俳優の宮世琉弥が、東日本大震災の被災経験とそれを経ての思いや、普段の生活で意識するサステナブルな行動について語った。
宮世がトークを展開したのは毎週週替わりでJ-WAVEが厳選した企画をお届けする特別な時間『J-WAVE SELECTION ITOCHU DEAR LIFE, DEAR FUTURE』。オンエアは12月25日(日)。産休のSHELLYに代わりお笑いコンビ・フォーリンラブのバービーがナビゲーターを務め、宮世とトークを繰り広げた公開収録音の様子をテキストで紹介する。
同番組は、SDGsに関する活動を後押しする情報発信・体験の場である、青山のITOCHU SDGs STUDIOから発信。オンエアだけでなく、デジタル音声コンテンツとして提供・配信するサービス「SPINEAR」でも配信。SpotifyやApple Podcastsでも楽しめる。エピソードは月曜日に3回にわけて更新。
■ITOCHU SDGs STUDIO公式サイト
https://www.itochu.co.jp/ja/corporatebranding/sdgs/about.html
バービー:18歳で宮城出身ってことは東日本大震災は現地にいたの?
宮世:いました。
バービー:宮城のどこですか?
宮世:石巻で、小学1年生のときに震災がありました。
バービー:そのことってメディアでも話していますか。
宮世:そうですね。(震災が起きてから)2年くらいはあんまり人に話したくはなかったんですけど、この職業をやり始めて逆に震災が風化されないようにしたいなと思ったので、僕が(表に出る仕事で)活動しているのを活かして、宮城のことをもっと知ってもらいたいと思って。
バービー:じゃあ、いろんな宮城を見てきたってことだよね。
宮世:そうですね。親戚が宮城で散らばっていて、家族で車に乗って親戚の家に行って(震災後でも)まだ残っているものもあるのでそれを拾いに行って、見つけたものを水で洗って飾るとか。そういう作業をしてましたね。家族で写真とかも泥の中から一枚一枚拾って水で洗って乾したりとかしてました。
震災後、自宅を含めまわりの家は津波で跡形もなかったと宮世は当時を振り返る。
バービー:どこからどこまでがどの家かもわからない感じ?
宮世:全くわからなくて別の風景というか。どこに家があったかもわからなくて、ちょこちょこ残ってるのでそれをたどって家にたどり着いた感じですね。でも犬の小屋だけは残ってたんです。犬も(亡くなっちゃったんですけど)そこにいて。それで号泣でしたね。
バービー:でも最後、また会えたのね。
宮世:そうなんです。だから不思議でしかないんです。
バービー:こういう震災の記憶を発信するために自分が創作活動をやりたいって気持ちもあるんですか。
宮世:僕の夢は監督になって僕の経験とかを作品に残したいなって思っています。監督になれるのはあと20年、30年とかかかると思うんですけど、その頃だと、震災を知らない世代が生まれていますよね。その子たちにも知ってもらいたいので、そういう作品を残したいなって思います。
宮世:リサイクルできる商品は買うようにしています。それこそ野菜ジュースをすごく飲むんですけど、そのときは紙パックのものを買ったりしますね。そういうのは小学生の頃からリサイクルを学ぶことがあったじゃないですか。ペットボトルのふたを(集めるとか)。そういうのがクセになって。だからあんまりペットボトルは買わないかもしれないですね。
バービー:消費行動としても根付いてることがあるんですね。
宮世:基本、僕は飲み物は家で飲むので。
バービー:外で飲まないってこと(笑)?
宮世:外では自分で買って飲んだりとかはあまりしないタイプなので。
バービー:夏場とかは水分補給気をつけてね。
宮世:僕、熱中症になりやすいんですよ。
バービー:それ、外でも水分取ったほうがよくない?(笑)
宮世:そうですね(笑)。
バービーは宮世にファッションでもサステナブルなものを選ぶかどうかを訊く。
宮世:僕は一生着るって決めて服を買うんです。
バービー:ええ!
宮世:だから4、5年くらい前の僕が服に興味を持ち始めた頃に買った服もずっと着ていて。中学生の頃に買った大きい青いパーカーも、今でも着ています。
バービー:すごいね! それだと買うときも結構勇気がいらない?
宮世:でも何周かまわって、自分に合う服がわかるようになってきて。
バービー:すごい。18歳では普通ムリよ。
宮世:ほしい服は多いので増えてはいくんですよ。ハンガー何個買ったか分からないですね。
宮世:1人の時間を確保できて、無の感情でできるので僕はすごく料理が好きですね。
バービー:私も料理が好きなんだけど、料理っていろんな喜びがあるじゃない。食べる喜びもあるけど、私も無心で千切りしてるときの集中力みたいなのがすすごく気持ちいい。あの瞬間に全ての憎しみ、恨みつらみみたいなものを全てガガガって千切りして詰め込むみたいな(笑)。
宮世:無心になっているときがいちばん楽しいかもしれないですね。ギョーザとか自分で作ったりするんですけど、僕はキャベツじゃなくて白菜を千切りにして入れるんですけど、ニラとかネギとかをみじん切りしてるときがすごく楽しくて。
バービー:やっぱり包丁だよね。
宮世:包丁の音とかすごく好きですね。
バービー:私は包丁のトントントンっていうのが好きすぎて、刃物屋さんに行ったり包丁を研いでもらったりするようになっちゃったの。プロに任せたら切れ味がすごいよ。まな板が木だったら刺さっちゃうんじゃないってくらい。
バービーは「料理もSDGs的なポイントがたくさんある」と話し、食材を使い切るなど意識していることがあるかと質問する。
宮世:僕はフルーツが大好きでリンゴとかよく食べるんですけど、皮は絶対に食べますね。一時期、スイカの皮も食べてて。
バービー:模様あるよね。
宮世:あれ食べられるんですよ。
バービー:ええ!
宮世:あれ、うちだけ? よくスイカを皮ごとミキサーにかけてお母さんがジュースにしてくれてましたね。
バービー:それはいいかも。ジュースにしちゃったらなんてことないし。皮の味はしないの?
宮世:しないですね。そこに何か入れたりして。
バービー:スムージー的なね。出演したテレビ番組でスイカの皮のぬか漬けを知って少しやったけど、ちょっと難しいと思った。でもミキサーでジュースにするっていいね。
SDGsは2030年までに達成する17の目標を掲げている。それにちなみ、バービーは最後に「2030年までにどんな社会になっていてほしいか?」と宮世に訊いた。
宮世:よく街とか歩いていてもポイ捨てする方とかってたまにいるんですよ。あと道で唾を吐いたりとかする方もいてびっくりして。それをなくしていきたいんですけど、その方法がまだわからなくて。街を歩いていると何か足に当たったなと思ったらペットボトルだったりとか。
バービー:あるある。
宮世:そのペットボトルは自分が捨てたみたいに思われるパターンは嫌なんですよ。
バービー:足元のペットボトルを蹴っちゃって自分が捨てたみたいにね。
宮世:蹴ってそれどうしようとかなったときに、持っちゃうしかないですよね。
バービー:持つの? 素晴らしいね。拾って街をきれいにしてくれてありがとう。私が代わりに感謝申し上げます。
宮世:ありがとうございます。これからも街をきれいにしていきます。
宮世琉弥の最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
SHELLYがナビゲートするプログラム『ITOCHU DEAR LIFE, DEAR FUTURE』の放送は毎月第4日曜日の22時から。
宮世がトークを展開したのは毎週週替わりでJ-WAVEが厳選した企画をお届けする特別な時間『J-WAVE SELECTION ITOCHU DEAR LIFE, DEAR FUTURE』。オンエアは12月25日(日)。産休のSHELLYに代わりお笑いコンビ・フォーリンラブのバービーがナビゲーターを務め、宮世とトークを繰り広げた公開収録音の様子をテキストで紹介する。
同番組は、SDGsに関する活動を後押しする情報発信・体験の場である、青山のITOCHU SDGs STUDIOから発信。オンエアだけでなく、デジタル音声コンテンツとして提供・配信するサービス「SPINEAR」でも配信。SpotifyやApple Podcastsでも楽しめる。エピソードは月曜日に3回にわけて更新。
■ITOCHU SDGs STUDIO公式サイト
https://www.itochu.co.jp/ja/corporatebranding/sdgs/about.html
震災を風化させないために、作品を作りたい
宮世は宮城県出身の18歳。ドラマ『君の花になる』(TBSテレビ)で7人組ボーイズグループ・8LOOMのメンバーを演じ、またドラマ『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』(MBS/TBS)ではアウトローな世界に足を踏み入れる役者志望の若者を演じている。バービー:18歳で宮城出身ってことは東日本大震災は現地にいたの?
宮世:いました。
バービー:宮城のどこですか?
宮世:石巻で、小学1年生のときに震災がありました。
バービー:そのことってメディアでも話していますか。
宮世:そうですね。(震災が起きてから)2年くらいはあんまり人に話したくはなかったんですけど、この職業をやり始めて逆に震災が風化されないようにしたいなと思ったので、僕が(表に出る仕事で)活動しているのを活かして、宮城のことをもっと知ってもらいたいと思って。
バービー:じゃあ、いろんな宮城を見てきたってことだよね。
宮世:そうですね。親戚が宮城で散らばっていて、家族で車に乗って親戚の家に行って(震災後でも)まだ残っているものもあるのでそれを拾いに行って、見つけたものを水で洗って飾るとか。そういう作業をしてましたね。家族で写真とかも泥の中から一枚一枚拾って水で洗って乾したりとかしてました。
震災後、自宅を含めまわりの家は津波で跡形もなかったと宮世は当時を振り返る。
バービー:どこからどこまでがどの家かもわからない感じ?
宮世:全くわからなくて別の風景というか。どこに家があったかもわからなくて、ちょこちょこ残ってるのでそれをたどって家にたどり着いた感じですね。でも犬の小屋だけは残ってたんです。犬も(亡くなっちゃったんですけど)そこにいて。それで号泣でしたね。
バービー:でも最後、また会えたのね。
宮世:そうなんです。だから不思議でしかないんです。
バービー:こういう震災の記憶を発信するために自分が創作活動をやりたいって気持ちもあるんですか。
宮世:僕の夢は監督になって僕の経験とかを作品に残したいなって思っています。監督になれるのはあと20年、30年とかかかると思うんですけど、その頃だと、震災を知らない世代が生まれていますよね。その子たちにも知ってもらいたいので、そういう作品を残したいなって思います。
一生着ると決めて服を買う
ドラマ『君の花になる』では崖っぷちのアイドルグループのメンバーを演じた宮世に、バービーは「地球の環境や気候も崖っぷちだけど」と切り出し、普段の生活でサステナブルな行動をしていることはあるかと質問した。宮世:リサイクルできる商品は買うようにしています。それこそ野菜ジュースをすごく飲むんですけど、そのときは紙パックのものを買ったりしますね。そういうのは小学生の頃からリサイクルを学ぶことがあったじゃないですか。ペットボトルのふたを(集めるとか)。そういうのがクセになって。だからあんまりペットボトルは買わないかもしれないですね。
バービー:消費行動としても根付いてることがあるんですね。
宮世:基本、僕は飲み物は家で飲むので。
バービー:外で飲まないってこと(笑)?
宮世:外では自分で買って飲んだりとかはあまりしないタイプなので。
バービー:夏場とかは水分補給気をつけてね。
宮世:僕、熱中症になりやすいんですよ。
バービー:それ、外でも水分取ったほうがよくない?(笑)
宮世:そうですね(笑)。
バービーは宮世にファッションでもサステナブルなものを選ぶかどうかを訊く。
宮世:僕は一生着るって決めて服を買うんです。
バービー:ええ!
宮世:だから4、5年くらい前の僕が服に興味を持ち始めた頃に買った服もずっと着ていて。中学生の頃に買った大きい青いパーカーも、今でも着ています。
バービー:すごいね! それだと買うときも結構勇気がいらない?
宮世:でも何周かまわって、自分に合う服がわかるようになってきて。
バービー:すごい。18歳では普通ムリよ。
宮世:ほしい服は多いので増えてはいくんですよ。ハンガー何個買ったか分からないですね。
果物は皮まで楽しむ
続いてトークは料理の話題に。料理好きな宮世が「1人で料理することが好き」と話すとバービーが同調した。宮世:1人の時間を確保できて、無の感情でできるので僕はすごく料理が好きですね。
バービー:私も料理が好きなんだけど、料理っていろんな喜びがあるじゃない。食べる喜びもあるけど、私も無心で千切りしてるときの集中力みたいなのがすすごく気持ちいい。あの瞬間に全ての憎しみ、恨みつらみみたいなものを全てガガガって千切りして詰め込むみたいな(笑)。
宮世:無心になっているときがいちばん楽しいかもしれないですね。ギョーザとか自分で作ったりするんですけど、僕はキャベツじゃなくて白菜を千切りにして入れるんですけど、ニラとかネギとかをみじん切りしてるときがすごく楽しくて。
バービー:やっぱり包丁だよね。
宮世:包丁の音とかすごく好きですね。
バービー:私は包丁のトントントンっていうのが好きすぎて、刃物屋さんに行ったり包丁を研いでもらったりするようになっちゃったの。プロに任せたら切れ味がすごいよ。まな板が木だったら刺さっちゃうんじゃないってくらい。
バービーは「料理もSDGs的なポイントがたくさんある」と話し、食材を使い切るなど意識していることがあるかと質問する。
宮世:僕はフルーツが大好きでリンゴとかよく食べるんですけど、皮は絶対に食べますね。一時期、スイカの皮も食べてて。
バービー:模様あるよね。
宮世:あれ食べられるんですよ。
バービー:ええ!
宮世:あれ、うちだけ? よくスイカを皮ごとミキサーにかけてお母さんがジュースにしてくれてましたね。
バービー:それはいいかも。ジュースにしちゃったらなんてことないし。皮の味はしないの?
宮世:しないですね。そこに何か入れたりして。
バービー:スムージー的なね。出演したテレビ番組でスイカの皮のぬか漬けを知って少しやったけど、ちょっと難しいと思った。でもミキサーでジュースにするっていいね。
SDGsは2030年までに達成する17の目標を掲げている。それにちなみ、バービーは最後に「2030年までにどんな社会になっていてほしいか?」と宮世に訊いた。
宮世:よく街とか歩いていてもポイ捨てする方とかってたまにいるんですよ。あと道で唾を吐いたりとかする方もいてびっくりして。それをなくしていきたいんですけど、その方法がまだわからなくて。街を歩いていると何か足に当たったなと思ったらペットボトルだったりとか。
バービー:あるある。
宮世:そのペットボトルは自分が捨てたみたいに思われるパターンは嫌なんですよ。
バービー:足元のペットボトルを蹴っちゃって自分が捨てたみたいにね。
宮世:蹴ってそれどうしようとかなったときに、持っちゃうしかないですよね。
バービー:持つの? 素晴らしいね。拾って街をきれいにしてくれてありがとう。私が代わりに感謝申し上げます。
宮世:ありがとうございます。これからも街をきれいにしていきます。
宮世琉弥の最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
オンエアをお届けした、青山のITOCHU SDGs STUDIO。
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