ユースケ・サンタマリアが明かす、「やるせない夜」も支えてくれる楽曲

俳優でタレントのユースケ・サンタマリアが、自身が出演する舞台『海王星』を紹介。また、リスナーとシェアしたい洋楽ナンバーを選んだ。

ユースケが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『～JK RADIO～TOKYO UNITED』（ナビゲーター：ジョン・カビラ）のワンコーナー「PLAY IT LOUD!」。ここで12月3日（金）のオンエアをテキストで紹介する。

寺山修司の未上演の音楽劇を豪華キャストで

ユースケは12月6日（月）より、PARCO劇場で上演の音楽劇『海王星』にて、主人公・猛夫（山田裕貴）の父・彌平を演じる。彌平の婚約者・魔子は松雪泰子が演じる。 ユースケ：寺山修司さんが書いた未上演の舞台の初演です。音楽劇ということで、ドレスコーズの志磨（遼平）くんが寺山さんの書いた歌詞というか文章みたいなものに素晴らしいメロディーをつけてくれました。かつ、毎回ドレスコーズがうしろにいて生演奏をするという贅沢な舞台になっております。もちろん僕も歌いますが、うまく歌えているかどうかは全く保障できません。ただ、ハートはみなさんに伝わると思いますよ。どんな話か簡単にいうと、イケメンの息子に嫁を寝取られた親父が、僕の役どころです。カオスもあり、でもお客さんを置いてけぼりにする舞台でもなく、しっかり芯の通ったわかりやすいストーリー。でもめくるめく世界も展開されるし、近年なかなかない面白い舞台になっていると思います。

1日の終わりに聴くと心穏やかになる1曲

ユースケがリスナーとシェアしたい曲は、Aimee Mann『Wise Up』。1999年公開の映画『マグノリア』の主題歌だ。

ユースケ：『マグノリア』っていう今から20年くらい前の映画で、LAのいろんなところにいる、いろんな事情を抱えた人たちの24時間を描いた群像劇です。Aimee Mann『Wise Up』は映画のクライマックスの一番いいところでかかるんですよ。そこでいろんなやるせない夜を過ごしている人たちが映し出されて、その人たちがこの曲を一緒に歌うんですよね。そのシーンがものすごくよくて、たまに見返す映画です。この曲はハッキリいって、聴いたら眠くなるような曲でもあります（笑）。だから本当は寝る前に1日を振り返って、特に嫌なことがあった夜に「でもこんなやるせない夜を過ごしているのは自分だけじゃないよな」っていう気持ちで聴いてもらえると、心が穏やかになると思います。

『～JK RADIO～ TOKYO UNITED』のワンコーナー「PLAY IT LOUD!」では、さまざまな分野で活躍するゲストが「今、一番好きな曲」「繰り返し聴いている曲」を紹介する。放送は毎週金曜の10時20分頃から。