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脳が疲れたらウコン! アルツハイマー病の予防にも有効

画像素材:PIXTA 

脳が疲れたらウコン! アルツハイマー病の予防にも有効

脳が疲れると、集中力もダウンしてしまう。"賢くなる食事術"で、パフォーマンスを保とう。

医学博士・白澤卓二さんによると、脳の疲労回復には、納豆、ウコン、グレープフルーツがおすすめだという。それぞれの食材の効果と、集中力と判断力をアップさせる食事法を解説した。

【10月8日(火)『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)の「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」】


■納豆、ウコン、グレープフルーツはどうして脳にいい?

・納豆

白澤:納豆には良質な大豆のタンパク質が含まれています。タンパク質は分解されるとアミノ酸になります。脳はアミノ酸が非常に必要としており、疲れているのはアミノ酸が足りない状態。大豆は吸収効率がよく、納豆は疲れている脳のアミノ酸補給に最適なんです。

・ウコン

白澤:ウコンには、炎症を抑える働きがある「クルクミン」がたくさん含まれています。クルクミンはアルツハイマー病の予防にも有効だと、最近の研究でわかりました。アルツハイマー病は、脳に炎症がゆっくり起き、慢性炎症となります。クルクミンは、その炎症を抑えてくれるからなのです。

・グレープフルーツ

白澤:グレープフルーツには、ビタミンCやクエン酸が豊富に含まれています。細胞が疲労しているときは、乳酸が溜まっています。クエン酸は乳酸の代謝を促進して疲労回復させる効果があります。


⬛︎集中力を高める食事法

集中力を高めるには、糖質を減らして油を増やしていくことが重要だ。糖質は砂糖や小麦粉に含まれており、摂取すると集中力が一瞬上がるが、長続きはしない。

白澤:エネルギー源として、油は長続きします。最近はココナッツオイルをおすすめしています。飲んだり、食事に使ったりすると、集中力が長時間保たれます。

ほかには、豚肉や卵もおすすめだ。

・豚肉

白澤:豚肉にはビタミンBがたくさん含まれています。脳の神経細胞の代謝には、ビタミンB、特にビタミンB1をたくさん使います。豚肉には牛肉の10倍ものビタミンB1が含まれています。

・卵

白澤:コリンという物質が含まれています。特に、卵黄の部分は脳に必要なアセチルコリンという神経伝達物質の原料になります。卵と豚肉は脳に必要な原料補給ということで、集中力を上げるためにおすすめです。

⬛︎判断力がアップする食事法

判断力をアップさせるには、糖質を減らしてタンパク質をしっかりと摂ることが重要。

白澤:乳製品だったらヨーグルトと、大豆製品がおすすめ。ヨーグルトの乳酸菌は腸内環境のバランスを整えることがわかっています。脳に必要なセロトニンは8~9割が腸で作られます。腸が不健康になると判断力が鈍り、脳の機能も落ちてくることがわかっています。心やリズムを制御しているのがセロトニンという伝達物質。つまり、ヨーグルトは腸内環境をしっかりと作り、脳のリズムや心の問題をバックアップするわけです。ヨーグルトをしっかりと摂って、腸内環境を整えましょう。

『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」では、日々の生活をポジティブにする「健康」と「美」のトピックスを様々な視点で紹介している。放送は月曜~木曜の6時30分頃から。お楽しみに!

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr

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