BE:FIRSTのLEOが燃え殻と対談。作詞や本について語り合った。
LEOが登場したのは、燃え殻がナビゲーターを務めるJ-WAVEの番組『BEFORE DAWN』(毎週火曜26:00~27:00)。ここでは9月6日(火)のオンエア内容をテキストで紹介する。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
(2022年9月13日28時59分まで)
燃え殻によると、LEOが燃え殻の著書を愛読していると知ったのは、BE:FIRSTのファンからのメッセージがきっかけだったという。
燃え殻:ツイッターにアップされているものにLEOさんが休憩しているときの写真があったんですけど、本を読まれていて。それが僕の作品の『これはただの夏』だと特定してくれたファンがいたんです。それで「BE:FIRSTのLEOさんがあなたの本を読んでいますよ!」って教えてくれる人がいたんです。僕の知り合いも(BE:FIRSTの)ファンだったので「大変よ!」みたいな感じで。その後、担当編集者にそれを言ってこの場があるので、あのときファンの方が教えてくれなかったら今日のこの場は実現しませんでした。
LEO:ありがとうございます。たぶん『Shining One』っていうプレデビュー曲のMV撮影のときの、楽屋でのオフショットみたいな感じでしたね。
燃え殻:楽屋で本を読むんですか?
LEO:読みますね。あのときはちょうど読んでいました。最近はあまり読めないんですけれど……。
燃え殻:忙しそうですもんね。
LEO:そうですね、ありがたいことに。
燃え殻:僕の本を手に取るきっかけって何だったんでしょうか?
LEO:何を買おうと決めていたわけではなく、本屋さんにフラッと入って目に入って「これ読んでみよう」って。本当にそういう感じだったんです。
燃え殻:へぇ~。本屋さんはよく行くんですか?
LEO:好きですね。すごくたくさんの本の中から1冊を選ぶというのがすごく好きで。買わない日もあるんですけれど。
燃え殻:それじゃあ何を買うか決めずに、ふらっと行く感じが多い?
LEO:そうですね。ぐるぐる回ってあらすじとか裏表紙の説明を読んで「面白そうだな」とか。あとパケ買いもありますね。
燃え殻:表紙とか装丁が「いいな」って?
LEO:そういうので買ってみようと思うことはありますね。
8月31日にリリースされたBE:FIRSTのファーストアルバム『BE:1』では、メンバーたちも収録楽曲の作詞に携わっている。燃え殻は「LEOさんが作詞をするうえで、気を付けていることや大切にしていることは?」と質問を投げかけた。
LEO:なるべく自分にしか出せない例えや比喩を大事にしているのと、絶対に嘘をつきたくない。まっすぐなリリックというか、まっすぐなんだけどいろんな人が聴いたときに自分の人生に置き換えられるような言葉選びを大事にしています。例えば「道」を歌詞に入れたいと思ったときに、そこに葉っぱが落ちていなかったのに「葉っぱが落ちていた」とは書きたくない。そこを大事にしていますね。ストレートで実直でありたいというか。
燃え殻:(歌詞にするのは)誰かにとっても感じたことがあるかもしれないな、って感じ?
LEO:そうですね。
燃え殻:じゃあ自分の中にないような感情を、できるだけ書かないようにとか?
LEO:そうですね、なるべく書くときは。今回の『Grateful Pain』という曲はけっこう落ちてる曲なんですけど、悩んでいるところから上がっていくというリリックなんです。それを書いていたときは本当に自分がいろいろ悩んでいた時期で、そこから(乗り越えて)上がっていくときの心情も本当にそのときのまま、隠さずさらけ出して書いたので、自分の心を裸にして書いていますね。
燃え殻:どのくらいで書けたんですか?
LEO:一つだけ「同じ道で」という部分だけが出てこなくて。リリックのブースに入る直前までずっと悩んでいて、マネージャーさんと話しているときに「これだ!」と思って、ブースまで速攻走って行って「これにしたいんだけど!」って(伝えました)。本当にギリギリまで書きましたね。
燃え殻:へぇ~。じゃあずっとそこの穴だけ埋まらないという感じだったんですね。
LEO:自然豊かなところに行きたいですね。東京生まれですし、ずっと東京にいるので、意外と地方が好きだったりします。最近旅行に行きたい欲みたいなのがやっと芽生えてきて。フィルムカメラにもハマっているので、行って写真を撮りたいな、と。
燃え殻:温泉とかに行ったりはするんですか?
LEO:行きます。メンバーとはけっこうサウナに行ったり、地方に行ったときには「帰りまで○時間あるから、朝イチで行けば温泉行けるんじゃね?」と思って行ったりもしましたね(笑)。
燃え殻:若い(笑)! 明るすぎる!
LEO:帰ってきてから「最高だったー!」みたいな(笑)。
燃え殻:夜中にちょっとテンションが上がって、好きな人とかに気になっている人にメールしたり、友だちに「いつもありがとうな」みたいなことを送っちゃうじゃん。それぐらいのテンションが上がるときと、朝パッて起きて顔も洗わずパソコンに向かって、寝ぼけまなこで頭も回ってるのか回ってないのかわからない状態で書くと、いつもよりもちょっと自分の心の窓が開いてる。
LEO:ああ~。
燃え殻:いつもだったらもうちょっとカッコつけるな、とか、これ書いたら恥ずかしいなとか、その気持ちが追い付く前にバーッと書いちゃう。そうすると好きな人に向けた手紙みたいに、ちょっと商業というところからはみ出しちゃって、ものすごく個人的なやり取りになるみたいな。そうするといろんな人に伝わる可能性が高いんじゃないかなって僕は思っている。
LEO:ヤバいな。これめっちゃいい話聞いた。ちょっと泣きそうになりました。
小説家・燃え殻による、東京の真夜中に綴るトークラジオ『BEFORE DAWN』の放送は毎週火曜日の26時から。
LEOが登場したのは、燃え殻がナビゲーターを務めるJ-WAVEの番組『BEFORE DAWN』(毎週火曜26:00~27:00)。ここでは9月6日(火)のオンエア内容をテキストで紹介する。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
(2022年9月13日28時59分まで)
LEOは読書家。本屋では…
7人組ダンスボーカルグループBE:FIRSTに所属するLEO。読書が好きで。燃え殻の著書も愛読。それを知った燃え殻からのラブコールで今回の対談が実現した。燃え殻によると、LEOが燃え殻の著書を愛読していると知ったのは、BE:FIRSTのファンからのメッセージがきっかけだったという。
燃え殻:ツイッターにアップされているものにLEOさんが休憩しているときの写真があったんですけど、本を読まれていて。それが僕の作品の『これはただの夏』だと特定してくれたファンがいたんです。それで「BE:FIRSTのLEOさんがあなたの本を読んでいますよ!」って教えてくれる人がいたんです。僕の知り合いも(BE:FIRSTの)ファンだったので「大変よ!」みたいな感じで。その後、担当編集者にそれを言ってこの場があるので、あのときファンの方が教えてくれなかったら今日のこの場は実現しませんでした。
LEO:ありがとうございます。たぶん『Shining One』っていうプレデビュー曲のMV撮影のときの、楽屋でのオフショットみたいな感じでしたね。
燃え殻:楽屋で本を読むんですか?
LEO:読みますね。あのときはちょうど読んでいました。最近はあまり読めないんですけれど……。
燃え殻:忙しそうですもんね。
LEO:そうですね、ありがたいことに。
燃え殻:僕の本を手に取るきっかけって何だったんでしょうか?
LEO:何を買おうと決めていたわけではなく、本屋さんにフラッと入って目に入って「これ読んでみよう」って。本当にそういう感じだったんです。
燃え殻:へぇ~。本屋さんはよく行くんですか?
LEO:好きですね。すごくたくさんの本の中から1冊を選ぶというのがすごく好きで。買わない日もあるんですけれど。
燃え殻:それじゃあ何を買うか決めずに、ふらっと行く感じが多い?
LEO:そうですね。ぐるぐる回ってあらすじとか裏表紙の説明を読んで「面白そうだな」とか。あとパケ買いもありますね。
燃え殻:表紙とか装丁が「いいな」って?
LEO:そういうので買ってみようと思うことはありますね。
LEOが作詞で大切にしていること
8月31日にリリースされたBE:FIRSTのファーストアルバム『BE:1』では、メンバーたちも収録楽曲の作詞に携わっている。燃え殻は「LEOさんが作詞をするうえで、気を付けていることや大切にしていることは?」と質問を投げかけた。
LEO:なるべく自分にしか出せない例えや比喩を大事にしているのと、絶対に嘘をつきたくない。まっすぐなリリックというか、まっすぐなんだけどいろんな人が聴いたときに自分の人生に置き換えられるような言葉選びを大事にしています。例えば「道」を歌詞に入れたいと思ったときに、そこに葉っぱが落ちていなかったのに「葉っぱが落ちていた」とは書きたくない。そこを大事にしていますね。ストレートで実直でありたいというか。
燃え殻:(歌詞にするのは)誰かにとっても感じたことがあるかもしれないな、って感じ?
LEO:そうですね。
燃え殻:じゃあ自分の中にないような感情を、できるだけ書かないようにとか?
LEO:そうですね、なるべく書くときは。今回の『Grateful Pain』という曲はけっこう落ちてる曲なんですけど、悩んでいるところから上がっていくというリリックなんです。それを書いていたときは本当に自分がいろいろ悩んでいた時期で、そこから(乗り越えて)上がっていくときの心情も本当にそのときのまま、隠さずさらけ出して書いたので、自分の心を裸にして書いていますね。
燃え殻:どのくらいで書けたんですか?
LEO:一つだけ「同じ道で」という部分だけが出てこなくて。リリックのブースに入る直前までずっと悩んでいて、マネージャーさんと話しているときに「これだ!」と思って、ブースまで速攻走って行って「これにしたいんだけど!」って(伝えました)。本当にギリギリまで書きましたね。
燃え殻:へぇ~。じゃあずっとそこの穴だけ埋まらないという感じだったんですね。
休みが取れたら何をしたい?
今回はLEOと燃え殻が、お互いに対して質問し合うコーナーも実施。燃え殻がLEOに質問したのは「3日ぐらい休みが取れるとしたら、どこに行きたい?」というもの。LEO:自然豊かなところに行きたいですね。東京生まれですし、ずっと東京にいるので、意外と地方が好きだったりします。最近旅行に行きたい欲みたいなのがやっと芽生えてきて。フィルムカメラにもハマっているので、行って写真を撮りたいな、と。
燃え殻:温泉とかに行ったりはするんですか?
LEO:行きます。メンバーとはけっこうサウナに行ったり、地方に行ったときには「帰りまで○時間あるから、朝イチで行けば温泉行けるんじゃね?」と思って行ったりもしましたね(笑)。
燃え殻:若い(笑)! 明るすぎる!
LEO:帰ってきてから「最高だったー!」みたいな(笑)。
燃え殻が本を書くときに大切にしていること
一方、LEOが燃え殻に投げかけたのは「本を書く際に大切にしていることは?」という質問。夜中や早朝に執筆をすることが多いと話す燃え殻は、そのときのテンションを「真夜中のラブレター」と例える。燃え殻:夜中にちょっとテンションが上がって、好きな人とかに気になっている人にメールしたり、友だちに「いつもありがとうな」みたいなことを送っちゃうじゃん。それぐらいのテンションが上がるときと、朝パッて起きて顔も洗わずパソコンに向かって、寝ぼけまなこで頭も回ってるのか回ってないのかわからない状態で書くと、いつもよりもちょっと自分の心の窓が開いてる。
LEO:ああ~。
燃え殻:いつもだったらもうちょっとカッコつけるな、とか、これ書いたら恥ずかしいなとか、その気持ちが追い付く前にバーッと書いちゃう。そうすると好きな人に向けた手紙みたいに、ちょっと商業というところからはみ出しちゃって、ものすごく個人的なやり取りになるみたいな。そうするといろんな人に伝わる可能性が高いんじゃないかなって僕は思っている。
LEO:ヤバいな。これめっちゃいい話聞いた。ちょっと泣きそうになりました。
小説家・燃え殻による、東京の真夜中に綴るトークラジオ『BEFORE DAWN』の放送は毎週火曜日の26時から。
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