J-WAVEの番組『STEP ONE』には、気になる海外ニュースをお伝えする「CHINTAI GLOBAL BEATS」というコーナーがある。ここでは2024年11月にオンエアされた同コーナーから、イチオシトピックを紹介する。
今回は「スパイスの健康効果」に注目した模様をテキストで紹介。
【オンエア:2024年11月12日(火)/ナビゲート:サッシャ・ノイハウス萌菜】
【元記事】https://www.bbc.com/future/article/20200406-are-there-benefits-to-eating-turmeric-and-other-spices
ノイハウス:ドリンクでいうと、某コーヒーショップでも秋になると「パンプキンスパイス」としてクローブやシナモンを使っています。また、いまはジンジャーブレッドで生姜の味が入っていたり、個人的にはスパイスカレーが食べたくなったり、そういうシーズンかなと思います。
記事でピックアップされている王道のスパイスの1つが、チリペッパー、唐辛子だ。唐辛子に含まれるカプサイシンという成分には、血流をよくする効果が期待できるため、体が一時的に温まり、汗をかく人もいる。
BBCニュースによると、最近のイタリアで行われた調査では「週4回、唐辛子を使った料理を食べる人」は、「全く唐辛子を食べない人」と比べると、死亡リスクが下がったという。また、中国で行われた50万人規模の調査でも、「毎日唐辛子を食べる人」と「週1回食べる人」を比べると、死亡リスクが14%下がったという結果が報告されている。
ノイハウス:そもそも唐辛子が辛い理由の1つとして考えられるのは、苦い植物と同じように、自然界で食べられないようにすること。そうやって唐辛子は進化してきたのではないかといわれているので、ある意味、毒ともいえます。
サッシャ:なるほどね。
ノイハウス:カフェインなども同じで、苦みがあるものは摂取しすぎると毒になってしまいます。ですから、唐辛子に関しては「一時的に集中力や代謝が上がる効果は見られるものの、摂取のしすぎには注意」と、結論づけられています。ちなみに、ヒラリー・クリントンさんは、2016年の選挙期間中に風邪を引かないために、毎日唐辛子を1本食べていたそうです。
サッシャ:うわぁ……。辛いよ~、頑張ったんだね!
ノイハウス:でも、たとえば数週間、数ヶ月といった集中的な効果はあるかもしれないですね。
ノイハウス:ミルクに溶かして作る飲み物で、主にターメリックを混ぜたスパイスコーヒーです。これもウェルネスや健康効果があるということで流行ったのですが、ショウガ科のターメリックには“クルクミン”という成分が入っていて、抗がん作用もあるといわれています。しかしこの記事では、「人間が摂取できるような量では、そこまでの効果はないのではないか」といわれています。
サッシャ:じゃあ、相当食べないとだめなんですね。
ノイハウス:そうですね。ゴールデンラテ1杯では、そんなに効果はないのではないかということです。もちろんいろいろな摂取の仕方があるので、たとえばサプリのようにもう少し集中的に飲む形だと、効果があるかもしれませんが、「季節のコーヒーに混ぜても、健康効果は得られないかな」ということが、この記事では書かれています。
しかし、スパイスを使って味覚が刺激されることは、別のメリットをもたらす可能性があるようだ。
ノイハウス:たとえば、スパイスのおかげで満足感が得られれば、塩分や砂糖の量を減らすことによる健康効果があるかもしれない、といわれています。ですから、季節のドリンクを楽しむという意味では、スパイスや唐辛子を入れたスパイシーなホットチョコなどもおいしいと思います。
サッシャ:長く体が温まる感じがして、うれしいよね。
ノイハウス:まさにその雰囲気を楽しむという意味では、この季節、ぜひスパイスを使ってほしいですね。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「CHINTAI GLOBAL BEATS」では、番組独自の視点で世界を見渡し、国内ではまだ知られていない話題やニュース、ニューミュージックをお届け。放送は月曜~木曜の12時5分ごろから。
今回は「スパイスの健康効果」に注目した模様をテキストで紹介。
【オンエア:2024年11月12日(火)/ナビゲート:サッシャ・ノイハウス萌菜】
唐辛子の摂取で死亡リスク減少?
今回は、ノイハウスがBBCのニュース記事から「スパイスって本当に健康にいいの?」という内容を紹介。特に寒い時期に、料理やドリンク類にも多く使用されるスパイス類には、ウェルネスや健康効果も謳われているが、その真偽は……?【元記事】https://www.bbc.com/future/article/20200406-are-there-benefits-to-eating-turmeric-and-other-spices
ノイハウス:ドリンクでいうと、某コーヒーショップでも秋になると「パンプキンスパイス」としてクローブやシナモンを使っています。また、いまはジンジャーブレッドで生姜の味が入っていたり、個人的にはスパイスカレーが食べたくなったり、そういうシーズンかなと思います。
記事でピックアップされている王道のスパイスの1つが、チリペッパー、唐辛子だ。唐辛子に含まれるカプサイシンという成分には、血流をよくする効果が期待できるため、体が一時的に温まり、汗をかく人もいる。
BBCニュースによると、最近のイタリアで行われた調査では「週4回、唐辛子を使った料理を食べる人」は、「全く唐辛子を食べない人」と比べると、死亡リスクが下がったという。また、中国で行われた50万人規模の調査でも、「毎日唐辛子を食べる人」と「週1回食べる人」を比べると、死亡リスクが14%下がったという結果が報告されている。
ノイハウス:そもそも唐辛子が辛い理由の1つとして考えられるのは、苦い植物と同じように、自然界で食べられないようにすること。そうやって唐辛子は進化してきたのではないかといわれているので、ある意味、毒ともいえます。
サッシャ:なるほどね。
ノイハウス:カフェインなども同じで、苦みがあるものは摂取しすぎると毒になってしまいます。ですから、唐辛子に関しては「一時的に集中力や代謝が上がる効果は見られるものの、摂取のしすぎには注意」と、結論づけられています。ちなみに、ヒラリー・クリントンさんは、2016年の選挙期間中に風邪を引かないために、毎日唐辛子を1本食べていたそうです。
サッシャ:うわぁ……。辛いよ~、頑張ったんだね!
ノイハウス:でも、たとえば数週間、数ヶ月といった集中的な効果はあるかもしれないですね。
健康効果は“摂取量”も影響!
唐辛子に加えて注目のスパイスに、ターメリック(ウコン)がある。インド料理に多く使用されるイメージがあるターメリックは、西洋でもここ数年、人気を集めている。そのきっかけの1つが「ゴールデンラテ」だ。ノイハウス:ミルクに溶かして作る飲み物で、主にターメリックを混ぜたスパイスコーヒーです。これもウェルネスや健康効果があるということで流行ったのですが、ショウガ科のターメリックには“クルクミン”という成分が入っていて、抗がん作用もあるといわれています。しかしこの記事では、「人間が摂取できるような量では、そこまでの効果はないのではないか」といわれています。
サッシャ:じゃあ、相当食べないとだめなんですね。
ノイハウス:そうですね。ゴールデンラテ1杯では、そんなに効果はないのではないかということです。もちろんいろいろな摂取の仕方があるので、たとえばサプリのようにもう少し集中的に飲む形だと、効果があるかもしれませんが、「季節のコーヒーに混ぜても、健康効果は得られないかな」ということが、この記事では書かれています。
しかし、スパイスを使って味覚が刺激されることは、別のメリットをもたらす可能性があるようだ。
ノイハウス:たとえば、スパイスのおかげで満足感が得られれば、塩分や砂糖の量を減らすことによる健康効果があるかもしれない、といわれています。ですから、季節のドリンクを楽しむという意味では、スパイスや唐辛子を入れたスパイシーなホットチョコなどもおいしいと思います。
サッシャ:長く体が温まる感じがして、うれしいよね。
ノイハウス:まさにその雰囲気を楽しむという意味では、この季節、ぜひスパイスを使ってほしいですね。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「CHINTAI GLOBAL BEATS」では、番組独自の視点で世界を見渡し、国内ではまだ知られていない話題やニュース、ニューミュージックをお届け。放送は月曜~木曜の12時5分ごろから。
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番組情報
- 『STEP ONE』
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月・火・水・木曜9:00-13:00
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サッシャ、ノイハウス萌菜