andropの佐藤拓也、Reiがポール・マッカートニーの魅力を語った。
佐藤、Reiが登場したのはJ-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。番組では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。ここでは2020年12月15日(火)にオンエアした内容をテキストで紹介する。
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1942年、イギリス・リバプール生まれ。1960年18歳のときに「ザ・ビートルズ」として活動開始。『Let It Be』、『Yesterday』など多くの名曲を生み出し、メロディーメーカーとしての才能を世界に知らしめる。しかし1970年、人気絶頂の中ビートルズを脱退し、ソロアルバム『マッカートニー』を突如リリース。その後もバンド「ウイングス」やソロとして25枚以上のオリジナルアルバムを制作。これまでに手掛けた曲は500曲以上とも言われており、ギネス世界記録にてポピュラー音楽史上最も成功した作曲家として認定されている、まさに生きる伝説である。
あっこゴリラ:佐藤さんは、特にビートルズ期に思い入れが強いとのことですが、いつポールの音楽に出会ったんですか?
佐藤:小学生くらいのときです。お父さんがビートルズが好きで、家にレコードやCD含めてビートルズの音源がいっぱいあって。レコードはあんまり子供のころは触らせてもらえなくて、お父さんが仕事に出かけていなくなった隙に、レコード棚から出して針をおとして聴くっていうのをやってました(笑)。そのときにビートルズの『サージェントペーパーズ』だったり、『Revolver』だったり、あのへんのアルバムをひたすら聴いてたのが最初の思い出です。
あっこゴリラ:なるほど~。
佐藤:その後、ビートルズのシングルヒット曲をまとめたベスト・アルバム『ザ・ビートルズ1』で、改めてビートルズを聴くようになって。それで、ブックレットとか見ながら、改めて勉強したって感じですね。
あっこゴリラ:Reiちゃんは、ポールの全キャリアを通して聴いてるってことだけど、初めてポールの音楽に触れたのは?
Rei:私はインターナショナルスクールに通っていたのですが、小学校3、4年生のときにタレントショーという特技を披露する会みたいなのを毎年やっていて、そこでビートルズの『Honey Pie』という曲を演奏したのが出会いでした。
【The Beatles『Penny lane』を聴く】
まず注目したのは、ソングライターとしてのポール・マッカートニー。ポールの父親はアマチュアのジャズピアニスト。幼少期から父の影響で様々な音楽を聴き、ラジオから流れるブルース、ソウル、そしてロックンロールに夢中になる。ここでは、様々な音楽を吸収したポールならではの「ソングライター」としての顔について語っていく。
あっこゴリラ:ポールのメロディーセンスや曲の構成などソングライティングにおいて、他とは違う点はどこだと思いますか?
佐藤:ビートルズ期だけで言っても、すごく短い期間の中にとんでもない名曲を生みすぎてて、なんか一人の人間が作る数を超えてる気がします。
Rei:打率がすごいよね(笑)。
佐藤:あの時代だからこそ、今では考えらないコード進行が生まれてて。今楽曲作ろうと思ったら、そのコードいかないでしょっていうのがふつうに出てくるんですよ。しかもそれが聴いてる側からすると気づかないくらい自然で、そういうのって何なんだろうって不思議に思いますね。
あっこゴリラ:Reiちゃんはどうですか?
Rei:あまりにも音楽史のスタンダードになってしまったから気づきにくいけど、西洋音楽のセオリーから外れたものもけっこうあって。でも、全体的にポールがすごいのは好奇心旺盛なところ。曲調も多岐に渡るし、ベーシストであり、シンガーであるってことがメロディーラインの美しさにつながっていると思う。
【Paul McCartney『3 Legs』を聴く】
あっこゴリラ:70年にリリースしたこの『マッカートニー』が、宅録のはしりって言われてるみたいですね。
Rei:ドラムも叩いてるし、本当すごい。
あっこゴリラ:お二人から見たポールって、どんなベーシストですか?
佐藤:もうベースラインで曲出してもいいんじゃないかってくらい美しいラインなんですよね。本来ルートのコードの一番低い音を弾いていくっていうのが、いわばベースの基本ですけど、そこの装飾っていうか間をどう埋めていくかっていうところで、ポールは本当に美しいラインを作っているなって思います。あと、そこから外れたところにもいったりして、普通だったらあり得ないなって。
あっこゴリラ:“メロディーだったらいくらでも! ”って感じなんだろうね。浮かんで浮かんでしょうがないみたいな。具体的にポールの好きなベースプレイの曲ってありますか?
佐藤:『something』。これ、ジョージの曲でとてもいい曲なんですけど、そこでポールが死ぬほど目立っている。もういいよってくらい弾いてて、めちゃくちゃかっこいいです。
あっこゴリラ:ディレクターさんがビートルズ大好きなんですけど、彼から聞いた話によるとやっぱりジョージが弾きすぎだよって怒ったらしいですからね(笑)。
佐藤:あとは、さっき僕が選曲した『Penny lane』も美しいベースラインだし、『You the little friend』もシンプルだけどいいラインですね。
【The Beatles『You the little friend』を聴く】
あっこゴリラ:Reiちゃんが思うポールのベーシストとしての魅力は?
Rei:まず歌心がすごい。すごく素敵に楽器を弾く人って、息継ぎをすると思っていて。息継ぎをして歌うように弾く。その抑揚とかもそうですし、歌心がありながら、うねっているだけじゃないっていうのもポールのすごいところで、ちゃんとメリハリがあるんです。休符もきちんとアーティキュレーションが出来ているし、それでいて歌の邪魔をしない絶妙な音域のところで弾いている。
佐藤:そう! 合間合間に目立つことをやってたりしますよね。
あっこゴリラ:Reiちゃん的にポールの好きなベースプレイが聴ける曲は何ですか?
Rei:『I Want You(She's So Heavy)』という曲なんですが、高いところと低いところを行き来しているようなフレージングがあったりして。あとは、フィルインの入れ方とかけっこう気に入ってます。
【The Beatles『I Want You(She's So Heavy)』を聴く】
あっこゴリラ:続いて、ポールのギターについてお聞きしたいんですけど、どんな点が好きですか?
佐藤:ポールのギターって、独特ですよね。アコースティックギターを弾くときに親指でベース音を弾きながら他の指ではじくように弾くんですよ。『Blackbird〛だったり、『Nature's Son〛だったり、あれはなかなか真似出来ないです。
あっこゴリラ:なるほどね~。ではここで、佐藤さんにベースやギター、ピアノなど、ポールの演奏が印象的な曲を選んでもらいたいんですけど。
佐藤:ポールのギターで話をすると、だいたいこの『The end』という曲の話になるんですけど。この曲は、リンゴのドラムソロも入ってて、ポールとジョージとジョンがそれぞれギターソロを掛け合いでやってるんですよ。その三人が順番にギターソロを弾いていくんですが、“どのギターソロが一番好き? ”っていう話を、みんな絶対に話すんですよ。これを知らずに聴くと誰がどれだかわからないんですよね(笑)。それをちょっと聴いてもらいたいです。
Rei:あっこちゃんの好きなソロ見つけて!
【The Beatles『The end』を聴く】
ポールは、「確かに僕はもう働かなくてもいい。明日にも引退できる。でも好きなんだから、やめられないよ。ツアーに出るのも好きなんだ」という言葉を残しているほど、彼のライフワークとなっている。
あっこゴリラ:素敵なコメントですね~。お二人はポールのライブ行ったことありますか?
佐藤:僕は、2013年の「Out There!Japan Tour」の東京ドーム公演に行きました。2002年の公演のときは行けなかったので、それから11年後の2013年に来日するときに、“これは絶対に行くしかない! ”って思って。それで、ビートルズを聴くきっかけとなった父親を誘って連れていったんですよ。
Rei:どうでした?
佐藤:もう生のポールを見れるということだけで感動しちゃうっていうか。僕が音楽を聴く原点ともなったレコードの、画面の中のあのポール・マッカートニーを生で見れて本当に感動しました。一緒に行った父親もすごく喜んでくれて、愛知に帰ってから、息子に東京ドームに連れて行ってもらったと自慢してたみたいで(笑)。それをあとから聞いて、親孝行できたのかな~ってちょっと思ったりもしました。
あっこゴリラ:素敵ですね。ライブじゃないと味わえないですよね。“実在しているんだ”って気持ち。Reiちゃんは?
Rei:私も何度も行ってるんですが、すごく印象的なのが2002年11月17日の「Driving Japan Tour」の大阪ドーム公演です。私、セーターを着てたんですけど、脱いでタンクトップ一枚になって一緒に歌いました(笑)。ポールのライブだけは特別なんで、踊って歌って、もう本当に最高に感動しました!
あっこゴリラ:私はDVDしか見たことないんですけど、映像見てて思うのが、いつもにこにこ演奏してるなって。ミュージシャンがこんなに楽しそうにしているのを見たの初めてだったと思う。
Rei:曲作りが最高なのはもちろんなんですが、ライブの演出のエンターテイナー感がすごいですよね! あと、ピアノが毎回上手くなってて本当にびっくりします。
あっこゴリラ:まだ成長するのか~って思っちゃうね。
Rei:楽器ももちろん上手いんですけど、歌唱力もすごい。2018年のツアーで本編30曲くらいで、アンコールで3、4曲歌ってて、本当にすごいんですよ!
佐藤:3時間超えだよね。
あっこゴリラ:それはすごいね! プレーヤーなら一発でわかると思うの、このすごさ! はんぱないですよね。
佐藤:あと、いろんな名曲を惜しみなくやってくれるじゃないですか。聴きたい曲をちゃんとやってくれるし、それもファンのこと考えてくれてるっていうか。
Rei:ポールはほんと超人だって思っちゃう。永遠のロックスターですよね。
J-WAVE『SONAR MUSIC』は月~木の22:00-24:00にオンエア。
佐藤、Reiが登場したのはJ-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。番組では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。ここでは2020年12月15日(火)にオンエアした内容をテキストで紹介する。
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ソロデビュー50周年! 手掛けた曲は500曲以上
ザ・ビートルズのメンバーであり、79歳の生ける伝説「ポール・マッカートニー」。番組では、andropの佐藤拓也、Reiをゲストに迎えて、レジェンド「ポール・マッカートニーのすごさ」を改めて見直しながら語り明かした。まずは、簡単にポール・マッカートニーの経歴を紹介。1942年、イギリス・リバプール生まれ。1960年18歳のときに「ザ・ビートルズ」として活動開始。『Let It Be』、『Yesterday』など多くの名曲を生み出し、メロディーメーカーとしての才能を世界に知らしめる。しかし1970年、人気絶頂の中ビートルズを脱退し、ソロアルバム『マッカートニー』を突如リリース。その後もバンド「ウイングス」やソロとして25枚以上のオリジナルアルバムを制作。これまでに手掛けた曲は500曲以上とも言われており、ギネス世界記録にてポピュラー音楽史上最も成功した作曲家として認定されている、まさに生きる伝説である。
あっこゴリラ:佐藤さんは、特にビートルズ期に思い入れが強いとのことですが、いつポールの音楽に出会ったんですか?
佐藤:小学生くらいのときです。お父さんがビートルズが好きで、家にレコードやCD含めてビートルズの音源がいっぱいあって。レコードはあんまり子供のころは触らせてもらえなくて、お父さんが仕事に出かけていなくなった隙に、レコード棚から出して針をおとして聴くっていうのをやってました(笑)。そのときにビートルズの『サージェントペーパーズ』だったり、『Revolver』だったり、あのへんのアルバムをひたすら聴いてたのが最初の思い出です。
あっこゴリラ:なるほど~。
佐藤:その後、ビートルズのシングルヒット曲をまとめたベスト・アルバム『ザ・ビートルズ1』で、改めてビートルズを聴くようになって。それで、ブックレットとか見ながら、改めて勉強したって感じですね。
あっこゴリラ:Reiちゃんは、ポールの全キャリアを通して聴いてるってことだけど、初めてポールの音楽に触れたのは?
Rei:私はインターナショナルスクールに通っていたのですが、小学校3、4年生のときにタレントショーという特技を披露する会みたいなのを毎年やっていて、そこでビートルズの『Honey Pie』という曲を演奏したのが出会いでした。
【The Beatles『Penny lane』を聴く】
まず注目したのは、ソングライターとしてのポール・マッカートニー。ポールの父親はアマチュアのジャズピアニスト。幼少期から父の影響で様々な音楽を聴き、ラジオから流れるブルース、ソウル、そしてロックンロールに夢中になる。ここでは、様々な音楽を吸収したポールならではの「ソングライター」としての顔について語っていく。
あっこゴリラ:ポールのメロディーセンスや曲の構成などソングライティングにおいて、他とは違う点はどこだと思いますか?
佐藤:ビートルズ期だけで言っても、すごく短い期間の中にとんでもない名曲を生みすぎてて、なんか一人の人間が作る数を超えてる気がします。
Rei:打率がすごいよね(笑)。
佐藤:あの時代だからこそ、今では考えらないコード進行が生まれてて。今楽曲作ろうと思ったら、そのコードいかないでしょっていうのがふつうに出てくるんですよ。しかもそれが聴いてる側からすると気づかないくらい自然で、そういうのって何なんだろうって不思議に思いますね。
あっこゴリラ:Reiちゃんはどうですか?
Rei:あまりにも音楽史のスタンダードになってしまったから気づきにくいけど、西洋音楽のセオリーから外れたものもけっこうあって。でも、全体的にポールがすごいのは好奇心旺盛なところ。曲調も多岐に渡るし、ベーシストであり、シンガーであるってことがメロディーラインの美しさにつながっていると思う。
【Paul McCartney『3 Legs』を聴く】
マルチプレーヤー、ポール・マッカートニー
ポール・マッカートニーといえば、ヘフナーのバイオリンベースがトレードマークの名ベーシスト。ギターやドラム、ピアノなども弾きこなし、『マッカートニーⅢ』では70年にリリースした『マッカートニー』同様に、セルフプロデュースと全楽器を一人で演奏している。あっこゴリラ:70年にリリースしたこの『マッカートニー』が、宅録のはしりって言われてるみたいですね。
Rei:ドラムも叩いてるし、本当すごい。
あっこゴリラ:お二人から見たポールって、どんなベーシストですか?
佐藤:もうベースラインで曲出してもいいんじゃないかってくらい美しいラインなんですよね。本来ルートのコードの一番低い音を弾いていくっていうのが、いわばベースの基本ですけど、そこの装飾っていうか間をどう埋めていくかっていうところで、ポールは本当に美しいラインを作っているなって思います。あと、そこから外れたところにもいったりして、普通だったらあり得ないなって。
あっこゴリラ:“メロディーだったらいくらでも! ”って感じなんだろうね。浮かんで浮かんでしょうがないみたいな。具体的にポールの好きなベースプレイの曲ってありますか?
佐藤:『something』。これ、ジョージの曲でとてもいい曲なんですけど、そこでポールが死ぬほど目立っている。もういいよってくらい弾いてて、めちゃくちゃかっこいいです。
あっこゴリラ:ディレクターさんがビートルズ大好きなんですけど、彼から聞いた話によるとやっぱりジョージが弾きすぎだよって怒ったらしいですからね(笑)。
佐藤:あとは、さっき僕が選曲した『Penny lane』も美しいベースラインだし、『You the little friend』もシンプルだけどいいラインですね。
【The Beatles『You the little friend』を聴く】
あっこゴリラ:Reiちゃんが思うポールのベーシストとしての魅力は?
Rei:まず歌心がすごい。すごく素敵に楽器を弾く人って、息継ぎをすると思っていて。息継ぎをして歌うように弾く。その抑揚とかもそうですし、歌心がありながら、うねっているだけじゃないっていうのもポールのすごいところで、ちゃんとメリハリがあるんです。休符もきちんとアーティキュレーションが出来ているし、それでいて歌の邪魔をしない絶妙な音域のところで弾いている。
佐藤:そう! 合間合間に目立つことをやってたりしますよね。
あっこゴリラ:Reiちゃん的にポールの好きなベースプレイが聴ける曲は何ですか?
Rei:『I Want You(She's So Heavy)』という曲なんですが、高いところと低いところを行き来しているようなフレージングがあったりして。あとは、フィルインの入れ方とかけっこう気に入ってます。
【The Beatles『I Want You(She's So Heavy)』を聴く】
あっこゴリラ:続いて、ポールのギターについてお聞きしたいんですけど、どんな点が好きですか?
佐藤:ポールのギターって、独特ですよね。アコースティックギターを弾くときに親指でベース音を弾きながら他の指ではじくように弾くんですよ。『Blackbird〛だったり、『Nature's Son〛だったり、あれはなかなか真似出来ないです。
あっこゴリラ:なるほどね~。ではここで、佐藤さんにベースやギター、ピアノなど、ポールの演奏が印象的な曲を選んでもらいたいんですけど。
佐藤:ポールのギターで話をすると、だいたいこの『The end』という曲の話になるんですけど。この曲は、リンゴのドラムソロも入ってて、ポールとジョージとジョンがそれぞれギターソロを掛け合いでやってるんですよ。その三人が順番にギターソロを弾いていくんですが、“どのギターソロが一番好き? ”っていう話を、みんな絶対に話すんですよ。これを知らずに聴くと誰がどれだかわからないんですよね(笑)。それをちょっと聴いてもらいたいです。
Rei:あっこちゃんの好きなソロ見つけて!
【The Beatles『The end』を聴く】
ライブアーティスト、ポール・マッカートニー
ポールが最大に魅力を発揮する場面といえば、ライブ。ビートルズがキャリアの中盤で一切のライブ活動を中断したときに、ライブを続けたいと最後まで意見していたという。その想いを71年に新たなバンド「ウイングス」で蘇らせ、現在に至るまで精力的にライブ活動を続けている。特に近年は何度もライブで日本を訪れ、その度にニュースとなっている。ポールは、「確かに僕はもう働かなくてもいい。明日にも引退できる。でも好きなんだから、やめられないよ。ツアーに出るのも好きなんだ」という言葉を残しているほど、彼のライフワークとなっている。
あっこゴリラ:素敵なコメントですね~。お二人はポールのライブ行ったことありますか?
佐藤:僕は、2013年の「Out There!Japan Tour」の東京ドーム公演に行きました。2002年の公演のときは行けなかったので、それから11年後の2013年に来日するときに、“これは絶対に行くしかない! ”って思って。それで、ビートルズを聴くきっかけとなった父親を誘って連れていったんですよ。
Rei:どうでした?
佐藤:もう生のポールを見れるということだけで感動しちゃうっていうか。僕が音楽を聴く原点ともなったレコードの、画面の中のあのポール・マッカートニーを生で見れて本当に感動しました。一緒に行った父親もすごく喜んでくれて、愛知に帰ってから、息子に東京ドームに連れて行ってもらったと自慢してたみたいで(笑)。それをあとから聞いて、親孝行できたのかな~ってちょっと思ったりもしました。
あっこゴリラ:素敵ですね。ライブじゃないと味わえないですよね。“実在しているんだ”って気持ち。Reiちゃんは?
Rei:私も何度も行ってるんですが、すごく印象的なのが2002年11月17日の「Driving Japan Tour」の大阪ドーム公演です。私、セーターを着てたんですけど、脱いでタンクトップ一枚になって一緒に歌いました(笑)。ポールのライブだけは特別なんで、踊って歌って、もう本当に最高に感動しました!
あっこゴリラ:私はDVDしか見たことないんですけど、映像見てて思うのが、いつもにこにこ演奏してるなって。ミュージシャンがこんなに楽しそうにしているのを見たの初めてだったと思う。
Rei:曲作りが最高なのはもちろんなんですが、ライブの演出のエンターテイナー感がすごいですよね! あと、ピアノが毎回上手くなってて本当にびっくりします。
あっこゴリラ:まだ成長するのか~って思っちゃうね。
Rei:楽器ももちろん上手いんですけど、歌唱力もすごい。2018年のツアーで本編30曲くらいで、アンコールで3、4曲歌ってて、本当にすごいんですよ!
佐藤:3時間超えだよね。
あっこゴリラ:それはすごいね! プレーヤーなら一発でわかると思うの、このすごさ! はんぱないですよね。
佐藤:あと、いろんな名曲を惜しみなくやってくれるじゃないですか。聴きたい曲をちゃんとやってくれるし、それもファンのこと考えてくれてるっていうか。
Rei:ポールはほんと超人だって思っちゃう。永遠のロックスターですよね。
J-WAVE『SONAR MUSIC』は月~木の22:00-24:00にオンエア。
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