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丈夫で繊細! 日本製の「手づくり傘」は、職人が1日4本しか作れない逸品

丈夫で繊細! 日本製の「手づくり傘」は、職人が1日4本しか作れない逸品

J-WAVEで放送中の番組『SEASONS』(ナビゲーター:マリエ)のワンコーナー「COME ACROSS TOKYO」。6月29日(土)のオンエアでは、東日本橋にある老舗の傘専門店「小宮商店」に注目しました。

【radikoで聴く! マリエが傘専門店を取材(2019年7月6日28時59分まで)】


■職人が一日で作るのは4本程度

老舗の傘専門店「小宮商店」

小宮商店は昭和5年から、傘専門店として製造卸をしていましたが、6年ほど前から小売店をオープン。現在は小売店とインターネットで傘を販売しています。創業当初は浜町にありましたが、昭和26年に東日本橋に移りました。傘は職人さんによる手づくり。今までは70代、80代の熟練の職人が多かったのですが、現在は若手の育成にも取り組んでいるそうです。3代目の小宮宏之さんにお話を伺いました。

小宮:実は、日本で流通してる傘の中で、日本製の傘は1パーセント以下なんです。
マリエ:そうなんですか!?
小宮:職人の数は都内でも20人ぐらいしかいないと言われています。ですので、当社としては若手の職人さんを育てて、もっと広めていこうと思っています。デザインの企画は、20代の女性の社員たちが担当しています。

職人の手作業による日本製の傘は、丈夫で繊細、デザインも豊富ということで海外でも人気。傘を求めて多くの外国人が来店します。店内には500種類ほどの傘が並んでいます。

企画・販売の担当者によると、最も幅広い年齢に人気のある傘は「かさね」シリーズだそうです。

担当者:生地は傘用に山梨県で織られています。普通の傘だと生地の端にミシン目があるんですけど、それがありません。傘を開くとシルエットもシャープで、UVカット加工を施されているので、晴れた日も楽しめます。傘の閉じ方にもこだわりがあって、普通に手で絞って閉じると濡れますが、この傘はベルトが付いていて、それを使うことで手を濡らさずに閉じることができます。

小宮商店の傘は細部までこだわり抜かれているため、一本を完成させるために多くの工程があります。ひとりの職人が一日で作ることができるのは4本程度。現在のシーズンは混んでいるため、生産が追いつかないこともあるそうです。

老舗の傘専門店「小宮商店」


■日傘男子にオススメの傘

現在、環境省が熱中症対策に日傘の使用を呼びかけたこともあり、“日傘男子”が急増しています。日傘男子にオススメの商品を訊きました。

担当者は「麻の生地を使って傘に仕立てたNatural Linenシリーズは、あえて何もコーティングを施していません。風通しが良く、見た目から清涼感があり、ファッション性の高い傘です。持ちやすさも人気です」と話しました。

老舗の傘専門店「小宮商店」

傘には名前を彫ることもできるので、ギフトにもピッタリです。

小宮商店の傘の値段は種類によって異なりますが、1万5千円から3万円ほど。平日は10時から18時までオープンしています。水曜日は20時まで。土曜日は月に2回、10時から17時まで営業しています。日曜は定休日です。ぜひ足を運んでみてください!

【この記事の放送回をradikoで聴く(2019年7月6日28時59分まで)】
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【番組情報】
番組名:『SEASONS』
放送日時:毎週土曜 12時-15時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/seasons

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