11月11日は「1」が4つ並んだ様子を4本の弦に見立てて「ベースの日」だった。J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)では、andropのベーシスト・前田恭介がゲストに登場。バンドにおけるベーシストの役割や、ベース初心者向けのおすすめ楽曲を紹介した。
前田:ドラムはリズムを刻む楽器で、ギターや鍵盤はハーモニーを奏でる楽器だとすれば、ベースはその中間に位置する楽器だと思うんですよ。ベースを扱う人は、性格的にもバランスを取れる方が多い気がします。
増井:なるほど。ベーシストはバンド全体を見る人なんですね。
前田:そうですね。たとえば、ボーカルがいるバンドだとみんな歌を聴きたいじゃないですか。歌を聴いて、次にみんなが意識するのってドラムなんですよね。その音の肉付けにベースが入るので、どうしても俯瞰でバンドを見ざるを得ないんですよ。「音楽がどう聴こえるか?」を意識しながらベースを演奏しています。なのでベースは、音の間に中間管理職のように入って、円滑なライブになるように動いているわけですね。
サッシャ:それってつまり、andropのメンバーに気を遣っているってことでしょうか?
前田:そんなことはないです(笑)。ただ、そういう風に意識をして演奏しているベースの方は多いんじゃないかなと思っています。
サッシャ:ベーシスト同士で集まって話す機会というのはありますか? どういう性格の方が多いのか気になります。
前田:話すことはけっこうありますよ。自分を出し過ぎて話す方は少ない印象です。自分みたいなタイプのベースは珍しいかもしれないです(笑)。
・山下達郎『DONUT SONG』
前田:聴くデバイスにもよるのですが、低音が聴こえづらくて「どれがベースの音なんだ?」とわからない人っていると思うんですよ。この楽曲は、スタートがドラムとベース音で構成されているので、ベースのよさが伝わりやすいんじゃないかなと思います! ベースの音がないと音がスッキリし過ぎてしまいますし、ドッシリとした音の重要性というのを『DONUT SONG』は教えてくれるんじゃないかなと思います。
・ジャクソン5『I Want You Back』
前田:ユニゾンで、高い音を奏でる楽器と同じメロディーをベースが演奏しています。「この低い音ってなんだろう?」と意識して、ベースの音を聴く練習してみましょう。
増井:聴いているとベースがやってみたくなりますね!
前田:そうなんですよ。昔の曲なんですが、『I Want You Back』は「究極のベースライン」と言われていて、多くのベーシストがこの曲のコピーに挑戦します。
・BTS『Dynamite』
前田:紹介してきた2曲を聴いた上で『Dynamite』を聴くと、「こんなベースだったんだ!」という新たな発見があると思います。
サッシャ:なるほど。この楽曲のベースの特徴は何ですか?
前田:ファンキーなベースラインで、ベーシストが聴いても心が踊らされます。『Dynamite』を聴いて、ぜひベースの勉強をしてみてください!
増井:ベースを意識して聴くことができました! この音のおかげで、体が自然と動くダンスミュージックが生まれるんですね。
前田:その通りです。増井さんの今の発言を聞けたので、僕が今日ここに来た意味を感じることができました。ベースの存在がわかるだけで、音楽がより楽しめると思います!
最後に前田は、andropと武藤将胤がタッグを組んだ、ALS(筋萎縮性側索硬化症)のための寄付プロジェクトを紹介した。
前田:難病であるALSと闘っている武藤将胤さんと、andropは一緒に音楽を作っています。そして現在、完成した楽曲『EVERYONE,CHALLENGER.』のミュージックビデオを作るべく、クラウドファンディングをスタートしました。ぜひ、チェックしてみてください!
https://wefan.jp/crowdfunding/projects/livelovers_djmasa_androp
andropは12月13日(日)にBillboard Live TOKYOにて「androp -11th Anniversary Special Live- at Billboard Live」を開催する。詳細はこちらから。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分頃から。
バンドにおけるベースの役割
ベースが担うバンドの役割について、前田は「“中間管理職”のような存在だと思っています」と語る。前田:ドラムはリズムを刻む楽器で、ギターや鍵盤はハーモニーを奏でる楽器だとすれば、ベースはその中間に位置する楽器だと思うんですよ。ベースを扱う人は、性格的にもバランスを取れる方が多い気がします。
増井:なるほど。ベーシストはバンド全体を見る人なんですね。
前田:そうですね。たとえば、ボーカルがいるバンドだとみんな歌を聴きたいじゃないですか。歌を聴いて、次にみんなが意識するのってドラムなんですよね。その音の肉付けにベースが入るので、どうしても俯瞰でバンドを見ざるを得ないんですよ。「音楽がどう聴こえるか?」を意識しながらベースを演奏しています。なのでベースは、音の間に中間管理職のように入って、円滑なライブになるように動いているわけですね。
サッシャ:それってつまり、andropのメンバーに気を遣っているってことでしょうか?
前田:そんなことはないです(笑)。ただ、そういう風に意識をして演奏しているベースの方は多いんじゃないかなと思っています。
サッシャ:ベーシスト同士で集まって話す機会というのはありますか? どういう性格の方が多いのか気になります。
前田:話すことはけっこうありますよ。自分を出し過ぎて話す方は少ない印象です。自分みたいなタイプのベースは珍しいかもしれないです(笑)。
ベースの音が楽しめる3曲を紹介
「実は、どの音がベースなのか聴き取れない……」という人もいるだろう。そんな人に向けて前田は、ベースの音が伝わりやすい楽曲を紹介した。・山下達郎『DONUT SONG』
前田:聴くデバイスにもよるのですが、低音が聴こえづらくて「どれがベースの音なんだ?」とわからない人っていると思うんですよ。この楽曲は、スタートがドラムとベース音で構成されているので、ベースのよさが伝わりやすいんじゃないかなと思います! ベースの音がないと音がスッキリし過ぎてしまいますし、ドッシリとした音の重要性というのを『DONUT SONG』は教えてくれるんじゃないかなと思います。
・ジャクソン5『I Want You Back』
前田:ユニゾンで、高い音を奏でる楽器と同じメロディーをベースが演奏しています。「この低い音ってなんだろう?」と意識して、ベースの音を聴く練習してみましょう。
増井:聴いているとベースがやってみたくなりますね!
前田:そうなんですよ。昔の曲なんですが、『I Want You Back』は「究極のベースライン」と言われていて、多くのベーシストがこの曲のコピーに挑戦します。
・BTS『Dynamite』
前田:紹介してきた2曲を聴いた上で『Dynamite』を聴くと、「こんなベースだったんだ!」という新たな発見があると思います。
サッシャ:なるほど。この楽曲のベースの特徴は何ですか?
前田:ファンキーなベースラインで、ベーシストが聴いても心が踊らされます。『Dynamite』を聴いて、ぜひベースの勉強をしてみてください!
増井:ベースを意識して聴くことができました! この音のおかげで、体が自然と動くダンスミュージックが生まれるんですね。
前田:その通りです。増井さんの今の発言を聞けたので、僕が今日ここに来た意味を感じることができました。ベースの存在がわかるだけで、音楽がより楽しめると思います!
最後に前田は、andropと武藤将胤がタッグを組んだ、ALS(筋萎縮性側索硬化症)のための寄付プロジェクトを紹介した。
前田:難病であるALSと闘っている武藤将胤さんと、andropは一緒に音楽を作っています。そして現在、完成した楽曲『EVERYONE,CHALLENGER.』のミュージックビデオを作るべく、クラウドファンディングをスタートしました。ぜひ、チェックしてみてください!
https://wefan.jp/crowdfunding/projects/livelovers_djmasa_androp
andropは12月13日(日)にBillboard Live TOKYOにて「androp -11th Anniversary Special Live- at Billboard Live」を開催する。詳細はこちらから。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分頃から。
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2020年11月18日28時59分まで
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番組情報
- STEP ONE
-
月・火・水・木曜9:00-12:30
-
サッシャ/増井なぎさ