J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)。3月8日(月)のオンエアでは、仕事のモチベーションを構成する要素や、リモートワークで仕事の指示を出す際の注意点を紹介した。
リクルートキャリアが2020年12月に「モチベーションが低い人」の割合を調査すると、テレワーク実施前の割合は14.1パーセントだったが、実施後は22.5パーセントに急増したという。モチベーションを回復するのはどうすればいいのだろうか。
今回の放送では、「リモートワークで生産性を高める」をテーマに企業研修を行っているファイアー株式会社の代表取締役・長田卓史さんをゲストに招いて話を聞いた。まずは、モチベーションを構成する「5つの要素」を解説。
1:求められるスキルの多様性
長田:人は単純作業が嫌なので、スキルが多様な仕事を好みます。
2:仕事の全体像の把握
長田:仕事をパーツで渡されるのではなく、全体像を知ることでその役割の重要性を知ってもらうことが重要です。
3:仕事の重要性の実感
長田:やっている仕事が周囲や社会によい影響を与えている実感があるとやる気が出てきますよね。
4:仕事の進め方の裁量
長田:「金曜日までにやっておいてね」じゃなくて「この仕事いつまでにできる?」という風に、仕事のスケジュールに関与できていると相手のやる気がアップするんです。人は道具みたいに扱われるのは嫌ですからね。
5:上司や同僚からのフィードバック
長田:今言った要素のなかで、2と3と5のスコアがリモートワークの導入後に落ちているそうなんです。
この話を聞いたナビゲーターのサッシャは、「なるほど。コミュニケーションが減っていますもんね」と納得。必要最低限の業務連絡のみになってしまっている人もいるのかもしれない。
長田:マネージャーや上司の方は、仕事を任せるときと仕事のあとにやるべきことがあるんです。まず、仕事を任せる際は「任せる仕事を決める」「役割・意義を伝える」「スケジュールを部下に決定してもらう」の3つが大事です。仕事のあとは「よかった点」と「伸びしろ」を伝えてあげます。伝えるべきことは、課題ではなくて伸びしろなんです。
サッシャ:「こうすればもっとよくなるよ」ということですね。プロジェクトの立ち上げから終わりまでリモートで完結している人が増えていますが、そういった方たちのやる気を上げるコツを教えていただけますか?
長田:コツは2つあります。
●生産性を高める4つの観点を意識する
1:仕事の裁量を与える
2:適切なフィードバックをおこなう
3:メンバーとの信頼関係を構築する
4:心理的安全性の高い場所を提供する
●リモートミーティングに必要なコミュニケーションスキルを身に着ける
1:目が笑っていること
2:声のトーンを上げる
3:姿勢がよい状態で画面と向き合う
4:相槌の「はひふへほ」を活用する
長田:4は、相手の話に興味を持っていることを伝えるテクニックです。「はあ~! そうなんだ」「ひえ~! ビックリだね」「ふーん。それでそれで?」「へええ、そんなことがあったんだ」「ほお、驚いたなあ」のはひふへほで相槌を打っていくんです。
増井:大袈裟なくらいじゃないと、なかなか相手には思っていることが伝わらないんですよね。ナレーションの仕事をしているときは、そういったことを意識していました。
サッシャ:長田さんのおかげでたくさんのアドバイスを持って帰ることができそうです。
長田:ぜひ、オンラインでのコミュニケーションを楽しんでいきましょう!
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」では、気になるニュースをその裏側から光を当て、様々な視点から紹介する。放送は月曜~木曜の10時10分頃から。
モチベーションを構成する「5つの要素」
リモートワークの定着により、業種によっては一度も顔を合わせないままプロジェクトの立ち上げから納品まで行うケースも増えている。「会わなくても仕事ができる」と感じた人も少なくないだろうが、働く人々のモチベーションはどう変化したのか。リクルートキャリアが2020年12月に「モチベーションが低い人」の割合を調査すると、テレワーク実施前の割合は14.1パーセントだったが、実施後は22.5パーセントに急増したという。モチベーションを回復するのはどうすればいいのだろうか。
今回の放送では、「リモートワークで生産性を高める」をテーマに企業研修を行っているファイアー株式会社の代表取締役・長田卓史さんをゲストに招いて話を聞いた。まずは、モチベーションを構成する「5つの要素」を解説。
1:求められるスキルの多様性
長田:人は単純作業が嫌なので、スキルが多様な仕事を好みます。
2:仕事の全体像の把握
長田:仕事をパーツで渡されるのではなく、全体像を知ることでその役割の重要性を知ってもらうことが重要です。
3:仕事の重要性の実感
長田:やっている仕事が周囲や社会によい影響を与えている実感があるとやる気が出てきますよね。
4:仕事の進め方の裁量
長田:「金曜日までにやっておいてね」じゃなくて「この仕事いつまでにできる?」という風に、仕事のスケジュールに関与できていると相手のやる気がアップするんです。人は道具みたいに扱われるのは嫌ですからね。
5:上司や同僚からのフィードバック
長田:今言った要素のなかで、2と3と5のスコアがリモートワークの導入後に落ちているそうなんです。
この話を聞いたナビゲーターのサッシャは、「なるほど。コミュニケーションが減っていますもんね」と納得。必要最低限の業務連絡のみになってしまっている人もいるのかもしれない。
リモートワーク、モチベーションはどう高める?
リモートワークで働く人々には、5つの要素を踏まえた上でどのように対応すべきなのだろうか?長田:マネージャーや上司の方は、仕事を任せるときと仕事のあとにやるべきことがあるんです。まず、仕事を任せる際は「任せる仕事を決める」「役割・意義を伝える」「スケジュールを部下に決定してもらう」の3つが大事です。仕事のあとは「よかった点」と「伸びしろ」を伝えてあげます。伝えるべきことは、課題ではなくて伸びしろなんです。
サッシャ:「こうすればもっとよくなるよ」ということですね。プロジェクトの立ち上げから終わりまでリモートで完結している人が増えていますが、そういった方たちのやる気を上げるコツを教えていただけますか?
長田:コツは2つあります。
●生産性を高める4つの観点を意識する
1:仕事の裁量を与える
2:適切なフィードバックをおこなう
3:メンバーとの信頼関係を構築する
4:心理的安全性の高い場所を提供する
●リモートミーティングに必要なコミュニケーションスキルを身に着ける
1:目が笑っていること
2:声のトーンを上げる
3:姿勢がよい状態で画面と向き合う
4:相槌の「はひふへほ」を活用する
長田:4は、相手の話に興味を持っていることを伝えるテクニックです。「はあ~! そうなんだ」「ひえ~! ビックリだね」「ふーん。それでそれで?」「へええ、そんなことがあったんだ」「ほお、驚いたなあ」のはひふへほで相槌を打っていくんです。
増井:大袈裟なくらいじゃないと、なかなか相手には思っていることが伝わらないんですよね。ナレーションの仕事をしているときは、そういったことを意識していました。
サッシャ:長田さんのおかげでたくさんのアドバイスを持って帰ることができそうです。
長田:ぜひ、オンラインでのコミュニケーションを楽しんでいきましょう!
楽しげな三人。ここまでのオーバーリアクションではなくても、リモート越しのコミュニケーションではやわらかさを意識してみては。
この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。
番組情報
- STEP ONE
-
月・火・水・木曜9:00-13:00
-
サッシャ、増井なぎさ