俳優の樋口日奈とSHELLYがJ-WAVEで対談。ある小説から感じたSDGsや、フェアトレード、今日からできるSDGsな行動、豊かな未来のために取り組んでいることを語った。
トークを繰り広げたのは、“私たちの生活、未来のために、明日からすぐ行動できる身近なアクションのきっかけを作る”というコンセプトでお届けする『J-WAVE SELECTION ITOCHU DEAR LIFE, DEAR FUTURE』。オンエアは毎月第4日曜。ここでは、6月23日(日)の放送回をテキストで紹介する。
同番組は、SDGsに関する活動を後押しする情報発信・体験の場である、青山のITOCHU SDGs STUDIOから発信。オンエアだけでなく、デジタル音声コンテンツとして提供・配信するサービス「SPINEAR」でも配信。SpotifyやApple Podcastsでも楽しめる。エピソードは月曜日に3回にわけて更新。
樋口:原田マハさんが大好きで、原田さんの『風のマジム』(講談社)という小説があるんですけど、28歳の契約社員のマジムが社長になって純沖縄産のラム酒をつくるという夢を叶えていくお話です。実話をもとに書かれた作品なんですけど、同世代の女性が奮闘している姿にもパワーをもらいますし、何といっても沖縄の自然の豊かさとか人の温かさにも癒されるし。あとサトウキビを使って島の中でアグリコール・ラムをつくるんですけど、その工場にも飛行場の跡地を借り受けたりして、SDGsの目標12の「つくる責任、つかう責任」とかにも関わってくるのかなってすごく考えさせられる小説でした。
SHELLY:面白そう。こういう作品を読んでSDGsに繋げるっていうことは、普段から意識を持っていたりとか、そういうものの見方をしたりするんですね。
樋口は小学生から環境についての問題意識があったという。
樋口:夏休みの自由研究で、「魔法のサングラス」っていう環境についての絵本を描いたりとかしていたなって。
SHELLY:すごく気になる。
樋口:男の子が道に落ちていたサングラスをかけたら、その土地の昔の自然豊かな情景が目に入ってくるっていう物語で、その男の子が「今のままじゃダメだ」ってまわりをどんどん巻き込んで……。
SHELLY:それ絵本にしなよ!
樋口:1冊だけまだ家に残っているんですけど(笑)。
SHELLY:それ私の子どもに読み聞かせたい。すごくいい話。小学生のときの自分が想像した世界を大人の自分が現実化するってすごく夢があるし、そのストーリーだけでも子どもたちにすごくいい影響を与えると思う。
樋口:だから小さい頃からどうにか変えていかなきゃって意識はあったなって思いますね。
樋口:フェアトレードはSDGsの17の目標全ての達成に関わりがあると思うんですけど、SDGsっていう言葉をよく耳にするようになってから自分なりに調べたり、今すぐ貢献できることはないかなって考えたときにフェアトレード専門ブランドのピープルツリーがあるっていうことを知りました。実際にお店にも行って、バングラデシュで女性が一つひとつ手作りで編んだカゴを購入しました。そこからチョコレートを買うときとかもなるべくフェアトレードの認証マークが付いているものを手にするようになりました。
SHELLY:フェアトレードっていう言葉は聞いたことがあるんですけど、よくわからないっていう方もけっこういると思うんですよ。
ここで、スタジオにピープルツリーの広報・啓発担当の鈴木啓美さんをお招きして、フェアトレードについて解説してもらった。
SHELLY:そもそもフェアトレードとは、どういう取り組みですか。
鈴木:フェアトレードは貧困問題と環境問題をビジネスの仕組みで解決したいという取り組みです。具体的には途上国で社会的・経済的に立場が弱い方が、もの作りを通じて経済的自立を果たしていく活動で、それを支援することになります。
SHELLY:当然、その商品の価値も上がるけれど値段も上がる。でも上がった値段分がちゃんと作っている人たちに支払われることによって、経済的問題を解決したり……っていうことですよね。
鈴木:そうですね。賃金がちゃんと支払われるのは当たり前なんですけど、安心・安全な場所で働けることも目指しています。たとえば子どもがいる母親が働くときに保育施設に安心して子どもを預けて働けるなど、単に労働と対価になる賃金が支払われるだけではなくて、幸せに暮らすにはどうしたらいいんだろうっていうことを考えて、いろいろな取り組みがなされているんですね。
SHELLY:フェアトレードに取り組んだことで実際にどんな効果がありますか。
鈴木:もともと立場が弱い女性がフェアトレードの仕事をすることで、現金収入を得ることによって家庭での立場が上がってきて、(パートナーに)ちゃんと言うことを聞いてもらえるようになったとか、DVを受けていたけどなくなったとか、ご自身の子どもを学校に行かせることができて、いい仕事に就くことができたという報告もあります。
樋口:フェアトレードの商品を購入すると自分もその作ってくださった方を思うようになるし、よりその商品を大事に、より味わおうと思えるので、遠くにいるけど繋がれるというか。それってなかなか意識できないので、フェアトレード商品ならではだなと思います。
鈴木:よくフェアトレードのもの作りって「顔の見えるもの作り」といつも言っているのですが、まさに樋口さんの言う通りですね。
鈴木:そこに気付いていただけるのが、本当に真剣に考えてくださっているんだなと思って、すごくありがたいです。フェアトレードに終わりがないのは本当です。フェアトレードの団体に入って自分はフェアトレードで働くことができて自分の家族が幸せになれたけど、まわりはまだそうじゃない人たちもいるとか、そもそもインドやバングラデシュ、ネパールなどの途上国にはフェアトレードを知らないという人たちもいます。そういう国でもフェアトレードの活動があると知らせることが大事だし、買う人がいてこそ支えられるので、日本でもフェアトレードを知っていただくことがすごく大事ですね。
また、フェアトレードはならではの大変さがあると鈴木さんは続ける。
鈴木:顔の見えるもの作りをするのって、すごく手間がかかるんですね。その手間が面倒くさいとかそんなことを気にするよりも、安上がりにできたほうが効率がいいかもしれないけど、そうではなくて手間をかけてやることを大事にしているので、なかなか急には広がらないんです。できることは人それぞれ違うと思うので、できることを少しずつ続けることが大事だと思います。
SHELLY:私たちにできることって何ですか。
鈴木:興味を持っていただくことが大事だと思います。買って楽しむのが一番やってほしいことではあるんですけど、広めるのも大事だなと思っています。SNSで発信していただくのもありだし、顔が見える関係性で口コミで広げていただくのもうれしいです。自分の関心から深堀りした分野を伝えてもらったりして底支えしていただけたらと思います。
樋口:SNSは良く使うとすごく効果が出てくるので、いい使い方をしたいですよね。フェアトレードの商品を買うと、いいことしたという気持ちよりは、「この構造によって自分が誰かのためになれているんだな」って思えると、自分も幸せになるし、自分が満たされるんですよね。その気持ちってすごく前に進む力になると思うので。自分を満たすきっかけにもなるし、それが大きく広がっていくと社会のため、世界のため、地球のためになるっていうのがすごくいい流れだと思う。小さな商品でもまずは手に取ってみたら新しい感情が芽生えるんですよね。少し自分も何かを助ける一員になれたとか、一緒に生きていく一員になれたなって思えるので、フェアトレード商品をまだ手に取ったことがない人は手に取ってほしいなって思いました。
樋口:近所のスーパーにリサイクルボックスがあるのを見つけて、そこまで歩いて(使用済みの)牛乳パックとかペットボトルを持っていくようになりました。歩いたらすぐそこにあるので。私はボックスに入れるだけでいいので、リサイクルしてもらえたらうれしいから最近始めました。あと、けっこう前からクールシェアとウォームシェアを(やっています)。一人でいるときに冷房を入れるのもいいんですけど、ずっとそこにいると私1人の空間でこんなに電気を使っていいものなのかって不安になっちゃって。
SHELLY:わかる。
樋口:すぐに家を出てカフェとかお店とかに入って。
SHELLY:温暖化の今こそそれが大事ですよね。
樋口:みんなで空間をシェアしたいなと思って、家ではエアコンをあまり使わないようにしていますね。
SHELLY:もちろん一人暮らしの高齢者の方とか、家から出るのが大変な方はぜひ我慢せずに使ってほしいですけど、元気な人とかちょっと余裕がある人は、家で特に何もしていないとか「家で作業をしているだけなのに」っていうときは近くのカフェとか図書館とか、冷房がついているところに行ってみんなで同じ冷房の空間で過ごすのはすごくいいですよね。
最後にSHELLYは「10年後はどんな自分になっていたいか。また10年後はどんな社会になってほしいか」と、樋口に質問した。
樋口:最近、感銘を受けたというか、「自信を持つには自分が自分とした約束を守り続けること」という言葉に、「なるほどな」って思って。ダイエットとかもそうですけど、自分で決めたことを守り続けていくと自信に繋がるって。自信ってまわりにつけてもらうんじゃなくて、自分でつけていくものだなってあらためて感じたので、私の中でSDGsとか健康についてとか、やっていこうと決めた取り組みを10年後も続けていたいなと。それは自信に繋がっていたらいいなと思いました。
SHELLY:すごくいい言葉ですね。
樋口:ピープルツリーの鈴木さんのお話を聞いて、フェアトレードもちゃんとした対価とかではなく、目標としているのは幸せに暮らすこと。それがすごくハッとさせられました。「世界が1つになれたら」って、心で思うのは簡単だけど、10年後にポジティブな情報が溢れていたり、みんなが幸せに暮らそうって目標に向かっていけていたらいいなって。その幸せをみんなで統一できていたら、少しでも近いものにできていたらいいなって。少しでもそういう意識に世界がなっていたらいいなと思います。
SHELLYがナビゲートするプログラム『ITOCHU DEAR LIFE, DEAR FUTURE』の放送は毎月第4日曜日の22時から。
トークを繰り広げたのは、“私たちの生活、未来のために、明日からすぐ行動できる身近なアクションのきっかけを作る”というコンセプトでお届けする『J-WAVE SELECTION ITOCHU DEAR LIFE, DEAR FUTURE』。オンエアは毎月第4日曜。ここでは、6月23日(日)の放送回をテキストで紹介する。
同番組は、SDGsに関する活動を後押しする情報発信・体験の場である、青山のITOCHU SDGs STUDIOから発信。オンエアだけでなく、デジタル音声コンテンツとして提供・配信するサービス「SPINEAR」でも配信。SpotifyやApple Podcastsでも楽しめる。エピソードは月曜日に3回にわけて更新。
夏休みの自由研究で環境についての絵本を描いた
樋口は焼酎コンシェルジュや焼酎ソムリエの資格を持つほどの焼酎好き。そんな樋口はお酒が出てくる小説を読んで、SDGsについて考えさせられたという。樋口:原田マハさんが大好きで、原田さんの『風のマジム』(講談社)という小説があるんですけど、28歳の契約社員のマジムが社長になって純沖縄産のラム酒をつくるという夢を叶えていくお話です。実話をもとに書かれた作品なんですけど、同世代の女性が奮闘している姿にもパワーをもらいますし、何といっても沖縄の自然の豊かさとか人の温かさにも癒されるし。あとサトウキビを使って島の中でアグリコール・ラムをつくるんですけど、その工場にも飛行場の跡地を借り受けたりして、SDGsの目標12の「つくる責任、つかう責任」とかにも関わってくるのかなってすごく考えさせられる小説でした。
SHELLY:面白そう。こういう作品を読んでSDGsに繋げるっていうことは、普段から意識を持っていたりとか、そういうものの見方をしたりするんですね。
樋口は小学生から環境についての問題意識があったという。
樋口:夏休みの自由研究で、「魔法のサングラス」っていう環境についての絵本を描いたりとかしていたなって。
SHELLY:すごく気になる。
樋口:男の子が道に落ちていたサングラスをかけたら、その土地の昔の自然豊かな情景が目に入ってくるっていう物語で、その男の子が「今のままじゃダメだ」ってまわりをどんどん巻き込んで……。
SHELLY:それ絵本にしなよ!
樋口:1冊だけまだ家に残っているんですけど(笑)。
SHELLY:それ私の子どもに読み聞かせたい。すごくいい話。小学生のときの自分が想像した世界を大人の自分が現実化するってすごく夢があるし、そのストーリーだけでも子どもたちにすごくいい影響を与えると思う。
樋口:だから小さい頃からどうにか変えていかなきゃって意識はあったなって思いますね。
フェアトレードを考える
樋口はSDGsの取り組みの中で、特に気になるものとしてフェアトレードを挙げた。樋口:フェアトレードはSDGsの17の目標全ての達成に関わりがあると思うんですけど、SDGsっていう言葉をよく耳にするようになってから自分なりに調べたり、今すぐ貢献できることはないかなって考えたときにフェアトレード専門ブランドのピープルツリーがあるっていうことを知りました。実際にお店にも行って、バングラデシュで女性が一つひとつ手作りで編んだカゴを購入しました。そこからチョコレートを買うときとかもなるべくフェアトレードの認証マークが付いているものを手にするようになりました。
SHELLY:フェアトレードっていう言葉は聞いたことがあるんですけど、よくわからないっていう方もけっこういると思うんですよ。
ここで、スタジオにピープルツリーの広報・啓発担当の鈴木啓美さんをお招きして、フェアトレードについて解説してもらった。
SHELLY:そもそもフェアトレードとは、どういう取り組みですか。
鈴木:フェアトレードは貧困問題と環境問題をビジネスの仕組みで解決したいという取り組みです。具体的には途上国で社会的・経済的に立場が弱い方が、もの作りを通じて経済的自立を果たしていく活動で、それを支援することになります。
SHELLY:当然、その商品の価値も上がるけれど値段も上がる。でも上がった値段分がちゃんと作っている人たちに支払われることによって、経済的問題を解決したり……っていうことですよね。
鈴木:そうですね。賃金がちゃんと支払われるのは当たり前なんですけど、安心・安全な場所で働けることも目指しています。たとえば子どもがいる母親が働くときに保育施設に安心して子どもを預けて働けるなど、単に労働と対価になる賃金が支払われるだけではなくて、幸せに暮らすにはどうしたらいいんだろうっていうことを考えて、いろいろな取り組みがなされているんですね。
SHELLY:フェアトレードに取り組んだことで実際にどんな効果がありますか。
鈴木:もともと立場が弱い女性がフェアトレードの仕事をすることで、現金収入を得ることによって家庭での立場が上がってきて、(パートナーに)ちゃんと言うことを聞いてもらえるようになったとか、DVを受けていたけどなくなったとか、ご自身の子どもを学校に行かせることができて、いい仕事に就くことができたという報告もあります。
樋口:フェアトレードの商品を購入すると自分もその作ってくださった方を思うようになるし、よりその商品を大事に、より味わおうと思えるので、遠くにいるけど繋がれるというか。それってなかなか意識できないので、フェアトレード商品ならではだなと思います。
鈴木:よくフェアトレードのもの作りって「顔の見えるもの作り」といつも言っているのですが、まさに樋口さんの言う通りですね。
フェアトレードは終わりがない
樋口は「フェアトレードって終わりがない気がする」と考えを話し、鈴木さんに「一度始めたら、次はこっちの人に目を向けなくてはとフェアトレードには終わりがなくて大変ではないか?」と質問した。鈴木:そこに気付いていただけるのが、本当に真剣に考えてくださっているんだなと思って、すごくありがたいです。フェアトレードに終わりがないのは本当です。フェアトレードの団体に入って自分はフェアトレードで働くことができて自分の家族が幸せになれたけど、まわりはまだそうじゃない人たちもいるとか、そもそもインドやバングラデシュ、ネパールなどの途上国にはフェアトレードを知らないという人たちもいます。そういう国でもフェアトレードの活動があると知らせることが大事だし、買う人がいてこそ支えられるので、日本でもフェアトレードを知っていただくことがすごく大事ですね。
また、フェアトレードはならではの大変さがあると鈴木さんは続ける。
鈴木:顔の見えるもの作りをするのって、すごく手間がかかるんですね。その手間が面倒くさいとかそんなことを気にするよりも、安上がりにできたほうが効率がいいかもしれないけど、そうではなくて手間をかけてやることを大事にしているので、なかなか急には広がらないんです。できることは人それぞれ違うと思うので、できることを少しずつ続けることが大事だと思います。
SHELLY:私たちにできることって何ですか。
鈴木:興味を持っていただくことが大事だと思います。買って楽しむのが一番やってほしいことではあるんですけど、広めるのも大事だなと思っています。SNSで発信していただくのもありだし、顔が見える関係性で口コミで広げていただくのもうれしいです。自分の関心から深堀りした分野を伝えてもらったりして底支えしていただけたらと思います。
樋口:SNSは良く使うとすごく効果が出てくるので、いい使い方をしたいですよね。フェアトレードの商品を買うと、いいことしたという気持ちよりは、「この構造によって自分が誰かのためになれているんだな」って思えると、自分も幸せになるし、自分が満たされるんですよね。その気持ちってすごく前に進む力になると思うので。自分を満たすきっかけにもなるし、それが大きく広がっていくと社会のため、世界のため、地球のためになるっていうのがすごくいい流れだと思う。小さな商品でもまずは手に取ってみたら新しい感情が芽生えるんですよね。少し自分も何かを助ける一員になれたとか、一緒に生きていく一員になれたなって思えるので、フェアトレード商品をまだ手に取ったことがない人は手に取ってほしいなって思いました。
10年後も自分の決めた取り組みを続けていきたい
「豊かな未来や環境のために取り組んでいることは?」と質問された樋口は、日々の生活での取り組みを紹介した。樋口:近所のスーパーにリサイクルボックスがあるのを見つけて、そこまで歩いて(使用済みの)牛乳パックとかペットボトルを持っていくようになりました。歩いたらすぐそこにあるので。私はボックスに入れるだけでいいので、リサイクルしてもらえたらうれしいから最近始めました。あと、けっこう前からクールシェアとウォームシェアを(やっています)。一人でいるときに冷房を入れるのもいいんですけど、ずっとそこにいると私1人の空間でこんなに電気を使っていいものなのかって不安になっちゃって。
SHELLY:わかる。
樋口:すぐに家を出てカフェとかお店とかに入って。
SHELLY:温暖化の今こそそれが大事ですよね。
樋口:みんなで空間をシェアしたいなと思って、家ではエアコンをあまり使わないようにしていますね。
SHELLY:もちろん一人暮らしの高齢者の方とか、家から出るのが大変な方はぜひ我慢せずに使ってほしいですけど、元気な人とかちょっと余裕がある人は、家で特に何もしていないとか「家で作業をしているだけなのに」っていうときは近くのカフェとか図書館とか、冷房がついているところに行ってみんなで同じ冷房の空間で過ごすのはすごくいいですよね。
最後にSHELLYは「10年後はどんな自分になっていたいか。また10年後はどんな社会になってほしいか」と、樋口に質問した。
樋口:最近、感銘を受けたというか、「自信を持つには自分が自分とした約束を守り続けること」という言葉に、「なるほどな」って思って。ダイエットとかもそうですけど、自分で決めたことを守り続けていくと自信に繋がるって。自信ってまわりにつけてもらうんじゃなくて、自分でつけていくものだなってあらためて感じたので、私の中でSDGsとか健康についてとか、やっていこうと決めた取り組みを10年後も続けていたいなと。それは自信に繋がっていたらいいなと思いました。
SHELLY:すごくいい言葉ですね。
樋口:ピープルツリーの鈴木さんのお話を聞いて、フェアトレードもちゃんとした対価とかではなく、目標としているのは幸せに暮らすこと。それがすごくハッとさせられました。「世界が1つになれたら」って、心で思うのは簡単だけど、10年後にポジティブな情報が溢れていたり、みんなが幸せに暮らそうって目標に向かっていけていたらいいなって。その幸せをみんなで統一できていたら、少しでも近いものにできていたらいいなって。少しでもそういう意識に世界がなっていたらいいなと思います。
オンエアをお届けした、青山のITOCHU SDGs STUDIO。
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