DISH//の北村匠海(Vo./Gt.)、橘 柊生(DJ/Key)が、コロナ禍でのライブ活動を振り返った。
ふたりが登場したのは、J-WAVEで毎週月曜から木曜に放送中の番組『THE KINGS PLACE』。注目のアーティストが曜日ごとにナビゲーターを務める番組で、11月の水曜ナビゲーターはDISH//が担当している。ここでは11月3日(火)オンエアの内容をテキストで紹介する。
DISH//はCDシングル『沈丁花』を11月17日(水)にリリースする。
北村:24歳は自由に生きることがモットーかな。好きなことやりたい。
橘:月に0.5時間しか休みがないって言われているけど。
北村:それが業界で有名で(笑)。
橘:それをネタにして笑い話にできる匠海のメンタルの強さはカッコいいと思うよ。
北村:最近思うのはメンタル強いんじゃなくて何かがバグってる。
橘:プログラムの何かがおかしくなってるんだ(笑)。
北村:足とかモヤモヤしてるから。浮いてる感じ。
橘:あはは(笑)。
北村:でも、こんなに「おめでとう」って言われる日はないよね。
橘:今日に限っては王様でいいんだよ。(スタジオに置いてある水も)自分がヨイショってしたら取れる水だけど、俺らをこき使って取らせてもいいし。
北村:マジで。
橘:でも、次の日になった途端、次の誕生日がいちばん遠い人間になるから、いちばんこき使われるよ。
北村:そんな手のひら返されたみたいになるの(笑)。
北村:柊生は親と仲がいいイメージあるけどね。
橘:仲いいっすね。どこ行っても自信満々に「僕はマザコンなんで」って言ってるんで。
北村:男はみんなマザコンですよ。
橘:マザコンっていいと思うんですよね。家族大好きっていう意味で。僕は普通にご飯作ってくれるタイミングとかでもサラッと「ありがとう」って言っちゃう。
北村:いい息子だね。
橘:キッチン行ってつまみ食いして怒られるっていまだにあるし。「ちょっと立って食べないで」ってとか言われる(笑)。
北村:すごくいい風景だね。うちは静かめな家族ではあると思うんだけど、大人になってお酒を一緒に飲むようになって、めっちゃ仲よくなった。
橘:やっぱりお酒飲めるようになると仲良くなるよね。
北村:子どものときは父も母も大人だと思っていたけど、いざ自分が大人になってみるとふたりも子どもな部分がたくさんあって。例えば、誰かが話しているのに、強制的に母が自分の話をし始めるとか、この年齢にならないと分からないことがたくさんある。
橘:母親もお酒飲むから、実家で一緒に飲むタイミングで1回テキーラを飲み交わしたことがある。
北村:かわいそうに。母も若いときを思い出すだろうね。
橘:親戚たちと家でカラオケしてお酒を飲んで、マジで親戚につぶされた(笑)。みんなめっちゃお酒が強くて。
新型コロナウイルスの影響もあり、DISH//は5月に約1年4カ月ぶりとなる有観客ライブを開催した。
北村:2020年はエンタメというか何もかもがストップしてしまって、僕らもライブがなくなったりしたよね。リリースから何から全部後ろ倒しというか、次はいつになることやらみたいな、空っぽな感じだった。そのときに僕がすごく思ったのは、アーティストとして、表に立つ人間としてまずここでポジティブに一歩を踏み出すのは我々の役目だなって。
橘:エンタメ業界にいる僕らが率先して人を前向きにするエネルギーを伝える人間でもあるからね。
北村:エンタメ業界って娯楽だから飲食業界とかよりもいちばん後回しにされてしまうジャンル。でも娯楽を全力でやってる僕らだからこそできることっていっぱいあったし、だからこそ曲を作ったり自分たちのライブを垂れ流してメンバーで見たり。
橘:そうだよね。
北村:配信ライブとかもありましたね。配信ライブは面白いなって思った。それこそサカナクションとかすごかったし。
橘:映像に関わっている匠海だからこそ出てくる案もあったよね。ライブ監督と映像監督が一緒に作品を作ったら面白いんじゃないかって発想も、映像をやってるからこその考え方だと思ったし、そういうところで「俺らもっとやっていくぞ」っていうか、エンタメを殺さないっていう意志をメンバー全員から感じたから、僕らメンバーだけの話をすると士気が高まった時期ではあったかもしれない。
北村はこの期間で人生観が変わったという。「ボーカルとしてもそうだし、一人の人間としての考え方も変わって今につながっている」と語り、「僕ら的には『猫』という曲に助けられた期間ではありました」とコメントした。
橘:あとこの時期から僕らは独学でDTMをやり始めて、ここから何か変わったかのごとく曲をたくさん作り出して。
北村:そういう欲にあふれてたというか。DTMにどっぷり漬かっちゃって、曲のことばっかり考えてた。
橘:何かあれば曲のことを考えるってことが楽しかった。
北村:僕はけっこう言葉から作るから、何を伝えたいかとか、自分たちの意志がそこではっきりできた感じがしました。
北村:僕らがそのとき思っていた「フラストレーションからポジティブなことから全部みんなで声をあげたい」ってことをはっとりくんに伝えてできたのがこの曲で。
橘:かなり長文ではっとりくんにLINEを送って。
北村:『僕らが強く。』は「届けたいことってこれだよな」って今でも思うし、ずっとあの頃から「誰かのために自分が強く生きるっていう選択をどうかしてほしい」っていう思いを持ってる。
コロナ禍で学生の目標だったインターハイやコンクールなどが軒並み中止になってしまっていることを耳にしたDISH//が、学生の力になれないかと思ったことをきっかけに、『僕らが強く。』の楽譜無償提供を行った。
北村:場所は違ったり実際に会えないかもしれないけど、この曲で学生生活の思い出をつくってほしいっていう思いも込めて、みんなで一緒に歌おうじゃないかと。一緒に奏でようじゃないかと。
橘:「この曲のおかげで思い出ができました」って学生の声も多かったし。
北村:本当にいろんな制約があるけど、なんとかこれで思い出をつくってほしいなと思って企画しました。
DISH//はCDシングル『沈丁花』を11月17日(水)にリリースする。また、12月16日(木)~18日(土)には結成10周年記念ライブ「DISH// 10th Anniversary Live」をパシフィコ横浜・国立大ホールで開催。
DISH//の最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
新時代音楽王たちの集い『THE KINGS PLACE』の放送は、毎週月曜から木曜の25時より。DISH//は水曜担当。
ふたりが登場したのは、J-WAVEで毎週月曜から木曜に放送中の番組『THE KINGS PLACE』。注目のアーティストが曜日ごとにナビゲーターを務める番組で、11月の水曜ナビゲーターはDISH//が担当している。ここでは11月3日(火)オンエアの内容をテキストで紹介する。
DISH//はCDシングル『沈丁花』を11月17日(水)にリリースする。
北村匠海はメンタルが強い?
この日、11月3日は北村の24歳の誕生日であり、リスナーから祝福のメッセージが多く届いた。北村:24歳は自由に生きることがモットーかな。好きなことやりたい。
橘:月に0.5時間しか休みがないって言われているけど。
北村:それが業界で有名で(笑)。
橘:それをネタにして笑い話にできる匠海のメンタルの強さはカッコいいと思うよ。
北村:最近思うのはメンタル強いんじゃなくて何かがバグってる。
橘:プログラムの何かがおかしくなってるんだ(笑)。
北村:足とかモヤモヤしてるから。浮いてる感じ。
橘:あはは(笑)。
北村:でも、こんなに「おめでとう」って言われる日はないよね。
橘:今日に限っては王様でいいんだよ。(スタジオに置いてある水も)自分がヨイショってしたら取れる水だけど、俺らをこき使って取らせてもいいし。
北村:マジで。
橘:でも、次の日になった途端、次の誕生日がいちばん遠い人間になるから、いちばんこき使われるよ。
北村:そんな手のひら返されたみたいになるの(笑)。
お酒を一緒に飲むようになって…
番組では「親に『ありがとう』と言うタイミングが分からない」というリスナーから「みなさんはどういうタイミングで親に『ありがとう』と言っていますか?」というメッセージが届いた。北村:柊生は親と仲がいいイメージあるけどね。
橘:仲いいっすね。どこ行っても自信満々に「僕はマザコンなんで」って言ってるんで。
北村:男はみんなマザコンですよ。
橘:マザコンっていいと思うんですよね。家族大好きっていう意味で。僕は普通にご飯作ってくれるタイミングとかでもサラッと「ありがとう」って言っちゃう。
北村:いい息子だね。
橘:キッチン行ってつまみ食いして怒られるっていまだにあるし。「ちょっと立って食べないで」ってとか言われる(笑)。
北村:すごくいい風景だね。うちは静かめな家族ではあると思うんだけど、大人になってお酒を一緒に飲むようになって、めっちゃ仲よくなった。
橘:やっぱりお酒飲めるようになると仲良くなるよね。
北村:子どものときは父も母も大人だと思っていたけど、いざ自分が大人になってみるとふたりも子どもな部分がたくさんあって。例えば、誰かが話しているのに、強制的に母が自分の話をし始めるとか、この年齢にならないと分からないことがたくさんある。
橘:母親もお酒飲むから、実家で一緒に飲むタイミングで1回テキーラを飲み交わしたことがある。
北村:かわいそうに。母も若いときを思い出すだろうね。
橘:親戚たちと家でカラオケしてお酒を飲んで、マジで親戚につぶされた(笑)。みんなめっちゃお酒が強くて。
ポジティブに一歩を踏み出すのは我々の役目だ
「KINGS MEETING」のコーナーではコロナ禍でのライブ活動を振り返った。新型コロナウイルスの影響もあり、DISH//は5月に約1年4カ月ぶりとなる有観客ライブを開催した。
北村:2020年はエンタメというか何もかもがストップしてしまって、僕らもライブがなくなったりしたよね。リリースから何から全部後ろ倒しというか、次はいつになることやらみたいな、空っぽな感じだった。そのときに僕がすごく思ったのは、アーティストとして、表に立つ人間としてまずここでポジティブに一歩を踏み出すのは我々の役目だなって。
橘:エンタメ業界にいる僕らが率先して人を前向きにするエネルギーを伝える人間でもあるからね。
北村:エンタメ業界って娯楽だから飲食業界とかよりもいちばん後回しにされてしまうジャンル。でも娯楽を全力でやってる僕らだからこそできることっていっぱいあったし、だからこそ曲を作ったり自分たちのライブを垂れ流してメンバーで見たり。
橘:そうだよね。
北村:配信ライブとかもありましたね。配信ライブは面白いなって思った。それこそサカナクションとかすごかったし。
橘:映像に関わっている匠海だからこそ出てくる案もあったよね。ライブ監督と映像監督が一緒に作品を作ったら面白いんじゃないかって発想も、映像をやってるからこその考え方だと思ったし、そういうところで「俺らもっとやっていくぞ」っていうか、エンタメを殺さないっていう意志をメンバー全員から感じたから、僕らメンバーだけの話をすると士気が高まった時期ではあったかもしれない。
北村はこの期間で人生観が変わったという。「ボーカルとしてもそうだし、一人の人間としての考え方も変わって今につながっている」と語り、「僕ら的には『猫』という曲に助けられた期間ではありました」とコメントした。
橘:あとこの時期から僕らは独学でDTMをやり始めて、ここから何か変わったかのごとく曲をたくさん作り出して。
北村:そういう欲にあふれてたというか。DTMにどっぷり漬かっちゃって、曲のことばっかり考えてた。
橘:何かあれば曲のことを考えるってことが楽しかった。
北村:僕はけっこう言葉から作るから、何を伝えたいかとか、自分たちの意志がそこではっきりできた感じがしました。
あふれる思いを詰め込んだ『僕らが強く。』
DISH//はコロナ禍真っ只中の昨年8月に『僕らが強く。』を配信リリース。この曲はマカロニえんぴつのボーカル・はっとりが楽曲提供した。北村:僕らがそのとき思っていた「フラストレーションからポジティブなことから全部みんなで声をあげたい」ってことをはっとりくんに伝えてできたのがこの曲で。
橘:かなり長文ではっとりくんにLINEを送って。
北村:『僕らが強く。』は「届けたいことってこれだよな」って今でも思うし、ずっとあの頃から「誰かのために自分が強く生きるっていう選択をどうかしてほしい」っていう思いを持ってる。
コロナ禍で学生の目標だったインターハイやコンクールなどが軒並み中止になってしまっていることを耳にしたDISH//が、学生の力になれないかと思ったことをきっかけに、『僕らが強く。』の楽譜無償提供を行った。
北村:場所は違ったり実際に会えないかもしれないけど、この曲で学生生活の思い出をつくってほしいっていう思いも込めて、みんなで一緒に歌おうじゃないかと。一緒に奏でようじゃないかと。
橘:「この曲のおかげで思い出ができました」って学生の声も多かったし。
北村:本当にいろんな制約があるけど、なんとかこれで思い出をつくってほしいなと思って企画しました。
DISH//はCDシングル『沈丁花』を11月17日(水)にリリースする。また、12月16日(木)~18日(土)には結成10周年記念ライブ「DISH// 10th Anniversary Live」をパシフィコ横浜・国立大ホールで開催。
DISH//の最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
新時代音楽王たちの集い『THE KINGS PLACE』の放送は、毎週月曜から木曜の25時より。DISH//は水曜担当。
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2021年11月10日28時59分まで
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番組情報
- THE KINGS PLACE
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月・火・水・木曜25:00-26:00
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