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ドラキュラのモデル、地元ではどんな扱い? 勝村政信が語る現地の思い出

ドラキュラのモデル、地元ではどんな扱い? 勝村政信が語る現地の思い出

俳優・勝村政信がJ-WAVEで、ルーマニアを旅した思い出を語った。

勝村が登場したのは、ゲストに様々な国での旅の思い出を聞く、J-WAVEで放送中の番組『ANA WORLD AIR CURRENT』(ナビゲーター:葉加瀬太郎)。オンエアは7月3日(土)。

ドラキュラのモデル、地元ではヒーローだった

勝村が印象に残る旅先としてあげたのがルーマニア。ルーマニアが舞台の小説『吸血鬼ドラキュラ』を読んでいたことがきっかけだという。

勝村:たぶん20年近い前ですが、たまたまブラム・ストーカーの小説『吸血鬼ドラキュラ』を読んでいたときに、どこか外国で好きなところへ行きませんかと制作会社からお話をいただいたので「ルーマニアに連れてってもらえませんか?」と。
葉加瀬:何しろ『吸血鬼ドラキュラ』は実在の人(がモデル)ですよね。どういう人だったんですか?
勝村:(ヴラド・)ツェペシュという人なんですが、「ツェペシュ」は串刺しという意味らしいんです。お父さんはドラクル。ドラクルの子どもだからドラキュラと言われているのと、その「串刺し」という恐怖と共に、(小説の著者)ブラム・ストーカーがいろいろ重ねて、あの血を吸って…というようなイメージに作り上げたみたいですね。
葉加瀬:ツェペシュさんというのは実際に怖かったんでしょうか。
勝村:怖かったみたいですね。オスマン帝国と当時もめてて、オスマンが攻めてきたときにその最前線で戦って、相手を怖がらせるため、自分の力を見せつけるために、相手を串刺しにしてそのまま山にかかげたという。それも含めて、ドラキュラ(のイメージ)になっていたみたいで。
葉加瀬:(ドラキュラは)映画だけで何本作られているでしょうね。
勝村:かなりでしょうね。ドラキュラ俳優とかもいましたもんね。
葉加瀬:そういう(俳優が演じるドラキュラの)イメージというのは、原作の中に描かれているんでしょうか?
勝村:マントで、牙がはえてて色が白くて、オールバック…あれはたぶん(最初に原作が映画化された)昔の映画を見て、そのイメージ(で様々な映画が作られた)だと思うんですよね。
葉加瀬:そのツェペシュさんは地元ではどんな感じなんですか。
勝村:もうヒーローでしたね。シギショアラという、中世の街がそのまま残っていてそのまま世界遺産になっているようなところに胸像が作られていて。また、生家も残っていて、そこがレストランになっているんですよ。メニューにドラキュラ定食みたいなものがあって、トマトスープから始まって、トマトソース系の…全部赤い(メニュー)です。

ルーマニアの首都・ブカレストで感じたこと

また、ルーマニア滞在時は、首都・ブカレストも訪れた勝村。そちらでは二つの建造物が印象に残ったという。

勝村:まず「国民の館」という、(ニコラエ・)チャウシェスクが作った、世界で2番目の大きい建物。行ってみたら本当にすごくて、でも閑散としていて……。コーディネーターの方が言っていたんですが、「素晴らしい中世の街があったのにそれを全て壊してこれを建てた」から、ルーマニアの人たちはあまり好意的に受け取ってはいないんですよね。
ルーマニアは、ソ連に占領されるなどの歴史があった。ソ連からもらったという、塔のような大きいビルも、勝村は見たという。

勝村:(コーディネーターは)「あれを見てください」「ここら辺で一番高いビルです」と。「ルーマニアの人たちはあの上から見る景色が一番好きなんです」って。「なぜかというと、このビルが見えないからです」。そんなこと考えたことないじゃないですか。

勝村はこれらの「痛みを伴った建物」についても、現地滞在中印象に残ったようだ。

映画やドラマに数多く出演する勝村の最新情報は公式ページまで。

葉加瀬太郎がお届けする『ANA WORLD AIR CURRENT』は、J-WAVEで毎週土曜19:00-20:00オンエア。

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