「やる気が起こりやすいアクション」について、メンタルコーチの大平信孝さんが解説した。
大平さんが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『KURASEEDS』(ナビゲーター:山中タイキ)。番組パートナーは小学館のWebマガジン『kufura(クフラ)』の編集長・佐藤明美が務める。ここでは、8月30日(火)のオンエアをテキストで紹介。
大平:エネルギーというか、前向きな気持ちをやる気とシンプルに捉えていただくといいんじゃないかなと思います。脳は本当に面倒くさがり屋といいますか、別の言い方をすると自分を守る“防衛本能”がすごく強くあるんですね。
これまで生きてきた思考パターンは人それぞれ異なるが、特別な出来事がない限り、いつものパターンを脳は踏襲しようとするそうだ。
大平:三日坊主がなぜ起こるかというと、脳の防衛本能が働いて「そんなに変えちゃだめですよ」とアラートを出すんです。三日坊主になっても自分を責めることはないですし、単に動かない選択をしているだけなんですね。私たちを守ってくれる作用で、結果的に行動しない、先延ばしにしてしまうというような流れができやすいということですね。
大平:小さな行動を実践すると、脳科学的に言うところの側坐核という部位が刺激されてドーパミンが出て、結果的にやる気が出るという流れですね。側坐核は待っていても刺激は与えられないんですけども、一歩踏み出すとやる気が追いかけてきてくれるんです。行動するとやる気が出てくるということですね。「やる気があるから行動する」ではなく、「行動が先でやる気が後」ということです。
山中:10秒だけアクションはあくまでもきっかけということです。10秒でできる小さな行動から、これまでできていなかったことに着手するということなんですね。
大平:過去に私は東京マラソンに当選したことがありまして、フルマラソンでエントリーしてしまったんですね。初挑戦ながら完走したいと思い、「週3回30分公園で走る」という目標を立てたのですが、言い訳をして先延ばしにしていたんです。
本番の日が近付くにあたり、大平さんは10秒アクションを実践したそうだ。
大平:「30分ジョギング」を10秒アクションサイズに表現を変えてみると「ジョギングシューズを履く」だったんですね。ジョギングシューズを履くという行動なら、多少眠くても「靴ぐらいなら履くか」となり、心理的なハードルがググっと下がるんですね。履いてみると靴を脱ぐことはなくて、履いたら外出て、家の周りを散歩して、体が温まって、公園に行くことができました。
自分が決めたことを実行すると自己肯定感も上がると言われているため、行動もできて自信もつく、いい流れを作っていきやすくなると大平さんは語った。
ダメ出しは言葉を投げられた相手に「自分は全然できていない」「こんなに頑張ってもうまくいかないなんて、才能がないからだ」といった気持ちを抱かせ、自信を奪ってしまう行為だからだ。
この話を受けて、山中は……。
山中:意識して、うまくいったことやよかったことを考える。否定ではなく、ポジティブな言葉を投げかけることがモチベーションを高める第一歩だそうです。これは、自分の行動を振り返るときにも応用できるワザだそうですよ。
あなたの今日が最高1日になるように、暮らしを豊かにしてくれるヒント=種をあなたと一緒に見つけて育てていく番組『KURASEEDS』の放送は、月曜から木曜の朝5時から。
大平さんが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『KURASEEDS』(ナビゲーター:山中タイキ)。番組パートナーは小学館のWebマガジン『kufura(クフラ)』の編集長・佐藤明美が務める。ここでは、8月30日(火)のオンエアをテキストで紹介。
三日坊主が起こるメカニズム
今回のオンエアでは「やる気」に注目。目標に向かって一歩前に進むヒントを、『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』(かんき出版)の著書でありメンタルコーチの大平信孝さんが紹介した。そもそも、やる気とは何だろう?大平:エネルギーというか、前向きな気持ちをやる気とシンプルに捉えていただくといいんじゃないかなと思います。脳は本当に面倒くさがり屋といいますか、別の言い方をすると自分を守る“防衛本能”がすごく強くあるんですね。
これまで生きてきた思考パターンは人それぞれ異なるが、特別な出来事がない限り、いつものパターンを脳は踏襲しようとするそうだ。
大平:三日坊主がなぜ起こるかというと、脳の防衛本能が働いて「そんなに変えちゃだめですよ」とアラートを出すんです。三日坊主になっても自分を責めることはないですし、単に動かない選択をしているだけなんですね。私たちを守ってくれる作用で、結果的に行動しない、先延ばしにしてしまうというような流れができやすいということですね。
「まずは10秒」でやる気を起こす
脳は変化を嫌う一方で、小さな変化は見逃してくれると言われている。10秒だけ行動に起こすことで、気持ちを上げることができるという。大平さんは取り組まなければいけないことや、先延ばしにしがちなことは「まず10秒だけ取り組んでみる」アクションを取るのがおすすめだと話す。大平:小さな行動を実践すると、脳科学的に言うところの側坐核という部位が刺激されてドーパミンが出て、結果的にやる気が出るという流れですね。側坐核は待っていても刺激は与えられないんですけども、一歩踏み出すとやる気が追いかけてきてくれるんです。行動するとやる気が出てくるということですね。「やる気があるから行動する」ではなく、「行動が先でやる気が後」ということです。
山中:10秒だけアクションはあくまでもきっかけということです。10秒でできる小さな行動から、これまでできていなかったことに着手するということなんですね。
10秒アクションの具体例。ジョギングの場合は
大平さんは自身の経験を取り上げ、10秒アクションに関する具体的なエピソードを語った。大平:過去に私は東京マラソンに当選したことがありまして、フルマラソンでエントリーしてしまったんですね。初挑戦ながら完走したいと思い、「週3回30分公園で走る」という目標を立てたのですが、言い訳をして先延ばしにしていたんです。
本番の日が近付くにあたり、大平さんは10秒アクションを実践したそうだ。
大平:「30分ジョギング」を10秒アクションサイズに表現を変えてみると「ジョギングシューズを履く」だったんですね。ジョギングシューズを履くという行動なら、多少眠くても「靴ぐらいなら履くか」となり、心理的なハードルがググっと下がるんですね。履いてみると靴を脱ぐことはなくて、履いたら外出て、家の周りを散歩して、体が温まって、公園に行くことができました。
自分が決めたことを実行すると自己肯定感も上がると言われているため、行動もできて自信もつく、いい流れを作っていきやすくなると大平さんは語った。
自分にも他人にも“マル出し”をしよう
さらに大平さんは、自分だけでなく他人のやる気をアップさせる方法についても教えてくれた。何かしらの課題に対し、それができていない人に対して“ダメ出し”をするよりも、よかったところを指摘する“マル出し”が望ましいと大平さんは提案する。ダメ出しは言葉を投げられた相手に「自分は全然できていない」「こんなに頑張ってもうまくいかないなんて、才能がないからだ」といった気持ちを抱かせ、自信を奪ってしまう行為だからだ。
この話を受けて、山中は……。
山中:意識して、うまくいったことやよかったことを考える。否定ではなく、ポジティブな言葉を投げかけることがモチベーションを高める第一歩だそうです。これは、自分の行動を振り返るときにも応用できるワザだそうですよ。
あなたの今日が最高1日になるように、暮らしを豊かにしてくれるヒント=種をあなたと一緒に見つけて育てていく番組『KURASEEDS』の放送は、月曜から木曜の朝5時から。
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