映画『弟とアンドロイドと僕』(2022年1月7日全国公開)の完成報告イベントが12月14日に都内で行われ、豊川悦司、安藤政信、そして脚本・監督の阪本順治が参加した。
意外なことに豊川と安藤は本作が初顔合わせ。安藤は豊川について「役者の大先輩であり、阪本監督の『顔』での豊川さんの登場シーンがカッコ良くて、色っぽくて好き。『新・仁義なき戦い。』も色気があってカッコいい。そんな豊川さんと阪本監督の作品でご一緒できることを楽しみにしていた」とリスペクト。一方の豊川も「安藤さんは僕の中ではアーティストであり、無頼であり、一匹オオカミ的な俳優さん。同業者から見てもカッコいい数少ない俳優の一人。空気、風、存在感をまとっている人です」と返礼していた。
孤独なロボット工学者・桐生薫役の豊川は、阪本監督からのオファーを喜ぶも「一人称で書かれたプロットを読んだときはビックリ。タイトルも3度くらい聞き直しました。正直、迷った」と苦笑い。それでも「阪本監督の新しい面を改めて見せつけられた気がする」と共に新境地に挑んだ。
桐生の腹違いの弟・山下求役の安藤は映画『亡国のイージス』以来の阪本組ゆえに「知らない番号から連絡がきて、最初は電話に出ませんでした。そうしたら阪本監督から留守電が入っていた」と明かし「最近の僕は連続ドラマを中心にやっていたので、映画監督を核にしている人とやりたかった。ちょうど僕も事務所を辞めてフラフラしていた時期だったので、阪本監督に自分の住所を教えて脚本を送っていただきました」とオファーの経緯を説明。その脚本については「今までの阪本監督作品とは違い、ビター。大人になったなあと思った。そこに立ち合いたいと思った」と素朴な感想を述べた。
映画の内容にちなんで“孤独を感じる瞬間”を聞かれた豊川は「家で家族が誰もいなくて自分一人の時は、孤独というか一人ぼっちなんだと強く思う瞬間はある。そんな時は、心筋梗塞かと思うくらい胸が締め付けられる」と苦笑い。安藤は『MIRRORLIAR FILMS』で監督デビューしたことに触れて「手を差し伸べて抱きしめてあげたくなるほどに孤独だった。当時はゲッソリと痩せて、監督として一人で戦っている感がありました」と映画監督の孤独を身に染みていた。
(取材=石井隼人)
意外なことに豊川と安藤は本作が初顔合わせ。安藤は豊川について「役者の大先輩であり、阪本監督の『顔』での豊川さんの登場シーンがカッコ良くて、色っぽくて好き。『新・仁義なき戦い。』も色気があってカッコいい。そんな豊川さんと阪本監督の作品でご一緒できることを楽しみにしていた」とリスペクト。一方の豊川も「安藤さんは僕の中ではアーティストであり、無頼であり、一匹オオカミ的な俳優さん。同業者から見てもカッコいい数少ない俳優の一人。空気、風、存在感をまとっている人です」と返礼していた。
孤独なロボット工学者・桐生薫役の豊川は、阪本監督からのオファーを喜ぶも「一人称で書かれたプロットを読んだときはビックリ。タイトルも3度くらい聞き直しました。正直、迷った」と苦笑い。それでも「阪本監督の新しい面を改めて見せつけられた気がする」と共に新境地に挑んだ。
桐生の腹違いの弟・山下求役の安藤は映画『亡国のイージス』以来の阪本組ゆえに「知らない番号から連絡がきて、最初は電話に出ませんでした。そうしたら阪本監督から留守電が入っていた」と明かし「最近の僕は連続ドラマを中心にやっていたので、映画監督を核にしている人とやりたかった。ちょうど僕も事務所を辞めてフラフラしていた時期だったので、阪本監督に自分の住所を教えて脚本を送っていただきました」とオファーの経緯を説明。その脚本については「今までの阪本監督作品とは違い、ビター。大人になったなあと思った。そこに立ち合いたいと思った」と素朴な感想を述べた。
映画の内容にちなんで“孤独を感じる瞬間”を聞かれた豊川は「家で家族が誰もいなくて自分一人の時は、孤独というか一人ぼっちなんだと強く思う瞬間はある。そんな時は、心筋梗塞かと思うくらい胸が締め付けられる」と苦笑い。安藤は『MIRRORLIAR FILMS』で監督デビューしたことに触れて「手を差し伸べて抱きしめてあげたくなるほどに孤独だった。当時はゲッソリと痩せて、監督として一人で戦っている感がありました」と映画監督の孤独を身に染みていた。
(取材=石井隼人)
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