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マリオの「ブロック」が叩ける! USJの新エリアなど、今年注目のエンタメを紹介

Nintendo properties are trademarks and copyrights of Nintendo. © Nintendo.

マリオの「ブロック」が叩ける! USJの新エリアなど、今年注目のエンタメを紹介

J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)。3月30日(火)のオンエアでは、新年度に押さえておきたいトレンドワードをチェックした。

さまざまな動きが制限されている昨今。「BEHIND THE SCENE」では新年度に押さえておきたいトレンドに注目。日経BPヒット総合研究所上席研究員・品田英雄さんをゲストに招き、人々の関心を集めているキーワードを取り挙げた。

2021年最新テーマパーク事情

最初のキーワードは「テーマパーク」。2020年は本来なら東京オリンピックによって、海外から大勢の観光客が訪れることが予測されていたため、テーマパーク各社もさまざまな企画を準備していた。今注目すべきテーマパークとは?

品田:現在オープンされているものですと、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの「スーパー・ニンテンドー・ワールド」が大人気になっています。マリオのゲームの世界がリアルに表現されています。
サッシャ:マリオの世界のハテナブロック、叩いてみたいなあ。

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Nintendo properties are trademarks and copyrights of Nintendo. © Nintendo./合同会社ユー・エス・ジェイのプレスリリースより

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで販売されている「パワーアップバンド」を装着すれば、ゲームキャラクターになりきってアトラクションを楽しめる。さらに、スマートフォンアプリやニンテンドースイッチと連動させて遊ぶことも可能だ。

品田:東京の話ですと、西武園ゆうえんちがリニューアルオープンすることが決まっています。春にオープン予定とのことですが、具体的な日程は未定です。中身が大注目のものでして、「1960年代の昭和の商店街」が再現されるそうなんですよ。
サッシャ:まるで『ALWAYS 三丁目の夕日』の世界観ですね。
品田:実は、まさに『ALWAYS 三丁目の夕日』の監督・山崎 貴が大型ライドアクションの監修を務めているんですよ。今の若い人たちにとっては懐かしくも“新しさ”を感じるテーマパークになりそうですね。

上質な日本のサービスを提供するラグジュアリーホテル

2つ目のキーワードは「ラグジュアリーホテル」。品田さんは「富裕層の外国人向けのラグジュアリーホテルに注目が集まっている」とコメント。客数は多くないものの、上質な日本のサービスを堪能できるのが特徴だという。例として2020年6月に開業した「エースホテル京都」、2021年3月16日に開業した「W Osaka」を挙げた。

品田:「エースホテル京都」をデザインしたのは建築家・隈 研吾さん、「W Osaka」をデザインしたのは安藤忠雄さんです。
サッシャ:どちらも日本を代表する世界的な建築家が関わっているんですね。
品田:同じく3月16日ですが、京都で「フォションホテル京都」が開業されました。
サッシャ:フォションって、紅茶でお馴染みのですか?
品田:そうなんですよ。しかも、世界で2つ目の店舗となっております。バスタブはなんと、清水焼で焼かれたものを使用しています。フランスのパリを感じる空間のなかで、日本のテイストも伝えてくださっています。
増井:ピンクがけっこう使われていて、けっこう写真映えしそうですね。
品田:なんと、客室にあるスイーツは食べ放題とのことですよ。
増井:本当ですか!? スイーツ好きにはたまらないですね。
品田:あとは、リゾートホテル「アマン」の創業者として知られるエイドリアン・ゼッカが新ブランド「Azumi(アズミ)」を立ち上げました。こちらは旅館でして、3月1日に広島県尾道市の瀬戸田で開業されました。紹介したホテルは部屋数が少ないので外国人観光客で埋まるのあかなと予想していたのですが、コロナ禍ですので日本人でも予約が取りやすいのかなと思います。

動画配信は次のステージへ

最後のキーワードは「動画配信」。新型コロナウイルス流行の影響を受け、ステイホームで過ごす人が増えた2020年。動画配信サービスや配信ライブが注目されたが、品田さんは市場が飽和しつつあり「淘汰が始まりそう」だと予測する。そんななかで、新しい動きが起こっているという。

品田:2020年はライブができない影響を受けて、動画配信サービスが一気に広がりましたよね。そんななか、ライブ配信専用スタジオ「BLACK BOX」が新宿御苑にオープンしました。幅9メートル、高さと奥行きが4メートルあり、LEDパネルに囲まれた状態でライブができます。さらにムービングライトが付いていて、カメラも5台常設されています。立体感あるライブ映像が配信できるので、観ている側に没入感を与えることができます。アコースティック向けのスタジオも用意されておりまして、2つのスタジオには数億円が投入されております。
増井:すごいですね。

「BLACK BOX」は「#ライブを止めるな!」というプロジェクトで、多くのアーティストのライブ活動を支援したTHE COO株式会社が設立した。

品田:4月10日(土)には、いきものがかりさんがニューアルバム『WHO?』の購入者封入特典である配信ライブをおこなう予定です。スタジオなんですが、LEDパネルを介してファンのコメントを表示させたり、ファンの方たちを映してアーティストと会話をすることが可能なんですよ。映像がすごいだけでなく、ファンと繋がれることにも重視した配信スタジオなんですよ。
増井:ファンの感想をアーティストがリアルタイムで共有できるのはうれしいですね。

THE COO株式会社が運営するコミュニティ型ファンクラブ「Fanicon(ファニコン)」でコミュニティを作成すれば、アーティストはこのスタジオを「実質タダ」で利用できるという。

品田:THE COOを介してチケットの販売配信を行えば、無料で利用できるそうです。
サッシャ:つまり、チケットの販売手数料で利益を得るってことですか?
品田:そうです。そして最終的には、ファンクラブのコミュニティを大きくしてもらうことが目標です。
サッシャ:なるほど。ファンクラブの会費の一部をもらう形なんですね。
品田:今ってライブ業界って大変な状況じゃないですか。コミュニティが大きくなった時点でTHE COOも利益をいただきますよという方針のようです。THE COOは現在、投資の段階ということですね。配信をする側としてはありがたい話だと思います。
増井:「BLACK BOX」から、新たなアーティストも登場してきそうですね。
サッシャ:あとは、ソニーでも音にまつわる話題があるそうですね?
品田:そうなんですよ。音楽を立体的に楽しめる「360 Reality Audio」を導入したコンテンツが国内配信されています。また、「360 Reality Audio」の制作に特化した「山麓丸(サンロクマル)スタジオ」が南青山で6月にオープンします。バイノーラルの最新版のような形で、日本で全面的に「360 Reality Audio」が広がりそうな気配です。
増井:どんな状況下でも新しいものがどんどん生まれてくることって頼もしいですよね。希望が生まれます。

J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」では、気になるニュースをその裏側から光を当て、様々な視点から紹介する。放送は月曜~木曜の10時10分頃から。

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