ホラン千秋がSHELLYと食料、ジェンダー、性教育、環境問題などについて語り合った。
ホランが登場したのは毎週週替わりでJ-WAVEが厳選した企画をお届けする特別な時間『J-WAVE SELECTION ITOCHU DEAR LIFE, DEAR FUTURE』。毎月第四日曜日のナビゲーターはSHELLYが担当。
同番組はオンエアだけでなく、デジタル音声コンテンツとして提供・配信するサービス「SPINEAR」でも配信。SpotifyやApple Podcastsでも楽しめる。
・「選ぶ、食べる、サステナブル展」詳細 https://www.itochu.co.jp/ja/corporatebranding/sdgs/20210927.html
ホランは環境にも優しいとされている「代替肉」に興味があるのだという。あくまでも肉の代わり……という印象もあるが、ホランは「いますごく進化していて」「全然そんなことない」と熱弁。
ホラン:新しいひとつのジャンルとして確立しても、全然ありだと思います。あとは代替じゃなくて培養肉というのも研究が進んでいるんです。お肉の細胞を培養して、そのままお肉を増やすんですよ。
SHELLY:へー!
ホラン:いままではミンチ肉みたいに培養するとなっていたんですけど、日本の企業で「ステーキ肉を培養して大きな肉の塊を作って売りだせないか」という研究をしているところもあるんです。
SHELLY:すごいねえ。
ホラン:お肉そのものを家畜がいないところで増やしていける技術みたいな研究が進んでいるんです。環境にもいいし、人口が増えていって食料が足りなくなる食料危機みたいなことが言われているので、そういうときにもすごくいいテクノロジーなのかなと思いました。
ホラン:ジェンダーというところに対して、自分で偏見を持ちたくない、バイアスを持ちたくないと思ったとしても、小さいころからたとえば「男の子はこうするべき」「女の子はこうするべき」と育っているとね。
SHELLY:刷り込まれているんだよね。
ホラン:無意識のなかに「あれ、待って? いまの自分バイアスかかってない」みたいな。
SHELLYは結婚した直後、テレビ番組などに出演すると司会者から「料理する?」という質問を頻繁に受けたが、あえて「しません」と答えるようにしていたのだとか。そこにはある想いがあったという。
SHELLY:「料理をします」ということが、このバイアスに対して“足している”ことになるなと思って。「そうです、女性は料理するものなんです」みたいな。
ホラン:加担しているみたいなね。
SHELLY:そうそう。加担するのが嫌で、あえて「料理まったくしてません!」って言って。それはそれでバラエティだから笑いになるし「しないけどなんですか?」みたいな、それ以上言われたら「外食もできるし、彼も料理するし」みたいなことで質問したことに「あ……」と思わせるというか。
ホラン:気づきを与えたいという。
SHELLY:与えるというと上から目線かもしれないけど、そういうのは本当にたくさんある。世代問題も、子どもたちが感じていることと、私たちが感じていること、さらに言うと我々の先輩方が感じていることとか、気づき方とか気づくタイミングとかは全然違うから。
ホラン:大人でもやっぱりちゃんと教育されないまま大人になっちゃって「いまさら聞けない」みたいなことがあるじゃないですか。それをわかりやすく、しかもちょっとでも恥じらっちゃうと、こちらも恥じらいの気持ちになっちゃうんだけど。
SHELLY:観てるほうが恥ずかしくなるからね。
ホラン:だけどそれをスパンスパンと話してくれるから「なるほどね」っていう。
SHELLY:うれしい。
ホラン:私はすごく観てます。いずれはみんなそういうところに興味関心を持って、人との関係性を築いていく上でそうなっていくわけじゃないですか。教えようが教えなかろうがそこにたどりつくんだから「だったら正しく最初から教えてよ」とすごく思うんですよ。
SHELLY:だけど「性教育をする必要はない、みんな自然に覚えるものなんだ」という考えの人がいまだにすごく多いんですよね。
SHELLYは日本の性犯罪数の多さや、それを罰する法律の甘さを指摘。加害者にならないための教育が必要だと訴えた。
SHELLY:私は親として自分の子どもに加害者には絶対になってほしくないと思うから、たとえば「『やめて』って言われたらすぐにやめるんだよ」と、子ども同士の遊びのなかでも。それがいずれ性的同意の話につながると思っていて。それは女の子、男の子関係なく、相手の「嫌だ」という気持ちを汲み取るのは人間としての重要な仕事、権利じゃなくてやらなくていけないこと。だからそれを小さいときから言って、ちゃんと伝えていく。相手の気持ちをリスペクトすることをもっと教えるべきだなと思っているんだよね。
ホラン:ちょっと高いんですけど「平飼いの卵を買う」です。なぜかと言うと、やっぱり動物も人間同様、権利じゃないですけど劣悪じゃない環境下で飼育されるということはすごく大事だと思うんです。よく食べる安い卵は、ニワトリがずっとケージに入れられていて、出ることもなくずっとそこに狭いなか、横も向けないみたいな。
SHELLY:テレビとかであの姿を観たことあるもんね、ザーッと並んでいて。
ホラン:やっぱりあれって当たり前に観ていて「そういうもの」だと思っていたけど、よくよく考えたら動物たちの命をいただくんだったら正しい形で飼育されているというものを応援したいなと思ったんです。
ホランが平飼いの卵を選ぶ人が増えていくことで鶏卵会社や養鶏場の関係者の意識も変わっていくのではないかとコメントするとSHELLYも賛同した。
ホラン:もちろん生活のことを考えたら全部高いもの、全部いいものを選ぶのは難しいかもしれないけど「ここだけはちょっと応援したい」とか「ここだけは私でもできるかも」みたいなところを探して、食べるものや目の前のものだけじゃなくて、そのものの先にはどんな人が作っているのか、どんな状態でこれが作られているのかというところを想像する、想像力ってすごく大事だなと思って、できるところからやっていこうかなと思っているんです。
ホラン:「でも、やることはやった」という気持ちを1つ持てるか持てないかで、その年を迎えるというのはずいぶん違いがあると思います。
SHELLY:まさにセルフリスペクトだよね。やると自分もいい気分になるし、ちゃんと「私は協力した、努力した」ということを思って2030年を迎えるのと迎えないとの違い。
ホラン:自己満足という人もいるかもしれないけど、自己満でも「やった」か「やらなかった」だったら、やったほうがいいじゃないですか。
SHELLY:わかる。
ホラン:というところを考えると、べつに動機はなんだっていいんです、変われば。という風に思うから「なんかキレイごと言って」と思っている人も「べつにキレイごとでもいいんです。やって変わればいいんです。結果変わっていればいいんです」というところ。スタートラインはみんなそれぞれでいいと思うから、結果の「チェンジ」というところさえできていれば私は全然いいと思う。難しくとらえずにみんなにチャレンジしてほしいなと思います。
SHELLYがナビゲートするプログラム『ITOCHU DEAR LIFE, DEAR FUTURE』の放送は毎月第4日曜日の22時から。
ホランが登場したのは毎週週替わりでJ-WAVEが厳選した企画をお届けする特別な時間『J-WAVE SELECTION ITOCHU DEAR LIFE, DEAR FUTURE』。毎月第四日曜日のナビゲーターはSHELLYが担当。
同番組はオンエアだけでなく、デジタル音声コンテンツとして提供・配信するサービス「SPINEAR」でも配信。SpotifyやApple Podcastsでも楽しめる。
「代替肉」「培養肉」 食糧危機に備えたテクノロジー
この番組は、SDGsに関する活動を後押しする情報発信・体験の場を作ることを目的とした伊藤忠商事の施設「ITOCHU SDGs STUDIO」のラジオブースからお届けしている。同施設では現在、サステナブルな未来につながる食べ物について学べる「選ぶ、食べる、サステナブル展」を開催中だ。・「選ぶ、食べる、サステナブル展」詳細 https://www.itochu.co.jp/ja/corporatebranding/sdgs/20210927.html
ホランは環境にも優しいとされている「代替肉」に興味があるのだという。あくまでも肉の代わり……という印象もあるが、ホランは「いますごく進化していて」「全然そんなことない」と熱弁。
ホラン:新しいひとつのジャンルとして確立しても、全然ありだと思います。あとは代替じゃなくて培養肉というのも研究が進んでいるんです。お肉の細胞を培養して、そのままお肉を増やすんですよ。
SHELLY:へー!
ホラン:いままではミンチ肉みたいに培養するとなっていたんですけど、日本の企業で「ステーキ肉を培養して大きな肉の塊を作って売りだせないか」という研究をしているところもあるんです。
SHELLY:すごいねえ。
ホラン:お肉そのものを家畜がいないところで増やしていける技術みたいな研究が進んでいるんです。環境にもいいし、人口が増えていって食料が足りなくなる食料危機みたいなことが言われているので、そういうときにもすごくいいテクノロジーなのかなと思いました。
結婚後「料理する?」と訊かれ「しません」と答えた理由
ふたりはSDGsの目標の「ジェンダー平等を実現しよう」について話し合うことに。まずは大人世代が自身の意識を変えていくべきだと語った。ホラン:ジェンダーというところに対して、自分で偏見を持ちたくない、バイアスを持ちたくないと思ったとしても、小さいころからたとえば「男の子はこうするべき」「女の子はこうするべき」と育っているとね。
SHELLY:刷り込まれているんだよね。
ホラン:無意識のなかに「あれ、待って? いまの自分バイアスかかってない」みたいな。
SHELLYは結婚した直後、テレビ番組などに出演すると司会者から「料理する?」という質問を頻繁に受けたが、あえて「しません」と答えるようにしていたのだとか。そこにはある想いがあったという。
SHELLY:「料理をします」ということが、このバイアスに対して“足している”ことになるなと思って。「そうです、女性は料理するものなんです」みたいな。
ホラン:加担しているみたいなね。
SHELLY:そうそう。加担するのが嫌で、あえて「料理まったくしてません!」って言って。それはそれでバラエティだから笑いになるし「しないけどなんですか?」みたいな、それ以上言われたら「外食もできるし、彼も料理するし」みたいなことで質問したことに「あ……」と思わせるというか。
ホラン:気づきを与えたいという。
SHELLY:与えるというと上から目線かもしれないけど、そういうのは本当にたくさんある。世代問題も、子どもたちが感じていることと、私たちが感じていること、さらに言うと我々の先輩方が感じていることとか、気づき方とか気づくタイミングとかは全然違うから。
加害者にならないためにも性教育は必要
SHELLYのYouTubeチャンネル「SHELLYのお風呂場」で、性教育に関する情報を発信している。ホランはそれに感激したそうだ。SHELLY:観てるほうが恥ずかしくなるからね。
ホラン:だけどそれをスパンスパンと話してくれるから「なるほどね」っていう。
SHELLY:うれしい。
ホラン:私はすごく観てます。いずれはみんなそういうところに興味関心を持って、人との関係性を築いていく上でそうなっていくわけじゃないですか。教えようが教えなかろうがそこにたどりつくんだから「だったら正しく最初から教えてよ」とすごく思うんですよ。
SHELLY:だけど「性教育をする必要はない、みんな自然に覚えるものなんだ」という考えの人がいまだにすごく多いんですよね。
SHELLYは日本の性犯罪数の多さや、それを罰する法律の甘さを指摘。加害者にならないための教育が必要だと訴えた。
SHELLY:私は親として自分の子どもに加害者には絶対になってほしくないと思うから、たとえば「『やめて』って言われたらすぐにやめるんだよ」と、子ども同士の遊びのなかでも。それがいずれ性的同意の話につながると思っていて。それは女の子、男の子関係なく、相手の「嫌だ」という気持ちを汲み取るのは人間としての重要な仕事、権利じゃなくてやらなくていけないこと。だからそれを小さいときから言って、ちゃんと伝えていく。相手の気持ちをリスペクトすることをもっと教えるべきだなと思っているんだよね。
ホラン千秋の自己肯定感を高めるアクションは?
番組では心が豊かになる、自己肯定感が上がる取り組みをハッシュタグ「#selfrespect」で募集している。ここではホランに自己肯定感が上がるアクションについて尋ねた。ホラン:ちょっと高いんですけど「平飼いの卵を買う」です。なぜかと言うと、やっぱり動物も人間同様、権利じゃないですけど劣悪じゃない環境下で飼育されるということはすごく大事だと思うんです。よく食べる安い卵は、ニワトリがずっとケージに入れられていて、出ることもなくずっとそこに狭いなか、横も向けないみたいな。
SHELLY:テレビとかであの姿を観たことあるもんね、ザーッと並んでいて。
ホラン:やっぱりあれって当たり前に観ていて「そういうもの」だと思っていたけど、よくよく考えたら動物たちの命をいただくんだったら正しい形で飼育されているというものを応援したいなと思ったんです。
ホランが平飼いの卵を選ぶ人が増えていくことで鶏卵会社や養鶏場の関係者の意識も変わっていくのではないかとコメントするとSHELLYも賛同した。
ホラン:もちろん生活のことを考えたら全部高いもの、全部いいものを選ぶのは難しいかもしれないけど「ここだけはちょっと応援したい」とか「ここだけは私でもできるかも」みたいなところを探して、食べるものや目の前のものだけじゃなくて、そのものの先にはどんな人が作っているのか、どんな状態でこれが作られているのかというところを想像する、想像力ってすごく大事だなと思って、できるところからやっていこうかなと思っているんです。
「べつにキレイごとでもいいんです。やって変わればいいんです」
SDGsが掲げている17の目標は2030年までに達成することを目指している。ホランは「2030年はどんな社会になっていてほしい」という質問に対して、すべての目標の達成は難しいのではないかとしながらも、目標を達成しようという意識を継続することが大切だと語った。ホラン:「でも、やることはやった」という気持ちを1つ持てるか持てないかで、その年を迎えるというのはずいぶん違いがあると思います。
SHELLY:まさにセルフリスペクトだよね。やると自分もいい気分になるし、ちゃんと「私は協力した、努力した」ということを思って2030年を迎えるのと迎えないとの違い。
ホラン:自己満足という人もいるかもしれないけど、自己満でも「やった」か「やらなかった」だったら、やったほうがいいじゃないですか。
SHELLY:わかる。
ホラン:というところを考えると、べつに動機はなんだっていいんです、変われば。という風に思うから「なんかキレイごと言って」と思っている人も「べつにキレイごとでもいいんです。やって変わればいいんです。結果変わっていればいいんです」というところ。スタートラインはみんなそれぞれでいいと思うから、結果の「チェンジ」というところさえできていれば私は全然いいと思う。難しくとらえずにみんなにチャレンジしてほしいなと思います。
SHELLYがナビゲートするプログラム『ITOCHU DEAR LIFE, DEAR FUTURE』の放送は毎月第4日曜日の22時から。
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