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ユニゾン・斎藤、秋山黄色の楽曲制作を掘り下げる! 曲が浮かんだ時点で「ざっくり完成している」

ユニゾン・斎藤、秋山黄色の楽曲制作を掘り下げる! 曲が浮かんだ時点で「ざっくり完成している」

J-WAVEで毎週月曜から木曜に放送中の番組『THE KINGS PLACE』。注目のアーティストが曜日ごとにナビゲーターを務める番組だ。

1月からの水曜ナビゲーターは、UNISON SQUARE GARDEN / XIIXの斎藤宏介。3月10日(水)に放送された「KINGS MEETING」のコーナーでは、秋山黄色がリモートでゲスト出演。コロナ禍でのライブへの思いや活動についてトークを展開した。

アンコールができるか保証できないくらいのテンションでやりたい

斎藤と秋山の出会いは食事の場。一緒に仕事をするのは今回がはじめてだが、トークは和気あいあいと始まった。

秋山は3月6日からライブツアー「一鬼一遊TOUR Lv.2」をスタートした。実に1年以上ぶりの有観客のワンマンライブとなる。

秋山:会場のキャパとかにこだわりがあるわけじゃないけど、ちゃんと歴史のあるライブハウスを踏襲していってみたいな流れだったんですけど、コロナの影響で一気にそれが途切れちゃって。もともとライブ映像を観るのが好きだったから「配信ライブも自分の作品になる」と思っていたけど、あまりにもそれが続きすぎているから、だんだん感覚もズレてきているし、昔みたいに戻りたいなと思い始めて、でもライブできなくてっていう。
斎藤:(秋山)黄色くんの有観客ライブがなくて生で観られなかった人も、今回のツアーには来ると思うんだよね。どんなライブにしようと思っているの?
秋山:昔はペース配分が全然できなかったんです。心ここにあらずというか、無我夢中になっちゃうタイプなので、初期の頃はライブの本編ですごく出し切っちゃってアンコールになると「本当に体力がなくて、できないんです」っていうことがけっこうあったんですよね。
斎藤:とてもわかります。
秋山:でも、最近はカッコいい見せ方とかセットを最後まで見ながらライブができるようになって。そういうライブを経て、セカンドアルバム『FIZZY POP SYNDROME』を作って、ちょっとピアノを入れてみたり、少しギターから離れている楽曲もあって、このタイミングでライブやるとなると見せ方が広がったんですね。

秋山は、今回のツアーはアンコールができるか保証できないくらいのテンションでやりたいと意気込みを語る。

斎藤:恐ろしいことを言うね(笑)。その心意気はよくわかるし素晴らしいけど、黄色くんの声は日本の宝だから、本当に喉には気を付けてね。俺は1回喉をぶっ壊して手術してるから。俺は最後から2番目の曲で喉をぶっ壊して、最後の曲はその残り香で歌うのがカッコいいと思ってたの。それやったら喉がぶっ壊れたから、どうか心意気はそのまま、日本の宝を守って。
秋山:日本の宝って(笑)。
斎藤:どう言ったらいいのかな。(黄色くんが)好きなんだよ(笑)。

作曲はカラオケとかボーリングと一緒

秋山が本格的に活動を始めてから、まだ2、3年。プロ意識はあるものの、自分を客席側からステージを観て「うわっ、なんだこの音楽は!」と楽しむような感覚も強いそうだ。

そんな秋山は、セカンドアルバム『FIZZY POP SYNDROME』をリリースした。ファーストアルバムと比べて、どんな違いがあるのか。

秋山:ファーストアルバムは、メッセージ性というか、自分の地元で培われたものというか、そういうものを全部出し切って聴かせているっていう気合いで出したので、(セカンドアルバムを)聴く側からすると「あの頃の曲が好きだ」みたいなことが起こるなと、ちょっと思ったんですね。だけど僕はすごく楽しんで作曲しているから、ちょっと遊び半分でやっているんだっていう一面が伝わったり、「楽しいと思えば何でもやるんだよ」ってキャラをわかったりしてくれればと思うので、タイミング的にも今アルバムを出せてすごくよかったです。

斎藤が楽曲制作を掘り下げると、秋山は「ちょっとお気楽な言い方ですけど、曲が振ってくるタイプ」と自身を分析する。

秋山:わりとできた状態で思いつくので。たとえばワンコーラスないし2Aくらいまで(浮かぶ)。それを模写の感覚で書いていくというか。
斎藤:バッと頭の中で浮かんで、それがすでに完成図になっていると。
秋山:ざっくりは完成している状態で思いついて、逆に言うとそれを思いついてから作業しているのかなって感じです。
斎藤:じゃあ、歌詞とメロディーがあって、コード進行があってとか、この楽器が入っていてまで浮かぶの?
秋山:この楽器が入っていてくらいまでいきますね。歌詞は修正するので、メロディーって感じですね。
斎藤:なるほど。すごいな。緊急事態宣言の期間に黄色くんに「何してるの?」って話になったときに「暇すぎて曲作ってます」って言ってきて(笑)。ああ、この人は曲作りがないと生きていけない人なんだなって思って。
秋山:本当に作曲ってカラオケとかボーリングと一緒ですよ。
斎藤:その感覚で曲を作ってるんだなと思って。その時に作っている曲を聴かせ合ったりとかしたよね。それがアルバムの最後の曲になってましたね。
秋山:そっか、『PAINKILLER』をそのとき作ってたんだ。
斎藤:めちゃくちゃいい曲だよね。

最後に斎藤は「対バンがしたい」と提案。秋山は「まだ恐れ多いけど、めちゃめちゃやりたい」と固い約束を交わした。

秋山黄色の最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。

新時代音楽王たちの集い『THE KINGS PLACE』の放送は、毎週月曜から木曜の25時から。

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2021年3月17日28時59分まで

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番組情報
THE KINGS PLACE
月・火・水・木曜
25:00-26:00