美容家の神崎 恵さんが、ライフスタイルを美しくするヒントや、夏に向けての「美」のテクニックを語った。
神崎さんが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「LHH TENSHOKU MORNING INSIGHT」。ここでは、6月22日(木)のオンエア内容をテキストで紹介する。
そんな神崎さんに別所は、ここ数年の美のトレンドの傾向について質問した。
神崎:毎年毎年、本当に美容の進化がめざましくて、いまでは「老化は治る」といわれているんですよ。
別所:老化しないってこと?
神崎:そうなんです、自分次第で(老化)しないかもしれない。スキンケアや美容医療があふれていますけど、そういったものを取り入れることで、肌が年をとるのを忘れるんじゃないかって。私、息子が3人いて長男が23歳で次男が大学生なんですけど、2人は普通にスキンケアするんですよ。
別所:男子もみんなしますよね。
神崎:別所さんもされていますか?
別所:僕は出演のヘアメイクさんにときどきやっていただいています。いま舞台をやっているので、舞台でメイクのあとに。基礎化粧品ですけど。
神崎:素晴らしい。日常でもやっていますか?
別所:化粧水ぐらいです。
神崎:いまの若者は当たり前になっているわけですよ。なので女の子だけじゃなくて、男の子もきれいなんですよ。
別所:本当に若い子を見ると、お肌とか眉とかケアしてますよね。
神崎:なので、もしかしたらみんなもう年をとらないかもしれないです。
さらに神崎さんは、時代と共に変化する「美」の在り方を語る。
神崎:時代的には1つの美しさの目安というよりは、「個」の美しさっていうものをとてもみなさん大事にされるようになっています。たとえばファンデーションの色でいうと、色の種類が40、50って、本当にたくさんの色が増えていて、別所さんは普段ドラマだったりでメイクされるときって、お肌の色に合わせたファンデーションを塗られると思うんですが、いまはもう違うんですよ。なりたい色のファンデーションを塗るんです。
別所:選べるの?
神崎:選べます。もう「合わせる」っていう概念がなくなりつつあるんですよ。白い発光するような肌になりたかったら白を塗っちゃう、みたいな。今日はかっこよくしたかったらちょっとイエロー気味の肌塗っちゃうみたいな。首まで塗っちゃえばいいんですよ。
【関連記事】「全人類におすすめな日焼け止め」って? 美容家が語る、紫外線対策の重要性&イチオシ商品
神崎:特に女性は、生まれ持ったもので人生の美しさが決まっているって思いがちだったんですけど、私は今年48歳なんですが、48年間生きてくるなかでだんだん美に対しての思いが変わってきて。これは生まれ持ったものじゃなくて、大人になればなるほど、たとえば睡眠や食べるもの、経験だったり体験だったり、いろんなことで思う感情で育てていくものだって感じたんですよね。もちろん目に見える美容もそうですが、自分で育てる楽しみや自分を作っていく楽しみっていうものを、美を通して感じていただきたい、そんな思いを込めて書きました。声だったり体だったりマインドだったりっていう、いろんなカテゴリに分けて書いております。
最新著書はスキンケアやボディケア、フレームワーク、ボイスなど、幅広いカテゴリをまとめている。「麗しい声は腹式呼吸で出す。声帯を老けさせない」ことが大切だと語る神崎さんは、別所に「普段どういった声のケアをしているのか」と質問する。
別所:僕は毎朝、ラジオでしゃべらせていただいているので、舞台もやっているし。横隔膜を動かして、あとはときどき裏声を出して調整しています。
神崎:365日声のお仕事をされていると、枯れたりしおれたりできないじゃないですか。特別なケアとか、飲まれているものがあるんですか?
別所:よく言われるんですけど、僕は食べたものを食べたいときに食べたいままに食べて、ここまできてしまいましたね。あえていえば、プロポリスとか蜂蜜とか、それくらいかなぁ。
神崎:私たちっていままでどちらかというと、「周りの人を大事にしましょう」「周りの人の気持ちを最優先に考えましょう」って教えられてきた部分があるじゃないですか。突然ここにきて「自分のことを大事にして」って、難しいと思って。なので、私は“置き換える”ことにしています。たとえば、私は息子がいますので「息子に食べさせたいな」って思うもの、「見せたいな」って思ったものを自分に置き換えて、「私に見せてあげたい」「私に食べさせてあげたい」って、ちょっと俯瞰から自分を見て、自分を1人の大事な人として見て、食べさせたり眠らせてあげたりするようにしています。
別所:それ、いい。ともすると自分を褒めるって、自画自賛みたいになっちゃうこととギリギリのラインがあるから。でも自己承認欲求みたいな、自分を大切にすることを第一に考えないとね。自分につらいことを無理にやるのは、体にもよくないし美にもよくない。
神崎:そうなんです。なので1日終わったら「お疲れさん、今日も1日頑張ったね」って自分に言ってあげたり……。
神崎:「私のお名前なんてーの?」の、(頭文字を取った)「WONT」です。ときどき走っていると、「私、誰かに流されちゃってるな」とか、「私、誰だっけ?」って思う瞬間があるんですけど、そんなことを雑談しています。美容はいつもお仕事で話しているので、美容以外のこと、「納豆の賞味期限っていつまで?」みたいなくだらない話をしています(笑)。
別所:今後、どんな展開になりそうですか?
神崎:今後もママさんバレー的な、水曜日にみんなで集まって「疲れたわね」とか「あそこのあれが安かったわよ」みたいな雑談をしていきたいです。
そんな神崎さんは、Instagramで鮮やかな浴衣スタイルも提案している。日本舞踊経験者で、子どもの頃から和装に親しみが深い神崎さんが、浴衣の魅力を語る。
神崎:身近というか距離感が近いので、浴衣も着ますし夏の着物も着ますし、そういった日本の美しさって、大人になってより沁みるようになりました。
別所:久しぶりに浴衣着たいなぁ、それで花火を見に行ったりね。僕はときどき、この番組に下駄や雪駄を履いてきたりします。
神崎:下駄の音色も、素敵ですよね。
別所:姿勢も変わりますよね、胸を張る感じというか。着物の粋な世界って、ありますよね。
神崎:あります。それが美しくて、魅せられています。
別所:だからお肌の美しさもだけど、ライフスタイルの「美」もありますよね。
神崎:わかります。姿勢だけでも違いますよね。お顔の見え方も、まったく変わってきますから。
別所:それで心のなか、マインドセットも変わってくっていうね。
神崎:スンとしますね。
別所:日本ならではの伝統の美、浴衣を着ることでどんな気持ちの変化、夏の過ごし方をデザインできるでしょうか?
神崎:夏はどうしてもジメジメしますので、スキンケアとかもライトにしたりジェルにしたり、あとはファンデーションにブルーのコントロールカラーを入れたりとか。ブルーをお肌に混ぜると、色が涼やかになるんですよ。私のInstagramなどでもそういった情報を発信していきますので、ぜひ見ていただけたらと思います。
神崎さんのInstagramや著書をチェックして、夏に向けてよりよい「美」を追究してみては。
『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』のワンコーナー「LHH TENSHOKU MORNING INSIGHT」では、あらゆる世界の本質にインサイトしていく。放送は月曜~木曜の8時35分頃から。
神崎さんが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「LHH TENSHOKU MORNING INSIGHT」。ここでは、6月22日(木)のオンエア内容をテキストで紹介する。
今の若者は老けなくなるかも?
美容誌をはじめ、多くの雑誌で連載を持つほか、コスメブランドのアドバイザーやアパレルブランドとの商品開発など、多岐にわたり活躍する神崎さん。プライベートでは3人の息子を持つ母であり、Instagramのフォロワーは63万人超えと、公私ともに充実した日々を送っている。そんな神崎さんに別所は、ここ数年の美のトレンドの傾向について質問した。
神崎:毎年毎年、本当に美容の進化がめざましくて、いまでは「老化は治る」といわれているんですよ。
別所:老化しないってこと?
神崎:そうなんです、自分次第で(老化)しないかもしれない。スキンケアや美容医療があふれていますけど、そういったものを取り入れることで、肌が年をとるのを忘れるんじゃないかって。私、息子が3人いて長男が23歳で次男が大学生なんですけど、2人は普通にスキンケアするんですよ。
別所:男子もみんなしますよね。
神崎:別所さんもされていますか?
別所:僕は出演のヘアメイクさんにときどきやっていただいています。いま舞台をやっているので、舞台でメイクのあとに。基礎化粧品ですけど。
神崎:素晴らしい。日常でもやっていますか?
別所:化粧水ぐらいです。
神崎:いまの若者は当たり前になっているわけですよ。なので女の子だけじゃなくて、男の子もきれいなんですよ。
別所:本当に若い子を見ると、お肌とか眉とかケアしてますよね。
神崎:なので、もしかしたらみんなもう年をとらないかもしれないです。
さらに神崎さんは、時代と共に変化する「美」の在り方を語る。
神崎:時代的には1つの美しさの目安というよりは、「個」の美しさっていうものをとてもみなさん大事にされるようになっています。たとえばファンデーションの色でいうと、色の種類が40、50って、本当にたくさんの色が増えていて、別所さんは普段ドラマだったりでメイクされるときって、お肌の色に合わせたファンデーションを塗られると思うんですが、いまはもう違うんですよ。なりたい色のファンデーションを塗るんです。
別所:選べるの?
神崎:選べます。もう「合わせる」っていう概念がなくなりつつあるんですよ。白い発光するような肌になりたかったら白を塗っちゃう、みたいな。今日はかっこよくしたかったらちょっとイエロー気味の肌塗っちゃうみたいな。首まで塗っちゃえばいいんですよ。
【関連記事】「全人類におすすめな日焼け止め」って? 美容家が語る、紫外線対策の重要性&イチオシ商品
「美を育てる」とは何か
これまで発表した書籍の累計発行部数が166万部を超える神崎さんは、3月には最新著書『美を育てる』(幻冬舎)を発表。「美は育てるもの」という表現に、託された思いとは?神崎:特に女性は、生まれ持ったもので人生の美しさが決まっているって思いがちだったんですけど、私は今年48歳なんですが、48年間生きてくるなかでだんだん美に対しての思いが変わってきて。これは生まれ持ったものじゃなくて、大人になればなるほど、たとえば睡眠や食べるもの、経験だったり体験だったり、いろんなことで思う感情で育てていくものだって感じたんですよね。もちろん目に見える美容もそうですが、自分で育てる楽しみや自分を作っていく楽しみっていうものを、美を通して感じていただきたい、そんな思いを込めて書きました。声だったり体だったりマインドだったりっていう、いろんなカテゴリに分けて書いております。
最新著書はスキンケアやボディケア、フレームワーク、ボイスなど、幅広いカテゴリをまとめている。「麗しい声は腹式呼吸で出す。声帯を老けさせない」ことが大切だと語る神崎さんは、別所に「普段どういった声のケアをしているのか」と質問する。
別所:僕は毎朝、ラジオでしゃべらせていただいているので、舞台もやっているし。横隔膜を動かして、あとはときどき裏声を出して調整しています。
神崎:365日声のお仕事をされていると、枯れたりしおれたりできないじゃないですか。特別なケアとか、飲まれているものがあるんですか?
別所:よく言われるんですけど、僕は食べたものを食べたいときに食べたいままに食べて、ここまできてしまいましたね。あえていえば、プロポリスとか蜂蜜とか、それくらいかなぁ。
「自分のことを大事に」どうやって?
昨今はセルフケア、セルフラブといったキーワードもよく耳にするようになり、自身の内面を大切にする傾向にある。神崎さんは、どのように自分を大切にすることを実践しているのだろうか。神崎:私たちっていままでどちらかというと、「周りの人を大事にしましょう」「周りの人の気持ちを最優先に考えましょう」って教えられてきた部分があるじゃないですか。突然ここにきて「自分のことを大事にして」って、難しいと思って。なので、私は“置き換える”ことにしています。たとえば、私は息子がいますので「息子に食べさせたいな」って思うもの、「見せたいな」って思ったものを自分に置き換えて、「私に見せてあげたい」「私に食べさせてあげたい」って、ちょっと俯瞰から自分を見て、自分を1人の大事な人として見て、食べさせたり眠らせてあげたりするようにしています。
別所:それ、いい。ともすると自分を褒めるって、自画自賛みたいになっちゃうこととギリギリのラインがあるから。でも自己承認欲求みたいな、自分を大切にすることを第一に考えないとね。自分につらいことを無理にやるのは、体にもよくないし美にもよくない。
神崎:そうなんです。なので1日終わったら「お疲れさん、今日も1日頑張ったね」って自分に言ってあげたり……。
服装やライフスタイルでも「美」は育つ
神崎さんは現在、J-WAVEのPodcast「SPINEAR (スピナー)」で、雑談Podcastプログラム「WONT(ウォント)」を配信中。「WONT」に込められた意味を、神崎さんは説明する。神崎:「私のお名前なんてーの?」の、(頭文字を取った)「WONT」です。ときどき走っていると、「私、誰かに流されちゃってるな」とか、「私、誰だっけ?」って思う瞬間があるんですけど、そんなことを雑談しています。美容はいつもお仕事で話しているので、美容以外のこと、「納豆の賞味期限っていつまで?」みたいなくだらない話をしています(笑)。
別所:今後、どんな展開になりそうですか?
神崎:今後もママさんバレー的な、水曜日にみんなで集まって「疲れたわね」とか「あそこのあれが安かったわよ」みたいな雑談をしていきたいです。
そんな神崎さんは、Instagramで鮮やかな浴衣スタイルも提案している。日本舞踊経験者で、子どもの頃から和装に親しみが深い神崎さんが、浴衣の魅力を語る。
神崎:身近というか距離感が近いので、浴衣も着ますし夏の着物も着ますし、そういった日本の美しさって、大人になってより沁みるようになりました。
別所:久しぶりに浴衣着たいなぁ、それで花火を見に行ったりね。僕はときどき、この番組に下駄や雪駄を履いてきたりします。
神崎:下駄の音色も、素敵ですよね。
別所:姿勢も変わりますよね、胸を張る感じというか。着物の粋な世界って、ありますよね。
神崎:あります。それが美しくて、魅せられています。
別所:だからお肌の美しさもだけど、ライフスタイルの「美」もありますよね。
神崎:わかります。姿勢だけでも違いますよね。お顔の見え方も、まったく変わってきますから。
別所:それで心のなか、マインドセットも変わってくっていうね。
神崎:スンとしますね。
別所:日本ならではの伝統の美、浴衣を着ることでどんな気持ちの変化、夏の過ごし方をデザインできるでしょうか?
神崎:夏はどうしてもジメジメしますので、スキンケアとかもライトにしたりジェルにしたり、あとはファンデーションにブルーのコントロールカラーを入れたりとか。ブルーをお肌に混ぜると、色が涼やかになるんですよ。私のInstagramなどでもそういった情報を発信していきますので、ぜひ見ていただけたらと思います。
神崎さんのInstagramや著書をチェックして、夏に向けてよりよい「美」を追究してみては。
『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』のワンコーナー「LHH TENSHOKU MORNING INSIGHT」では、あらゆる世界の本質にインサイトしていく。放送は月曜~木曜の8時35分頃から。
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2023年6月29日28時59分まで
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番組情報
- J-WAVE TOKYO MORNING RADIO
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月・火・水・木曜6:00-9:00