J-WAVEで放送中の番組『ACROSS THE SKY』(ナビゲーター:SKY-HI)のワンコーナー「IMASIA」。8月30日(日)のオンエアでは、韓国の人気ヒップホップ番組『SHOW ME THE MONEY』を紹介した。
SAKIKO:『SHOW ME THE MONEY』は、一言で言えばラップバトル番組です。ラッパーたちがいろんなミッションでバトルをしながら優勝を目指します。毎年、夏から秋の間に全10回程放送されていて、2020年で放送9年目です。元々はオーディション番組で新人発掘を目的としていましたが、現在はプロアマ問わず出場しています。小中学生も多く出演しますし、旬な売れ筋ラッパーやレジェンドクラスのラッパーたちも同じ土俵で戦います。
SKY-HI:面白い番組内容ですよね。
SAKIKO:どうしてもプロばかりが勝ち残ってはしまうのですが、アマチュアの方がいい結果やいい印象を残すことができれば、一気に人気を獲得できるチャンスがあります。
『SHOW ME THE MONEY』の面白さを語る上で、楽曲制作のドキュメントを取り上げる点も大きいという。
SAKIKO:ラップバトルと言えば、1対1でラップをするイメージが大きいですが、『SHOW ME THE MONEY』では個人審査も重視します。ラップスキルや作詞能力、ラップスタイルに新しさがあるかなど、そういった審査を通過した人がラップバトルに挑戦できます。バトルも個人戦だけでなく、チームで一緒に曲を作ることもあるんですよね。
SKY-HI:照明の演出も考えるんですよね。
SAKIKO:そうなんですよ。ステージの魅せ方だったり、表情やモーションの表現力も評価に繋がります。ラップの上手さも大事ですが、協調性や個性も求められる番組だと思います。
SAKIKO:『SHOW ME THE MONEY』が放送されて韓国ヒップホップシーンが変わったと思う点は、アンダーグラウンドとメジャーの垣根をなくしたところですね。ヒップホップは以前から韓国でメジャーだったのですが、大衆に向けたポップスやバラードが多かったんです。だけど『SHOW ME THE MONEY』が放送されてから、アンダーグラウンドのラッパーも表に出るようになって、アンダーグラウンドとメジャーの音楽性の差がなくなりました。番組が与えた影響は、そこが一番大きいんじゃないかなと思います。
SKY-HI:純然たるヒップホップなんだけど、ポップスとしても強度が高かったり、アイドルのラッパーがガチガチのヒップホップをやったりしますもんね。
SAKIKO:そうなんです。お互いがちょうどいいところで落ち着いていますよね。
SKY-HI:なぜ、韓国のテレビ番組は成長を続けているのでしょうか?
SAKIKO:韓国では地上波よりも放送の縛りが少ないからか、ケーブルテレビのほうが元気なんです。『SHOW ME THE MONEY』も音楽専門チャンネルである「Mnet」で放送されています。番組製作費もすごくかけていますね。なぜかと言うと、スポンサーとの相乗効果が大きいからです。『SHOW ME THE MONEY』はスポーツメーカーがスポンサーなのですが、出演者がそのメーカーの服を着ているんですね。
SKY-HI:視聴率が高いから、宣伝効果が高いということですね。しかも「Mnet」って、世界中で契約者がいますしね。
SAKIKO:そうなんです。なので、スポンサー料を高額にすることができるんですね。
SKY-HI:K-POPの盛り上がりも、はやい段階から内需から外需に切り替えていましたよね。『SHOW ME THE MONEY』は国内外から人気を集めて、相乗効果を高めているんですね。
『ACROSS THE SKY』のワンコーナー「IMASIA」では、アジアのヒップホップカルチャーを紹介する。オンエアは10時40分頃から。
プロアマ問わずラップバトルに挑戦する番組『SHOW ME THE MONEY』
韓国ヒップホップムーブメントの火付け役のひとつと言われているのが、ヒップホップ番組『SHOW ME THE MONEY』だ。この日のオンエアでは、韓国のヒップホップとR&Bを中心に扱うウェブマガジン「BLOOMINT MUSIC」の運営者・SAKIKOさんが、『SHOW ME THE MONEY』について解説した。SAKIKO:『SHOW ME THE MONEY』は、一言で言えばラップバトル番組です。ラッパーたちがいろんなミッションでバトルをしながら優勝を目指します。毎年、夏から秋の間に全10回程放送されていて、2020年で放送9年目です。元々はオーディション番組で新人発掘を目的としていましたが、現在はプロアマ問わず出場しています。小中学生も多く出演しますし、旬な売れ筋ラッパーやレジェンドクラスのラッパーたちも同じ土俵で戦います。
SKY-HI:面白い番組内容ですよね。
SAKIKO:どうしてもプロばかりが勝ち残ってはしまうのですが、アマチュアの方がいい結果やいい印象を残すことができれば、一気に人気を獲得できるチャンスがあります。
『SHOW ME THE MONEY』の面白さを語る上で、楽曲制作のドキュメントを取り上げる点も大きいという。
SAKIKO:ラップバトルと言えば、1対1でラップをするイメージが大きいですが、『SHOW ME THE MONEY』では個人審査も重視します。ラップスキルや作詞能力、ラップスタイルに新しさがあるかなど、そういった審査を通過した人がラップバトルに挑戦できます。バトルも個人戦だけでなく、チームで一緒に曲を作ることもあるんですよね。
SKY-HI:照明の演出も考えるんですよね。
SAKIKO:そうなんですよ。ステージの魅せ方だったり、表情やモーションの表現力も評価に繋がります。ラップの上手さも大事ですが、協調性や個性も求められる番組だと思います。
『SHOW ME THE MONEY』が韓国ヒップホップシーンに与えた影響
『SHOW ME THE MONEY』が韓国ヒップホップシーンに与えた影響はどのようなものなのか。SAKIKO:『SHOW ME THE MONEY』が放送されて韓国ヒップホップシーンが変わったと思う点は、アンダーグラウンドとメジャーの垣根をなくしたところですね。ヒップホップは以前から韓国でメジャーだったのですが、大衆に向けたポップスやバラードが多かったんです。だけど『SHOW ME THE MONEY』が放送されてから、アンダーグラウンドのラッパーも表に出るようになって、アンダーグラウンドとメジャーの音楽性の差がなくなりました。番組が与えた影響は、そこが一番大きいんじゃないかなと思います。
SKY-HI:純然たるヒップホップなんだけど、ポップスとしても強度が高かったり、アイドルのラッパーがガチガチのヒップホップをやったりしますもんね。
SAKIKO:そうなんです。お互いがちょうどいいところで落ち着いていますよね。
SKY-HI:なぜ、韓国のテレビ番組は成長を続けているのでしょうか?
SAKIKO:韓国では地上波よりも放送の縛りが少ないからか、ケーブルテレビのほうが元気なんです。『SHOW ME THE MONEY』も音楽専門チャンネルである「Mnet」で放送されています。番組製作費もすごくかけていますね。なぜかと言うと、スポンサーとの相乗効果が大きいからです。『SHOW ME THE MONEY』はスポーツメーカーがスポンサーなのですが、出演者がそのメーカーの服を着ているんですね。
SKY-HI:視聴率が高いから、宣伝効果が高いということですね。しかも「Mnet」って、世界中で契約者がいますしね。
SAKIKO:そうなんです。なので、スポンサー料を高額にすることができるんですね。
SKY-HI:K-POPの盛り上がりも、はやい段階から内需から外需に切り替えていましたよね。『SHOW ME THE MONEY』は国内外から人気を集めて、相乗効果を高めているんですね。
『ACROSS THE SKY』のワンコーナー「IMASIA」では、アジアのヒップホップカルチャーを紹介する。オンエアは10時40分頃から。
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