
ピアニスト・角野未来が、兄の角野隼斗との対談のなかで、フランス生活のエピソードや大好きなコアラの魅力について語った。
この内容をお届けしたのは、3月16日(日)放送のJ-WAVE『ACROSS THE SKY』(ナビゲーター:小川紗良)のコーナー「TOKYO TATEMONO MUSIC OF THE SPHERES」。このコーナーでは角野隼斗が、音楽を通じたさまざまな“出会い”をもとに、楽曲とトークをお届けする。
【前週の記事】角野隼斗、妹・角野未来とメディア初の対談。お互いの“受験エピソード”を明かす
隼斗:先週は昔の話をしたので、今回は最近の話をします?
未来:してみますか(笑)。
隼斗:今はフランスに留学しているんですよね?
未来:そうです。2023年の9月から。
隼斗:引っ越したてのころにパリで会ったよね?
未来:パリに来て1週間ぐらいのときにお兄ちゃんが泊まりに来た。あのときは助かったよね(笑)。
隼斗:買い出しに行ったりね(笑)。
未来:そうそう。生活用品を揃えてくれた。布団とかバスマットを買いに行ったよね。あと、日本食材店に行ってめっちゃ買ってもらった(笑)。数週間ぐらいはいい暮らしができた。
隼斗:あれがあるから今があるって感じですね?
未来:そう! そろそろまた来ていただければうれしいです(笑)。
隼斗:2024年まではパリにいたけど、リヨンになっちゃったからね。なかなか行かないじゃないですか。
未来:でも、リヨンでコンサートしてたじゃん。もう来ないの? 私がいるあいだに来てくださいよ。
未来:ラヴェルだったりドビュッシーだったりと、ずっとフランス音楽が好きで。フランス音楽をもっと勉強したかったし、フランスの先生から習いたいという想いがあったので、ずっとフランス留学がしたかった。ちょうどコロナ禍もあって、留学のタイミングが難しかったんですけど、ついに2023年の秋からパリに1年住んで、今年からリヨンの学校に入ることになりました。
隼斗:リヨンでの1週間の暮らしはどんな感じなんですか?
未来:大学院のマスター課程だから授業自体はそんなに多くなくて、ふたつの授業と自分の実技のレッスンがある。あとは基本的に練習するのと、論文を書いてる。
隼斗:論文も書くんだ。フランス語で?
未来:フランス語で。
隼斗:大変だ! でも、引っ越したばかりのころは俺がフランス語をしゃべってドヤ顔をできたけど、今や天と地の差があるんじゃない(笑)?
未来:1年ちょっと住んでいるから、さすがにそうだね(笑)。日常会話はできる。だけど、論文を書くとなると専門用語だったり難しい文法だったりするから、そっちは先がまったく見えてない。
隼斗:そうか。論文でどんなことを書くかは決めてるの?
未来:だいたい決めてる。東京と長野、名古屋でリサイタルをさせてもらったんですけど、そこで演奏したメル・ボニスっていうフランスの作曲家(について書く)。
隼斗:女性作家なんだっけ。
未来:そう。ドビュッシーと同世代で、知名度はフランスでもそこまで高くないのだけど、書かれている曲はきれいなものがたくさんあって。その作曲家について論文を書こうと思ってる。
隼斗:こちらでは何を弾くんですか?
未来:ショパンの『舟歌』、シューベルトの『4つの即興曲』、ラヴェルの『高雅で感傷的なワルツ』『夜のガスパール』などを演奏する予定です。
隼斗:いいですね! プログラムはいつもどうやって決めますか? 俺の場合、いつもすごく時間がかかるんだけど。
未来:私もめっちゃ時間がかかる。だいたいは、最初に弾きたい曲があって、それをもとにテーマを見出して他の曲を決める感じかな。
隼斗:なるほど。
未来:今回の場合はシューベルトの即興曲を弾きたくて。というのも、上野の東京文化会館の小ホールで演奏することに自分のなかで節目感があるから。上野に10年以上通っていたし。
隼斗:(学校が)上野にあるもんね。
未来:いつも、上野公園を学校帰りに歩きながら、「どうやったらもっとうまくなるんだろう」と苦い思いを抱えて、文化会館の前を通ってた(笑)。スランプだったり、うまくいかないことが多かったときによく聴いてたのがシューベルトの即興曲で。慰められて癒されたということもあって、シューベルトを弾きたいなって最初に思った。あと、ラヴェルは今年生誕150周年でしょ?
隼斗:たしかに。
未来:「東京音楽コンクール」に出たときに会場が文化会館で、2次予選でラヴェルの『夜のガスパール』とかを弾いたんだけど、この会場にラヴェルが合うなって思ったの。あと、シューベルトとラヴェルって正反対というか、あまり並べられないイメージがあって。それを関連付ける曲として、『高雅で感傷的なワルツ』。この曲はラヴェルがシューベルトのワルツをお手本にして書いたものだと言われていて。
隼斗:そうなんだ! プログラムにいろんなバックグラウンドがあってすばらしいですね。楽しみです。
未来:聴きに来てくださるんでしょうか(笑)?
隼斗:もちろん! 日本にいたら行きます。
未来:私の大好きなコアラは、多摩動物公園にいる「あずまちゃん」です。
隼斗:めちゃくちゃ具体的だった(笑)。
未来:コアラのなかでも群を抜いてかわいいんですよ。ずんぐりむっくりしていて、本当にぬいぐるみみたいでかわいいです。日本に帰ってきて最初に買ったものがあずまの写真集(笑)。
隼斗:ちょっと待ってよ、写真集まであるの(笑)!?
未来:それもぜひ見てください。
隼斗:勝手に宣伝してる(笑)。実際によく見に行くんですか?
未来:リアルで行く時間はそんなにないけど、このあいだ鹿児島に行ったときはお兄ちゃんのコンサート前に(コアラを見に行った)。
隼斗:どっちがメインだろうって感じでね(笑)。
未来:コンサートがメインですよ(笑)。
隼斗:コンサートがなかったら付いて行きたかったね。
未来:あのときは雪だったから動物園に誰もいなかった(笑)。
隼斗:独り占めできるからいいやん。
未来:そうなの。贅沢な時間でした。
隼斗:コアラって1日20時間寝るんでしょ? それだけ寝てるってことは、行ってもたいてい寝てるってことだよね。
未来:そうなのよ! だからこそ、ちょっと動いたときにみんな大興奮する(笑)。そこにいる人たちは知り合いじゃないんだけど、みんなで連携して「動きましたよ!」「こっちの角度から見えますよ!」って感じで。コアラにもアイドルファンみたいに追っかけしているオタクの方がいっぱいいる。
隼斗:マジで!
未来:私はそういう人をInstagramとかXでいつもフォローして「いいね」してる。
隼斗:世界は広いなあ。
角野未来の最新情報は、公式サイトまで。
『ACROSS THE SKY』のコーナー「TOKYO TATEMONO MUSIC OF THE SPHERES」では、角野隼斗が音楽を通じたさまざまな“出会い”をもとに選曲と語りをお届けする。オンエアは毎週日曜11時30分ごろから。
この内容をお届けしたのは、3月16日(日)放送のJ-WAVE『ACROSS THE SKY』(ナビゲーター:小川紗良)のコーナー「TOKYO TATEMONO MUSIC OF THE SPHERES」。このコーナーでは角野隼斗が、音楽を通じたさまざまな“出会い”をもとに、楽曲とトークをお届けする。
妹のフランス暮らしを兄がサポート
前週に引き続き、角野隼斗の妹・角野未来がゲストとして登場。前回、3月9日(日)の放送時には、未来がピアノに興味を持ったきっかけや、高校受験にまつわるエピソードなどを語った。【前週の記事】角野隼斗、妹・角野未来とメディア初の対談。お互いの“受験エピソード”を明かす
隼斗:先週は昔の話をしたので、今回は最近の話をします?
未来:してみますか(笑)。
隼斗:今はフランスに留学しているんですよね?
未来:そうです。2023年の9月から。
隼斗:引っ越したてのころにパリで会ったよね?
未来:パリに来て1週間ぐらいのときにお兄ちゃんが泊まりに来た。あのときは助かったよね(笑)。
隼斗:買い出しに行ったりね(笑)。
未来:そうそう。生活用品を揃えてくれた。布団とかバスマットを買いに行ったよね。あと、日本食材店に行ってめっちゃ買ってもらった(笑)。数週間ぐらいはいい暮らしができた。
隼斗:あれがあるから今があるって感じですね?
未来:そう! そろそろまた来ていただければうれしいです(笑)。
隼斗:2024年まではパリにいたけど、リヨンになっちゃったからね。なかなか行かないじゃないですか。
未来:でも、リヨンでコンサートしてたじゃん。もう来ないの? 私がいるあいだに来てくださいよ。
フランス語で書く論文に悪戦苦闘
未来は現在、リヨン国立音楽院マスター課程に在籍中だ。そもそも、フランス留学を決めたきっかけはなんだったのだろうか。未来:ラヴェルだったりドビュッシーだったりと、ずっとフランス音楽が好きで。フランス音楽をもっと勉強したかったし、フランスの先生から習いたいという想いがあったので、ずっとフランス留学がしたかった。ちょうどコロナ禍もあって、留学のタイミングが難しかったんですけど、ついに2023年の秋からパリに1年住んで、今年からリヨンの学校に入ることになりました。
隼斗:リヨンでの1週間の暮らしはどんな感じなんですか?
未来:大学院のマスター課程だから授業自体はそんなに多くなくて、ふたつの授業と自分の実技のレッスンがある。あとは基本的に練習するのと、論文を書いてる。
隼斗:論文も書くんだ。フランス語で?
未来:フランス語で。
隼斗:大変だ! でも、引っ越したばかりのころは俺がフランス語をしゃべってドヤ顔をできたけど、今や天と地の差があるんじゃない(笑)?
未来:1年ちょっと住んでいるから、さすがにそうだね(笑)。日常会話はできる。だけど、論文を書くとなると専門用語だったり難しい文法だったりするから、そっちは先がまったく見えてない。
隼斗:そうか。論文でどんなことを書くかは決めてるの?
未来:だいたい決めてる。東京と長野、名古屋でリサイタルをさせてもらったんですけど、そこで演奏したメル・ボニスっていうフランスの作曲家(について書く)。
隼斗:女性作家なんだっけ。
未来:そう。ドビュッシーと同世代で、知名度はフランスでもそこまで高くないのだけど、書かれている曲はきれいなものがたくさんあって。その作曲家について論文を書こうと思ってる。
長い時間をかけてプログラムを組むふたり
未来は7月13日(日)に東京文化会館小ホールにてピアノリサイタルを開催する。隼斗:こちらでは何を弾くんですか?
未来:ショパンの『舟歌』、シューベルトの『4つの即興曲』、ラヴェルの『高雅で感傷的なワルツ』『夜のガスパール』などを演奏する予定です。
隼斗:いいですね! プログラムはいつもどうやって決めますか? 俺の場合、いつもすごく時間がかかるんだけど。
未来:私もめっちゃ時間がかかる。だいたいは、最初に弾きたい曲があって、それをもとにテーマを見出して他の曲を決める感じかな。
隼斗:なるほど。
未来:今回の場合はシューベルトの即興曲を弾きたくて。というのも、上野の東京文化会館の小ホールで演奏することに自分のなかで節目感があるから。上野に10年以上通っていたし。
隼斗:(学校が)上野にあるもんね。
未来:いつも、上野公園を学校帰りに歩きながら、「どうやったらもっとうまくなるんだろう」と苦い思いを抱えて、文化会館の前を通ってた(笑)。スランプだったり、うまくいかないことが多かったときによく聴いてたのがシューベルトの即興曲で。慰められて癒されたということもあって、シューベルトを弾きたいなって最初に思った。あと、ラヴェルは今年生誕150周年でしょ?
隼斗:たしかに。
未来:「東京音楽コンクール」に出たときに会場が文化会館で、2次予選でラヴェルの『夜のガスパール』とかを弾いたんだけど、この会場にラヴェルが合うなって思ったの。あと、シューベルトとラヴェルって正反対というか、あまり並べられないイメージがあって。それを関連付ける曲として、『高雅で感傷的なワルツ』。この曲はラヴェルがシューベルトのワルツをお手本にして書いたものだと言われていて。
隼斗:そうなんだ! プログラムにいろんなバックグラウンドがあってすばらしいですね。楽しみです。
未来:聴きに来てくださるんでしょうか(笑)?
隼斗:もちろん! 日本にいたら行きます。
妹が語る「コアラの魅力」
未来が大のコアラ好きだと把握している隼斗は、妹に向けて「コアラへの愛を語ってください」と促した。未来:私の大好きなコアラは、多摩動物公園にいる「あずまちゃん」です。
隼斗:めちゃくちゃ具体的だった(笑)。
未来:コアラのなかでも群を抜いてかわいいんですよ。ずんぐりむっくりしていて、本当にぬいぐるみみたいでかわいいです。日本に帰ってきて最初に買ったものがあずまの写真集(笑)。
隼斗:ちょっと待ってよ、写真集まであるの(笑)!?
未来:それもぜひ見てください。
隼斗:勝手に宣伝してる(笑)。実際によく見に行くんですか?
未来:リアルで行く時間はそんなにないけど、このあいだ鹿児島に行ったときはお兄ちゃんのコンサート前に(コアラを見に行った)。
隼斗:どっちがメインだろうって感じでね(笑)。
未来:コンサートがメインですよ(笑)。
隼斗:コンサートがなかったら付いて行きたかったね。
未来:あのときは雪だったから動物園に誰もいなかった(笑)。
隼斗:独り占めできるからいいやん。
未来:そうなの。贅沢な時間でした。
隼斗:コアラって1日20時間寝るんでしょ? それだけ寝てるってことは、行ってもたいてい寝てるってことだよね。
未来:そうなのよ! だからこそ、ちょっと動いたときにみんな大興奮する(笑)。そこにいる人たちは知り合いじゃないんだけど、みんなで連携して「動きましたよ!」「こっちの角度から見えますよ!」って感じで。コアラにもアイドルファンみたいに追っかけしているオタクの方がいっぱいいる。
隼斗:マジで!
未来:私はそういう人をInstagramとかXでいつもフォローして「いいね」してる。
隼斗:世界は広いなあ。
角野未来の最新情報は、公式サイトまで。
『ACROSS THE SKY』のコーナー「TOKYO TATEMONO MUSIC OF THE SPHERES」では、角野隼斗が音楽を通じたさまざまな“出会い”をもとに選曲と語りをお届けする。オンエアは毎週日曜11時30分ごろから。
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