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やる気がアップ! 脳内物質「ドーパミン」を出す方法を医師が解説

画像素材:PIXTA

やる気がアップ! 脳内物質「ドーパミン」を出す方法を医師が解説

やる気=モチベーションは、単に気持ちの問題ではなく、脳の働きが関係しています。「やる気アップのためには、人から褒められることが大事」と話すのは、脳神経内科医で作家の米山公啓さん。 医師として活動する一方で、作家としてもこれまでに280冊以上の著書を出版しています。米山さんに、“モチベーションをアップさせる脳の活用法”を訊きました。

【7月17日(水)J-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)のワンコーナー「SAWAI SEIYAKU SOUND CLINIC」】
http://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20190717105536


■やる気の出る「ご褒美」とは?

そもそも、モチベーション(やる気)とはなんなのでしょうか。米山さんによると、脳の中の報酬系と呼ばれる仕組みのことです。脳内で「ドーパミン」が分泌されると、満足度が上がり、快感につながります。

米山:人間が学習していくための重要な仕組みです。報酬があったり、達成したことがあると人間は再び努力をしていきます。ですので、仕事が終わったらなにかおいしいものを食べに行くとか、どこかに遊びに行くという目標を設定しておくと、目の前の仕事を一生懸命できます。これは単純ですが、非常に重要な話です。

とはいえ、目的自体がうまくいかなかったり、終わらなかったりすると満足度が上がらないので、途中で嫌になってしまいがち。そこで……。

米山:例えば「今日はここまでやったら、仕事をやめておいしいものを食べに行く」という設定にしたりするとやる気が上がります。また、人に褒められることもすごく重要。褒められると脳にドーパミンが出ます。普段、褒められることが少ない場合は、褒めてくれる人を探しておくことが大事です。配偶者や友人に「いいね」「上手だね」と言われて褒められるのは脳にとって重要であり、ドーパミンが出ることでさらにやる気が出てくる。この繰り返しによって学習がどんどん上がり、スキルもアップします。

コーナー後半では、リスナーの悩みに音楽を処方。「子供が反抗期でうまくコミニケーションが取れず、イライラしています。イライラを解消できる曲を処方してほしい」という依頼にJohn Mayerの『Daughters』をオンエア。この曲は「父親なら娘たちに優しくしなさい。娘たちも同じように愛してくれるから。女の子は恋人になり、母になる。だから、母親たちも娘たちによくしてあげて」と歌っていると解説しました。

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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone

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