗っていると宙に浮いている感覚だった」と照英は語る。
葉加瀬:ずっとヨットの上で過ごすわけでしょ。メンタルがやられちゃいそうだね。
照英:そうなんですよ。音がなくて、聞こえるのは自分の周りを過ぎ去っていくわずかな風の音だけ。動物もホッキョクグマやセイウチ、トド、たまに鳥が出るくらいで。携帯もつながらないし、音楽も聴けない。何をすればいいかわからないから、ずっと甲板に出てみんなで動物を探し続けるという、不思議な経験でした。
葉加瀬:正直、「こんな仕事受けるんじゃなかった」と思わなかった(笑)?
照英:「どこがゴールなんだろう」とは思いましたね(笑)。でも面白いのが、行きは2週間かけたのに、ロケが終わって帰るときはスタッフがヘリコプターを用意してくれていたんです。乗り込んだら、2週間かかった場所からたった40分で帰れちゃって。「文明の利器すごい!」ってなりました(笑)。
葉加瀬:行きもそれにしてくれればよかったのにね(笑)。
照英:でも、地球の果てのすばらしさや、過酷な環境で生きる動物たちの姿を見られた価値は大きかったです。
葉加瀬:大自然のなかで、本来あるべき姿を見てるわけだもんね。北極での食事はどうしてたんですか?
照英:基本はヨットの中です。キャプテンが薪ストーブで焼いてくれるトーストやサンドイッチがメインでした。僕はアルコールが好きなので、出発前にスタッフさんに「ビールだけはたくさん積んでください」とお願いして、5ケースも用意してもらったんです。でも、いざ現地に行くと、ストーブを切れば氷点下になるような極寒で。そんななかでビールを飲むと、体が震えちゃうから、まったく飲まなくなりました(笑)。代わりに少しだけ積んであった赤ワインを温めてホットワインにして飲んだら、そのおいしさにどっぷりハマりまして。
葉加瀬:そうですか!
照英:それまでワインはあまり飲まなかったんですが、北極で覚えたその味が忘れられなくて、今も愛飲してます。
照英:実際に行ってみると、観光地というよりは普通の民家が並んでいて、食事も誰かのお宅に招かれていただくようなスタイルなんです。90歳を超えた方々も、急な坂道を歩いて生活していました。みんなで助け合っている島というか、みなさんノンストレスで生きているんです。朝の8時か9時くらいから誰かの家に行って、ワインを飲み始めるんですよ(笑)。
葉加瀬:すごいね(笑)。
照英:そのまま昼までほろ酔いで歌って踊ってしゃべってるんです。愚痴をこぼすよりも「楽しい!」とゲラゲラ笑ってる。そこに4日間ほど混ざらせてもらいました。食事は野菜中心なんですが、目の前の大絶景の海が最高の調味料で、無駄なものがまったくないんです。そこに行って、「人間はどう生きるのが正しいんだろう」と考えさせられました。お金を稼ぐことも大切ですが、心が安定していることのすばらしさを教えてくれた島でした。「生きるってこういうことか」と感じるぐらい、幸せな光景を見れましたね。
葉加瀬:おいしいワインは飲めました?
照英:ワインは自家製で、みんなでブドウを足で踏んで作っているんですよ。食事に肉はほとんど出なくて、あってもひき肉を少し使う程度。基本は野菜と塩味だけのシンプルな食事です。おじいちゃん、おばあちゃんたちに「野菜を食べないでどうやって生きてるんだ」と驚かれたくらいです(笑)。飲み水も雨水をろ過するというか、すべての家に水道や電気が通っているわけじゃないんですね。それでも、豊かな暮らしだなって思えたんですよ。
葉加瀬:何が贅沢で、何が豊かなのかって考えちゃうよね。お金を持っていても死ぬときは持っていけないしなあ(笑)。
照英:本当におっしゃるとおりです。どこに投資をして、どこで自分を喜ばせてあげるのか。50歳という節目で行ったこともあり、すごく刺激を受けました。自分たちでなんでもやらなきゃいけないけれど、周りには支えてくれる同世代の仲間がいる。「ここならたしかに死ぬことを忘れそうだな」と感じました。日本の方にも、ぜひ何かを感じに行ってもらいたい場所ですね。
葉加瀬:本当にすごい旅をしてるねえ。
滞在先は、キハダマグロの幼魚やカツオを一本釣りで獲る漁師の家だった。その生活は想像以上に本格的で、滞在期間も長く、撮影スタッフがどこにいるのかわからなくなるほど、日常に溶け込んだ環境だったと語る。
照英:言語もディベヒ語という、全然何を言っているかわからないもので、そこにお邪魔させていただいた感じですね。イスラム教の国なのですが、ちょうどラマダン(断食月)の時期と重なったんですよ。
葉加瀬:ラマダンだと日中は食べないんだよね?
照英:そうなんです。水も飲んではいけません。でも、外気温は42度、しかもエアコンもないお宅だったんですよ(笑)。朝は日の出前、4〜5時に船を出して、日没ギリギリまで漁をするんです。汗だくになりながら、飲み物もなしで漁をして、そこから2時間ぐらいかけて帰ります。帰宅時間にちょうど日没時間になって、お母さんが料理を作ってくれるんですけど、その瞬間からお祭りが始まるんですよ。
葉加瀬:そうなんだよね。
照英:太鼓を叩いて、踊って、歌って。なかなか食べ始めないんですよ(笑)。お腹は空いてるし、喉も渇いてるんですけど「お前も踊れ」と、また汗をかくわけです。やっと食べられたと思ったら、みんな立ったまま、つまみながら踊るんですよ(笑)。料理はパーティー会場のケータリングみたいな感じで、17時くらいから22時くらいまで、食べて踊り続けるんです。そこから水浴びをして、0時ごろに寝て、また3時に起こされて漁へ。つらいと言ったら失礼になりますけど、正直かなり過酷な2週間でした。
葉加瀬:そうだねえ。
照英:だけど、その島は30年後には温暖化の影響で水没すると言われていて。実際に島が侵食され、珊瑚の石で補強している状況でした。その環境問題を肌で感じるわけですが、島の人たちは外の世界を知らないから、深刻さをあまり理解していない。それでも本当に楽しそうに暮らしているんです。ここでの経験も「人間とは」と考えさせられましたね。
照英:岩盤を掘った洞窟に住んでいる人たちがいて、洞窟が7〜8個あって、親族が共同生活しているんです。そこで撮影の合間に、「お昼食べる?」って言われて。「何食べたい?」と聞かれて、「お店もないですよね」と言ったら、「ラーメンなら作れるよ」とおっしゃってくれたんです。お母さんが20分くらいで麺を打ち始めて、漫画みたいにビヨンビヨン伸ばして、あっという間に卵ちぢれ麺を作りあげたんですよ。
葉加瀬:へええ!
照英:お湯に塩コショウ、何かのスパイスをひと振り、卵を溶き入れただけのスープなんですよ。そこに麺を加えただけなのに、もう絶品だったんです! 日本では食べたことのない味。最後に少し、ごま油のような香りがしました。
葉加瀬:おいしそうだなあ!
照英:何の出汁かもわからないんですよ。洞窟で暮らすお母さんが作った即席ラーメンを、もう一度食べに行きたいです。お店じゃなく、お母さんの洞窟で食べたいです。
葉加瀬:そうだよねえ。
照英:ラーメン文化の中国のすばらしさを見ました。この味に勝てるお店はないんじゃないかなって思いましたね。
葉加瀬:食べてみたい!
照英の最新情報はInstagram公式アカウント(@shoei040404)、TikTok公式アカウント(@shoei_official1)まで。
葉加瀬太郎がゲストの旅のエピソードを聞くJ-WAVE『ANA WORLD AIR CURRENT』は、毎週土曜の19時からオンエア。
照英が登場したのは、ゲストにさまざまな国での旅の思い出を聞く、J-WAVEの番組『ANA WORLD AIR CURRENT』(ナビゲーター:葉加瀬太郎)。ここでは、2月14日(土)にオンエアした内容をテキストで紹介する。
番組は、Spotifyなどのポッドキャストでも聴くことができる。
・ポッドキャストページ
ホッキョクグマの生態を探るべく北極の地へ
照英は1974年生まれ、埼玉県出身。学生時代に陸上競技のやり投げで国体準優勝を果たすなど、高い運動能力を持つ。モデル活動を経て芸能界入りし、俳優・タレントとしてドラマや映画、バラエティ番組などで幅広く活躍している。照英は、人生で忘れることのできない、最果ての地での海外旅エピソードを振り返った。
葉加瀬:特に印象深い場所として北極を挙げてくださいました。これはいったい、どのような旅だったのでしょうか?
照英:今までいろんな国に行かせてもらいましたけど、やはりいちばん「地球の果て」というか、なかなか行こうと思っても行けない場所の思い出が強いですね。
葉加瀬:それはいつごろの旅なんですか?
照英:10年以上前なんですけど、それを超える最果ての地がいまだにないんです。
葉加瀬:北極だもんね(笑)。何を求めて行く旅だったのでしょうか。
照英:ホッキョクグマの生態系を調査するドキュメンタリー番組でした。ノルウェーからスヴァールバル諸島へ行き、そこからヨットで北緯81.3度まで上がったんです。
葉加瀬:北緯81.3度……ちょっと想像がつかないよ(笑)。
照英:かなり北極点に近い場所です(笑)。氷に覆われてそれ以上は進めないという、ギリギリの場所まで行かせてもらいました。絶滅危惧種に指定されているホッキョクグマがアザラシを捕食するシーンを見たり、どういうふうに旅をしているのかを追うのが目的だったんですね。海を何十キロも泳ぐので、それをヨットで並走したりしました。
葉加瀬:へええ!
照英:たまたまクジラが座礁している場所があって、当時はそこがホッキョクグマの餌場になっていたんです。そこに上陸してリポートするのが仕事だったんですよ。でも、そこへ行くのにヨットで2週間ぐらいかかるんですね。
気温が氷点下まで下がる極寒の北極。当時は白夜の時期と重なっていたという。空は1日中、薄墨を流したようなグレーに覆われ、強い日差しが差し込むことはほとんどないため、海の色も同じく灰色に沈み、水平線の位置すら判別できなくなるほどだったそう。「水平線がわからず、ヨットに乗っていると宙に浮いている感覚だった」と照英は語る。
葉加瀬:ずっとヨットの上で過ごすわけでしょ。メンタルがやられちゃいそうだね。
照英:そうなんですよ。音がなくて、聞こえるのは自分の周りを過ぎ去っていくわずかな風の音だけ。動物もホッキョクグマやセイウチ、トド、たまに鳥が出るくらいで。携帯もつながらないし、音楽も聴けない。何をすればいいかわからないから、ずっと甲板に出てみんなで動物を探し続けるという、不思議な経験でした。
葉加瀬:正直、「こんな仕事受けるんじゃなかった」と思わなかった(笑)?
照英:「どこがゴールなんだろう」とは思いましたね(笑)。でも面白いのが、行きは2週間かけたのに、ロケが終わって帰るときはスタッフがヘリコプターを用意してくれていたんです。乗り込んだら、2週間かかった場所からたった40分で帰れちゃって。「文明の利器すごい!」ってなりました(笑)。
葉加瀬:行きもそれにしてくれればよかったのにね(笑)。
照英:でも、地球の果てのすばらしさや、過酷な環境で生きる動物たちの姿を見られた価値は大きかったです。
葉加瀬:大自然のなかで、本来あるべき姿を見てるわけだもんね。北極での食事はどうしてたんですか?
照英:基本はヨットの中です。キャプテンが薪ストーブで焼いてくれるトーストやサンドイッチがメインでした。僕はアルコールが好きなので、出発前にスタッフさんに「ビールだけはたくさん積んでください」とお願いして、5ケースも用意してもらったんです。でも、いざ現地に行くと、ストーブを切れば氷点下になるような極寒で。そんななかでビールを飲むと、体が震えちゃうから、まったく飲まなくなりました(笑)。代わりに少しだけ積んであった赤ワインを温めてホットワインにして飲んだら、そのおいしさにどっぷりハマりまして。
葉加瀬:そうですか!
照英:それまでワインはあまり飲まなかったんですが、北極で覚えたその味が忘れられなくて、今も愛飲してます。
長寿の島で「生きるとは何か」を考える
続いて照英は、ギリシャのイカリア島でのエピソードを語る。イカリア島は「死ぬことを忘れた人々が住む」とも称される長寿の島で、ブルーゾーン(世界5大長寿地域)のひとつとしても知られている。住民に90歳以上が多いという。照英:実際に行ってみると、観光地というよりは普通の民家が並んでいて、食事も誰かのお宅に招かれていただくようなスタイルなんです。90歳を超えた方々も、急な坂道を歩いて生活していました。みんなで助け合っている島というか、みなさんノンストレスで生きているんです。朝の8時か9時くらいから誰かの家に行って、ワインを飲み始めるんですよ(笑)。
葉加瀬:すごいね(笑)。
照英:そのまま昼までほろ酔いで歌って踊ってしゃべってるんです。愚痴をこぼすよりも「楽しい!」とゲラゲラ笑ってる。そこに4日間ほど混ざらせてもらいました。食事は野菜中心なんですが、目の前の大絶景の海が最高の調味料で、無駄なものがまったくないんです。そこに行って、「人間はどう生きるのが正しいんだろう」と考えさせられました。お金を稼ぐことも大切ですが、心が安定していることのすばらしさを教えてくれた島でした。「生きるってこういうことか」と感じるぐらい、幸せな光景を見れましたね。
葉加瀬:おいしいワインは飲めました?
照英:ワインは自家製で、みんなでブドウを足で踏んで作っているんですよ。食事に肉はほとんど出なくて、あってもひき肉を少し使う程度。基本は野菜と塩味だけのシンプルな食事です。おじいちゃん、おばあちゃんたちに「野菜を食べないでどうやって生きてるんだ」と驚かれたくらいです(笑)。飲み水も雨水をろ過するというか、すべての家に水道や電気が通っているわけじゃないんですね。それでも、豊かな暮らしだなって思えたんですよ。
葉加瀬:何が贅沢で、何が豊かなのかって考えちゃうよね。お金を持っていても死ぬときは持っていけないしなあ(笑)。
照英:本当におっしゃるとおりです。どこに投資をして、どこで自分を喜ばせてあげるのか。50歳という節目で行ったこともあり、すごく刺激を受けました。自分たちでなんでもやらなきゃいけないけれど、周りには支えてくれる同世代の仲間がいる。「ここならたしかに死ぬことを忘れそうだな」と感じました。日本の方にも、ぜひ何かを感じに行ってもらいたい場所ですね。
葉加瀬:本当にすごい旅をしてるねえ。
過酷だったモルディブでの漁生活
さらに照英は、仕事ではあったものの、内容はほとんどドキュメンタリーのようなモルディブでの思い出を振り返った。モルディブは、インド洋に浮かぶ約1,200の珊瑚礁の島々からなる島国。ホームステイをする番組の企画で、漁師が暮らす島を選び、2週間にわたって滞在したという。滞在先は、キハダマグロの幼魚やカツオを一本釣りで獲る漁師の家だった。その生活は想像以上に本格的で、滞在期間も長く、撮影スタッフがどこにいるのかわからなくなるほど、日常に溶け込んだ環境だったと語る。
照英:言語もディベヒ語という、全然何を言っているかわからないもので、そこにお邪魔させていただいた感じですね。イスラム教の国なのですが、ちょうどラマダン(断食月)の時期と重なったんですよ。
葉加瀬:ラマダンだと日中は食べないんだよね?
照英:そうなんです。水も飲んではいけません。でも、外気温は42度、しかもエアコンもないお宅だったんですよ(笑)。朝は日の出前、4〜5時に船を出して、日没ギリギリまで漁をするんです。汗だくになりながら、飲み物もなしで漁をして、そこから2時間ぐらいかけて帰ります。帰宅時間にちょうど日没時間になって、お母さんが料理を作ってくれるんですけど、その瞬間からお祭りが始まるんですよ。
葉加瀬:そうなんだよね。
照英:太鼓を叩いて、踊って、歌って。なかなか食べ始めないんですよ(笑)。お腹は空いてるし、喉も渇いてるんですけど「お前も踊れ」と、また汗をかくわけです。やっと食べられたと思ったら、みんな立ったまま、つまみながら踊るんですよ(笑)。料理はパーティー会場のケータリングみたいな感じで、17時くらいから22時くらいまで、食べて踊り続けるんです。そこから水浴びをして、0時ごろに寝て、また3時に起こされて漁へ。つらいと言ったら失礼になりますけど、正直かなり過酷な2週間でした。
葉加瀬:そうだねえ。
照英:だけど、その島は30年後には温暖化の影響で水没すると言われていて。実際に島が侵食され、珊瑚の石で補強している状況でした。その環境問題を肌で感じるわけですが、島の人たちは外の世界を知らないから、深刻さをあまり理解していない。それでも本当に楽しそうに暮らしているんです。ここでの経験も「人間とは」と考えさせられましたね。
忘れられない海外グルメは「洞窟ラーメン」
照英が「旅をしていて忘れられない味」として挙げたのは、中国・北京の奥地で食べたラーメンだった。照英:岩盤を掘った洞窟に住んでいる人たちがいて、洞窟が7〜8個あって、親族が共同生活しているんです。そこで撮影の合間に、「お昼食べる?」って言われて。「何食べたい?」と聞かれて、「お店もないですよね」と言ったら、「ラーメンなら作れるよ」とおっしゃってくれたんです。お母さんが20分くらいで麺を打ち始めて、漫画みたいにビヨンビヨン伸ばして、あっという間に卵ちぢれ麺を作りあげたんですよ。
葉加瀬:へええ!
照英:お湯に塩コショウ、何かのスパイスをひと振り、卵を溶き入れただけのスープなんですよ。そこに麺を加えただけなのに、もう絶品だったんです! 日本では食べたことのない味。最後に少し、ごま油のような香りがしました。
葉加瀬:おいしそうだなあ!
照英:何の出汁かもわからないんですよ。洞窟で暮らすお母さんが作った即席ラーメンを、もう一度食べに行きたいです。お店じゃなく、お母さんの洞窟で食べたいです。
葉加瀬:そうだよねえ。
照英:ラーメン文化の中国のすばらしさを見ました。この味に勝てるお店はないんじゃないかなって思いましたね。
葉加瀬:食べてみたい!
照英の最新情報はInstagram公式アカウント(@shoei040404)、TikTok公式アカウント(@shoei_official1)まで。
葉加瀬太郎がゲストの旅のエピソードを聞くJ-WAVE『ANA WORLD AIR CURRENT』は、毎週土曜の19時からオンエア。
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