タブラ奏者のU-zhaanが新大久保の町をテーマにミュージックセレクトした。
U-zhaanが登場したのは、J-WAVEの番組『GRAND MARQUEE』(ナビゲーター:タカノシンヤ)のワンコーナー「RADIO ENSEMBLE」。オンエアは3月8日(水)。
U-zhaan:今回テーマにしたのは「楽しい、おいしい、新大久保」です。僕はとにかく新大久保が好きで、一度はあの街に住んでみたいなと思っているくらいです。いろいろな国の人が集まって活気と熱気を生み出しているあの雰囲気に触れると、なんだか元気が出るような気がするんですよね。なのでいつも隙あらば新大久保に行こうとしています。パンデミックの影響で気軽に海外に行けなかったときも、ちょっとした異国感を味わえるような新大久保の存在には気分的にも助けられていたような気がします。ではそんな「楽しい、おいしい、新大久保」をテーマにまずは1曲。これはリリックに新大久保って言葉が出てくるというだけで選んだ曲なんですけど、町の雰囲気にもなんとなく馴染む気がします。
U-zhaanは1曲目にCreepy Nutsの『土産話』をセレクトした。
U-zhaan:あの独特な雰囲気を伝えられたらなと。できる限りというか知っている範囲だけになっちゃうんですが、ほかの国の言語の音楽も選んでみようと思います。まずは坂本龍一さんの『Undercooled』。この曲にはMC Sniperという韓国人ラッパーがフィーチャリングされていて、韓国語のラップが聞けます。中国の二胡という弦楽器も鳴っていたりする多国籍なサウンドが新大久保の街並みに合うんじゃないかなと思っています。リリックの内容も反戦歌なのでいまこそ聴きたい曲でもあります。小山田圭吾さんのやたらにかっこいいギター、それも聴きどころになっています。それに続けてもう1曲、ベンガル人ラッパーのCizzyという人の曲を選んでみました。先日インドのコルカタで彼にインタビューをする機会があったんですが、本当に音楽に対して真摯なすてきな方でしたね。どの曲もすごくいいんですけど、今日は2019年にリリースされたジャズっぽいトラックを聴いてみようと思います。
U-zhaanは坂本龍一の『Undercooled』とCizzyの『Middle Class Panchali』をセレクトした。
U-zhaan:新大久保に行けば大抵のスパイスやインド食材が手に入る。しかもかなり安く手に入るという状況だからこそ、自分で料理をすることになったというところがあります。いまとなってはベンガル料理のレシピ本を監修させてもらったりとか、レトルトカレーの監修をしたりだとか、料理に関することが仕事のひとつとなり始めているこの状況は、実は新大久保という町があってのものなんじゃないかなと感じています。大久保とか新大久保とかあのへんの地域一帯に感謝しながら生きていくべきかもしれないですね。
新大久保のインド食材屋で働いている人はバングラデシュ人が多く、U-zhaanは「彼らの言葉がベンガル語で、僕の住んでいたインド・コルカタも公用語がベンガル語なんです。あの街へ行けばベンガル語が話せるというのが、新大久保に行くと楽しい理由のひとつ」と語った。
U-zhaan:新大久保に行くと必然的にベンガル語で買い物ができるという楽しさがあって。まあやっぱり言葉って使ってないと忘れちゃうので、たまにベンガル語で会話ができるというのは貴重な機会でもあります。続いては冨田ラボフィーチャリングコムアイの『冨田魚店』という曲を選びたいと思います。コムアイとは新大久保にあるお互いのフェイバリットネパール料理屋をはしごして、ダルバートを食べくらべてみるという謎企画をやったことがあるんです。勝ち負けはそのときつけなかったんですけど、僕のお気に入りネパール料理屋のほうがおいしかったなといまでも思っています。
U-zhaanは冨田ラボの『冨田魚店 feat. コムアイ』をセレクトした。
U-zhaan:さて、ここまで「楽しい、おいしい、新大久保」をテーマにU-zhaanがミュージックセレクトをしてきましたが、いかがだったでしょうか。新大久保という町が持つわちゃっとしたかっこよさみたいなものが選曲から伝わったらいいなと思っています。ではこの時間の最後にお送りするのは自分が演奏している曲なんですけど、U-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESSで『サマージャム'95』を選びたいなと思っています。この曲のミュージックビデオを撮影するとき、監督から「U-zhaanの自然な普段の姿を撮りたい」と言われたので、新大久保のインド食材屋で僕が買い物をしている姿を撮ってもらいました。それで、その買ったスパイスとかを使ってカレーを作り、それを1人で食べるという、まさに普段の生活が切り取られた感じがMVの1シーンになっています。機会があったら観てみてください。
U-zhaanは最後にU-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESSの『サマージャム'95』をセレクトした。
U-zhaanの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
東京のある街、ある商店街、ある路線。セレクターたちが東京のある場面をイメージした選曲をお届けするコーナー「RADIO ENSEMBLE」の放送は、毎週月曜日から木曜日の17時台から。
U-zhaanが登場したのは、J-WAVEの番組『GRAND MARQUEE』(ナビゲーター:タカノシンヤ)のワンコーナー「RADIO ENSEMBLE」。オンエアは3月8日(水)。
隙あらば行きたい新大久保
U-zhaanはまず、今回のミュージックセレクトのテーマに新大久保を選んだ理由について語った。U-zhaan:今回テーマにしたのは「楽しい、おいしい、新大久保」です。僕はとにかく新大久保が好きで、一度はあの街に住んでみたいなと思っているくらいです。いろいろな国の人が集まって活気と熱気を生み出しているあの雰囲気に触れると、なんだか元気が出るような気がするんですよね。なのでいつも隙あらば新大久保に行こうとしています。パンデミックの影響で気軽に海外に行けなかったときも、ちょっとした異国感を味わえるような新大久保の存在には気分的にも助けられていたような気がします。ではそんな「楽しい、おいしい、新大久保」をテーマにまずは1曲。これはリリックに新大久保って言葉が出てくるというだけで選んだ曲なんですけど、町の雰囲気にもなんとなく馴染む気がします。
U-zhaanは1曲目にCreepy Nutsの『土産話』をセレクトした。
多国籍な街
U-zhaanは新大久保には韓国、ネパール、ベトナム、タイ、バングラデシュなどさまざまな国の料理屋があると解説した。U-zhaan:あの独特な雰囲気を伝えられたらなと。できる限りというか知っている範囲だけになっちゃうんですが、ほかの国の言語の音楽も選んでみようと思います。まずは坂本龍一さんの『Undercooled』。この曲にはMC Sniperという韓国人ラッパーがフィーチャリングされていて、韓国語のラップが聞けます。中国の二胡という弦楽器も鳴っていたりする多国籍なサウンドが新大久保の街並みに合うんじゃないかなと思っています。リリックの内容も反戦歌なのでいまこそ聴きたい曲でもあります。小山田圭吾さんのやたらにかっこいいギター、それも聴きどころになっています。それに続けてもう1曲、ベンガル人ラッパーのCizzyという人の曲を選んでみました。先日インドのコルカタで彼にインタビューをする機会があったんですが、本当に音楽に対して真摯なすてきな方でしたね。どの曲もすごくいいんですけど、今日は2019年にリリースされたジャズっぽいトラックを聴いてみようと思います。
U-zhaanは坂本龍一の『Undercooled』とCizzyの『Middle Class Panchali』をセレクトした。
新大久保に感謝
かつてインドに長く住んでいたことがあるというU-zhaanはインド料理を作って食べることも多いそうで、そのために新大久保は欠かせないと語る。U-zhaan:新大久保に行けば大抵のスパイスやインド食材が手に入る。しかもかなり安く手に入るという状況だからこそ、自分で料理をすることになったというところがあります。いまとなってはベンガル料理のレシピ本を監修させてもらったりとか、レトルトカレーの監修をしたりだとか、料理に関することが仕事のひとつとなり始めているこの状況は、実は新大久保という町があってのものなんじゃないかなと感じています。大久保とか新大久保とかあのへんの地域一帯に感謝しながら生きていくべきかもしれないですね。
新大久保のインド食材屋で働いている人はバングラデシュ人が多く、U-zhaanは「彼らの言葉がベンガル語で、僕の住んでいたインド・コルカタも公用語がベンガル語なんです。あの街へ行けばベンガル語が話せるというのが、新大久保に行くと楽しい理由のひとつ」と語った。
U-zhaan:新大久保に行くと必然的にベンガル語で買い物ができるという楽しさがあって。まあやっぱり言葉って使ってないと忘れちゃうので、たまにベンガル語で会話ができるというのは貴重な機会でもあります。続いては冨田ラボフィーチャリングコムアイの『冨田魚店』という曲を選びたいと思います。コムアイとは新大久保にあるお互いのフェイバリットネパール料理屋をはしごして、ダルバートを食べくらべてみるという謎企画をやったことがあるんです。勝ち負けはそのときつけなかったんですけど、僕のお気に入りネパール料理屋のほうがおいしかったなといまでも思っています。
U-zhaanは冨田ラボの『冨田魚店 feat. コムアイ』をセレクトした。
U-zhaanは最後にU-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESSの『サマージャム'95』をセレクトした。
東京のある街、ある商店街、ある路線。セレクターたちが東京のある場面をイメージした選曲をお届けするコーナー「RADIO ENSEMBLE」の放送は、毎週月曜日から木曜日の17時台から。
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2023年3月15日28時59分まで
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番組情報
- GRAND MARQUEE
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月・火・水・木曜16:00-19:00
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タカノシンヤ