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梶 裕貴が選ぶ「元気がもらえるジブリソングTOP 3」 2位は『猫の恩返し』から、1位は?

梶 裕貴が選ぶ「元気がもらえるジブリソングTOP 3」 2位は『猫の恩返し』から、1位は?

声優・梶 裕貴と俳優・豊田エリーが、ジブリ音楽の魅力について語り合った。

トークが繰り広げられたのは、J-WAVEで放送中の番組『MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY』(ナビゲーター:グローバー)。毎週、1組の「レジェンド・ミュージシャン」について語り合う番組だ。ジブリ音楽特集は8月21日、28日(土)にオンエア。ここでは21日のオンエア内容の一部をテキストで紹介する。

ジブリ作品は観るタイミングで感じ方が異なる

ふたりはまず、ジブリ作品との出会いについてトークを展開。

梶:ジブリとの初めての出会いをちゃんと覚えてる人っているんですかね?って思うぐらい、意識してないときから、特に日本人はジブリを摂取してると思うんです。無自覚に入ってきたジブリ成分は『となりのトトロ』ですかね。もちろん同時に『天空の城ラピュタ』とか『風の谷のナウシカ』とかも入ってきてますけど。
グローバー:おふたりとも世代的には名作がバンバンあるときですか。
豊田:生まれる前に公開されているものもけっこうありました。
グローバー:今感じる作品の魅力はなんでしょうか?
梶:ジブリは観るタイミングによってもそうですし、自分の今の気持ちの浮き沈みによっても感じ方が全然違う。子どものときは主人公に感情移入していたのが、大人になって観ると、両親や周りの友だちのキャラクターに変わって、何度も楽しめるのがすごいところだなと思いますね。
豊田:いつか『となりのトトロ』に出てくるおばあちゃんに共感する日が……。そこまでずっと私たちの成長を待っててくれるんですよ。
梶:すばらしい。

映画館で観た『もののけ姫』 圧倒され無言に

梶は番組でオンエアする1曲目のジブリ音楽として、『もののけ姫』の楽曲『アシタカせっ記』をセレクト。映画の思い出をこう語った。

梶:鮮烈なインパクトとして残っているのが『もののけ姫』。映画館で初めて観たジブリ作品であり、子どもたちだけで初めて映画館に観に行った映画なんです。小学校の5~6年生、4~5人で行きました。チビっ子なので、とにかく前で観たい、デッカイ画面で感じたいと思って、最前列に座ってドキドキ、ワクワクして。映画が始まって音楽と映像に圧倒されるわけですよ。タタリ神とか怖いし、さらに映像が近かったので、いっぱいいっぱいになりつつ、帰りはみんな圧倒されて無言で帰る感じでした。大人になって2020年のリバイバル上映を観て、当時はなかなか感じ取りきれなかったメッセージを、ようやく大人になって感じました。それまでもDVDやBlu-rayで何度も観てますが、映画館で観るという感動がすごかったなと。
豊田:私も気付いたときにはいろいろな作品を浴びていました。ジブリを認識する前にいろいろ観ていたんですけど、私も初めて劇場で観たジブリ作品は『もののけ姫』でした。
梶:世代的にも比較的近いですしね。
豊田:私は小学校2年生ぐらいで、祖母に連れられて。事前番組で『もののけ姫』という今までとはまた違う作品が出るというのを観て、「映画館で観たい!」となりました。まだネットもそんなにないから、新聞の時刻表を見るんですよね。
梶:懐かしい! 映画ってそうでしたよね。
豊田:始まりからものすごくて、音楽がかかったときに座席も振動したのを覚えています。いきなりタタリ神が現れるシーンからなので圧倒されました。内容はまだ小さくて理解できないけど「なんだかすごいものを観た」という感覚だけは残りました。学校でも『もののけ姫』の話題で持ちきりで、とんでもない作品だと思いました。あと『もののけ姫』はいちばん複雑な気持ちになる作品でもあるんですよね。「人間って……」みたいな。人間として今は便利に暮らしてるけど……とか、すごく考えさせられます。まさにいま大事なテーマである「森との共存」を20年以上前にやってるのはすごいですよ。
梶:「サンは森で、私はタタラ場で暮らそう」という、あのセリフの意味合いとかね。
豊田:わからないですよね。
グローバー:『もののけ姫』の主題歌(米良美一『もののけ姫』)の歌詞も、言葉の意味が全部わかるわけじゃないんだけど、心のど真ん中に刺さりますよね。
豊田:この歌詞は本当に洗練された言葉で、大人になっても理解しきれないです。想像すると、最初にアシタカを印象づけるような歌詞で、次がサン、そして『もののけ姫』の世界観という、3つの小説みたいになってる。すごく短い歌なんですけど、米良美一さんの声も自然界そのものみたいで本当に美しい。みなさん心を洗われるんじゃないかなと思います。

『魔女の宅急便』の楽曲は曲にドラマがある

ふたりは次に『魔女の宅急便』をピックアップし、音楽と世界観について語った。

梶:使われている楽器やメロディ、行ったことがなかったとしても、自然とヨーロッパの港町が頭に思い浮かぶような音楽。作品も大好きですし、松任谷由実(当時・荒井由実)さんの『やさしさに包まれたなら』や『ルージュの伝言』も印象深いです。このサントラが僕の通ってた小学校の給食の時間から掃除の時間まで毎日かかっていたんですよ。だから『魔女の宅急便』のサントラに育てられたみたいなところがあります。なかでも『海の見える街』。曲の中でドラマがあるじゃないですか。
豊田:『海の見える街』は、これから物語が始まるワクワク感と、切なさがありますよね。
グローバー:映画を知っているからかもしれないけど、心細さの入り口のような。
豊田:『魔女の宅急便』はキキの成長ストーリーじゃないですか。最初の『ルージュの伝言』は背伸びしているような、大人の女性の気持ちみたいな感じなんですけど、エンディングの『やさしさに包まれたなら』は、子ども時代を思い出すような曲なんですよね。その構成がすごいなと思って。小さいころを振り返る曲で終わるところに、いつもグッときちゃって。またそれも子どものときに観たのとは違う感覚ですよね。
梶:たしかに。自分をかえりみるのは成長していないとできないことですからね。
豊田:そうそう。全編通して音楽の世界観がすばらしい。

梶が選ぶ「元気がもらえるジブリソングTOP3」

梶が、モチベーションアップに最適な「元気がもらえるジブリソング」を3つランキング形式で紹介した。

3位:八草楽団『元気節』(作品:『平成狸合戦ぽんぽこ』)

梶:タヌキたちの日常を観つつ、日本の元気な姿もあったりして。面白おかしく、いろいろな気持ちを与えてくれます。
豊田:すばらしいチョイスですね。

2位:つじあやの『風になる』(作品:『猫の恩返し』)

梶:「ウクレレの曲といったらこの曲」みたいなイメージになって、そこからつじあやのさんの楽曲を聴いたりしました。
豊田:いい声ですもんね。すごく癒される。
グローバー:癒される歌声とサウンドなんだけど、グッとチカラが出てくる不思議な名曲ですよね。
梶:これも高校生ぐらいのときに映画館で観て。その頃には声優を目指していたので、アニメーションにいつか声優として関わりたいなっていう気持ちと、「ジブリってすごいな、圧倒されるな」って思いました。いろいろな映画を積極的に観ようとしてた時期ではあるんですが、「ジブリから得るものって本当に大きいな」と思った作品ですね。

1位:井上あずみ『さんぽ』(作品:『となりのトトロ』)

梶:これは説明いらないでしょ。
グローバー:いったい日本の何億人を元気にしてきたのか。日本人口以上になっちゃったけど、世代を超えてね。
梶:日本だけでなく世界中ですよね。井上あずみさんの声もそうですし、歌詞もメロディも、あとこの曲が流れるときの映像もすごくかわいらしくて、世界観が一瞬で伝わってくる。『となりのトトロ』のすべてが詰まっている楽曲だと思います。

8月28日(土)のオンエアでも引き続き、梶と豊田がジブリ音楽の魅力を語り合う。

【8月28日17時から9月4日まで再生可能】https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20210828170000

J-WAVE『MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY』では、ゲストを迎え、1組の「レジェンド・ミュージシャン」をテーマに音楽談義を展開。放送は毎週土曜日17時から。

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2021年8月28日28時59分まで

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番組情報
MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY
毎週土曜
17:00-17:54
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