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梶 裕貴の遺伝子に組み込まれている「ジブリの音」とは? 豊田エリーもドキドキするシーンを語る

梶 裕貴の遺伝子に組み込まれている「ジブリの音」とは? 豊田エリーもドキドキするシーンを語る

声優・梶 裕貴と俳優・豊田エリーがジブリ音楽の魅力について語り合い、子どもと一緒に歌いたいジブリソングをセレクトした。

トークが繰り広げられたのは、J-WAVEで放送中の番組『MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY』(ナビゲーター:グローバー)。毎週、1組の「レジェンド・ミュージシャン」について語り合う番組だ。ジブリ音楽特集は8月21日、28日(土)にオンエア。ここでは28日のオンエア内容の一部をテキストで紹介する。

【前回の記事】
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ジブリ作品はシーンと音楽のシンクロがすごい

ジブリ作品と音楽の関係性について、梶は映像に合わせて音楽が作られる「フィルムスコアリング」に注目した。

梶:キャラクターの動きに合わせて“ドン!”や“チャン、チャン”みたいな音が鳴るのはどの作品にもあるんですけど、自分の遺伝子にいちばん組み込まれているだろう音は、『となりのトトロ』でメイが「まっくろくろすけ」を追いかけ回す音。
グローバー:音から蘇るものがすごいですよね。
梶:緩急もそうだし、盛り上がりの大小も全部表現されていて。1回観ただけでも音楽を聴くとそのシーンが蘇るぐらい耳だけでも伝わるってすごくないですか!? 『天空の城ラピュタ』でいうと、(パズーの親方・ダッフィーとシャルルが)殴り合いをする前のシーンで、グッと力を入れると筋肉が盛り上がって服のボタンが弾け飛んだりするところ。映画ならではというか、時間をかけて作っている作品だからこそのマッチ度がありますよね。
豊田:『天空の城ラピュタ』のロボット兵が覚醒して要塞の上の塔にシータと登ってる音楽から、そのあとドーラとパズーたちの小型飛行機「フラップター」がやってきて曲調が変わって、次にシータとロボット兵が心を通わせそうになったときに、また曲が変わるんです。ポンポン曲が変わって、もうドキドキしちゃう。あのシーンがすごく好きで、いまだに巻き戻して観ちゃうんです。

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『千と千尋の神隠し』や『おもひでぽろぽろ』の魅力

豊田は「ジブリを映画館で観るのは、音楽を聴きにいく意味合いもすごく強いと気づいた」と話し、それはジブリ音楽を多く担当した久石 譲の力が大きいという。

豊田:劇場の音質で久石さんの曲を聴くとね。
梶:本当にジブリに染まるというか、ジブリに浸かるというか。
豊田:世界に入れてくれますよね。
梶:なかでも『千と千尋の神隠し』の冒頭でかかる『あの夏へ』は、ちょっと不思議な世界に迷い込んだところから千尋の孤独も表現されていて、すごく印象深いです。ハクが千(千尋)におにぎりをあげる印象的なシーンで流れる『あの日の川』。やっぱり食と安心って繋がってるんだなって改めて感じました。おむすびを千がパクッと一口食べて、涙をボロボロこぼす。
豊田:あそこで千はあの世界に行って初めて泣けるんですよ。
梶:その直前に親が豚になってしまったのを改めて確認して、ずっと張り詰めた空気のなかで、景色はきれいなお花がいっぱい咲いてる庭なんですけど、そこにハクが呼んでくれて、2人でしゃがみながら、千がおにぎりを頬張るという。ハクのあの優しさ。
豊田:千尋が涙を流すシーンと、最後にハクが自分の名前を取り戻して2人で空から降りていくシーンが、すごく素敵なんですよね。

豊田は自身が成長して印象が変わった作品として『おもひでぽろぽろ』をあげた。

豊田:小学生ぐらいのときに友だちの家にお泊まりして観たんです。子ども時代のパートは小学生のあるある話で、すごくわかるし笑えるんですけど、大人パートがどういうことを伝えたい話なのか全然わからなかったという記憶が残っていて。主人公・岡島タエ子が27歳なんですけど、同じぐらいの歳のときにテレビでやってて、「いま観たらわかるのかな」と思って観たら、信じられないぐらい泣いて。大傑作。いまでも宝物みたいな作品です。
梶:あれは大人社会に出ないとわからないかもしれないですね。
グローバー:どのような涙だったんでしょうか?
豊田:「子ども時代を連れたまま生きてていいんだ」っていう涙かな。それを肯定してくれるというか。子ども時代に起きた出来事は全部大切で、あのときの自分はいまもいるんだよっていう話なんです。だから私もいろいろな自分を引き連れて生きています。
梶:トシオさんにタエ子が子どものころから無意識的に引っかかってたことを話せて、それまで「切り離して大人にならなきゃ」と焦っていた自分を全部ひっくるめて肯定できたという終わり方ですよね。

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子どもと一緒に歌いたいジブリソング!

豊田が、子育てに大忙しのママやパパに贈る、子どもと一緒に歌いたいジブリソングを3曲選んだ。

3位:井上あずみ『君をのせて』(作品:『天空の城ラピュタ』)

豊田:これは外せないです。私も小学生ぐらいのときに学校で歌ってますし、娘もいま学校の音楽の授業で習っています。本当に世代を超えて愛される歌で、歌詞も奥深いです。大人になってわかる奥深い歌詞だけど口触りのいい言葉で、子どもが歌っても楽しいですよね。

2位:本名陽子『カントリー・ロード』(作品:『耳をすませば』)

豊田:聴くだけでもしみじみしちゃいます。学生時代の甘酸っぱい気持ちも思い出すけど、やっぱりそこにはもう戻れない切なさも感じつつ、この曲に関しては日本語の歌詞の素晴らしさもあります。
グローバー:コードワークやアレンジも含めて原曲とは違った美しさがありますよね。
豊田:物語の中で雫が笑われながら何度も書き直してこの歌詞にたどり着く過程も素敵です。

1位:井上あずみ『さんぽ』(作品:『となりのトトロ』)

グローバー:前回、梶さんが選んだ「元気をもらえるジブリソング」でも第1位でしたね。
豊田:この曲には感謝してるというか、子どもが疲れちゃっても、この歌を歌うと歩き出すし、駄々をこねていても私が歌ったら子どもも歌い出すんです。
グローバー:この曲に助けられたんですね。
梶:みんなそうだと思いますよ。この曲は子どもたちもそうですけど、お母さんお父さんも励ましてくれたんじゃないですかね。

ジブリ音楽は日本人の共通言語?

最後に、梶と豊田がそれぞれ考えたジブリ音楽のキャッチコピーを発表。梶は「ジブリ音楽とは……非日常へと続くトンネルである」と発表した。

梶:『千と千尋の神隠し』のあの場面が頭によぎりますよね。もちろん作品を観てもそうですし、音楽を聴くとその世界に入ったかのような、主人公やほかのキャラクターの一員になれたような気がしてくる。非日常の世界を体験しつつ、現実の日常の自分の背中を押してもらえるような、そんな気がしますね。

続いて豊田は、「ジブリ音楽とは……みんなの故郷である」と語った。

豊田:みんなジブリで育っているから、日本人というよりも“ジブリ人”(笑)。梶さんとは今回が初対面だったのに、(初対面の人と)こんなに話すことないですよね。
梶:なかなかない。(ジブリは)共通言語ですよね。
豊田:共通言語として、みんなの心の中にある故郷。いつでもプレイボタンを押せば帰れる場所という感じがします。

J-WAVE『MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY』では、ゲストを迎え、1組の「レジェンド・ミュージシャン」をテーマに音楽談義を展開。放送は毎週土曜日17時から。

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2021年9月4日28時59分まで

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番組情報
MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY
毎週土曜
17:00-17:54
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