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林原めぐみ、「吹き替えが苦手」と告白したら…レジェンド声優からの一言

林原めぐみ、「吹き替えが苦手」と告白したら…レジェンド声優からの一言

声優、アーティストの林原めぐみが「人生に影響を与えた出会い」について語った。

林原が登場したのはJ-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)内のコーナー「Expedia LISTEN AND LEARN」。ここでは12月23日(月)のオンエア内容をテキストで紹介する。

【radikoで聴く】
23日(月)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20241223093516
24日(火)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20241224093620
25日(水)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20241225093536
26日(木)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20241226093410
※それぞれ再生期限はオンエアの一週間後まで。

声優界のレジェンドとの出会い

人気声優、そしてアーティストとしても知られている林原。1986年にテレビアニメ「めぞん一刻」の幼稚園児役で声優デビュー以降、『らんま1/2』のらんま、『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイ、『名探偵コナン』の灰原 哀など、数々の人気キャラクターの声を担当。アーティストとしては1991年に1stシングル『虹色のSneaker』をリリースし、現在の声優アーティストの先駆け的な存在として君臨している。そんな林原が月曜日のテーマ「人生に影響を与えた出会い」について語った。

林原:私の人生に影響を与えた出会いは、ここ最近のものです。たくさんいらっしゃる方のなかでここ最近だと、羽佐間道夫さんという現在、御年91歳の現役でいらっしゃる声優さんであり俳優さんであり、ナレーションもたくさんやられている方です。

羽佐間との出会いは、声優の山寺宏一がアフレコのキャスティングを務めるディズニーチャンネル『マーダーズ・イン・ビルディング』の収録現場だという。『マーダーズ・イン・ビルディング』は実録犯罪番組マニアのチャールズ、オリバー、メイベルの3人が、自分たちの暮らす高級マンション、アルコニアで起きた殺人事件の謎に迫っていくミステリー・コメディドラマ。この主要キャストのアフレコを羽佐間、山寺、林原が担当している。声優として多くのアニメ作品で活躍してきた林原だが、海外ドラマという「人がいるもの」に声をあてることに苦手意識があったそう。

林原:一緒にアフレコしている山寺さんはもうご存じのとおりパーフェクトヒューマンというか、「ちっ」とか舌打ちのタイミングも「もう編集いらないだろうな」というぐらいぴったり。羽佐間さんは「合ってるのかな? ずれてはいないけど合ってる?」って。まるで日本語をしゃべっているように聞こえるというか、もともとの俳優さんの声がそうだったんじゃないか、と錯覚するようなことをされていて。

レジェンド声優からのアドバイスは…

林原が吹き替えが苦手だと告白したところ、羽佐間があるアドバイスをしてくれたそう。

林原:羽佐間さんが突然「あのね、呼吸だよ」って。「相手と心拍数を合わせる気持ち、呼吸を合わせる気持ちで取り組んだら自然に合ってくるよ」と。なにを言っているかよくわからないんですけど、みたいな(笑)。

しかし、その気持ちを取り入れたところ、林原の気持ちに変化が起きたという。

林原:「合わせる」という気持ちから一回ちょっと解き放たれたというか。「いちに、いちに、いちに」とやりながら、ずっと数ばかり数えて二人三脚していると転んじゃうんだけど、ゴールを目指しながら2人で肩を組んで「はっはっは」とやっていたらなぜか足がもつれないみたいな。ちょっと説明しづらいけど、そういう感覚に近くて。私のかたくなに閉じていた扉が柔らかくなって。しかもパーフェクトヒューマンと、緩いけれどぴったりという2人に挟まれてアフレコをしていたら、もう楽しくて楽しくて。そんな自分に出会えた、ということで感謝の気持ちを込めて羽佐間道夫さんをご紹介させていただきました。『マーダーズ・イン・ビルディング』はクリスマスにもぴったりなので、ぜひ観ていただけたらなと思います。

ノイハウス:林原めぐみさんの人生に影響を与えた出会いは、先輩声優の羽佐間道夫さんとの出会いでした。

サッシャ:いま話に出た、山寺宏一さんもこのコーナーで羽佐間道夫さんとの出会いを挙げていました。やっぱりいま、声優のレジェンドと言われている人たちからも尊敬される、キングオブキングが91歳現役の羽佐間道夫さんなんだなと、あらためて感じました。呼吸か……90歳までいかないと到達できないことなのかわかりませんけど、その想いはすごいな。林原さんもあんなに完ぺきな人なのに学ぶことがあったのかということで、驚きました。

「歌う林原めぐみ」のきっかけになった曲

「Expedia LISTEN AND LEARN」ではゲストが毎日曲をセレクト。林原は自身が歌手になるきっかけとなった、椎名 恵の『いつか空に届いて』を選んだ。

林原:この曲は『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』というオリジナルビデオアニメーションというもののテーマソングでした。当時、オリジナルビデオというのはセルビデオで、売るためにイベントを開くということがありました。そのときに椎名さんが「イベントに回れないから、ヒロインの子は歌えないか?」ということで私に白羽の矢が刺さり、それでちょっとテストに行って。そこから「じゃあ、せっかくなのでこの子に歌でも作るか」ということになって、「歌う林原めぐみ」が誕生しました。このきっかけがなかったら、私は歌ってなかったかもしれないなと。私のスタート中のスタートということでお届けしたいのと、この作品はちょっと悲しいんですが、クリスマスも少し絡んでいます。ぜひ、そこも合わせて、なにかの配信で観られることがあったら気にして観てもらえたらうれしいです。

番組では椎名 恵の『いつか空に届いて』をオンエアした。



サッシャ:1989年にリリースされましたOVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』のオープニングテーマです。このとき、林原めぐみさんは地球連邦軍のクリス(クリスチーナ・マッケンジー)の声を担当していました。そして、イベントで椎名さんが来られなかったから代わりに歌うというのがきっかけで歌手デビューしたんですね。

ノイハウス:すごいマイルストーンの曲です。

サッシャ:世の中どこにチャンスがあるかわからないね。でも、そのときに「歌ってみよう」と歌えた林原さんがすごい。もともと歌が好きだったのかな? 歌が上手だったからということもあると思います。そんな林原さんの約1年ぶりのニューシングル『Gathering』も12⽉18⽇にリリースになっておりますので、ぜひチェックしてください。こちらは『ゴジラ』と、林原さん自身も綾波レイ役などで出演している『エヴァンゲリオン』シリーズのコラボレーション第2弾の「P ゴジラ対エヴァンゲリオン セカンドインパクト G」のテーマソングになっています。

林原めぐみの最新情報は、公式サイトまで。

J-WAVE『STEP ONE』のコーナー「Expedia LISTEN AND LEARN」では、さまざまな業界のトップランナーにこれまでの経験から得た学びをシェアする。放送は月曜~木曜の9時35分ごろから。

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2024年12月30日28時59分まで

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番組情報
STEP ONE
月・火・水・木曜
9:00-13:00