J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)では、ワンコーナー「CINEMA MUSIC PHENOMENON」をオンエア中。11月18日(月)から1週間限定で毎日、主題歌が社会現象となった映画をピックアップしている。11月19日(火)は、映画『グレイテスト・ショーマン』にスポットをあてた。
■サントラが世界中で大ヒット
2018年、日本でも大ヒットした映画『グレイテスト・ショーマン』。近代的なサーカスの創始者として知られ、19世紀なかばに現代のショービジネスの概念を生み出した実在の興行主・P.T.バーナム(ヒュー・ジャックマン)。その波乱万丈の生涯をドラマティックに描いた感動のミュージカルエンターテインメントだ。
サッシャ:アカデミー賞の主題歌賞にサントラから『This Is Me』がノミネートされました。また、映画のサントラでアルバムまるごとチャートインするというのは限られているんですが、全米アメリカ、全英イギリス、全豪オーストラリアの音楽チャートで1位。iTunesのアルバム配信ランキングでは世界65の国と地域でナンバーワンに輝いています。
増井:どの曲もよかったですよね。
サッシャ:そうなんですよ。映画音楽は、実は『ラ・ラ・ランド』の曲にも携わっていたベンジ・パセックとジャスティン・ポールが担当。最近では、『アラジン』のサントラでもパセック&ポールが携わっています。パセック&ポールは今、映画音楽界とミュージカル界のビッグデュオといってもいいかもしれません。
■曲の使い方が絶妙
サッシャは、「キャラクターたちのそれぞれの想いが曲で表されている。だからこそ、感情が揺さぶられる。そして、どの曲もストーリーテリングの入れ込み方がうまい。曲の使い方がとにかく絶妙」だとサッシャは語る。そして、具体的な曲を例に挙げた。
サッシャ:たとえば、4分間くらいの『A Million Dreams』は、ちょうどP.T.バーナムが子どもから大人へと一気にタイムスリップするシーンで使われています。この歌を最終的に自分の子どもと一緒に歌って、世代の受け渡しも曲を通じて伝えていますね。あとザック・エフロンとゼンデイヤのシーンで流れる『Rewrite The Stars』。“一緒にはなれないの”“運命を書き換えようではないか”と近づいたり、離れたり……。揺れ動く気持ちやふたりの関係をサーカスのブランコにあてはめて表していました。
■『This Is Me』に込められた意味
この映画は、主演のヒュー・ジャックマンがどうしても作りたいと10年近く前からずっとあたため続けてきた企画。全曲オリジナルにこだわっており、そのなかの1曲が、アカデミー賞の主題歌賞にノミネートされた『This Is Me』だ
サッシャ:サーカスには当時社会的に虐げられていた、ちょっと変わり者の人たちが集まっていました。バーナムは、彼らにも生きる道をということでサーカスを設立したんですね。人とは違う特長を持った、たとえばキアラ・セトルはヒゲが生えた女性という設定でした。自分を出していく、ありのままの自分で生きていく、というメッセージが『This Is Me』には込められているんです。誰にでもあてはまる。そして、自分のテーマ曲にもなる一曲ですね。
楽曲に込められた思いを考えながら、改めて映画『グレイテスト・ショーマン』を観てみてはいかがだろうか。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
■サントラが世界中で大ヒット
2018年、日本でも大ヒットした映画『グレイテスト・ショーマン』。近代的なサーカスの創始者として知られ、19世紀なかばに現代のショービジネスの概念を生み出した実在の興行主・P.T.バーナム(ヒュー・ジャックマン)。その波乱万丈の生涯をドラマティックに描いた感動のミュージカルエンターテインメントだ。
サッシャ:アカデミー賞の主題歌賞にサントラから『This Is Me』がノミネートされました。また、映画のサントラでアルバムまるごとチャートインするというのは限られているんですが、全米アメリカ、全英イギリス、全豪オーストラリアの音楽チャートで1位。iTunesのアルバム配信ランキングでは世界65の国と地域でナンバーワンに輝いています。
増井:どの曲もよかったですよね。
サッシャ:そうなんですよ。映画音楽は、実は『ラ・ラ・ランド』の曲にも携わっていたベンジ・パセックとジャスティン・ポールが担当。最近では、『アラジン』のサントラでもパセック&ポールが携わっています。パセック&ポールは今、映画音楽界とミュージカル界のビッグデュオといってもいいかもしれません。
■曲の使い方が絶妙
サッシャは、「キャラクターたちのそれぞれの想いが曲で表されている。だからこそ、感情が揺さぶられる。そして、どの曲もストーリーテリングの入れ込み方がうまい。曲の使い方がとにかく絶妙」だとサッシャは語る。そして、具体的な曲を例に挙げた。
サッシャ:たとえば、4分間くらいの『A Million Dreams』は、ちょうどP.T.バーナムが子どもから大人へと一気にタイムスリップするシーンで使われています。この歌を最終的に自分の子どもと一緒に歌って、世代の受け渡しも曲を通じて伝えていますね。あとザック・エフロンとゼンデイヤのシーンで流れる『Rewrite The Stars』。“一緒にはなれないの”“運命を書き換えようではないか”と近づいたり、離れたり……。揺れ動く気持ちやふたりの関係をサーカスのブランコにあてはめて表していました。
■『This Is Me』に込められた意味
この映画は、主演のヒュー・ジャックマンがどうしても作りたいと10年近く前からずっとあたため続けてきた企画。全曲オリジナルにこだわっており、そのなかの1曲が、アカデミー賞の主題歌賞にノミネートされた『This Is Me』だ
サッシャ:サーカスには当時社会的に虐げられていた、ちょっと変わり者の人たちが集まっていました。バーナムは、彼らにも生きる道をということでサーカスを設立したんですね。人とは違う特長を持った、たとえばキアラ・セトルはヒゲが生えた女性という設定でした。自分を出していく、ありのままの自分で生きていく、というメッセージが『This Is Me』には込められているんです。誰にでもあてはまる。そして、自分のテーマ曲にもなる一曲ですね。
楽曲に込められた思いを考えながら、改めて映画『グレイテスト・ショーマン』を観てみてはいかがだろうか。
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