音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」
声優・日髙のり子がアメリカ旅行で感じたエンタメの魅力「ホテルからキリンが見えて…」

声優・日髙のり子がアメリカ旅行で感じたエンタメの魅力「ホテルからキリンが見えて…」

声優・日髙のり子が、過去の旅行で体感したアメリカでのエンターテインメントの魅力を語った。

日髙が登場したのは、ゲストに様々な国での旅の思い出を聞く、J-WAVEで放送中の番組『ANA WORLD AIR CURRENT』(ナビゲーター:葉加瀬太郎)。オンエアは4月23日(土)。

「エンターテインメントでお腹いっぱい」

日髙は1962年東京生まれ、1980年歌手としてデビュー。その後ラジオのパーソナリティ、テレビの司会やレポーターなど幅広いジャンルの仕事をしたのち、1984年に声優デビュー。これまで数多くの代表作を持ち、国民的声優と呼ばれている。

葉加瀬:いろんなところに行かれてきたと思うんですが、そんな中で思い出の地として、(アメリカの)フロリダ州オーランドを挙げていただきました。

日髙:6年ぐらい前になるんですけれども、(当時大学3年生の)息子がフロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」でディズニーのスタッフとして働きながら英語を学ぶというプログラムで留学したんです。そのプログラムの終わり頃が1月だったんですよね。主人と一緒に12月末からオーランドに行きまして、プログラムを終える彼の案内でディズニーワールドを堪能しました。(現地では)日本にはないテーマパークもあって、映画をテーマにした「ディズニー・ハリウッド・スタジオ」というものがあるんですね。息子がそこで働いていたのでそこを中心に案内してもらって。映画の世界をテーマにした乗り物にしているので、例えば「ロックンローラーコースター」というエアロスミスのバックステージをジェットコースターみたいなもので見に行くというものもありました。スタートすると3Dでエアロスミスの画像が出たりして、メンバー同士が打ち合わせしている様子とかを乗りながら見る、ちょっと不思議なツアーがありました。

葉加瀬:非常にアメリカ的。楽しそうだね。

日髙:行ったのがちょうどスターウォーズの7作目の映画(『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』)が公開されるときだったので、夜の花火がスターウォーズをテーマにしたものだったんですよ。白やピンク、緑の綺麗な花火が打ち上がったところにあのダース・ベイダーの音楽が流れると、空が全部真っ赤な花火に変わるんですね。赤と白の戦いが空で行われるというような花火で、花火の量も、とにかくアメリカって半端じゃないんですよ。

葉加瀬:エンターテインメントの規模がやっぱり違いますからね。

日髙:食べ物もエンターテインメントも全てがお腹いっぱいというぐらい、本当に楽しかったんですよ。

葉加瀬:それもきっと、やっぱりお子さんが(現地で)インターンシップをして……という充実感もあるんじゃないですか。

日髙:彼は(その日)休みで私達を案内してくれましたけど、実際働いている同僚たち、私としてみれば見たこともないアメリカの女の子が「ハーイ」と友達のように話していて、自分の息子でありながら別の世界を持っているみたいな、すごいときめきがありました。

さらに、もう一つ現地での印象的な体験を紹介してくれた。

日髙:「アニマル・キングダム」というテーマパークがあるんです。例えば『ライオンキング』とか『ファインディング・ニモ』をテーマに扱っているんですけど、ホテルがそのテーマパークの中にあって、ホテルの窓を開けるとキリンが散歩していたりするんです。早朝、キリンが3頭ぐらい揃ってお散歩していて、だからホテルの中にいても楽しくて。ちょっとお茶でも入れてベランダにあるテラスに座りながら優雅にお散歩するキリンを見るって、なかなかできない体験。それも思い出深いですね。

ラスベガスで『シルク・ドゥ・ソレイユ』を満喫

その休暇中、そのまま息子さんも連れてネバダ州ラスベガスにも足を運んだそう。「日本に来たものはほぼ全て観てる」という『シルク・ドゥ・ソレイユ』を現地でも堪能したとか。

日髙:その時はビートルズの曲を使った『ザ・ビートルズ・ラブ』もやっていて、よく知っているビートルズの曲に合わせてパフォーマーが手の届くところでパフォーマンスをしている感じもすごく素敵だったし、パフォーマーたちがカジュアルな服装でジーンズを履きながらパフォーマンスをするところも、すごくよかったですね。

葉加瀬:そうだね、『シルク・ドゥ・ソレイユ』のそれまでの作品って、割といわゆるサーカスの世界が基本にあったからね。

日髙:そうなんですよ。かと思うと、マイケル・ジャクソンの曲を使った『マイケル・ジャクソン・ワン』もありました。マイケルの衣装も展示してあって、もちろん赤い革ジャンにもときめいたんですけど、自分が「わっ!」と思ったのが、黒いスリッポンに白い靴下が刺さっている展示。「はっ!」となりましたね。

葉加瀬:マイケル・ジャクソンはずっとホワイトソックス履いていたでしょ。あれはソウルの象徴なんだよね。一つの制服みたいなもので、黒人の歌手たちはみんな白いソックスを履いていたんですね。彼は(そういったアーティストたちの)象徴なんだよね。

日髙:彼のミュージックビデオとかを見ても、必ずちょっとパンツの裾を上げて、白い靴下がきらっと見える、印象的なものがあるじゃないですか。展示されていたときに、「まさしくマイケル!」ってやっぱり思いました。マイケルがすごく夢見がちな少年だったからなのか、ステージもすごく綺麗でしたよ。

葉加瀬太郎がお届けする『ANA WORLD AIR CURRENT』は、J-WAVEで毎週土曜の19:00-19:54オンエア。

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