シンガーソングライターの斉藤和義が、J-WAVEでスガシカオと自身の引退時期について語り合った。
斉藤が登場したのは5月16日(日)に放送された『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』(ナビゲーター:スガ シカオ)。その時代、その場所で、どんな音楽を聴きたいか―――時代を越えて、国境を越えて、ナビゲーターのスガ シカオが旅好き・音楽好きのゲストと共に音楽談義を繰り広げる、空想型ドライブプログラムだ。ふたりは、「1980年代初頭の栃木」を空想ドライブした。
斉藤は最新アルバム『55 STONES』が発売中。
スガ:(自作ギターの)音はどうなの? 「これはけっこういいぞ」ってなるもの?
斉藤:なるのもあるよ。このあいだ、ちゃんとギター雑誌の企画でギターを作る先生にいろいろイチから全部教わりながら作ったりしたやつは、すごくよくなったよ。
スガ:先生なりの鳴らせるコツがあるんだ。
斉藤:そう。細かいんだよ、すごく。ネックのジョイントがどうだとかさ。「フレット打ち」とかまで全部やったんだけど。
スガ:そんなところまでやったの?
斉藤:ネックのカンナがあるのよ。
スガ:ネックを削るカンナみたいなこと?
斉藤:そうそう。
スガ:それじゃないと、いわゆるああいうちょっと丸みを帯びたというか、手にしっくりくるのが削れないんだ。
斉藤:すごく小っちゃいカンナでやるんですよ。
スガ:スゲエなあ、俺は「よく自分でギター作る気になるな」と思っちゃうな。
スガ:和義くんが選んでくるだろうなとは思っていました。
斉藤:1980年リリースの(『You Shook Me All Night Long』が収録された)『Back In Black』というアルバムがあって。このころはヘビメタ少年だったので。高校ぐらいのときは。だから今日はそっちばかり選曲してきたんです。
スガ:ものすごい、いまでも時々顔を出しますもんね、ヘビメタ少年が。
斉藤:そう?
スガ:ギターのリフとかさ。
斉藤:ああ、そうね。やっぱり「三つ子の魂(百まで)」って感じですかね(笑)。
スガ:そうね(笑)。
番組では『You Shook Me All Night Long』をオンエア。66歳と、還暦をすぎても現役のアンガス・ヤング(ギター、ボーカル)の話題から、それぞれの引退の時期についてトークを繰り広げた。
スガ:(アンガス・ヤングは)いまだに短パン穿いてるもんね。
斉藤:穿いてるね。でもお兄ちゃん死んじゃったんだよね、マルコム・ヤング。
スガ:だってもう、いい歳よね? でも現役なんだ、スッゲえな。これ、俺いつも思うんだけどさ、俺らはいつ? 引退ないじゃん、いつまでやるんだろうね。
斉藤:うーん……。
スガ:まあ、いつまでやるのかはいいとして「どう終わるのかな?」っていう。
斉藤:まあ「死んだら」なんじゃないの? きっと。
スガ:ハハハハハ! そうなのかな。
斉藤:気持ち的に「もういいか」とはならないでしょ?
スガ:なんないよ、絶対ならない。インディーズとかでも、別に普通にやるもんね。
斉藤:だろうね。「YouTubeもあるしね」とかね。
スガ:なんでもいいからきっと、探してやり続けるよね。やっぱりじゃああれだ、具合が悪くてステージに立てなくなるまで。
斉藤:そうなんじゃないかな。
スガ:それもかっこいいけど。
一方で、斉藤は「俺はギターを作る側にいく気がする(笑)」ともコメント。スガも「ちょっとそんな気はする」とうなずいた。
スガ:ビンテージの楽器とかも大好きだもんね。
斉藤:でも最近はそこまでじゃない。大体わかったというか。あとは自分で楽しいって感じ(笑)。
スガ:本当? なんかほら一時期、アメリカのeBay(通販サイト)とかでさ、ものすごいスネアとかドラムを買いあさっていた時期もあったじゃない。
斉藤:あったねえ。だいぶそろったから、もうあんまり(笑)。
スガ:だいぶそろったんだ(笑)。もうそこまで欲が(なくなった)?
斉藤:……でもないかな? ちょこちょこは。なんか「ペダルを見つけた」とか、そんなのは(ある)。
スガ:「ペダルを見つけた」って(笑)。
MBUX:ヘビーメタルという言葉が最初に世に出たのは、ビートニクの代表的作家、ウィリアム・バロウズの小説でした。バロウズはヘビーメタルという単語を「依存性の高い薬物のメタファー」として使用していましたが、これをアメリカの音楽雑誌『ローリング・ストーン』のライターであるレスター・バングスが、レッド・ツェッペリンやブラック・サバスの音楽をレビューする際に使い出したのが始まり、と言われています。ヘビメタは一般的にはディストーション(歪み)を強調したラウドなロックの呼び名となっていますが、現在では細分化が進み、デスメタルやスラッシュメタルなどのサブジャンルが活発になっています。
スガ:意外なヘビーメタルの成り立ちを聞いたわけなんですけれども。
斉藤:ウィリアム・バロウズだったんだね。『裸のランチ』の人でしょ?
スガ:その人が作ったの? そうなの。
斉藤:言葉はそうだったんだ。
スガ:面白いね。ハードロックとヘビーメタルの境目がどこだったかなんてのは、よく議論されますけれどね。多分この辺なんだろうね。1980年代初頭ぐらい。それで分かれて「あれはメタルじゃねーだろ」みたいなね、よく議論をしていたような気がしますけれども(笑)。
斉藤:そうだね(笑)。
斉藤の最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
スガが空想ドライブをナビゲートする『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』のオンエアは、毎週日曜21時から。
斉藤が登場したのは5月16日(日)に放送された『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』(ナビゲーター:スガ シカオ)。その時代、その場所で、どんな音楽を聴きたいか―――時代を越えて、国境を越えて、ナビゲーターのスガ シカオが旅好き・音楽好きのゲストと共に音楽談義を繰り広げる、空想型ドライブプログラムだ。ふたりは、「1980年代初頭の栃木」を空想ドライブした。
斉藤は最新アルバム『55 STONES』が発売中。
斉藤和義、本格的にギター作り中
コロナ禍をきっかけにギターづくりに目覚めたという斉藤は、現在5本目となるギターを制作中とのこと。スガも入っているというグループLINEで進捗を報告することもあるのだとか。スガ:(自作ギターの)音はどうなの? 「これはけっこういいぞ」ってなるもの?
斉藤:なるのもあるよ。このあいだ、ちゃんとギター雑誌の企画でギターを作る先生にいろいろイチから全部教わりながら作ったりしたやつは、すごくよくなったよ。
スガ:先生なりの鳴らせるコツがあるんだ。
斉藤:そう。細かいんだよ、すごく。ネックのジョイントがどうだとかさ。「フレット打ち」とかまで全部やったんだけど。
スガ:そんなところまでやったの?
斉藤:ネックのカンナがあるのよ。
スガ:ネックを削るカンナみたいなこと?
斉藤:そうそう。
スガ:それじゃないと、いわゆるああいうちょっと丸みを帯びたというか、手にしっくりくるのが削れないんだ。
斉藤:すごく小っちゃいカンナでやるんですよ。
スガ:スゲエなあ、俺は「よく自分でギター作る気になるな」と思っちゃうな。
ミュージシャンは引退がない。ふたりはいつまで続ける?
斉藤が空想ドライブの1曲目に選んだのはAC/DCの『You Shook Me All Night Long』で、ヘビーメタルへの愛を語った。スガ:和義くんが選んでくるだろうなとは思っていました。
斉藤:1980年リリースの(『You Shook Me All Night Long』が収録された)『Back In Black』というアルバムがあって。このころはヘビメタ少年だったので。高校ぐらいのときは。だから今日はそっちばかり選曲してきたんです。
スガ:ものすごい、いまでも時々顔を出しますもんね、ヘビメタ少年が。
斉藤:そう?
スガ:ギターのリフとかさ。
斉藤:ああ、そうね。やっぱり「三つ子の魂(百まで)」って感じですかね(笑)。
スガ:そうね(笑)。
番組では『You Shook Me All Night Long』をオンエア。66歳と、還暦をすぎても現役のアンガス・ヤング(ギター、ボーカル)の話題から、それぞれの引退の時期についてトークを繰り広げた。
スガ:(アンガス・ヤングは)いまだに短パン穿いてるもんね。
斉藤:穿いてるね。でもお兄ちゃん死んじゃったんだよね、マルコム・ヤング。
スガ:だってもう、いい歳よね? でも現役なんだ、スッゲえな。これ、俺いつも思うんだけどさ、俺らはいつ? 引退ないじゃん、いつまでやるんだろうね。
斉藤:うーん……。
スガ:まあ、いつまでやるのかはいいとして「どう終わるのかな?」っていう。
斉藤:まあ「死んだら」なんじゃないの? きっと。
スガ:ハハハハハ! そうなのかな。
斉藤:気持ち的に「もういいか」とはならないでしょ?
スガ:なんないよ、絶対ならない。インディーズとかでも、別に普通にやるもんね。
斉藤:だろうね。「YouTubeもあるしね」とかね。
スガ:なんでもいいからきっと、探してやり続けるよね。やっぱりじゃああれだ、具合が悪くてステージに立てなくなるまで。
斉藤:そうなんじゃないかな。
スガ:それもかっこいいけど。
一方で、斉藤は「俺はギターを作る側にいく気がする(笑)」ともコメント。スガも「ちょっとそんな気はする」とうなずいた。
スガ:ビンテージの楽器とかも大好きだもんね。
斉藤:でも最近はそこまでじゃない。大体わかったというか。あとは自分で楽しいって感じ(笑)。
スガ:本当? なんかほら一時期、アメリカのeBay(通販サイト)とかでさ、ものすごいスネアとかドラムを買いあさっていた時期もあったじゃない。
斉藤:あったねえ。だいぶそろったから、もうあんまり(笑)。
スガ:だいぶそろったんだ(笑)。もうそこまで欲が(なくなった)?
斉藤:……でもないかな? ちょこちょこは。なんか「ペダルを見つけた」とか、そんなのは(ある)。
スガ:「ペダルを見つけた」って(笑)。
ヘビメタの語源に驚き?
ヘビーメタルの語源について、スガは「Hi, Mercedes」と話しかけるだけで起動する対話型インフォテイメント・システム「MBUX」に尋ねた。MBUX:ヘビーメタルという言葉が最初に世に出たのは、ビートニクの代表的作家、ウィリアム・バロウズの小説でした。バロウズはヘビーメタルという単語を「依存性の高い薬物のメタファー」として使用していましたが、これをアメリカの音楽雑誌『ローリング・ストーン』のライターであるレスター・バングスが、レッド・ツェッペリンやブラック・サバスの音楽をレビューする際に使い出したのが始まり、と言われています。ヘビメタは一般的にはディストーション(歪み)を強調したラウドなロックの呼び名となっていますが、現在では細分化が進み、デスメタルやスラッシュメタルなどのサブジャンルが活発になっています。
スガ:意外なヘビーメタルの成り立ちを聞いたわけなんですけれども。
斉藤:ウィリアム・バロウズだったんだね。『裸のランチ』の人でしょ?
スガ:その人が作ったの? そうなの。
斉藤:言葉はそうだったんだ。
スガ:面白いね。ハードロックとヘビーメタルの境目がどこだったかなんてのは、よく議論されますけれどね。多分この辺なんだろうね。1980年代初頭ぐらい。それで分かれて「あれはメタルじゃねーだろ」みたいなね、よく議論をしていたような気がしますけれども(笑)。
斉藤:そうだね(笑)。
斉藤の最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
スガが空想ドライブをナビゲートする『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』のオンエアは、毎週日曜21時から。
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