音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」
なぜ今? 40年ぶりに「シロナガスクジラ」が帰ってきた…その仮説とは

画像素材:PIXTA

なぜ今? 40年ぶりに「シロナガスクジラ」が帰ってきた…その仮説とは

スペインに40年ぶりに戻ってきたシロナガスクジラについてのニュースを、ノイハウスが紹介した。

このニュースを話題に挙げたのは、8月26日(木)放送の『STEP ONE』のワンコーナー「CHINTAI GLOBAL BEATS」(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)。

環境問題か? それとも「クジラの記憶」か?

同コーナーでは、サッシャとノイハウスが気になるニュースを紹介する。今回は、The Guardianによるニュース「Blue whales returning to Spain’s Atlantic coast after 40-year absence」を紹介した。

ノイハウス:もともと1986年にスペインで捕鯨が禁止になるまで、この地域ではシロナガスクジラがたくさん獲られたために絶滅状態になっていました。それから40年ほどたった今、生き残った少数のクジラか、その子どもや孫かもしれないですけど、帰ってきたという。

一見心温まるニュースだが、2つの仮説のうち1つは環境問題が原因なのではないかとされている。

ノイハウス:気候変動で海が温かくなってエサが獲れないとか、住む場所がなくなっているということで戻ってきたのかもという懸念も上がっています。もう1つの仮説が面白くて、もしかしたら40年前まで住んでいたクジラの記憶がよみがえって、故郷に戻ってきたのかもという内容です。科学者や動物学者のあいだでは、シロナガスクジラの移動は環境の状況などによらず、記憶で操作されていることがすでにわかっているらしいです。
サッシャ:それはもう事実としてあるんですか?
ノイハウス:はい。でも40年経った今、なぜ?というのは実はまだわかっていなくて、本当に記憶だけだとしても、何があって今思い出して、なんでみんな戻って来ているのかっていうのはまだわからないそうです。

カルチャーを次の世代に引き継ぐ動物たち

シロナガスクジラの寿命は70~80年ほど。40年前のクジラが戻ってきたのか、もしくは全く新しいクジラがやってきたのかは、まだわかっていないが、クジラをはじめとする動物たちは次世代に“今まで学んだこと”を引き継ぐのだそう。

ノイハウス:クジラだけじゃなくて他の動物もそうらしいんですけど、コミュニケーションをとって今まで学んできたことやカルチャーを、次の世代に引き継ぐようなんです。
サッシャ:クジラの学校があるんですか? 歴史の授業を学ぶような感じで。
ノイハウス:それがDNAに入っているものなのか、それとも教えて学ぶものなのか、そういったことは、100%はわからないんですけど、人間も行ったことのないところへ行って懐かしいって感じたりとか、あるじゃないですか。
サッシャ:初めて来たのに初めて来た感じがしないときとか、ありますよね。
ノイハウス:それってDNAなのか、そういうカルチャーのなかで育ったから懐かしいと感じるのか。今回クジラでいうと「水が合う」ってことなんでしょうけど(笑)。なので動物のコミュニケーションのなかでカルチャーを引き継ぐとか、実はDNAのなかに思い出というか記憶があるのかも、という。
サッシャ:先祖の記憶か、すごいなぁ。ちょっとロマンはあるけど、エサがなくなって来ちゃったなら……。
ノイハウス:ただ、プランクトンも増えていないのでエサがそこにあるわけではないらしいです。だからなんでこのタイミングで戻ってきたのかっていうのはわからないんですけど、ちょっと夢ある部分をピックアップしたいなと思って(紹介しました)。
サッシャ:誰か、クジラと話せる機会を作ってくれ!

J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「CHINTAI GLOBAL BEATS」では、番組独自の視点で世界を見渡し、国内ではまだ知られていない話題やニュース、ニューミュージックをお届け。放送は月曜~木曜の12時5分ごろから。

この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。

  • 新規登録簡単30
  • J-meアカウントでログイン
  • メールアドレスでログイン
radikoで聴く
2021年9月2日28時59分まで

PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

番組情報
STEP ONE
月・火・水・木曜
9:00-13:00