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今のファッションは「アップサイクル」がキーワード。『Numero TOKYO』編集長が語る

(画像素材:PIXTA)

今のファッションは「アップサイクル」がキーワード。『Numero TOKYO』編集長が語る

J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)。12月14日(月)~17日(木)のオンエアでは、今週はコロナ渦のピンチをチャンスに変えたアイデアを表彰する「NEW NORMAL NEW IDEA AWARD」を実施した。

12月14日(月)のオンエアでは、「ファッション部門」の大賞を決めることに。インターナショナル誌『Numero TOKYO』編集長・田中杏子さんがファッション業界の現状や、業界を盛り上げたキーワードを語った。

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コロナ禍によって苦境に立たされるファッション業界

アパレル大手「レナウン」の破産など、衝撃的なニュースが多かったファッション業界。コレクションの中止や工場の停止など、打撃は大きかったそうだ。

田中:ファッション業界では5月から6月ぐらいに「クルーズコレクション」という、秋冬のファッションを発表する場があるんですね。本来は世界中でやるものなのですが、今回はコロナによってなくなりました。ファッション業界的に、大打撃だったのではないでしょうか。また、コロナによって服を生産する工場がストップしてしまったり、配送に影響が出たりもしたんですよ。服を販売できたとしても、コロナ禍が影響してお店に人が来ないという状況が続いていますし、ファッション業界は現在苦境に立たされています。
増井:2020年はトレンドいう言葉もあまり耳にしなかった気がします。
田中:そうなんですよね。もともとファッション業界では、トレンド自体がなくなりつつある傾向にあったのですが、コロナによってそれがますます顕著になったと思います。
増井:今後もしばらくはファッション業界は停滞が続くのでしょうか?
田中:ファッションは人に元気を与えたり、社会に向けたメッセージを発信できるものなので、「止まってはいけない!」という意思でみんな頑張っていると思います。
サッシャ:力強いお言葉、ありがとうございます!

ジュエリー業界は好調

苦戦するファッション業界だが、ジュエリー業界は大躍進を遂げているという。

サッシャ:今ってジュエリーが売れているんですか? 意外ですね。
田中:コロナによって結婚式や銀婚式、カップルの記念日などがオープンな場で祝えない状態が続いていますよね。なので、「イベント用に貯めていた予算は、せっかくだったらジュエリーに使おう」と思った方が多かったのではないでしょうか。あとは「自分へのご褒美」としてジュエリーを買われた方も増えたように感じますね。
サッシャ:面白い傾向ですね。
田中:『Numero TOKYO』でもジュエリーに力を入れています。カルティエさんとコラボをしまして、劇団EXILEメンバーの町田啓太さんが出演する動画を作成しました。町田さんがカルティエのページボーイに扮して、大切な人にジュエリーを持って行くという内容です。



増井:気軽に外出できない状況が続いておりますが、ジュエリーを身に着けることで自身の気持ちを高めていきたいですね。私もジュエリーが欲しくなってきました。

さまざまなブランドが新たな試みをする1年だった

今年のファッション業界を盛り上げたキーワードとして、田中さんが最初に挙げたのは「ブランドメッセージ」。

田中:2020年のファッション業界は「ブランドメッセージ」がキーワードになったと思います。それぞれのブランドが、さまざまなメッセージを掲げた1年になりました。ブランド特有の個性を前面に出し、ブランドの歴史やレジェンドを昇華・発展させて「今をよりよく生きよう!」といったメッセージを発信していました。あとは、こんな時代になったしまった影響からか、2020年は「自然」に敬意を示したコレクションが多かったように感じました。あとは、ゲームとのコラボもありましたよね。
サッシャ:Nintendo Switchの『あつまれ どうぶつの森』ですね。発表したデザインと同じ服が、ゲーム内で着られるという企画がありました。
田中:そうなんですよ。そういった面白いアプローチをするブランドも増えた1年だったと思います。
サッシャ:日本のブランドだけではなかったですもんね。
田中:はい。マーク・ジェイコブス、ヴァレンティノ、TASAKIといった、さまざまなブランドがコラボをしていましたね。

アップサイクルでファッション業界を元気にする!

「アップサイクル」も、覚えておきたいワードのひとつだ。

サッシャ:アップサイクルとはどういう言葉ですか?
田中:リサイクルを昇華させた言葉でして、再利用ではなく、元の製品よりも価値の高いものを生み出すことを目的としています。今のファション業界は、すでにあるものを使ってアップサイクルをしようという流れが増えています。たとえばミュウミュウですと、ビンテージアイテムをアップサイクルしたコレクションの「アップサイクルド バイ ミュウミュウ」を発表しました。
サッシャ:ファッション業界では、アップサイクルという言葉をどんどん使っていっているんですね。
田中:そうなんですよ。服の生地の残りを使って、マスクを作るブランドもありましたね。あとは、何シーズンか前に使った布を活用して、新しいコレクションを生み出す動きも増えています。ファッション業界では、「CSR」(企業の社会的責任)をどのブランドもすごく考えており、産業廃棄物を生み出さないファッションづくりを取り入れてきていますね。SDGs(持続可能な開発目標)をCSRとして取り組んでいるからこそ、アップサイクルが広まっているのだと感じています。
サッシャ:買う側としても、アップサイクルが増えていけばSDGsに対する意識を高めていけると思います。自分が着ているものがどういった工程で生まれているのか、考えながら着ていきたいですね。

大賞は「アップサイクル」に。田中さんは今後のファッション業界について、「ファッションは“FUN”でないといけない」とし、地球環境やCSRも考えながらも、「洋服を着て楽しもうしもうよ」という軸は変わらないのではないか、と述べた。

J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」では、気になるニュースをその裏側から光を当て、様々な視点から紹介する。放送は月曜~木曜の10時10分頃から。

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