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Skaai、MIZがスペシャルライブを披露! 話題の施設「ハラカド」で公開収録イベントを開催。ライブ音源のアーカイヴ配信中

Skaai、MIZがスペシャルライブを披露! 話題の施設「ハラカド」で公開収録イベントを開催。ライブ音源のアーカイヴ配信中

ラジオ局J-WAVE(81.3FM)は5月11日(土)、毎週月曜~木曜夕方に放送中の番組『GRAND MARQUEE』(月-木 16:00-18:50)の公開収録イベント「J-WAVE GRAND MARQUEE SPECIAL SHOWCASE supported by Levi’s®」を、原宿に誕生したばかりの新施設、東急プラザ・ハラカドで開催いたしました。

ハラカドは、ポッドキャストスタジオ兼アートギャラリー「J-WAVE ARRTSIDE CAST」があり、J-WAVEにもゆかりがある場所。今回はそんなハラカド3Fの「BCBC」にて、スキルフルなラップとソウルフルな歌唱を聴かせるアーティストSkaai、MONO NO AWAREの八丈島出身の玉置周啓と加藤成順によるアコースティックユニット、MIZの2組を迎え、スペシャルショーケースライヴをお届けしました。ここでは、本イベントのレポートをご紹介します。

なお、本イベントの模様は5月20日と21日の『GRAND MARQUEE』内でオンエア。radikoでアーカイヴ配信中です。

▼5月20日 Skaaiのライブ音源を聴く(5月27日まで)
https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20240520163420

▼5月21日 MIZのライブ音源を聴く(5月28日まで)
https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20240521163107

【Skaai レポート】

『GRAND MARQUEE』は夕方の番組ということで、「ギリギリこんにちは」というオリジナルの挨拶が定番。この日の「J-WAVE GRAND MARQUEE SPECIAL SHOWCASE supported by Levi’s®」はお昼開催だったため、番組のナビゲーターであるタカノシンヤ&セレイナ・アンは「めちゃくちゃこんにちは」「がっつりこんにちは」とアレンジしてイベントをスタートさせた。MCを務めるのは、J-WAVE『GRAND MARQUEE』でナビゲーターを務める、タカノシンヤとセレイナ・アンのふたり。今回のイベントは、「Levi’s® Music. Denim. Customize.」開催をセレブレイトしたということもあり、デニムアイテムを着用しているふたり。音楽だけでなく、ファッションも楽しめるイベントだ。

1873年5日20日にLevi’s®ブランドがリベットで補強したパンツの特許を取得し、世界で初めてのジーンズ、501®のルーツが誕生したことに触れ、この記念すべき日をブルージーンズの誕生日“501® DAY”と称し、毎年セレブレイトしていると説明するセレイナ・アン。今年で151年目を迎えることに対して、タカノシンヤが「鎌倉幕府よりも長い!」と歴史ウンチクを投下すると、会場では驚きの声とオーディエンスの笑みで包まれる。

軽快なトークで会場の空気を温めると、オーディエンスお待ちかねのライブの時間がスタートする。最初に音を鳴らしてくれるのは、スキルフルなラップとソウルフルな歌唱を聴かせるアーティストSkaai。この日は、初となる4人編成でのライブ。メンバーを率いて、ステージに登場すると会場からは大きな歓声が上がった。

Skaaiのスペシャルなライブは、フリースタイルのセッションからスタートした。メンバー各々がグラスを片手に音を奏でる、自由でチルな雰囲気が会場には流れる。ループを続けるサウンド、そんな音に揺られながら、Skaaiは自由に歌唱する。求心力を持ち、力強い彼の歌声にオーディエンスは身体を委ね、心地よさそうに揺れている。この日初となるセットでのライブは、4人が顔を合わせながら、まるで自宅の一角のような空間で極上の音を鳴らし続けている。スペーシーながらソウルフルな演奏のなか、Skaaiは小気味に歌う。即興のリリックに「J-WAVE」「Levi’s®」「501®」と混ぜ込みながら、パフォーマンスする極上のステージ。もちろんオーディエンスもノリノリだけれど、ステージにいる4人がいちばん楽しそうにしている。時折、目配せをして笑みを溢しながら、自由自在に1曲目のセッションをやり遂げると、「Skaaiです」と挨拶。特別な編成について触れると、「この日を楽しみしていました、皆さんも楽しんでください」と話す。続けて披露された「Redbone」。チャイルデッシュ・ガンビーノのカバーソングがスタートすると、会場は大きな歓声に包まれる。ソウルフルに歌唱するSkaaiに呼応するかのように鳴り響くyuya saitoのギターの音色。ミニマルなセットながらもグルーヴィーなアレンジでオーディエンスを魅了すると、続けて「FLOOR IS MINE」を投下。流れるようにフロウとライムをかます、Skaai。意表を突く曲の展開に会場からは、「HEY!!」と声が上がる。

会場の一体感が増したところで、Skaaiは今回のメンバーについて話を始める。相棒であるuin、そして現在一緒に生活をしているという、TRIPPYHOUSINGの2人。yuya saitoのことを「人生が音楽みたいな奴ら」と紹介。4曲目に披露した「OHAYO」は、yuya saitoとAlex Stevensと一緒に制作したものだという。確実にオンタイムな音像ながら、どこか懐かしい。〈おはよう〉と優しく語りかけるように歌唱するSkaaiのその声にオーディエンスは酔いしれている。「ゆるいね〜。情緒がおかしいセットリストだと思うけど、次で最後の曲です」と発してスタートした「Nectar.」。Skaaiの「楽しもう!」という声に呼応するかのようにオーディエンスは身体を心地よく揺らしている。特別な編成で極上のパフォーマンスを魅せてくれたSkaai。会場からは大きな拍手が送られ、第一部のライブパートは幕を閉じた。
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ライブ後は、タカノとセレイナを交えてトーク。TRIPPYHOUSINGでの生活や、「特別なショーにしようと思って」と初編成の手応えについて話すと、トークはSkaaiの衣装の話へ。この日のSkaaiは、上下オールLevi’s®。デニムにTシャツをタックインした洗練されたスタイリングだ。着用するデニムは、この日のためにカスタマイズしたもの。シンプルなディテールながら、金色の刺繍で「0000」と刻まれたオリジナルなデニムについて、「この意味はじきに分かると思うんですが、来週には分かります。ぜひチェックしてください」と語り、オーディエンスはその言葉に歓声をあげる。「親からお前はお尻がデカいからデニムは似合わないと言われて……」とデニムを敬遠していたSkaaiだが、「大人になってからデニムもいいなと思って、今回はすごくテンションが上がった。穿き倒します!」と宣言し、トークパートは終了。最後は、スタイリストの地蔵も参加しての記念撮影。この場にいる誰よりも個性的な地蔵の風貌にオーディエンスは笑みを溢し、第一部は幕を閉じたのだった。
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【MIZ レポート】

少し時間が空いてスタートした第二部では、MONO NO AWAREの八丈島出身の玉置周啓と加藤成順によるアコースティックユニット、MIZがパフォーマンス。第一部の雰囲気とは打って変わり、聞き手にとってのある場所の思い出、匂い、音にリンクする多幸感に溢れるステージとなった。

チューニングをしながら、ゆるくトークを始めながらスタートした「春」。2人の優しいハーモニーが会場に響く。〈愛してるよ〉と優しく語りかけるように歌唱する玉置。アコースティック2本で響かせる極上のサウンドにオーディエンスは身体を揺らし、心地よさそうにしている。鳴る響く音から感じるのは、微風が吹く田園風景だろうか、どこか懐かしく、センチメンタルな世界へと誘われていく感覚。これが非常に心地いい。優しく1曲目を歌い終わると、加藤が「そこのカーテンは開かないんですか?」と言葉を発する。カーテンが開かれ、そこに広がったのは晴天の原宿。そんな天気にぴったりなMIZの音楽。「ボタンが擦れる音も楽器だと思って聴いてください」と玉置が言葉を発し、2人で目を合わせながらカウントしてスタートした「パレード」。オーディエンスの感情に訴えかけるように歌う2人の姿がここにはある。どの曲をとっても優しく、それでいて切ない。加藤が奏でるアルペジオが心地よく、オーディエンスは自然と笑顔になってしまう。玉置の口笛からスタートした「空砲」。2人の音を聴いていると、音楽の力を思い知る。アコースティックギター2本に2人の声、それだけで我々は極上の音楽を楽しむことができる。いちばんシンプルで、それでいて、いちばん心に響く、MIZが奏でるサウンド。

2曲を歌い終えると、玉置が口を開く。「いい場所だな。デニムの青が乱反射して、ハラカドみたいだなって」とポエムのような台詞。オーディエンスは笑顔でその言葉に応える。「夏のおわり」がスタートすると、センチメンタルが加速する。夏休みの終わりのような感覚と例えればいいだろうか、胸の奥を刺激する寂しさ。きっとオーディエンスも同じようなことを感じたことだろう。あの頃の思い出が鮮明に脳裏をよぎる。MIZの音楽は我々の思い出に寄り添ってくれているのだ。ゆったり、まったりと進んでいく時間。弦を滑らす音も音楽の一部となって耳に届く。土曜の昼下がり、彼らは極上の音楽体験をオーディエンスに届けてくれている。「ビーバー」「丘」と連続で披露すると、「短い間でしたけど、休日の貴重な時間を原宿の上空ですごせて幸せでした」と話し、「Levi’s®=バイクということで、先ほど下でアンケートを取りましたが、100人中98人がシールを貼ってくれました」とジョークをかまし、スタートした「バイクを飛ばして」までの全7曲。MIZの奏でる音楽に酔いしれるオーディエンスの表情が印象的なライブは幕を閉じた。
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ここからはMCのふたりを交えて軽快なトークの時間。Skaaiと同様にMIZの2人もこの日のためにカスタマイズしたデニムを着用している。個性的な着こなしは流石だ。

玉置は、膝に“レオンさんとマキさん”の似顔絵を刺繍したオリジナリティ溢れるデニム。レオンさんとマキさんは、Levi’s®原宿フラッグシップストアのスタッフとのこと。オーディエンスは制作背景に「あはは」と声を漏らし笑っている。一方で加藤のデニムはというと、SilverTabのボディを膝の位置で裁断し、縫い付けたデザイン。ヒップ部分にはMIZと刺繍されたこちらも個性的なデニムだ。玉置は「これ、可愛いですよね? 可愛いですよね?」とオーディエンスに問いかけ、「なんかお笑い感が出ちゃったかなと思ってたから」と斬新なデザインに少し不安を抱いていたことも吐露した。

そして、今年、Levi’s®がフジロックフェスティバルのオフィシャルサポーターとして、バンドオーディションスタイルのステージ、「ROOKIE A GO-GO」をサポートすることが発表され、MONO NO AWAREとしてステージに立ったことがある2人に当時の思い出を聞く一幕もあり、最後の最後まで極上の音楽と軽快なトークでオーディエンスを楽しませくれた。記念撮影では、少年誌のグラビアのようなポーズで撮影する加藤の姿が。ヒップの刺繍を見せるためのポージングに「恥ずかしい!」と照れている姿も印象的だった。
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二組のスペシャルなライブで幕を閉じた本イベントのトークとライブの模様は、5月20日と21日のJ-WAVE『GRAND MARQUEE』内でもオンエアされた。こちらもぜひチェックしていただきたい。

(文:笹谷淳介)

■番組概要
放送局:J-WAVE(81.3FM)
番組名:GRAND MARQUEE
放送日時:月曜~木曜 16時~18時50分
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann
番組サイト:https://www.j-wave.co.jp/original/grandmarquee/
番組twitter:https://twitter.com/GRANDMARQUEE813
ハッシュタグ:#マーキー813

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番組情報
GRAND MARQUEE
月・火・水・木曜
16:00-18:50